生産職になりたいのでDEXに極振りしたいと思います。   作:紙吹雪

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ギルド結成

「三日振りだー!」

「おかえり、メイプル!」

「おかえりなさい!」

「早速だけど、メイプルがいない間にまた新しい要素が追加されたよ!」

「新しい要素?」

「そうなんです。【光虫】っていう金色の虫がフィールドに出るようになったんですよ」

「それを捕まえると、ギルドホームを買う権利が手に入るの!」

「ギルドホーム?」

「この街って、入れない建物いっぱいあるよね?

それを自分達の家に出来るの!」

「ええ!すごい!」

「今までは宿屋とか山小屋に泊まってたけど、これからは本拠地が出来るということですね。」

「じゃ、じゃあすぐ見つけに行こう!」

 

メイプルがログインして来なかった三日間、私はサリーと【光虫】集めに奔走していた。

 

「そう言うと思って・・・ジャジャーン!」

「メイプルが休んでいる間に取っておきました!」

「おお!流石サリーとミルフィー!」

「所持金も十分ありますし、いつでも家が買えますよ!」

「すごい!すごいよ!」

 

その後、いくつかの建物を探したのですが良い家が見つかりません。

 

「ちょうどいい家って中々無いね・・・」

「良いのは高かったり、もう誰かに買われちゃってたりね」

「今、いろんなギルドがどんどん増えてるらしいですからねぇ」

「そうなの?」

「うん。例えば前にも見かけた『炎帝の国』。ギルドマスターのミィって人が物凄いカリスマ力で仲間を集めて、今じゃ巨大ギルドになってるの」

 

ああ、たしか私と同じ匂いがした人だね。

 

「それから、第一回イベント上位者が集まってる『集う聖剣』。ギルドマスターはペインさんで、ドレッドさんやドラグさん、ティアラさんも参加してる。後、前にドラグさんが言ってたフレデリカって人も」

「・・・そのギルドとはあまり関わらないようにしたいです・・・」

「ああ、すごい追いかけられたもんね・・・」

「思い出させないでよ・・・」

「あはは・・・ん?」

 

メイプルがふと足を止める。前には、木をそのまま家にした感じの隠れ家的な雰囲気を感じさせる家があった。

 

「・・・あれは?」

「まだ空き家みたいですね」

 

私達はその家に足を踏み入れてみる。

中は思ってたより広い。

 

「ここ・・・良いかも」

「なんか隠れ家っぽいよね」

「私もそう思います」

「ここで良い?メイプル、ミルフィー?」

「うん!良いんじゃないかな!」

「私も気に入りました!」

 

静かな感じがとても良い。私はわいわい騒ぐのはあまり好きというわけではないから。

結局、ここを私達の家にすることに決めた。

サリーが扉に光虫の証を押しつける。

 

「これで、この家は私達の物になりましたー!」

「やったー!」

「わ、わーい!」

 

シロップも朧もエクレアも気に入ったみたい!

 

「でも、私達だけが使うにしては少し広いね?

 このホームだと・・・50人まで登録出来るって!どうする?」

「うーん・・・カナデとカスミを誘ってみよう!」

「そう言うと思った。じゃあ、早速メッセージを送ってみよう!」

「異議なし!・・・って、カスミさんは分かるけどカナデさんって?」

「ああ、その人はね・・・」

 

 

 

 

◆◆◆◆◆◆

 

 

 

 

街の広場にて。

 

「2人とも来てくれてありがとう!」

「僕も誘ってくれて嬉しいよ!」

「メイプルとサリーとミルフィーのギルドなら、此方からお願いして入れてもらいたいくらいだ」

 

2人は割とすぐに来てくれた。カナデさんは私とほぼ同じくらいの身長の赤毛で癖っ毛のある中性的な少年だった。若干私の方が高いかな?

 

「えへへ・・・」

「良かった、これからよろしく!」

「よ、よろしくお願いします、か、カナデさん!カスミさん!」

「そっちの人は初めましてだね。僕はカナデ、よろしくね」

「は、はい・・・」

 

すると、そこにイズさんとクロムさんが通りかかった。

 

「あ!クロムさん!イズさん!」

「あら〜メイプルちゃんサリーちゃん!ミルフィーちゃんも!」

「よ!」

「もしかしてデートですか?」

「え!?ええ!!?そそそ、そうなんですか!?」

「まさか!素材を取ってきた帰りよ」

「ん?もしかして第一回イベント八位のカスミさんか?そっちは・・・」

「カナデ!私の友達!」

「初めまして」

「おう。こっちこそよろしく」

「はっはーん。もしかして、ギルド結成の相談?」

「はい!今私達のギルドに入ってもらったところなんです!」

「そうだ!良かったらクロムさんとイズさんもどうですか!」

「顔見知りが多いと私がありがたいです・・・」

「俺たちが?」

「う〜ん、メイプルちゃんとサリーちゃんとミルフィーちゃんのギルドなら私も入ってみたいけど!」

「俺もだ。他のみんなが良ければだが・・・」

「カスミ?カナデ?どう?」

「うん、良いと思うよ」

「良かったー!サリーとミルフィーも賛成だよね?」

「もちろん!」

「私もです!」

 

こうして、私たちのギルドメンバーは7人になった。

 

 

 

「なかなか良い家じゃないか」

「たしかに〜。居心地が良さそうね!」

「ギルドマスターはメイプルだよな?」

「わ、私!?」

「当然!だってこの家もメンバーも、メイプルが決めたんじゃない!」

「僕も異議なーし!」

「わ、私も・・・」

「ご挨拶をどうぞ、マスター?」

「ふぇ、ええっと・・・じゃあ改めて、ギルドマスターのメイプルです!防御と毒攻撃には自信があります!よろしくお願いします!」

 

パチパチと拍手する。私にはリーダーなんて到底無理でしょうから助かりました。

 

「後は、ギルドの名前を決めないとね。」

「メイプルが決めてよ、ギルドマスターなんだし」

「そう?それじゃ・・・ミルフィー、何かある?」

「え!?私ですか!?」

 

急に私に振られても・・・あ、メイプルの顔笑ってる!?むぅ・・・

 

「えっと、えっと・・・最近食べたのは、メイプルシロップを掛けたホットケーキだから・・・ってそれだとメイプルさんと被っちゃう・・・」

「あらあら、食いしん坊さんね〜」

「だって美味しいんですもん!・・・太っちゃいますけど。特に最近胸元がちょっとキツくて・・・」

「「「「「「・・・・・・」」」」」」

 

え?なんでしょう、この沈黙・・・?

特にサリーの表情が暗いです。まるで、肥溜めで溺れかけているネズミみたいな顔をしている気がする。

 

「・・・さ、サリー?」

「・・・そっとしておいてあげてね。」

「・・・?は、はぁ・・・」

 

イズさんはそう言うけど・・・なんでだろう?

 

「・・・楓の木、楓の木っていうのはどうでしょう!」

 

少し暗くなった空気の中拍手の音が響いて、ギルドの名前が決定した。

また、学校で理沙が牛乳を飲んでいる姿を良く見かけるようになった。

 




評価、感想お待ちしております!

サリー「どうしたらそんな身体になるの・・・?」
ミルフィー「?えっと、毎日甘いもの食べたりしているだけですけど?」
サリー「」
メイプル「」
7/24 誤字修正しました。指摘してくれた方ありがとうございます!
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