生産職になりたいのでDEXに極振りしたいと思います。   作:紙吹雪

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初投稿が初投稿なので初投稿です


機械神と機械仕掛けの堕天使

危なかった・・・あの時、頭を投げていなかったら今頃私は死んでいただろう。

私は今、狭い個室に立っていた。目の前には宝箱らしきものと魔法陣がある。私の首から上は地面に転がっているが。首から上だけが魔法陣に乗ると、どうやら身体も転移されるらしい。もし首から上だけ転移されていたら、私は多分死に戻っていただろう。首から上がダメージを受けると身体の方もダメージがいく。つまるところ、私の身体は離れていてもHPは共有しているということなのでしょう。転移の方は試した事はありませんでしたが、上手くいって良かったです。

 

取り敢えず首から上を持ち上げて首の上に乗せる。軽く首をポキポキと動かして異常がないか確かめた後、宝箱を開けてみる。

 

「何が入っているのかな〜っと」

 

中身は・・・スキルの巻物が2つあった。なになに・・・

 

【ギアチェンジ】

自分の一番高いステータスを別のステータスと入れ替える。

使用回数は一日二回。使用後、3時間の間解除不可。

 

【リミッター解除】

一分間、HPとMP以外の全ステータスを2倍にする。

その後、五時間の間HPとMP以外のステータスが75%減少し、再使用不可。

使用回数は一日二回。

 

成る程・・・便利なスキルだと思う。特に【ギアチェンジ】だ。このスキルを使えば一時的にメイプルみたいな防御力を得たり、あの双子の子達のような攻撃力を得ることが出来るという事。もう一つの【リミッター解除】も悪くない。デメリットが大きいが、【清濁併呑】と組み合わせると実質デメリット無しと同じだ。

 

これらのスキルの存在はかなり大きい。大きい、けど・・・

 

「・・・装備、イズさんにまた頼まないと・・・」

 

イズさん・・・すみません。また仕事が増えてしまいました。【ギアチェンジ】を使うなら新しい装備は必須になってくるだろう。

スキルの巻物を使うと、私は部屋にあった魔法陣に乗って、その場を後にした。

 

 

 

転移した場所は、私が先程までいた裏路地だった。ただ、マンホール的なものは無くなっていました。

 

「ふぅ・・・」

 

今日はもう疲れたので、私はログアウトして泥のように眠りました。いきなりは、卑怯です・・・

 

 

 

 

◆◆◆◆◆◆

 

 

 

 

数日後、私を含むギルドメンバーみんなでフィールドに集まっていた。そこはモンスターが少なく、人も居ない場所なので静かだ。

何故そんな場所に集まっているのかというと、メイプルと私の新スキルのお披露目の為だ。丁度、私の新しい装備が出来たのとメイプルがまた進化(?)して来たのがほぼ同じタイミングみたいだ。

 

「見せたいものって・・・まさか、まさかだよね?」

「私はもう、何が来ても驚かんぞ」

「俺もだ」

「ドキドキ・・・」

「ワクワク・・・」

「うふふ・・・」

 

イズさんの笑い方がちょっと怖い。あれは確か、私のお母さんが徹夜明けにしてた顔に似ている気がする。ありがたいんだけど恐ろしい。

新しい装備を着て、みんなの前に出る。

 

「ど、どうでしょうか・・・」

「おお!似合ってるぞ」

「イメージ一新だね」

「「綺麗です!ミルフィーさん!」」

「そ、そうかな・・・?」

 

新しい装備は、檳榔子黒(びんろうじぐろ)のドレスと短剣、それにティアラだ。INTとMPに特化した性能になっている。デザインはイズさんがして私が作ったものだ。

 

【堕天使のティアラ・Ⅸ】

【MP+160】

【INT+40】

 

【堕天使の小邪刀・Ⅷ】

【INT+60】

 

【堕天使の小魔刀・Ⅷ】

【MP+200】

 

【堕天使の黒衣・Ⅹ】

【MP+180】

【INT+50】

 

こんな感じの性能をしている。二刀流になったけど、多分振るう機会は無いかな・・・

 

「へ〜。似合ってるよ!ミルフィー!」

「え、えへへ・・・」

「それじゃあミルフィーちゃん。例のアレ、みんなに見せて?」

「はい!」

「さて、鬼が出るか蛇が出るか・・・」

 

クロムさん、失礼なこと言わないでください。

 

「じゃあ、今度は私が先に見せますね」

「うん、良いよ!」

「では・・・【堕天】!」

 

スキル名を口にすると、初めて使った時と同じように私の身体が変化していく。

髪は輝く白銀。目は血の色を思わせる赤。三対の翼は新月の夜と見間違いそうな漆黒。赤い輪っかが私の頭の上に乗っかる。私の姿はどこからどう見ても堕天使になった。

 

「わぁ!凄い!私とお揃いだね!」

「成程・・・そう来たか。」

「メイプルは天使だったが、ミルフィーは堕天使か・・・」

「黒いドレスが更に似合ってるな・・・」

「えへへ。あ、そうだ。まだあるんだった!【純然たる傲慢】!」

 

すると、私を中心に半径10m程の黒い円が出来た。

 

「これは、メイプルのアレと同類みたいな感じか?」

「えっとですね、この中に居ると相手はHPとMPを回復すると逆に減るようになって、味方は闇魔法で回復するようになります!あ、私はこの状態の時は闇魔法が使えます!」

「えげつないな・・・」

「メイプルのアレと合わせると相手は絶望しかないだろうな・・・」

「しかも、闇魔法で回復までするのか・・・」

 

メイプルさんのあれと合わせるともはや敵無しかもしれない。

そして・・・

 

「では、メイプル。見せて?」

「うん!じゃあ、完全に使っちゃうと目立っちゃうからちょっとだけ。【展開・左手】!」

 

メイプルがそう叫ぶと左手に巨大な機械のようなものが現れました。今度はそんな感じですか・・・

 

「いっくよー!はぁぁぁ!!」

 

すると、機械の先から赤いエネルギーみたいなものが飛び出し、少し離れた所にあった岩に直撃し、爆発した。岩は当然粉々になった。

 

「いいね、カッコいい!」

「「素敵です、メイプルさん!」」

「そっかー、今度はそう来たかー・・・」

「また付属品が増えたな」

「今度はメカか・・・」

「2人共味方ならいいの。味方なら・・・ふふふ」

 

むむむ、これは負けていられません!

 

「私もメイプルみたいに・・・」

「考え直せ!?」

「もうこれ以上人外は要らない!」

「待って、ミルフィー!」

「いいえ、待ちません!解除!そして【ギアチェンジ】!また【堕天】!」

 

【ギアチェンジ】でDEXをVITに変えてから堕天使になってみる。すると、身体の一部が機械になったまま堕天使になった。

あ、【ギアチェンジ】使うとこうなるんだ。

 

「言ってるそばからまた・・・!」

「もうメイプルとミルフィーの事は気にしないようにしよう・・・」

「ああ、そうだな・・・」

「おお!これでもっとお揃いだね!」

「そうだね!私、嬉しい!」

 

こうしてお披露目は終わった。今後はレベル上げなんかをするつもりだ。私自身は裁縫すればガンガンレベルが上がるけど、エクレアはそうもいかないしね。

さあ!頑張ろう!

 




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