生産職になりたいのでDEXに極振りしたいと思います。   作:紙吹雪

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お気に入り数が300に到達しました!いつも読んでくださっている方本当にありがとうございます!初投稿です!
今回は箸休め的な回です。


お説教

「サリーは〜!!もう!なんであんな無茶したんですか〜!!」

 

このっ、このっ、ぐりぐり。

 

「痛い痛い!?ちょ、悪かったからやめてミルフィー!?」

「じゃあ二度とこんな事しない?」

「・・・それは」

「なんで言い淀むのかなぁ?」

 

全く、サリーったら〜。

 

「ひぃ!?メイプル、ヘルプ!」

「え、えっと、ミルフィー?」

「え?今何か言いました?」

「・・・いえ、なんでもないです」

「メイプル!?」

「さぁ、サリーはこっちでちょっと″お話し″をしましょうね?」

「だ、誰か助け・・・むぐ!?」

 

サリーが口を開けようとしたので絲で縛ります。

 

「サリーは口が上手いから。だから喋れないように縛っておかないと。ああ、逃げられないように手と足も縛ろうかな?」

「さ、流石にそこまではしなくていいんじゃないかなぁ?」

「そう?後は・・・サリーはホラーが苦手らしいしこの機会に克服出来る様に首は外しておきましょうか」

「むぐー!?むぐむぐむぐ!?」

 

サリーが何か言いたそうですが、いやー何が不安でしょうねー(棒)

 

 

 

「・・・ミルフィーだけは怒らせちゃいけないな」

「ええ・・・昔は独りぼっちだったって話だけど、なんだか今は生き生きしてるわね」

「ごめん、サリー・・・」

「「あわわ・・・」」

 

 

 

 

◆◆◆◆◆◆

 

 

 

 

サリーとのお話が終わると、限界だったのかサリーは寝てしまいました。狸寝入りかもしれませんしやはり念の為手足を縛ってからみんなの所に戻りました。

 

「みんなお待たせ!」

「お、おう。サリーはどうした?」

「もう寝てしまいました。起きてすぐにまた無茶が出来ないように手足を縛っておきました!絲を一本引くだけで解けるようにしておいたのでサリーが起きたら誰か解いてください」

「あ、ああ。分かった」

「結局縛っちゃったかぁ・・・」

「あ、それからサリーからオーブを預かっているよ!」

 

なんと10個以上もある。助かるんだけど、もう少し自分の事を気遣って欲しいものです。

 

「僕も。サリーほどじゃないけど」

「奪ったオーブが32個。これを3時間守りきれば、順位はかなり上がる筈だな」

「取り返しに来た連中は、今のところ全滅させてる。ここがヤバいって分かれば、今後も攻撃してくる奴も減るだろう」

「ああ、そうでした。サリーから伝言があります。『少し早いけどプランBに移行する』との事です。後、もう一つ預かりものが。よっと」

「「「「おお!」」」」

 

預かり物と言うのはフィールドのマップでした。それも、全域をカバーしていて何処にどのギルドがあるのかも記載されたものです。

 

「そうか!このマップを作る為にずっと外に・・・」

「何処にどんなギルドがあるのかまで書き込まれているので、これならプランBが実行出来るでしょう・・・って、サリーが言ってました」

「プランB・・・メイプルちゃん解放策ね!」

 

そう、プランBはメイプルを防御ではなく攻撃に使うという物です。護衛にマイとユイが付けば大抵の状況に対応出来るでしょう。

 

「では、一旦解さ・・・ん?」

 

あれ・・・?なんか、地面が迫って・・・あだっ!?

 

「ミルフィーちゃん!?」

「あ、そうか。ミルフィーもサリーに負けないくらい外で動いていたもんね。首が拠点にあっていつでも話出来たから忘れてたけど」

「と言うか、第三者視点でずっと動いていたから下手したらサリーより疲れてるんじゃ・・・ドレッドやティアラとも戦ったんだしな」

 

あ、やばい。どんどん視界が暗く・・・う、寝てしまう前に一つだけ言っておかないと・・・

 

「わ、私のスキル【純然たる傲慢】は、寝てても効果がある、から。『炎帝の国』と戦う時には、頭だけでいいか、ら、連れて行って・・・【純然たる傲慢】・・・」

「ちょ、ちょっとミルフィー!サリーに無茶しないでって言ってたのに自分は無茶するのはどうなの!?」

「・・・ぐぅ」

「あ、寝たね」

 

おやすみなさい・・・ぐぅ。

 

 

 

 

◆◆◆◆◆◆◆

 

 

 

 

「メイプルさん!」

「行きましょう!」

「うん!」

 

メイプルは慣れた手つきでミルフィーの首を外して両手で抱え、ユイとマイの2人を連れて外へと向かった。ミルフィーの首を持って行くのは少し躊躇われたが、ミルフィーが怒ると怖いのでメイプルは素直に持って行く事にした。スキルも使ってしまったのでそれを無駄には出来ない、と考えたからだ。後で私もお説教する!と可愛らしくぷんぷん怒りながら出発した。

 

「なんか、妙に手慣れてるな。首を外すのが」

「色々と実験してたそうだぞ」

「ミルフィーちゃんの身体は運んでおきましょう」

「ああ、そうだな」

 

イズとカスミが2人がかりで運ぶ。ミルフィーの身体は首が無い為それなりに軽かったが、一人で運ぶのは流石に大変だった。

 

「よっと。場所はサリーと同じでいいか」

「ええ、そうね」

 

そして、2人は先程ミルフィーとサリーが″お話し″をした場所に足を踏み入れた。すると、当然2人には縛られたサリーが目に入る訳だが・・・縛られているサリーは、かなり背徳的な姿だった。

手は後ろで縛られていて、足は畳まれた状態で縛られている。そして、何故かアイマスクまでされている。口も糸が噛まされていて、もはや完全に″そういうアレ″である。アイマスクはミルフィーなりの気遣いではあるのだろうが・・・

 

「・・・糸は起きる前に外しておきましょう」

「ああ、そうだな・・・」

 

VRなので、糸の痕は残らないのが幸いだ。イズとカスミは心からそう思った。サリーが起きた後、2人がやや気不味い雰囲気だったのをサリー本人が知らないのは幸福な事なのかもしれない。

 

 

 

「・・・?2人共、なんか顔が赤いぞ?どうした?」

「・・・なんでもない」

「クロム、最低・・・」

「なんでだ!?」

 

・・・いや、真の被害者はクロムなのかもしれない。

 

 

 

 

◆◆◆◆◆◆

 

 

 

 

炎帝の国の拠点

 

「ミザリー、聞いた?『楓の木』があちこちのギルドを立て続けに襲ってるって」

「ですね。シンも死に戻りましたし、あのギルドとはぶつかりたく無いですね・・・」

「はぁ・・・メイプルかぁ、来ないと良いなぁ・・・」

 

【トラッパー】マルクスと【聖女】ミザリーが話し合っていたところ、伝令が慌てた様子で走って来た。

 

「マルクスさん!ミザリーさん!亀がこっちに飛んできます!しかも、なんか黒いオーラみたいなのが出てます!」

 

「亀!・・・って事は」

「来てしまったみたいですね・・・ですが、黒いオーラとは一体・・・?」

「ミィに連絡した?」

「ええ。急いで向かうと返信が」

「良かった・・・じゃあ僕らは時間稼ぎをしてれば良いんだ」

 

『炎帝の国』と『楓の木』。2つのギルドの対決が始まった。

 




今回、R15タグが息してましたね。
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