生産職になりたいのでDEXに極振りしたいと思います。   作:紙吹雪

27 / 50
初投稿だッ!初投稿こそが道を切り拓くッ!
今回少し短めです。


暴虐と第三層

私達は二回層のボスに直面していた。

ボスは樹木の姿をしており、幹の部分が顔になっていて強そうだ。

 

「此奴を倒せば第三層、だな。」

「ああ。中々手強そうだが・・・」

 

私を含め、ギルメン全員がメイプルの方を振り返る。

サリーが代表してメイプルに話し掛ける。

 

「あの・・・じゃあ、どうぞ。」

「任せて!それじゃあまず、【捕食者】!」

「えぇ・・・?」

 

メイプルがスキル名を口にすると、メイプルの足元が真っ黒な光に覆われて、そこから真っ黒な何かが二本伸びてきました。

長さは三メートル程です。そいつは蛇のような姿で地面から直接生えていました。

樹木のボスが木の枝を伸ばしてそいつを拘束するが、すぐに振り払われる。

 

「【滲み出る混沌】!」

 

メイプルがまたスキル名を口にすると、そいつは樹木のボスに向かって攻撃を開始した。

その光景はさながらモンスター同士の戦いだった。

 

「そっかぁ、そんな感じか・・・」

「見る度に付属品が増えているのはなんでだろうか・・・?」

「どう取り繕っても、もうモンスター寄りだろ・・・」

「味方なら良いわ・・・味方なら。それにミルフィーちゃんも・・・

「む?どうかしたのか、イズさん?」

「あははっ!本当にメイプルは見てて飽きないなぁ!」

「「すごいです、メイプルさん!」」

「よーし、トドメは・・・【暴虐】!」

 

メイプルの体を黒い殻の様な物で包まれる。

そして、まるで心臓の様に鼓動を響かせた後卵の殻を破るようにメイプルの両サイドにいた化物に似た姿の化け物が姿を現しました。

メイプルの両サイドにいた化物に似た姿の化け物が姿を現しました。

違う点は何本もの手足が生えている点でしょうか。

メイプルの両サイドの化物は消えてしまいました。

 

化物が樹木のボスに突進して掴みかかる。ボスは化物を倒すためにと根や枝を使って反撃に出ます。

しかし、樹木のボスは化物を倒すに至らないどころか傷一つつけることが出来ませんでした。

化物は爪で幹を裂き、蹴りつけて陥没させ、口しかない頭部で喰らいつく。

しばらくそうして戦っていた二体だったが、結局耐えきれずに樹木のボスが倒れてしまった。

もはやモンスター同士の戦いではなく、化け物の蹂躙でした。

 

化物は呆然としていた私達の方に向かってのしのしと歩いてきます。

警戒する私達に向かって化物がなんと話しかけて来ました。

 

「いやーこれ、操作が難しいよ〜」

「その、メイプル、だよね・・・?」

「うん!ちょっと待ってて!」

 

すると、その化け物は光になって消え失せ、中からメイプルが出てきました。

 

「・・・あの、なんでしょう?今の・・・?」

「えっとね、【暴虐】って言ってね!装備の効果がなくなる代わりに、STRとAGIが 50増えて、HPが1000になって、HPが無くなっても元の状態に戻るだけ!」

「・・・ああ、遂に人間を辞めたのか・・・」

「ああ、辞めたな。間違いない」

「もうメイプルの行動は、気にしても仕方ないみたいね・・・」

「うんうん」

「あんなスキルがあるとはな・・・一度、戦ってみたいものだ」

「え、あれを見てそういう事良く言えるな!?」

「これでもっともーっとみんなのことを守れるよ!」

「うーん・・・私の『アレ』と少し似ている・・・?」

「ん?どうしたのミルフィー?」

「いや、なんでもないです。もう少し後に話します」

 

こうして私達は無事に第三層へと行く権利を手に入れた。

 

 

 

 

◆◆◆◆◆◆

 

 

 

 

「ここが第三層・・・!」

「第一層や第二層とは違う雰囲気だわ〜」

「面白いね!機械の世界だ!」

 

カナデの言った通り、第三層は歯車が沢山ある街があった。

こういう雰囲気も私は良いと思います。私はそこまで機械は好きではないですけど。

 

「取り敢えず手分けして、ここら辺のフィールドを一通り見回ってみよう」

「バラバラで?」

「来たばかりで情報が少ないからな。人海戦術ってやつだ」

「じゃ、二時間後に集合って事で!」

「了解!」

 

私達は別れて行動を開始した。

 

 

 

しかし、この街はなかなか面白そうな物が多い。

『DON'T TOUCH』と張り紙に書いてあるボタンとか、ジャンク品など、興味が尽きない。

 

「う〜ん、しかし・・・」

 

特に目ぼしい情報は見当たらなかった。

この街は高低差が激しく、どうやら購入できる機械を使って移動するのが前提のようです。

一応、私にかかれば絲で無理矢理移動することも出来ますし、その方が速いですが目立ちそうなのでやめておきましょう。

 

「うにゅ・・・」

 

どうも思うように行かないなぁ。どうしよう・・・

私が悩みながら街を歩いていても何も見つからない。

 

ふと横を見てみると裏路地があったので、入ってみる。

今まで普通の道ばかり歩いていたから何も見つけられなかったのかもしれない。

 

歩けども歩けども目に入ってくるのは歯車ばかり。流石は機械の街と言ったところだろうか。

 

「むむむ・・・何も無い・・・お?」

 

これは・・・マンホール?こんなもの他の場所にありましたっけ?

取り敢えず持ち上げてみる。滅茶苦茶重い。むぎぎ・・・

えーい!こうなったら!

 

「【絲生成】!うぎぎ・・・」

 

絲を作ってマンホールらしきものを持ち上げる。それでもかなり重かったが、なんとか持ち上がった。

 

「ぜぇ・・・ぜぇ・・・や、やっと開い・・・!?」

 

マンホールを持ち上げて中を覗こうとした瞬間、私は何かに引っ張られるように穴に引きずり込まれた!

 

「き、きゃー!?だ、誰か・・・!」

 

絲を使う暇もなく、私は穴に落ちて行った。

と言っても底は割と近く、落下ダメージも受けなかったが。

暗くて見えにくい・・・と思っていたらいきなり明かりがついた。

 

 

 

私は何故か牢屋の中に居た。

 

 

 

え・・・なんで?わ、私まだ何もしてないよ!?

 




雨に濡れると心まで冷たくなるんですね()

7/12 誤字修正しました。指摘してくれた方ありがとうございます!

10/25 誤字修正しました。指摘してくれた方ありがとうございます!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。