自分の全てを忘れ。自分の名前も過去を知らず。自分が何に生きたのかも分からず。魂の半分が体の内から弾け。冥府魔道に堕ちようとも。一つだけ覚えている事がある。


 ——斬れば分かる。


 これはいずれ幻想となり、魂魄妖夢となるまでの話。
  妖を斬る()
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