生産職になりたいのでDEXに極振りしたいと思います。   作:紙吹雪

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ははははつ投稿です(ダダダダ天使的なノリで)



首狩り姫VS闇騎士

 

「う!?どっか行っちゃったよ!?」

 

「決闘ですよメイプルさん!たしか、そんなシステムがあった筈です」

「決着がついたら戻ってくると思いますけど・・・」

 

「ん?どうかしたの?」

 

「サリーさんがとても強いのは知っていますけど・・・」

「ミルフィーさんは大丈夫でしょうか・・・?」

 

「ああ!2人はミルフィーが戦ってる所を見たことないんだっけ!それなら平気だよ!ミルフィーはこう見えて私やサリーより頼りになるから!」

 

「ええっ!?」

「そ、そうなんですかっ!?」

 

「うん!特に戦っている時の表情がすっごく凛々しいって言うか・・・とにかく、ミルフィーは絶対に負けないよ!」

 

「だって私、ミルフィーのこと信じてるから!」

 

 

 

 

◆◆◆◆◆◆

 

 

 

 

迫りくる巨大な瓦礫を受け流す。かなりのスピードのそれは掠っただけでも即死になりかねない程の破壊力を持っている。受け流すのもやっとだ。それを振り回している本人は、無表情でこちらを伺っている。

 

———こいつ、かなり強い・・・

 

首狩り姫(マーダープリンセス)ミルフィーの実力は第一回イベントのハイライトムービーを視聴して知っているつもりだったが、予想以上だ。

まず、速度が第一回イベントよりもかなり速い。しかも、瓦礫の数も増えている。イベントでも見た巨大な鉄の塊の瓦礫と、槍のような形状をしたこれまた巨大な瓦礫を縦横無尽に操ってくる。これでは近づけない。

 

「くっくっくっ・・・やるなぁ、首狩りィ!」

「・・・とっとと倒れろ。」

 

・・・雰囲気も違う気がする。決闘前はおどおどしていて、正直あまり強そうには見えなかった。が、今は違う。まるで歴戦の戦士なのでは無いかという錯覚すら覚える。

 

「くっくっくっ・・・ふははは・・・ふーはっはっはっ!!」

 

だからこそだ!だからこそ面白い!

 

「さぁさぁ!ここからが本番だ!行くぞッ!」

「・・・早くしろ」

 

・・・調子狂っちゃうなぁ。まあ良い!

ここからは速攻で片付けるッ!

 

「【黒炎斬】!ぜあッ!」

 

炎と闇属性を纏った剣で糸に斬撃を喰らわせる。しかし、かなり頑丈なようで切れない。糸だから炎には弱いと思ったが・・・ならば!

 

「【黒雷斬】!【黒水斬】!・・・!」

 

どうやら、糸は水の攻撃には弱いらしい。これなら押し切れるッ!

 

「【黒水剣】!」

「ぐっ・・・【装着・大車輪】」

 

よし!糸をちゃんと切れる!これなら・・・なッ!?

彼女は新たな瓦礫を掘り出してきた。それは鉄の塊でも槍のようなものでもなかった。それはその2種類の瓦礫よりも更に巨大な大車輪とでも呼ぶべきものだった。その直径8mはありそうな大車輪を首狩りはぶん回してきた。

 

「ぐぉぉぉぉぉぉぉ!?」

「さっさと倒れろ・・・!」

 

あんな巨大なものまで使いこなすとは・・・!流石にこれは回避の一手だ。こんな攻撃を受け流そうとするなら相応のSTRと技術が必要になるだろう。私はSTRならそこそこ自信があるがあれを受け流す技量はない。これが第一回イベント二位の実力・・・!

 

「ぐはッ!?」

 

片手に車輪が掠った。この威力は不味い・・・もうHPが4割を切った。ならば一旦距離をとって体勢を・・・

 

「【射出・穿槍】っ!」

「ぐおぉぉぉぉぉぉぉ!?」

 

今度はあの槍のような瓦礫を5本も撃ち出してきた!?・・・くっ、これでは距離をとっても意味がない!こうなったら・・・

 

「はぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

彼女に向かって突進する!こうでもしなければ活路が見出せない!近づけば瓦礫のぶん回しも当たりにくい筈だ!進め!今ここで止まったら良い的になってしまう!

 

「ぐっ・・・おのれ」

「私はッ!絶対に負けられないッ!」

 

盟友であるミィに約束したからな・・・必ず情報集めて仇をとってくるってな!本当はギルド対抗戦で戦うつもりだったが、偶然会ったからには今!ここで!決着をつけるッ!

糸が足に絡みついてくるのを剣で切る。行く手を阻む障害を振り切って彼女に迫る。そして、遂に私の剣の間合いに到着するッ!

 

「はぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」

「しまっ・・・!?」

 

私は剣を振り下ろし・・・彼女の首を袈裟斬りにした。

勝った!これでなんとか仇は・・・なッ!?

 

「ど、どうして・・・」

「私に勝てると思った?ごめんね、そんな儚い希望を持たせて。私は自分で自分の首を切ったんだよ」

「ぐっ・・・!?」

「じゃあね。まあ、悪くは無かったよ」

 

巨大な瓦礫の影が私の真上に現れる。すまない、ミィ・・・

無慈悲な一撃が、私に振り下ろされ・・・あれ?

てっきりなんの躊躇いもなく攻撃されると思っていたが、いつまで待っても何の衝撃もやって来ない。何故だろうと顔を上げる。

 

 

すると、彼女・・・ミルフィーは何故か俯いて肩を震わせていた。Why?

 

「うう・・・わ、私ったら、しょ、初対面の人に失礼な事を・・・」

 

・・・なんだか、様子がおかしいな。

 

「うう!私のバカバカ!あぁぁぁ・・・穴があったら入りたい〜」

 

あ、なんか誰もいない時のミィに似てる。なんだ、ミィと同じタイプな感じか。それにしても・・・

 

「あのー、私がいること忘れてますー?」

「っ!?は、早く降参して下さいっ!」

「どうしよっかな〜」

「も、もうっ!は、恥ずかしい・・・」

「冗談だ。・・・よっと。では、また会おうッ!」

「え、ちょ、待っ・・・」

 

とっとと降参してこの場を去る。

今回の収穫は奴の首が外れるという事が分かったくらいか・・・まあ良い。次は必ず勝つッ!・・・だけど、意外だったな。かの首狩り姫(マーダープリンセス)がミィと同じロールプレイするタイプだとは、な。いや、あれは無意識か?戦闘中のみあんな感じみたいだし。

 

こうして決闘は私の負けで終わった。この経験は、次に生かすとしますか。

 

 

「うう・・・恥ずかしい・・・」

 

 

 

 

◆◆◆◆◆◆

 

 

 

 

ああぁぁぁぁぁぁぁ!?あ、あんな言動私はしてたのっ!?やだやだ、恥ずかしいよぉ!?

 

「ああぁぁぁぁぁぁぁ!?」

「あ、ミルフィー!おかえり・・・って、どうしたの!?」

「「ミルフィーさん!?」

 

ごふぅ・・・これは、今後戦闘は控えた方が良いかも・・・

 

「で、結果はどうだったの?」

「うう・・・あ、ちゃんと勝ったよ」

「流石ミルフィー!」

 

サリーの方も既に帰っていたみたいだ。

私達はサリーの決闘の結果を聞こうとしたが、サリーの提案でギルドホームに帰還してから話をすることになった。

 




遅れてすみませんm(__)m
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