生産職になりたいのでDEXに極振りしたいと思います。   作:紙吹雪

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久しぶりの連投なので初投稿です

アンケート、意外と運営の憂鬱が人気で驚いています。
次に人気なのはフレデリカのバストアップ大作戦です。君達胸好きすぎじゃない?



屍山血河

 

とある中規模ギルドの拠点にて。

 

「!?て、敵襲・・・ぎゃあぁぁぁぁぁぁぁ!?」

「ど、どうした!?」

「な、なんだアイツ!?」

「首が無いだとっ!?」

 

襲撃者はたった1人だった。特徴はローブをかぶっている事。金色の糸を漂わせている事。そして・・・首が無い事。そいつは巨大な瓦礫を地面から掘り出して振り回してきた。

 

「うわぁぁぁぁ!?」

「お、落ち着けぇ!魔法使いはファイアボールを!」

「「「「【ファイアボール】」」」」

 

しかし、その首の無い襲撃者は糸で自分の身体を動かして躱す。

 

「糸ってことは・・・ミルフィーか!?」

「くそっ!せめてオーブだけでも・・・あっ!?」

「な、なんだ!?オーブが無い!?」

 

いつのまにかオーブが無い。よく見ると、首の無い襲撃者は一本の糸でオーブを掴んでいた。襲撃者は糸を引き寄せて手でオーブに触ってストレージに入れると一目散に逃げ出した。

 

「ま、待てぇ!」

「ああ、くそっ。逃すな!」

「この野郎・・・ぶっ!?」

 

追いかけようとした矢先、1人が糸に引っかかって転んだ。すると、転んだ者はあの襲撃者が去って行った方に引き摺られて行った。

 

「い、嫌だぁぁぁぁぁぁぁあ!!助けてくれぇぇぇぇぇぇぇ!!!」

 

誰かが助けようと動いた。が、余りにも遅かった。少しでも対抗しようと地面を掴む。爪が地面にめり込む。しかし止まらない。引き摺られた者は、遂に見えなくなった。

 

まるで嵐にでもあったのでは無いだろうか。この光景を見た者はそう言いたくなる様な光景が広がっていた。木は薙ぎ倒され、地面まで抉れている。・・・先程の悲劇を見た被害者達は嵐よりもよっぽど怖い目に遭ったと主張するだろうが。

 

 

 

 

◆◆◆◆◆◆

 

 

 

 

「ふむふむ、これで5つ目です!」

「おーやったね、ミルフィー!」

「「流石です!ミルフィーさん!」」

「いえいえ、まだまだ始まったばかりですから油断出来ません」

 

ふーむ、やはり全員相手にせずとっととオーブを奪って逃げるのが一番効率が良いかな?サリーもそうしてると思う。取り敢えず、サリーに負けないように頑張ろっと。サリー、AGI結構高いから移動が速いんだよね。私の場合、首無しの状態で視点がエクレア頼りだからやや遅くなっちゃうんだよね。万全の状態なら多分こっちの方が速いとは思うんだけど・・・いや、それよりも。

 

「見つからないなぁ・・・」

「え?何が?」

「『炎帝の国』と『集う聖剣』の拠点。探してるんだけどねぇ・・・」

「なんで探しているんですか?」

「いや、個人的に避けたい相手がいるから・・・早めに見つけて見つからない様にしたいなって」

「あ〜、前に言ってたこと?」

 

あの神速と極光には見つかりたくないです。絶対追い回されますし。首無しなら絲を隠せば私だってバレないでしょうし。その場合、【ギアチェンジ】を使ってAGI極振りになって逃げに徹する事になりそうですけど。

 

さて、と。そろそろ一旦オーブを拠点に持って帰りますか。サリーも帰って来るみたいだし。この位置ならほぼ同じタイミングで帰還出来るでしょう。

 

 

 

「ここがあの女達の拠点か・・・!」

「間違い無い。ここに俺の・・・いや、オレ達のオーブが・・・!」

「全員で行くぞぉ!」

 

カナデが入り口の方を指差す。どうやら来たみたいですね。

 

「そういえば、10人で一緒に戦うのって初めてだね!」

「言われてみればそうだな。」

「確かにですね」

「メイプル、いつもの頼む」

「了かーい!」

 

お、来ましたね。人数は・・・10人ですね。

 

「取り戻せぇ!誇りと玉を!攻撃ぃ!」

 

その言葉を合図に炎が飛んで来る・・・が。

 

「な、なんだアレは!?」

 

メイプルの【身捧ぐ慈愛】のお陰で全くの無傷です。私も合わせて堕天使になりたいですが、ここは我慢です。

動揺した相手に容赦なく双子の子達が鉄球を投擲する。

 

「怯んでる場合・・・ぐわっ!」

「「投擲投擲!」」

「こいつぅ!」

「きゃっ・・・!」

「な、なんでダメージが通らないんだ!?ぐわっ!」

 

残った相手は逃げようととしたけど、カナデが【パラライズレーザー】を使うと麻痺状態になって動けなくなった。そこをサリーが切り刻んだ。残るは・・・1人ですか。

 

「く・・・せめて、一太刀!」

 

どうやら逃げる事も出来ないと察して特攻してくるみたいだ。向かってる相手は・・・うわ、メイプルだ。案の定、剣は弾かれてしまった。

 

「まさか、何故だ!?」

 

その時、ローブが少し捲れて顔が露わになった。

 

「メイプルかよ・・・」

「・・・じゃあね?」

 

最後くらい私がやります!首を刈って一先ず勝利です!

 

「よーし!ガンガン行くよー!」

 

 

 

 

◆◆◆◆◆◆

 

 

 

 

集う聖剣の拠点

 

「むぅ・・・」

「どうした、ドレッド?お前が悩んだりするなんて珍しいな?」

「いや、中々目当ての奴が見当たらないから焦っているだけだ。気にするな」

「私の方でも探したが、中々見当たらないな」

「2人とも、結構しつこいんだな・・・」

「お、ペインか。どうだったか、オーブ?」

「20から後は数えていないな。それで、ちょっとした噂を聞いたんだが」

「む、なんだ?お前が気にするなんて滅多に無い事だ」

「ああ。それで、噂の内容なんだが・・・」

「私は今の所ミルフィーしか狙っていないのだが・・・」

「いや、もしかしたらミルフィーに関連しているかもしれないんだ」

「「詳しく!!」」

「分かった。なんでも、首の無い謎の人物が徘徊しているらしいんだが・・・」

「首が無い・・・?それがどうしたんだ?幻覚でも見たんじゃ無いか、それ?」

「かもしれないが、話によるとそいつは金色の糸を使っていたらしい。」

「それって・・・もしかして」

「ああ。ミルフィーかもしれない」

「ペイン、そいつが徘徊していた場所って分かるか?」

「ははっ、そう言うと思って調べて来た」

「流石だぜ」

「頼りになるわ」

 

 

 

炎帝の国の拠点

 

「うう〜・・・次に会ったら絶対・・・」

「・・・・・・」

「今度は逃がさないんだから・・・うぇ!?に、ニュクス!?」

「やぁ、ミィ。どうした?」

「な、なんでもない。少し、強者らしき者を見かけてな。どう戦うべきか考えていた。」

「へ〜・・・」

「(・・・ば、バレてない、よね?うー・・・なんでいっつもこういう時に限ってニュクスがいるのよ〜・・・)」

「ま、なんだ。あんまり気を張りすぎると疲れちまうから気をつけな」

「忠告、ありがたく受けとろう」

「(私からすれば演技だってバレバレなんだけどな。まあ、面白いし放っておこっと。むふふ)」

「・・・?どうした、急に笑って?」

「いや、なんでも無いさ。ああ、そうだ。実は、ミルフィーらしき者の目撃証言があったんだった」

「ほう?教えてくれ」

「ああ。なんでも————」

 

邂逅の時は、近い。

 




メイドラ2期面白い。それにしても今回は割とスッと内容が思い付いたね。不思議。
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