生産職になりたいのでDEXに極振りしたいと思います。 作:紙吹雪
初/投稿です。
今回ちょっと長めです。
UAが20000到達しました。やったぜ。
いつも読んでくださっている方、本当にありがとうございます!
楓の木の拠点にて。
「メイプルさん、間に合ったかなぁ・・・」
「早く戻って来てくれると良いけど・・・」
「・・・おっと、間に合ったみたいです」
「「あっ・・・」」
「・・・もしかして忘れられてたました、私?」
この子達は・・・まったく・・・
「「ご、ごめんなさい!」」
「別に良いよ〜。こんなの、少し前までは日常茶飯時・・・むむっ?」
「ど、どうかしましたか?」
「も、もしかして、サリーさんがやられちゃった!?」
「あーいや、そうではなくてですね・・・どうやら、ここにお客様がいらっしゃるようです」
「「お客様・・・」」
・・・うう、なんだかカッコつけた言い方をしてしまいました。ちょっと恥ずかしいです。まだ緊張している、という事でしょうか・・・?
「えっと、誰か来るんですか?」
「う、うん。多分、ドレッドさんとティアラさんが来る筈です」
「「ええっ!?」」
フレデリカさんを真っ二つにしたのは良いけど、あの二人が来るのは不味いですね・・・いや、単純に私が2人が苦手だからではなく強いからですよ?ここの私は頭だけですからそこまで戦闘力があるわけではありません。今の私が攻撃されると避ける事すらままなりませんし。
「め、メイプルさんはまだ戻らないんですか?」
「うーん、多分だけど2人の方が早い・・・おっと」
「「ん?」」
ふと、足音がした。2人分だ。入り口の方から、二つの人物が現れた。
ドレッドとティアラだ。もう来てしまいましたか・・・!
「「!?」」
「成程・・・メイプルとサリーが居ないってのは本当みたいだな」
「ああ。しかし・・・」
「・・・ああ、まさか首だけになって拠点にいるとはなぁ!ミルフィー!」
待って、殺意が強い!?なんでなんで!?
「まさか、2回目も逃げられるとはな・・・!」
「今度こそ、絶対に逃がさないぞ・・・!」
それが原因か!こんな事になるならサリー救出はメイプルに任せて2人を相手していれば良かったー!?
ええい、反省は後!今は2人を倒すかメイプルの帰還まで時間を稼ぐ!
「行くよ、2人とも!【純然たる傲慢】!」
「「はいっ!」」
【純然たる傲慢】は黒い光の領域の相手のMPとHPの回復を封じ、自分達は闇魔法で回復するようになるスキル。この2人に対してはあまり相性の良いとはいえないが、それでも・・・!
「この黒いのは・・・まあいい。行くぞ!」
「ああ、首だけのミルフィーと女の子2人だが、油断はせん!」
・・・どうやら、かなり警戒しているみたいだ。油断はない、と考えた方が良いだろう。
「【飛撃】!」
「【ダブルスタンプ】!」
2人とも、遠距離攻撃を仕掛ける。当たればまず即死だろうが、当たらなければ意味がないとばかりにドレッドさんが衝撃波を避けながらグングン距離を詰め、2人を短剣で切りつける。
「ぐっ!?」
「きゃっ!?」
「【ダークボール】!」
「なっ!?味方を攻撃するだと!」
私の役目は回復と、2人の攻撃をなんとか当てさせてやる事だろう。
「回復している・・・?ならば、先にミルフィーを!」
「おっと、【エビルジャベリン】!」
「くっ・・・ん?いつもより、矢の手応えが無い・・・?」
どうやら、ティアラさんの矢は光属性らしい。それなら【暗黒の主】で威力を下げられる・・・!
「ティアラ!お前はミルフィーを攻撃してろ!癪だが俺は先にこいつらを相手してやる!」
「良いだろう!ミルフィー!今度こそ貴様をキルする!」
こ、怖い。身長は私とそこまで変わらないのに・・・
「・・・おい貴様、今私の事を馬鹿にしたか?」
「ひぇっ!?」
エスパーですか!?いや、違うんです!ちょっ待っ
「容赦しないっ!」
「ぐっ、【ダークボール】!【エビルジャベリン】!」
光の矢が私に飛んでくるのを闇魔法で迎撃する。弓なのに連射出来るの!?十本は超えてると思うんですけど!?ぐぬぬ、数で攻めてきましたか・・・!
いや、今はそれよりも2人の回復を!
「遅いな!」
「!?お姉ちゃん!」
「えーいっ!!」
マイちゃんが持っている大槌を投げつけたぁ!?
奇策ではあるけど、ドレッドさんは投げつけられた大槌を踏んで・・・って、ええぇ!?何その曲芸!?木◯大サーカスですか!?
投げられた大槌はユイちゃんがキャッチし、
「【飛撃】!」
ドレッドさんを追撃した。なるほど、こっちが本命か・・・!
衝撃波を受けてしまったドレッドさんは壁に叩きつけられた。が、まだギリギリ生きているらしい。いけない!速くトドメを刺さないと!
「私達、半人前だから!」
「2人合わせて!」
「「一人前の貴方を倒すよ!」」
うう、2人とも・・・私がいなくても成長している・・・!この子達の為にも、私も出来ることをしなければ!
「避けれねぇし・・・ほんと、エグい奴ばかりで面倒だ!」
ドレッドさんが2人に迫る。不味い、一撃で決める気だ・・・!
どうする?【
「させません・・・来たれ!循環と完全を冠する龍!【
「な、なんだアレは!?」
「まだこんなものを隠して・・・!」
ドス黒い色の龍が出現する。全長は20メートルはあるだろう巨大な龍だ。龍は2人に向かってその巨大な体躯を蛇のように拗らせて襲いかかる。
「ぐ!避けきれない!?」
ドレッドは【
さらに、この魔法はただダメージを与えるだけでなく、継続してダメージを与えるうえにデバフまで掛かるというおまけ付きです。しかも、割合ダメージなので最終的に当たったメイプルが少し涙目になっていました。最終的に機械神の自爆で振り払われましたけど。
「また、俺の負け、か。だが、また戻って来るぜ。今度は他の仲間も一緒にな・・・!」
「ドレッド!?くっ、せめてあの2人だけでも・・・!」
ぐっ、ドレッドさんはあの二人が先にHPを削っていたお陰ですぐに倒せましたけどティアラさんが残ってしまいました!しかも、死亡覚悟で突っ込んでくる気ですね!?
「!?お姉ちゃんっ!?」
不味い、このままだとユイかマイのどちらかは確実にやられちゃう!MPはもう殆ど残ってないし、もう間に合わない・・・!
————と、思うじゃないですか?
入り口から爆発音が響く。土煙の中きら現れたのは我等がギルドマスター。
メイプルだった。後ろにはサリーもいます。どうやら時間稼ぎは完了みたいですね。
「このタイミングでメイプル・・・!?」
「【身捧ぐ慈愛】!【捕食者】!」
「範囲防御か!?くっ!」
「シロップ!【大自然】!」
メイプルの足元から醜悪な化物が姿を現し、地面から蔓が伸びてティアラさんを拘束しようとする。ティアラさんは逃げようとしましたが、出口側にはメイプルとサリーがいるので逃げる事は不可能です。最終的にはキッチリ蔓に縛られました。これはもう勝ちましたね。ふぅ、一件落着・・・はっ!?
「拘束系のスキルは私には効かん!」
ティアラさんは一度捕まったけど、すぐに抜け出してしまいました。いつの間に!?手品でも見ていた気分です!?
「【矢切り一閃】!」
「えっ!?うわぁ!?」
「メイプル!?」
ティアラさんが一瞬でメイプルさんに近づき、すれ違いざまに斬撃を浴びせる。ダメージは通っていないようですけど、問題なのは・・・
「あ、逃げられちゃう!?」
メイプルの背後に回られた、即ち出口を塞ぐ者が居なくなってしまったという事です!あ、いやでも・・・
「また来る!今度こそ仕留めてやるから首を洗って待っていろ!」
「全力でお断りします!」
ティアラさんが去って行く。サリーさんが一瞬追い掛けようとしますが、疲れていたのでしょうか崩れ落ちそうになりました。
「サリー、無茶しないで!」
「でも・・・」
「でもじゃないの!全く・・・【スーパーノヴァ】!!【黄泉渡り】!」
「えっ?」
10秒後、とてつもない爆発音が響く。現実だったら洞窟が崩落していたでしょう。
しばらくの沈黙の後、首の無いプレイヤー・・・要するに、私のボディですね。こちらにゆっくり歩いてきました。いや、私が動かしているんですけど。
「あ、アレってミルフィーの!」
「なんとか、間に合った、みたいですね・・・はぁ、疲れました・・・」
「ああ、だから止めたのね・・・」
ドレッドさんとティアラさんと戦っている間もなるべく急がしていたのが功を評したみたいですね。滅茶苦茶つかれましたけどね!今の私はサリーと同じくらい疲れていると言っても過言ではないです。
今回のタイトル、知らない人が見たら?ってなる気がするけど・・・ま、エアロ。
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