生産職になりたいのでDEXに極振りしたいと思います。   作:紙吹雪

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初めての連投なので初投稿です。


同職との出会い

「わぁ・・・!」

 

すごい・・・最近のゲームはこんなにも進んでいたのか・・・!って、別に昔のゲームも私はよく知らないのだけれどね。

見たところ、ここは城下町の広場だろうか?

 

「さて、これからどうしようかなっと。」

 

と言っても、実はもう決まっている。

どうも、【裁縫】や【鍛治】はスキルの巻物と言うアイテムを購入しないと習得出来ないらしい。スキルの巻物自体も初期値の所持金の3000Gで足りるらしい。

むふふ、行き当たりばったりとは違うのだよ!

 

「さて、それじゃあ行ってみよう!」

 

私は早速スキルの巻物を売っているお店を探して歩き出した。

 

 

 

 

◆◆◆◆◆◆

 

 

 

 

「ぜぇ、ぜぇ・・・・・・」

 

私は戦闘もしていないのに疲れ果てていた・・・

何故かって?理由は幾つかある。

 

まず、私の足が遅い。

おのれ、こんなことになるならAGIをもっと上げておけば良かった・・・

次に、私が人混みが苦手だからだ。

うえ、酔いそう。まさかここまで人が多いとは・・・

 

「う〜ん・・・」

 

困った、お店のある場所までは調べていなかった。くそう。

これからどうしよう・・・?

 

「あの〜?」

 

「ひゃいっ!??」

 

わっ!?ちょ、誰!?びびびびびってないし!?

ただいきなり話しかけられたらほらちょっと面食らったって言うかそもそも背後から話しかけてくるのは反則というかあばばばばば

 

「ええっと・・・」

 

ク、クールになるのだ私!ここかこういう時は一旦深呼吸をしてだないやすぐそばに人が居るのにそんなことしてる暇はあるのかどどどどうしよう

 

「何か困っていた様に見えたから話しかけたのだけれど〜。」

 

ふぅ、ふぅ・・・

よし少し落ち着いた。改めて背後を振り返ってみる。

すると、そこには話しかけてきたであろう女性がいた。ぱっと見年上に見える。すごい緊張する。

 

「え、ええっと・・・あの、そのー」

 

えーい!働け私の脳細胞!こんなところでつまづいていては人見知りの克服なんて夢のまた夢だ!

 

「あ・・・あの!」

「何かしら?」

「う、そ、その・・・ええっと・・・」

 

ダメだ、もう会話できない・・・無力な私を許してくれ・・・

 

「・・・・・・なんでもないです」

「え?」

 

そのまま私は立ち去ろうとした。やっぱり私には無理なのかな・・・

 

「いやいや、絶対困っているでしょう?」

「ぐっ・・・」

 

うぐぐ、だから私は会話が致命的に苦手なんだって!

そう言えたら少しは楽になれるのかもしれないが、残念なことに口が動かない。

 

「・・・もしかして、会話、苦手?」

「・・・!(ブンブン)」

 

その言葉に私は全力で首を縦に振った。た、助かった・・・

 

「ええっと、もしかして、街の外でレベル上げがしたいの?」

「(ブンブン)」

 

違う。私は生産職をやってみたいのだ。

 

「・・・じゃあ、もしかして生産職になりたいからスキルの巻物を買いたくてお店を探してる?」

「・・・!(ブンブン)」

 

そうです!そうなんですよ!

 

「だから、えっと、その」

「お店の場所を教えてほしいのかな?分かったわ!」

 

確信した。この人はいい人だ!

こうして私はこの女性プレイヤーさんの案内で無事にスキルの巻物を購入することが出来た。

お店を出て、私はお礼を言う。

「その、ありがとう、ごさいます・・・」

「ふふ、どういたしまして。まぁ私も生産職だし、同じ生産職のよしみよ」

 

え、そうだったんだ。初めて話をした相手が同じ生産職だなんて、意外と私はついているのかもしれない。

 

「あ、自己紹介をするのを忘れていたわね。私の名前はイズ。さっき言った通り生産職で、その中でも鍛冶を専門にしてるわ。調合とかも出来るけどね」

「わわ、私は、えと、ミルフィー、といいま、す」

「ミルフィーちゃんね。生産職になりたいのは何故かしら?こう言ってはなんだけど、あまり人気のある職ではないのだけれど・・・」

「あわわ、えっとそのそれはですね、え、えっと・・・」

「あ、どうしても知りたいわけじゃないから無理して話さなくても・・・って、お話が苦手なんだったっけ」

「(ブンブン)」

 

ここまで会話が続いたのは家族以外では滅茶苦茶久しぶりな気がする・・・

 

「うーん、そうだなぁ。最初は・・・・・・」

 

と、初心者におすすめな素材のあるフィールドまで教えてもらった。

本当に私は運がいいのでは?と思った。

そして、イズさんは私とフレンド登録までしてくれた。女神か。

私はイズさんにお礼を言い、教えてもらったフィールドに向かうためその場を後にした。

 

 

「ふふふ、最近は可愛い後輩プレイヤーが増えて嬉しいわ」

 

 

 

 

◆◆◆◆◆◆

 

 

 

 

早速教えてもらったフィールドである森にやって来た。が、

 

「はぁ、はぁ・・・」

 

もう結構疲れた・・・やはり、AGIに少しは振っておけば良かった・・・まぁ、いいか。折角ここまで来たし。

 

「それじゃ、行ってみよう!」

 

私は、ウキウキしながら森の奥に向かって行った。

 




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