こころの提案でプールに行くことになり ....?
少しでも楽しんで頂ければ幸いです。
「何処かに遊びに行きましょ!」
いつも通りこころの家でのハロハピのミーティングが終わった後、お茶を飲んでゆったりしていると唐突にこころが口を開いた。
「何処かに遊びに行く~?まぁ今の時期ならプールとか?」
「プール!いいじゃない!ならさっそく行きましょ!」
「どうどう。こころ落ち着いて。あたし達水着今持っていないの取りに帰らなきゃ行けないの行くのはそれから。分かる?」
「なら皆が戻ってきたら行きましょ!」
「はいはい。じゃああたし達すぐ戻ってくるからこころも水着用意して待ってて~」
こころの家に戻ってくると黒服さん達が車を用意してくれており、そのままプールに行くことにした。
やって来たのは市内の大型プール施設。夏休みということあり家族連れやらカップルやらで施設内は賑わっていた。
「ミッシェルも来ればよかったのにね~用事があるなんて残念だな~」
「今度家に招待しましょ!家のプールで一緒に泳ぐの!」
「いやいや、熊は泳げないでしょ....」
それにミッシェルのまま泳いだら窒息して死ぬって。
「あ、あはは....叶うといいね...」
ほら、花音さんも苦笑いだよ!
「それじゃあ遊びましょ!あら?向こうのプールに滑り台があるわ!行きましょみさき!」
「はいはい、こころそっちはこども用だからこころは行っちゃダメだからね~」
危ない危ない。気付かなきゃ高校生がちびっこ向けプールではしゃいでる姿を見られて恥をかくところだった。
「みさき!あの長い滑り台は何かしら!」
「あぁあれは滑り台じゃなくてウォータースライダーだよ。滑り台みたいに身体で滑ったり、浮き輪に乗って滑って遊ぶんだよ」
「それは楽しそうだわ!みさき!ウォータースライダーに乗りましょ!」
「あぁ、ちょっと!行くから!ひっぱらないで!それにプールサイドを走らないで!」
「はーい。そこの2人~プールサイドを走らないでくださーい」
ほら監視員さんに怒られた。
ウォータースライダーの入り口に着くと見慣れた顔がいた。
「あれ?市ヶ谷さん?」
同じクラスでバンド友達の市ヶ谷さんと戸山さんだった。
「あれ?奥沢さん達も来てたの?」
「あー、うん。いつも通りこころの突発的な発言で。市ヶ谷さんはポピパの皆と?」
「そうそう。香澄のやつが『プール行きたいよー!』とか言ってな」
お互い大変だなぁと思ってると戸山さんが市ヶ谷さんを呼んでいるようで市ヶ谷さんは戸山さんの所に戻っていった。
「さて、やっとあたし達の番ですか。こころ~あたしにしっかり捕まっててね~」
「わかったわ!」
あたしとこころを載せた浮き輪がスライダーの水流に乗って滑り出した。最初はただの1本道だったが徐々に曲がり角が出たり、ジェットコースターのように急降下したりと中々勢いのあるスライダーだった。おかげであたしはグロッキー状態だ。そんなことは露知らずこころはめちゃくちゃ元気そうで「もう一回やりましょう!」と言ってきた。勘弁してよ~
その後は別行動になっていた花音さん達と合流して施設内のフードコートで食事を取り、また会った市ヶ谷さん達とビーチバレー対決をして市ヶ谷さん達と別れあたし達はプールを後にした。
そんなわけで今は黒服さんの車に乗って弦巻家に戻っている帰り道だ。車内ではあたしを除いて皆遊び疲れて眠っている。
「奥沢様も眠られては?」と黒服さんの1人が声を掛ける。
「あー、あたしは大丈夫です。あんまり眠くはないんで」
そう黒服さんに告げると「そうですか」と返すだけで何も言わなくなった。
弦巻家まで距離がまだまだある中あたしはぼんやりと外の景色を眺めていたがそれも少し飽きてきて隣に座って眠るこころの顔を見ていた。普段振り回されっぱなしのこころが大人しく眠りについている。なんだか不思議な感覚だと思いながら日中のことを思い出していた。
普段の生活でも、ライブの時でもこころはキラキラと輝く太陽のように眩しい存在だ。だけど、今日は全然違った。プールが反射してたせいなのか、暑い中見せた幻なのか、いつもの時とは違う顔を見せていたこころは本当に輝いているように見えた。
「みさき....また....プール行きましょうね....」
不意にこころが寝言を言った。こころが言うなら従うしかない。また来年の夏もプールに行こうねこころ。
今度は薫さんもはぐみも花音さんもいない2人っきりで。
いかがだったでしょうか?
はじめてのみさここカプということで結構書くのに苦労しました。
これからもアイデアが思い付けば何かしらの短編を書いていこうと思います。