超疲れた。効果を最低限しか使わないで終わらせた。
一回戦をすぐに終わらせて、二回戦に突入しようとしていた。
まぁこれが最終戦なわけだが。
控室があり、そこに美影が現れた。何でも一人なら問題ないらしい。
ここで相手の情報を確認たりできる時間を設けている。
「お疲れ!快勝だったね。」
「まぁ、あれがあれば一応は何とでもなるからね。一回使わせられたから何とかなった。」
「それでも、おめでとう!」
「…ありがと」
その少し微笑んだ顔に満足してすぐに話題を切り替えた。
次の相手が使ってくるかもしれないデッキだ。
「で、その次の相手が使ってくるかもしれないデッキなんだけど」
「うん。」
「私は聞いてもピンとこなかったんだけど、なんかね。わくわくアーゼウスって言ってた。」
「…あぁーなるほどね。メルフィーと天霆號(ネガロギア)アーゼウスね。」
美影は本当にピンとこないようで、遊花は説明することにした。
まず、天霆號アーゼウスという存在について。
ランク12/光属性/機械族/攻3000/守3000のよくあるランク12のモンスターに見えるが、
その効果が強くお手軽なので色々な場面で使われている。
まず召喚方法のお手軽さ。Xモンスターが戦闘を行ったターンに1度、
自分フィールドのXモンスターの上に重ねてX召喚する事もできる。
という効果だ。そう、何でもいいのだ。
それでは召喚後、フィールドで何をするか確認しよう。
①このカードのX素材を2つ取り除いて発動できる。
このカード以外のフィールドのカードを全て墓地へ送る。
この効果は相手ターンでも発動できる。
②1ターンに1度、このカード以外の自分フィールドのカードが
戦闘または相手の効果で破壊された場合に発動できる。
手札・デッキ・EXデッキからカードを1枚選び、
このカードの下に重ねてX素材とする。
という効果である。
いざ言われてもよくわからないと思うので説明する。
まず、①の効果だ。自身以外をすべて墓地に送るという効果だ。
送るなので破壊時効果は発動せず、しかも対象と取らない。
次は②の効果だ。戦闘破壊か効果破壊のどちらかでどこからでもエクシーズ素材を増やすことが出来る。
なので、①の効果を再度使うためのチャージと言っても過言ではない。
「えー!それどうやって解決するの!?」
「まぁ、出させなければいいし、それに相手のやりたい事をさせなければ何とでもなるよ。」
「そ、そうなの…?」
「…アーゼウス出す前に終わらせるよ。」
と、言われて美影は席に戻った。
遊花があそこまで言っているという事は負ける事は無いと思うが。
一体どうやって勝つというのか。
「…遊花はデュエル楽しくないのかな。」
美影は席について小さい声でつぶやいた。
「さぁて!一年生学年代表決定戦決勝!1-BVS1-Aの対決よ!」
「引き続き、実況は私、放送委員の1-D組の芳名伊那(ほうめいいな)がお届けします!」
「同じく引き続き、解説の一年の学年主任間島謙(まじまけん)がお送りします。」
「では、登場して頂きましょう!まずは、1-B組の海崎遊花さん!!」
遊花はすたすたとしっかりと足を進めた。
そこまで興味がないという顔をしている。
(メルフィ―か…。面倒だし、キャシィ出されたら攻撃を控えるかな。)
とそう考えている。
メルフィ―などそれなりに有名だし、メルフィ―・マミィを出される前にも倒すか例のカードを出すかと考えていた。
それにキャシィからのシンクロ召喚も厄介だと考えている様だ。
「こちらにも登場してもらいましょう!1-A組の松林円羽(まつばやしまるう)さん!」
歓声が沸き上がる。男性陣の声が大きい気がした。
うるさ。と遊花は思ったが聞こえないふりをする事にした。
確かに見た目はピンク髪でツインテール。髪は外はね。
更に童顔でまぁ男受けのよさそうな顔をしているイメージはある。
「あら、海崎さん私のとーっても可愛い動物たちに勝てるかしら。」
「…わざわざ教えてくれるなんて。…情報アドバンテージを与えるのは愚かって知らないの?」
「ふふん!うちの子たちはとーってもつよいから多少の情報アドバンテージなんて別に~!」
遊花は馬鹿だこの子と思った。
だが、それを真っ向から言えばキーンと甲高い声を上げると遊花はわかっていた。
だからこそ、さっさと終わらせたいと思っている。
「それでは!先攻後攻はダイスで決めます!数字が大きい方が決めて決めてください!」
遊花が3、円羽は4。円羽が先行を選んでデュエルディスクにデッキを差し込む。
更に、手札を五枚持って
「やったわ!…ふふん、一発目からやってあげるわ。」
やれるならどうぞと思ったが何も言わない事にした。
「それではデュエル開始!」
松林円羽
手札5枚、墓地0枚、除外0枚、山札45枚
LP4000
海崎遊花
手札5枚、墓地0枚、除外0枚、山札45枚
LP4000
「わったしのターン!」
まるでアイドルかよという感じで手札から一枚出す。
1ターンでどこまでできるのかと遊花は構える。
「手札からレスキューキャットを通常召喚。」
「…あぁ。なるほどね。」
遊花は手札を見てすぐに対策を練る。
これで行けると決めたのか。そのまま召喚後、遊花が動く。
「私は手札のベアルクティ-ミクビリスの①の効果発動。」
「え…?」
「手札のベアルクティ-ミクタナスをリリースして特殊召喚する。」
「更に特殊召喚成功時。ミクビリスの②の効果でベアルクティ-メガタナスを特殊召喚。」
ここまでの情報を確認しよう。
ベアルクティ。それはマイナスのシンクロ特徴に持っており、レベルは7と8だけである。
そしてシンクロモンスターはレベル1とレベル7のみしかいないという。
制限も条件もそれなりに面倒なものが多いが使いこなせば、エクシーズとリンクをすべて無効化できるという大きな特徴を持っている。
まず、ミクビリスの効果だ
①自分・相手のメインフェイズに、
手札からこのカード以外のレベル7以上のモンスター1体をリリースして発動できる。
このカードを手札から特殊召喚する。
この効果の発動後、ターン終了時まで自分はレベルを持つモンスターしか特殊召喚できない。
という効果で、特殊召喚。
これはフリーチェーンで相手の通常召喚後でも問題なく召喚できる。
そしてもう一つ。
②このカードが特殊召喚に成功した場合に発動できる。
手札から「ベアルクティ-ミクビリス」以外の「ベアルクティ」モンスター1体を特殊召喚する。
という効果で、実質1枚で高レベルモンスターを2体並べたという事だ。
「更に、このままベアルクティ-メガタナスの②の効果。私は対象をレスキューキャットを選択。」
「な、なにを…!?」
「そのモンスターを裏側守備表示にする。」
「は!?」
メガタナスの効果は
②自分フィールドに他の「ベアルクティ」モンスターが存在する状態で、
このカードが特殊召喚に成功した場合、
相手フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを裏側守備表示にする。
モンスター版の月の書であると言った感じだ。
「嘘っ!?私のターンなのに…?何その高レベルモンスター!あてつけ!?」
「…ベアルクティはこの2種類のレベルしかないだけだけど、」
「そんなわけないでしょ!?」
「…そんなわけあるんだけど…。というか声たっか…耳痛い。」
相手はそんな知識がなかったというだけであるが、実際さっきからどよめきが起こっている。
ほんとうに知らないのかと思った。
まぁ確かに、これと一緒にあった冥界やドレミコードの方がまだ有名だけどなと遊花は思っていた。
「先生!」
「いやはや、あの時期に一緒に出たものですね…。珍しいカードを使っているので驚いてしまいました。」
「そんなに珍しいんですか?」
「扱いが難しいんですよ。手札管理に墓地管理。それに特殊召喚するために必要なコストも大変です。」
そう、ベアルクティの共通でメインデッキに入るカードには全てに書かれている文言がある。
自分・相手のメインフェイズに、
手札からこのカード以外のレベル7以上のモンスター1体をリリースして発動できる。
このカードを手札から特殊召喚する。
この効果の発動後、ターン終了時まで自分はレベルを持つモンスターしか特殊召喚できない。
という文言だ。ベアルクティすべてに記載されている。
だからコストの管理がとっても面倒である。
更に。手札をコストにしないといけないので、5枚しかない序盤は展開がほぼ出来ない事も多い。
結局アドバンス召喚をしているのと何ら変わらないので、どうしてもあまり使いたがる人間はいなかったのだという。
「それをあんな風に使いこなすとは…やはりかなりの実力を持ってますね、海崎さんは。」
と主任がべた褒めするが、遊花はふつうであるといった感じだ。
「ぐ…だけど私だって、まだ動けるし!」
「そりゃ、メルフィ―なんだから当たり前でしょ。」
「ふふん!知ってるなら!私はメルフィ―とにらめっこを発動!」
永続魔法
このカード名の①の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①手札の獣族モンスター1体を相手に見せて発動できる。
それとはカード名が異なる「メルフィー」モンスター1体を自分のデッキ・墓地から選んで手札に加え、
見せたモンスターをデッキの一番下に戻す。
②相手バトルフェイズ開始時に発動できる。
手札の「メルフィー」モンスターを任意の数だけ相手に見せ、バトルフェイズの間だけ公開する。
③相手フィールドのモンスターの攻撃力は、
このカードの②の効果で公開しているモンスターの攻撃力・守備力の合計分だけダウンする。
である。今回使えるのは①の効果だ。
見せてきたのは「メルフィ―・パピィ」手札に加えたのは「メルフィー・ワラビィ」
「これで目にものみせてあげるんだから!」
「…。どうぞ。」
そのままエンドフェイズに移行してメルフィ―・ワラビィの効果発動で特殊召喚。
でそのターンを終了した。
松林円羽
手札3枚、墓地0枚、除外0枚、山札45枚
LP4000
レスキューキャット真ん中
レスキューの下にメルフィーとにらめっこ
レスキューキャットの右隣にメルフィ―・ワラビィ
海崎遊花
手札2枚、墓地1枚、除外0枚、山札45枚
LP4000
ミクビリスを右から二番目。メガタナスをその左隣。
「私のターン、ドロー。」
遊花は淡々とする。
効果をここで使ってきたとしてもそこまで変わらないと知っているので、そのまま展開をしてしまう。
注意するのはラッシィだけだと自分の中で決めていた。
「ベアルクティ-ミクビリスとベアルクティ-メガタナスをリリースすることで、EXデッキのベアルクティ-ポラリィを特殊召喚。」
「は?レベル1のシンクロ!?」
「…条件はきっちりと満たしてる。」
その条件とは
このカードはS召喚できず、レベルの差が1となるように
自分フィールドからチューナー1体とチューナー以外のモンスター1体を墓地へ送った場合のみ特殊召喚できる。
という条件である。
これは別にベアルクティである理由はないが、後々のためにはベアルクティでやった方がいい。
「な、なんのなのそのモンスター!」
「ポラリィの召喚成功時効果発動。」
ポラリィの効果は以下の通りであり、次の展開を持て行くための効果である。
①このカードが特殊召喚に成功した場合に発動できる。
デッキから「ベアルクティ・ビッグディッパー」1枚を選んで発動する。
②自分フィールドのレベル7以上のモンスター1体をリリースして発動できる。
自分の墓地から「ベアルクティ」モンスター1体を選び、手札に加えるか特殊召喚する。
という効果だ、つまりデッキからフィールド魔法である。ベアルクティ・ビッグディッパーを使えるという訳だ。
そのままフィールドに貼って更に展開をする。
ベアルクティ・ビッグディッパーの効果は以下の通りだ。
①1ターンに1度、自分の「ベアルクティ」モンスターが効果を発動するためにモンスターをリリースする場合、
代わりに自分の墓地のレベル7以上の「ベアルクティ」モンスター1体を除外できる。
②モンスターが特殊召喚される度にこのカードにカウンターを1つ置く。
③1ターンに1度、モンスターが特殊召喚された場合、
7つ以上のこのカードのカウンターを全て取り除き、
相手フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。そのコントロールを得る。
この効果はフィールドに「ベアルクティ」Sモンスターが存在する場合に発動できる。
「手札から速攻魔法、ベアルクティ・スライダーを発動。墓地のベアルクティ-メガタナスを効果無効で特殊召喚。」
「効果無効ね、ふーん。まぁそいつの効果使われないらないいわ。」
自分の墓地のモンスター及び除外されている自分のモンスターの中から、
「ベアルクティ」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターは攻撃できず、エンドフェイズに破壊される。
このカードの発動後、ターン終了時まで自分はレベルを持つモンスターしか特殊召喚できない
という効果だ、まぁ、気が付かないのだろうなと思いつつ、さっさと遊花はそのまま展開をする。
「ベアルクティ-ポラリィとベアルクティ-メガタナスをリリースして…。」
「!」
「北斗七星の名を持つ守護者の一体よ。守護者として役目を果たせ!ベアルクティ-セプテン=トリオン!」
召喚条件は以下の通りだ。
このカードはS召喚できず、レベルの差が7となるように
自分フィールドからレベル8以上のチューナー1体とチューナー以外のSモンスター1体を墓地へ送った場合のみ特殊召喚できる。
「バトルフェイズ!ベアルクティ-セプテン=トリオンで裏側守備を攻撃!」
レスキューキャットを攻撃してそのまま墓地へ。
「一枚セットしてターンエンド。」
松林円羽
手札3枚、墓地0枚、除外0枚、山札45枚
LP4000
真ん中にメルフィーとにらめっこ
ベアルクティ-セプテン=トリオンの前メルフィ―・ワラビィ
海崎遊花
手札2枚、墓地4枚、除外0枚、山札44枚
LP4000
ベアルクティ-セプテン=トリオンEXモンスターゾーンの左側。
ビックディッパーカウンター2
「ぐぬぬ…私のターン!!!ドロー!」
苛立ちがたまっている様子だ。
それはそうだ、やりたい事全て出来ないのだ。全て何かしらで妨害している。
円羽はメルフィ―とにらめっこの効果でメルフィー・ラビィを見せて手札にメルフィー・キャシィ。
メルフィ―・ラビィ山札に。
遊花はそれに対抗してベアルクティ・クィントチャージを発動。
ベアルクティ・クィントチャージの効果は
①1ターンに1度、700LPを払い、以下の効果から1つを選択して発動できる。
●自分の墓地から「ベアルクティ」モンスター1体を選んで手札に加える。
●自分フィールドの「ベアルクティ」モンスター2体をリリースし、
そのレベルの差と同じレベルを持つ「ベアルクティ」モンスター1体をEXデッキから召喚条件を無視して特殊召喚する。
②自分の「ベアルクティ」Sモンスターが相手の攻撃で破壊された時に発動できる。
相手は自身の手札・フィールド・墓地のカードの合計が7枚になるように持ち主のデッキに戻さなければならない。
①の効果で自分の墓地から「ベアルクティ」モンスター1体を選んで手札に加える。を選択。
ベアルクティ-メガタナスを手札に。
「もう…エンドフェイズ!メルフィ―・キャシィの効果発動で特殊召喚!」
メルフィ―・キャシィの効果は
①相手がモンスターの召喚・特殊召喚に成功した場合、
またはこのカードが相手モンスターの攻撃対象に選択された場合に発動できる。
このカードを持ち主の手札に戻す。
その後、デッキから「メルフィー・キャシィ」以外の獣族モンスター1体を手札に加える事ができる。
②自分エンドフェイズに発動できる。
このカードを手札から特殊召喚する。
もうわかっているとは思うが、全てのメルフィーに
②自分エンドフェイズに発動できる。このカードを手札から特殊召喚する。
の効果が実装されている。
松林円羽
手札3枚、墓地1枚、除外0枚、山札44枚
LP4000
真ん中にメルフィーとにらめっこ
ベアルクティ-セプテン=トリオンの前メルフィ―・ワラビィ
海崎遊花
手札3枚、墓地3枚、除外0枚、山札44枚
LP3300
ベアルクティ-セプテン=トリオンEXモンスターゾーンの左側。
ビックディッパーカウンター3
「私のターン、ドロー。手札からベアルクティ・ラディエーションを使用。」
ベアルクティ・ラディエーションは永続魔法である。
ベアルクティのドローソースである、
このカードを発動する場合、このカードにカウンターを7つ置いて発動する。
①「ベアルクティ・ラディエーション」は自分フィールドに1枚しか表側表示で存在できない。
②手札・EXデッキから「ベアルクティ」モンスターが特殊召喚される度に、
このカードのカウンターを1つ取り除いて発動できる。
自分はデッキから1枚ドローする。
③自分・相手のエンドフェイズに、「ベアルクティ・ラディエーション」以外の自分の墓地の「ベアルクティ」カード1枚を対象として発動できる。
そのカードをデッキに戻す。
因みに、②の効果はターン1の効果では無い為いくらでも使える。
「手札のベアルクティ-ミクポーラの効果を発動して特殊召喚。コストは…ビックディッパーの効果①を使う。」
「?」
「ビックディッパーの効果は」
①1ターンに1度、自分の「ベアルクティ」モンスターが効果を発動するためにモンスターをリリースする場合、
代わりに自分の墓地のレベル7以上の「ベアルクティ」モンスター1体を除外できる。
この効果でメガタナスを除外して、ミクポーラを召喚した。
「ミクポーラの特殊召喚成功時効果。」
「もう!本当に厄介!」
「…。手札にベアルクティ-メガポーラを加える。」
ベアルクティ-メガポーラの効果は
②このカードが特殊召喚に成功した場合に発動できる。
デッキから「ベアルクティ-ミクポーラ」以外の「ベアルクティ」モンスター1体を手札に加える。
である。手札が減ってしまうので、実質元の数に戻るだけだるが、あるとないとでは段違いではあるが。
「でもやられっぱなしじゃないんだけど!そっちの召喚成功時メルフィー・ワラビィの効果!」
メルフィー・ワラビィの効果は
①相手がモンスターの召喚・特殊召喚に成功した場合、
またはこのカードが相手モンスターの攻撃対象に選択された場合に発動できる。
このカードを持ち主の手札に戻す。
その後、デッキから「メルフィー・ワラビィ」以外の「メルフィー」モンスター2体を特殊召喚できる(同名カードは1枚まで)。
ただでさえも何もない更地みたいな盤面なのでこれがあればうれしいものだ。
召喚したのはメルフィ―・フェニィとメルフィー・パピィである。
「更にこちらの効果を発動。ベアルクティ・ラディエーションの②の効果で一枚ドロー。
ベアルクティ-セプテン=トリオンの②の効果でベアルクティ・ディパーチャーを手札に」
「もう、面倒くさそうな…!」
「…。カウンター7つたまったか。」
「え…?…え、何このカウンター!?」
「自分の盤面だけじゃなくて、相手の盤面を見るのは当たり前でしょ。」
ガツンと正論を告げた。
そして、その効果とは。
「7つ以上のこのカードのカウンターを全て取り除き、私は、メルフィ―・キャシィを選択。そのコントロールを私へ。」
「……は…?」
「コントロール奪取。しかも永続。」
「はぁ~~~!?」
条件は正直面倒ではあるが、相手の厄介なモンスターのコントロールを得る事が出来る。
③1ターンに1度、モンスターが特殊召喚された場合、
7つ以上のこのカードのカウンターを全て取り除き、
相手フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。
そのコントロールを得る。
この効果はフィールドに「ベアルクティ」Sモンスターが存在する場合に発動できる。
このターンと書かれていないので永続でコントロールを得てしまうことが出来てしまう。
「ぐぬぬ…!」
「更に手札のベアルクティ-メガポーラの効果。手札にある氷結界の交霊師リリースして特殊召喚。」
「は?ベアルクティじゃなくてもいいの?」
「レベル7以上だからね。」
「ベアルクティ-メガポーラの②の効果でメルフィ―とにらめっこを破壊。」
「あぁ~~!!!」
やられたくない事全てをやられているので本当にイラついてきている円羽
しかもそのあとベアルクティ・ラディエーションの②効果で1枚ドロー
因みに、メガポーラはこんな感じだ。
②自分フィールドに他の「ベアルクティ」モンスターが存在する状態で、
このカードが特殊召喚に成功した場合、
相手フィールドの魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。
そのカードを破壊する。
シンプルであるが、今回の様な場合だとかなり効く。
「…バトルフェイズ。ベアルクティ-メガポーラで、メルフィ―・フェニィに攻撃」
「この時!メルフィ―・フェニィの効果が発動!」
①相手がモンスターの召喚・特殊召喚に成功した場合、
またはこのカードが相手モンスターの攻撃対象に選択された場合に発動できる。
このカードを持ち主の手札に戻す。
その後、手札から「メルフィー・フェニィ」以外の獣族モンスター1体を特殊召喚できる。
が発動されている。召喚するのはメルフィ―・ポニィ
(…そろそろラッシィが来るかもなぁ…。だけど…あれをつかえばまぁ行けるか…かなりイラついてるみたいだし。)
そんな事を考えている。
なら、何を攻撃しても変わらないか…と攻撃を選択する。
だけども、更にイラつかせておくかと遊花はほんのりと思っていた。
「巻き戻りが発生したので、ベアルクティ-メガポーラで、メルフィ―・ポニィを攻撃」
「ぐぬ…あるけど…もう…!ここは受けるわ!」
レスキューキャットはいるが、また同じことをされると思って使うことが出来ない。
遊花が気にしている子がいるのだろう。
遊花もこれ以上は攻撃しない方がいいと思いこれ以上は攻撃をしないで一枚伏せてターンエンドを宣言。
松林円羽
手札3枚、墓地1枚、除外0枚、山札42枚
LP4000
メルフィー・パピィは、真ん中より左。
海崎遊花
手札3枚、墓地3枚、除外1枚、山札43枚
LP3300
ベアルクティ-セプテン=トリオンEXモンスターゾーンの左側。
一番右側にベアルクティ・ラディエーション
ベアルクティーミクポーラはベアルクティ-セプテン=トリオンの下
メルフィ―・キャシィを一番左
ベアルクティ-メガポーラを真ん中
ビックディッパーカウンタ2
ラディエーション5
「私のターン、ドロー!」
(…ラッシィはいる…なら、もうシンクロしてやってしまえば…!)
色々考えてシンクロを呼び出してしまえば、何とでもできると信じている。
「私はメルフィー・キャシィを通常召喚!」
(さっすがに何もしないわね!)
あれだけ妨害したからもう妨害札が無いのだと勝手に思い込んでいる。
「ふふん。私はレベル2のメルフィー・パピィにレベル2のメルフィー・キャシィをチューニング!」
(来たか。)
「絵本の世界に飛び込んじゃえ!うきうきメルフィーズ、シンクロ召喚!」
「シンクロ召喚成功時、トラップ発動!神の宣告を発動!」
「うっそ!?」
伏せカードの事を考えていなかったのか、まさかこんなカードが入ってると思わなかったのか、かなり驚いていた。
勿論召喚阻止、盤面は空になった。
そのままエンドフェイズに行くしかなく、エンドフェイズへ。
メルフィー・ワラビィ、メルフィー・フェニィを特殊召喚。
防御だけはしている。
松林円羽
手札1枚、墓地3枚、除外0枚、山札42枚
LP4000
メルフィー・ワラビィ真ん中より右
メルフィー・フェニィ真ん中より左
海崎遊花
手札3枚、墓地4枚、除外1枚、山札43枚
LP1650
ベアルクティ-セプテン=トリオンEXモンスターゾーンの左側。
一番右側にベアルクティ・ラディエーション
ベアルクティーミクポーラはベアルクティ-セプテン=トリオンの下
メルフィ―・キャシィを一番左
ベアルクティ-メガポーラを真ん中
ビックディッパーカウンタ5
ラディエーション5
「そろそろ終わりにしようか。私のターン。ドロー。」
(あいつは多分持ってないはず、だって祈るしかないけど、ゼッタイ持ってない大丈夫、次にエクシーズしちゃえば、マミィになれるし!)
「…手札からサンダー・ボルトを発動!」
「あぁ!?」
サンダー・ボルト
通常魔法(準制限カード、2022年7月1日から制限解除)
相手フィールドのモンスターを全て破壊する。
OCGは単純な効果程一番強いとはよく言ったものだ、メルフィ―を一瞬で片付けてしまった。
手札は1枚残っているが、もしもメルフィ―が居たとしても条件を満たせないので召喚は出来ない。
「さてと、これで終わらせようか。」
「ふぇ…。」
「ベアルクティーミクポーラでダイレクトアタック!」
「ひぇ!」
「次、ベアルクティ-メガポーラでダイレクトアタック!」
「ひゃ…!」
「最後!ベアルクティ-セプテン=トリオンでダイレクトアタック!」
松林円羽
手札1枚、墓地8枚、除外0枚、山札41枚
LP0
海崎遊花
手札3枚、墓地3枚、除外1枚、山札42枚
LP1650
ベアルクティ-セプテン=トリオンEXモンスターゾーンの左側。
一番右側にベアルクティ・ラディエーション
ベアルクティーミクポーラはベアルクティ-セプテン=トリオンの下
メルフィ―・キャシィを一番左
ベアルクティ-メガポーラを真ん中
ビックディッパーカウンタ5
ラディエーション5
「勝者!1-B1組、海崎遊花さん~~~!!!!」
歓声が上がる。やったーとクラスメイトの声だ。
遊花の表情は特に変わらない。嬉しそうではない。
美影はそれを見抜いている。
なんか楽しくない理由が他にもありそうだと思ったけども
多分答えてはくれないんだろうなと美影は思っていた。
あぁ~~~本当に疲れた。
メルフィ―ってなんでこんなに疲れるんです????
全部妨害してやろうって気概でやれば何とでもなるってか???
はははははーー!!!!
次は…あぁ。デュエルないじゃん!やったね。