全ての仮面ライダーに変身したいと言ったけどガチャなんて聞いてないよ   作:けーやん

103 / 103
1年以上ほったらかしにして本当に申し訳ございませんでした。久し振りに投稿を再開します。




97スレ

「よしっ!少し出遅れたけど私たちも行くよ!」

 

 来太たちが壊理ちゃん救出へ向かっている中、地上ではリューキュウ事務所のメンバーが最初に現れた死穢八斎會の構成員を拘束していた。

 

「インパクトの割に呆気なかったわ」

 

活瓶力也(かつかめりきや)。人に"触れて""吸息"する事で"活力"を吸い取り、巨大化します。気を失っている内に隔離させて下さい」

 

 拘束された活瓶を見て呟くフロッピー(梅雨)の隣に立つリューキュウが警官たちに指示を送る。すると、八斎會の屋敷内ではヒーローたちと構成員たちの抗争がヒートアップし始めたのを見て、ネジレちゃん(ねじれ)が皆に言う。

 

「中も荒れてるよ。急いだ方が良いよ」

 

「はい!」

 

「ケロッ」

 

 同意するお茶子と梅雨はねじれの後を追う。

 

「あらら……?」

 

 次の瞬間、お茶子たちがヘロヘロとなってその場に座り込んだ。

 

「皆!?」

 

 その光景にリューキュウが驚愕すると拘束されていた筈の活瓶の身体が肥大化し始めた。

 

「入中から貰ったブースト薬がやっと効いてきた……呼吸するだけで……"吸ってる"ぞ!」

 

 活力を吸い上げた事で体が巨大化した活瓶は拘束具を破壊して起き上がる。

 

 

「スゴく元気が湧いて来たァ!!」

 

 

 巨大化した活瓶は活力を吸われて座り込むお茶子たち目掛けて拳を振り下ろす。

 

「クッ!」

 

 そこへ間一髪ドラゴン姿に変身したリューキュウが割って入り、活瓶の攻撃を辛うじて塞いだ。

 

「大丈夫!?」

 

「リュー……キュウ……」

 

「ケロ……」

 

 リューキュウはお茶子と梅雨の無事を確認したが、2人は活力を吸われて上手く力が入らない状態だった。

 

「もっと吸わせろォ!!」

 

 活瓶はすかさず攻撃を繰り出そうと動くと、頭上からねじれが"個性"による波動攻撃で牽制する。

 

「ネジレちゃん!」

 

「リューキュウは動けない皆を!」

 

 リューキュウにそう言い、ねじれは攻撃を続けて活瓶の意識を自分に向けさせる。だが、ねじれの"個性"は自身の活力をエネルギーにして衝撃波を放つ性質上、活瓶との相性は悪い。このまま牽制を続けていくとガス欠を起こしてしまうだろう。

 

「ごめん、お願い!まだ動ける人は協力して動けない人を連れてなるべく離れて!」

 

 不甲斐なさに内心憤慨しながらもリューキュウは周囲に指示を出す。

 

()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

 ()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()姿()()()()姿()()()()()

 

「何で……!?」

 

 困惑するリューキュウが振り向くと、警察帽を被った警官が気の抜けた笑みをしながらリューキュウの肩に触れていた。そして、警官の足元にはお茶子と梅雨が気絶して地面に倒れていた。

 

「カッコいい"個性"だったからさぁ、()()()()()()()()()()()

 

 そう言いながら警官はリューキュウの顔を殴りつける。不意打ちを喰らったリューキュウはそのまま気を失った。

 

「リューキュウ!?」

 

「お前、まさか()()()()()()()()()

 

「あれ?あの時クワガタくんと一緒に居た刑事さんじゃん。元気〜。あとついでにぃ、()()"()()"()()()()()()()()

 

 近くにいた一条が警官の正体に気づいたのを他所に、()()()()()()()()姿()()()()()()ねじれに襲い掛かる。

 

 

◾️◾️◾️◾️

 

 

「足止め喰らっちまった!急いで先へ進むぞ!」

 

「はい!」

 

「ああ!」

 

「コイツらの身柄は任せろ!」

 

 撃退した死穢八斎會の構成員2人の身柄を警官たちに引き渡し、俺たちとミルコさんは先へ進む。今の所地下通路が再び歪み出していないと言う事は、入中は近くに潜んでいないのかもしれない。となると、出久たちの方か?

 

 そう考えていた次の瞬間、突然天井が崩れ出した。そして天井から現れたのは一体のドラゴンだった。

 

「リューキュウさん?」

 

「何で?」

 

「ッ!警戒を解くな仮面ライダー!()()()()()()()()()()()()()()()()

 

 リューキュウさんだと思った俺にミルコさんが叫ぶ。

 

「お、ビンゴォ。一発で見つかるなんてラッキーだねぇ」

 

 ドラゴンは俺たちを見ると気の抜けた笑みをしながらそう言った。………待て、()()()()

 

「まさかッ」

 

「ノーフェイスのリーダー、豪田罪人(ごうだつみと)

 

「あの時のクズリーダーか!?」

 

「あれぇ?名前知ってるんだぁ。正解〜。それにクワガタじゃないけど、君はあの時のヒーローくんかなぁ?久し振りだねぇ、あとミルコもぉ。それよりぃ、なんでヒーローくん2人居るのぉ?双子だったのぉ?」

 

 ノーフェイスのリーダーもとい、豪田の出現に俺たちは警戒を強める。

 

「随分見た目変わったな、イメチェンしたか!」

 

「ん〜、そんな感じかなぁ。地上で面白い"個性"を持つヒーローが居たからねぇ、ちょっと貰ったんだよぉ」

 

 煽るミルコさんに豪田は気怠げに答えた。地上のヒーロー?それってッ……!

 

「そんな事よりぃ、治崎から君たちの足止め頼まれてるからぁ。ちょっと俺と遊ぼうよぉ」

 

「ハッ!生憎足止めは飽きてんだ!邪魔するなら蹴り飛ばす!!」

 

 ミルコさんが瞬時に豪田目掛けて突進し、ドロップキックを豪田へ放つ。

 

「相変わらず突っ込んで来るねぇ、イノシシみたいだねぇ。けどさぁ、それ悪手だよぉ」

 

「何!?」

 

 次の瞬間、豪田は螺旋状のエネルギーを纏った腕でミルコさんの攻撃を難なく防ぐと、そのままエネルギーでミルコさんを拘束した。まさか………()()"()()"()!?

 

「折角だしぃ、()()()()"()()"()()()()()()()

 

「ッ!?不味い、オレ!」

 

「分かってる!」

 

 俺はオレ(ダブルアクションゲーマー レベルXX R)とミルコさんの援護に動く。

 

「離せテメェ!」

 

「うん、良いよぉ」

 

 睨み付けるミルコさんに豪田はエネルギーを解くのと同時に拳を振り翳す。

 

「チッ!」

 

「ミルコさん!」

 

 俺は殴られて吹き飛ぶミルコさんを抱き止める。

 

「この!」

 

 

『ジャジャジャッキーン!』

 

 

 その隙にオレ(ダブルアクションゲーマー レベルXX R)はガシャコンキースラッシャーで豪田に攻撃する。

 

「危ないなぁ」

 

 しかし、豪田は再びエネルギーの纏った腕で防御する。()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

「グッ!?」

 

 オレ(ダブルアクションゲーマー レベルXX R)はガシャコンキースラッシャーで辛うじてガードして後退する。

 

「大丈夫、オレ!?」

 

「ああ!」

 

「前から思ってたがアイツ生意気だな!仮面ライダー!連携でカタをつけるぞ!!」

 

 再度豪田へ立ち向かうミルコさんに視線を向けると、俺はミルコさんの()()に気付く。

 

「ミルコさん、()()()……!」

 

「ア?耳がどうし───」

 

 ミルコさんは不意に自身の耳に触れようとするも、手は空を切った。それもその筈。()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

「どう言う事だ?何がどうなってやがる………!?」

 

「ごめんねぇ、ミルコぉ」

 

 唖然とするミルコさんに豪田が答える。すると、豪田から()()()()()()()()()()()

 

()()()()()()()()()()()()()"()()"()()()()()()()()()()()()

 

 気の抜けた笑みをする豪田に、俺とオレ(ダブルアクションゲーマー レベルXX R)はその力に似た男を連想する。

 

「まさか、オール・フォー・ワンと同じ……!」

 

「"個性"を奪う"個性"!」

 

「何だと!?」

 

 驚愕する俺たちに豪田は微妙な表情をする。

 

「うーん、少し違うよぉ。俺は()()()みたいにずっと"個性"をストック出来る訳じゃないんだぁ。()()()()()()()()。1時間もすれば"個性"は持ち主に戻るから安心してぇ」

 

 "個性"を奪えるのは一時的?もしそれなら、ミルコさんやリューキュウさんと波動先輩から奪った"個性"は暫くすれば元に戻ると言う事か。

 

 だけどどの道、"個性"を奪われたミルコさんに豪田と闘わせる訳にはいかない。

 

「オレ」

 

「ああ。()()()()()

 

 俺の考えに気付いたオレ(ダブルアクションゲーマー レベルXX R)が頷く。それをまた俺は【ゲーマドライバー】の【キメワザスロットホルダー】に搭載された【ホルダースイッチ】を押す。

 

 

『ステージ セレクト』

 

 

 すると地下通路だった空間が一瞬で廃墟となった工場を模したゲームエリアへと変わり、俺とオレ(ダブルアクションゲーマー レベルXX R)、そして豪田の3人が対峙する。

 

「あれぇ?ここは何処ぉ?君の仕業かなぁ、ヒーローくん。ミルコが居ないけどぉ、置いて来た感じぃ?」

 

「ミルコさんには悪いけど、"個性"が使えないまま闘わせる訳にはいかない。だから!」

 

「お前の相手は、オレたちがやる!」

 

 啖呵を切る俺たちに豪田はヘラヘラと笑う。

 

「へぇ?けど大丈夫なのぉ?今の俺はヒーローたちから貰った"個性"があるけどぉ」

 

「関係ないさ!」

 

「オレたちがそれを上回るだけだ!」

 

 俺は【マキシマムマイティX(エックス)ガシャット】を、オレ(ダブルアクションゲーマー レベルXX R)【ガシャットギア デュアル】をそれぞれ取り出す。

 

 

『マキシマムマイティX(エックス)!』

 

 

 俺は【マキシマムマイティX(エックス)ガシャット】の起動スイッチ【プレイイングスターター】を押してガシャットを起動させる。

 

 そして、俺とオレ(ダブルアクションゲーマー レベルXX R)は構える。

 

 

「「マックス大変身!」」

 

 

『マキシマム ガシャット!』

 

 

『デュアル ガシャット!』

 

 

 俺とオレ(ダブルアクションゲーマー レベルXX R)はそれぞれガシャットを【メインガシャットスロット】に装填する。

 

 

『ガッチャーン!レベルマックス!』

 

 

『最大級のパワフルボディ! ダリラガーン! ダゴズバーン! 』

 

 

『マキシマムパワーX(エックス)!!』

 

 

 ダブルアクションゲーマー レベルXX Lから【マイティアクションゲーマー レベル2】に酷似した姿に変わった俺は頭上に出現したパワードアーマー【マキシマムゲーマ】を装着し、【マキシマムマイティゲーマーレベル99(ナインティナイン)にレベルアップする。

 

 

『The strongest fist!』

 

 

『What's the next stage?』

 

 

『ガッチャーン!マザルアップ!』

 

 

『赤い拳強さ!』

 

 

『青のパズル連鎖!』

 

 

『赤と青の差!』

 

 

『パーフェクトノックアウト!!』

 

 

 そしてオレ(ダブルアクションゲーマー レベルXX R)は赤と青の2色が特徴の姿【仮面ライダーパラドクス パーフェクトノックアウトゲーマーレベル99(ナインティナイン)にレベルアップした。

 

「へぇ、また変わった変身するんだねぇ。それにぃ、君の"個性"は他のヒーローの"個性"よりレアっぽいしぃ、その"個性"も貰っちゃおうかなぁ!」

 

 豪田は今まで見せた事無い程の笑みを浮かべて新しいオモチャを見つけた様な目で俺たちを見る。

 

 そんな豪田に対して、俺たちは覚悟を決める。

 

 

「チョー協力プレイで、クリアしてやるぜ!」

 

 

「ああ!」




オリキャラ紹介

豪田 罪人(ごうだ つみと)

イメージCV:梅原裕一郎

身体:184cm

個性:【奪取】
"個性"紹介
触れた対象の"個性"を()()()()奪う能力。
奪った"個性"の使用可能時間は1時間。効力が切れると"個性"は元の所有者へと戻るが、複数の"個性"をストックする事が可能。


次回『エグゼイド マキシマムゲーマー レベル99&パラドクス パーフェクトノックアウトゲーマー レベル99vs豪田 罪人("ドラゴン"+"波動"+"兎")』勃発!!

今後のピックアップガチャ

  • 仮面ライダーガッチャード
  • 仮面ライダーガヴ
  • 仮面ライダーゼッツ
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
一言
0文字 一言(任意:500文字まで)
※評価値0,10は一言の入力が必須です。参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。


  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

読者層が似ている作品 総合 二次 オリ

こんな個性で人助けしてもギャグにしかならん気がするんだが(作者:クロマ・グロ)(原作:僕のヒーローアカデミア)

ひょんな事から猫アレルギーによって死亡してしまった少年▼その少年は個性と呼ばれる様々な力を持った人々が暮らす世界にて転生して記憶を取り戻す▼だが……なんの因果か彼が転生して手に入れた個性とは……▼「なんで……なんで『にゃんこ城』なんだよぉぉぉぉぉおおおおおおおお!?!?!?」▼基本的に掲示板と本編を交互に出していきます▼一応掲示板形式初心者なんで変な所があっ…


総合評価:13292/評価:7.55/連載:195話/更新日時:2025年05月05日(月) 12:20 小説情報

仮面の英雄と約束の場所(作者:Kod)(原作:僕のヒーローアカデミア)

目が覚めたら身体は小さくなっていた。▼自分が知っている世界では無かった。いや、正確には知っている。だけど、マンガの世界に変わっている。「僕のヒーローアカデミア」の世界にいる。そもそも、何でそんなことが分かるのだろう?▼これは、ヒロアカの世界に転生した、前世の記憶が欠けている少年の物語である。▼ ▼初投稿です。誤字脱字や表現がおかしくなる可能性大なのでそれでも…


総合評価:815/評価:7/連載:60話/更新日時:2026年04月07日(火) 20:00 小説情報

イッチ「“個性”と言う特殊能力がある世界に転生したら“緑谷出久”って子が自殺したんだけど…どうしたらいい?」スレ民達『ハ?』(作者:DestinyImpulse)(原作:僕のヒーローアカデミア)

▼ それは特殊な回線を使用し、あらゆる時空、次元、果ては設定までもさっくり無視して繋がる掲示板。転生者達はそれを使ってお互いに助け合っていた。▼ そんな掲示板にある書き込みが……それは主人公が消えた世界からのSOSだった。▼ これは主人公が消えた世界で自分の物語を築く転生者と、それを見守る兄貴達の物語。▼「物語の結末は“俺達”が決める!変身!!」▼ー追記ー▼…


総合評価:7757/評価:6.42/連載:54話/更新日時:2026年02月18日(水) 20:33 小説情報

星狩りのヒーローアカデミア(作者:魔女っ子アルト姫)(原作:僕のヒーローアカデミア)

個性―――エボルト。▼一番大っ嫌いなキャラクター、エボルトの力を得てしまったイッチこと主人公はスレ民ニキネキに支えられながら正義を目指す。▼


総合評価:6213/評価:7.69/連載:117話/更新日時:2023年01月17日(火) 04:39 小説情報

通りすがりの仮面ライダーのヒーローアカデミア(作者:諒太郎)(原作:僕のヒーローアカデミア)

これは車に轢かれそうになった子供を助けるために死んだ高校生が▼仮面ライダーディケイドとしてヒロアカ世界に転生しヒーローになる物語だ▼12月6日 タイトルを変更しました▼1月9日 台本形式をなくしました▼4月21日 あらすじを少し変更▼旧タイトル:世界の破壊者とヒーローアカデミア


総合評価:198/評価:4.88/連載:20話/更新日時:2026年04月01日(水) 19:50 小説情報


小説検索で他の候補を表示>>