生産職になりたいのでDEXに極振りしたいと思います。   作:紙吹雪

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3話目なので初投稿です


森での出来事

それから私は、ひたすら採集を続けていた。どうやら採集だけでもレベルは上がるようで今はレベル6になった。森にはあまり他のプレイヤーさんやモンスターも居ないのでとても静かだ。子供の頃の遠足を思い出す。このままずっと自然を楽しむのも・・・いや、忘れてはいけない。私の目的はあくまで人見知りの克服だ。それを忘れるのは良くない。

試しにステータスを確認してみる。

 

ミルフィー

Lv6

HP 32/32

MP 25/25

 

【STR 0〈+11〉】

【VIT 0】

【AGI 0〈+5〉】

【DEX 100】

【INT 0】

 

装備

頭 【空欄】

体 【空欄】

右手 【初心者の短剣】

左手 【空欄】

足 【空欄】

靴 【初心者の魔法靴】

装飾品 【空欄】

【空欄】

【空欄】

 

スキル

【鍛治】【裁縫】【採集】【短剣の心得I】

 

へ〜、こんな感じなんだ。う〜ん、AGI0だと思っていたけど、まさか装備で+5されているとは・・・つまり、私が遅いと思っていたのは思い込みだった・・・?

今から考えてみるとイズさんとはそこまで歩く速度は変わらなかったような・・・

うん、思い込みの力って凄いね、ははは。

 

あと、ステータスポイントってのが15あるらしい。どうしよう?

 

「うーん・・・」

 

AGIに振ろうかな・・・いや、ここは初志貫徹、全てDEXに注ぎ込もうじゃあないか!なに、もしもの時はやり直せば良いさ。

じゃあないか!なに、もしもの時はやり直せば良いさ。

 

さて、十分採集もしたし今日はもう帰ろうかな?

・・・いや、まだ時間もあるしもっと奥へ向かってみよう!

何か、こう、面白い何かがあるかもしれないし!

こうして私はさらに森の奥に向かっていった。

 

 

 

 

◆◆◆◆◆◆

 

 

 

 

「う〜ん・・・」

「どうしたんだ、イズ?そんなに唸って・・・」

「いや、メイプルちゃんの他にもう1人新人さんとお話したのだけど・・・」

「へー、どんな奴なんだ?」

「えっとね、すごい人見知りの激しくて、 生産職になりたいんだって。名前はミルフィーちゃんって言うの」

「え、生産職?人見知りをする奴には難しいんじゃないか?それと、もしかして女の子か?」

「・・・クロム?」

「ちょ、違う!違うんだって!俺はただまた女の子が後輩になっんだなって思っただけで・・・!」

「ふふ、冗談よ」

「あまり驚かさないでくれ・・・で、その子がどうかしたのか?」

「私ね、その子に初心者向けのフィールドを教えてあげたんだけどね」

「おう」

「あの辺りにはそこまでモンスターはいないんだけどね、奥の方に行くとかなり強めのモンスターが湧くことを伝え忘れちゃって・・・」

「あ〜、フレンド登録してるならメールは、したか?」

「したんだけどね、まだ読んでないみたいなのよ・・・そこでなんだけどね・・・」

「・・・俺に行って助けてやって欲しいと?」

「そんな感じかな」

「はぁ〜。分かったよ。ここから結構距離があるからなるべく急ぐが間に合わないかもしれんぞ?」

「それでもいいわ、お願いね♪」

 

 

 

 

◆◆◆◆◆◆

 

「ギャーーーーーーーー!!?」

 

なんで!?なんでこんな強そうなモンスターがいるの!?どうして!?

今、私は絶賛鬼ごっこ中だった。逃げる役は当然私。鬼役はなんか猪みたいな奴だ。クッソ怖い。

 

「ふぅ、ふぅ・・・ヒィ!?」

 

掠った!今絶対掠った!HP削れてるもん!ちょっと掠っただけでもう残りが四分の一位しかない!?やばいやばい!

 

「ぜぇ、ぜぇ・・・っは!?」

 

あ!あそこの大きな木!地上から2Mくらいのところ、中が空洞になってるみたい!

ええい、考えてる余裕はない!行くぞ!

 

「あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあ!!!」

 

身体全身を使って全力でジャンプする!

 

『スキル【跳躍I】を取得しました』

ええいそんなのは後だ!なんとか木の空洞には入れたが問題はあの猪がここまで来るかだ!

 

「・・・・・・・・・」

 

・・・どうやら大丈夫みたいだ。助かっ・・・

 

 

ピカー!

 

 

「ゑ?」

 

あの、なんか足元が光ってる・・・?これは・・・魔法陣?

たしか、事前情報だと魔法陣の上に乗ると何処かに転送されるらしいけど・・・まさか、隠しダンジョン!?

いやいやいやいや無理無理!私か弱い少女だよ!?しかも生産職志望だよ!?待って待って!ダンジョンってもっと多人数で装備も整えて挑むものなんじゃないの!?

 

「ええい、こんな所にいられるか!私は街に帰らせてもらう!」

 

私は空洞から出ようとするが、外を見るとあの猪がこっちを見ていた。

なるほど、最初から拒否権は無いわけか・・・

 

「一体全体どうしてこうなるの〜〜〜〜!!?」

 

一瞬の浮遊感の後、私の体は光に包まれた。

どうも、私は少し調子に乗るとこんな目に遭うらしい・・・




ミルフィーちゃんの容姿について
身長152cm、髪の色は緑でかなり長め。普段は前髪で目元が見えませんが前髪を上げると意外と美人さんです。胸は実はミィ以上カスミ未満で、結構大きい。彼女のぼっちの理由の一つが胸にどぎまぎして男子が話しかけられない事なんですが、本人はカケラも気付いていません。

7/5 誤字を訂正しました。指摘してくれた方、ありがとうございます!
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