pixivで完成できなかったのでこちらで供養。
多分本人自覚してない系の憑依だと思われ

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オチが本当にありません。
絶対彰人くんこんなんじゃない………


東雲の呪い

 

 

東雲彰人は困っていた。

 

 

思えば今日の朝の目覚めは良くなかった。

楽しい二泊三日の三日目。

只でさえ旅行の最終日という物は憂鬱であるというのに、目覚めが良くないばかりか気分は晴れていなかった。

幸いにも飛行機に乗る時間は夕方である為、まぁ、夕方にはなんとかなっているだろうと自分に言い聞かせ、家族と観光しにホテルから出た。

それが間違いだった。

外に出たら言葉が分からん外人に絡まれるわ、野犬に出くわすやら正に不幸のオンパレードだった。

 

なんとかホテルに戻った時は既に飛行機の出発時間の二時間程前だった。

 

荷物はある程度はまとめて置いたのが項をなした。

そう、もう何時でも出れるという時にそいつは現れた。

 

開けっ放しの窓からフクロウが入って来たのだ。

 

 

『???????』

勿論混乱した。

わー、夕方だから夕焼けが綺麗だなーと現実逃避する位には。

「彰人ー?お母さんが荷物もって部屋から出ろってー」

ドア越しに聞こえてくる姉の声。

ここで正気に戻る。

普段はちょーっと嫌な気分になる姉の声だが、今日ばかりはこの声で正気に戻れた為、感謝した。

「ちょっと待ってろー!」

適当に返事をしといて本題のフクロウについて考える。

もしこれが人様の飼っているフクロウなら脱走した事になる。

変に自分が触って面倒くさいトラブルに巻き込まれたら?

───よし、人を呼ぼう!

 

「ぁ……」

人を呼ぼうとした瞬間気まぐれにフクロウを見てみる。

こいつ手紙を咥えてやがる。

手紙が誰宛ぐらい見ておこうと手紙を手に取る。

やっと手に取ったか、という仕草でフクロウは飛んでいった。おい!宛先が身内とかじゃなかったらどうすんだよ!

 

手に取った手紙をに書かれている宛先は─

 

 

 

東雲彰人様

 

 

紛れもない、自分だった。

 

 

 

ぎこちない、けど相手側からの敬意が伝わってくる字だった。

ああ、きっと相手は日本人じゃないんだなって感じのぎこちなさ、多分ひらがなで書いてもぎこちなさは有るんだろうな。

と感じてる場合ではない。

宛先は自分なので手紙、開けてもいいよな?

と思い、手紙を開けようとしたその時、

「あーもー、遅い!開けるね!」

開いたのは手紙ではなく、扉だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「なんだ、荷物もうまとめてあるじゃん。」

なら何故窓の前で突っ立てんの?

とまでは言葉は出なかった。

彰人は手に取っている手紙と思われる物を舐め回すように見ている。

言葉が出なかった理由?それはこの彰人が持っている手紙に心当たりが有るから。というか心当たりしかない。

 

 

「ちょっと貸しなさい」

「あっ!ぉぃ………」

 

手紙の封を開ける。本来の宛先の人ではない私が封を開けるのもどうかと思うがこの際どうでもいい。

やっぱりだ。ホグワーツからの入学許可証じゃないか。

 

「よかったじゃん、あんた魔法使いになれるよ」

と皮肉じみたお祝いを言ってやった。

「は????」

お祝いは疑問で返された。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

魔法使い?もう少しマシな嘘を吐けよと思ったが先程絵名から渡された手紙の内容を見てみると魔法学校の入学許可?は??

魔法か………魔法と言われてしまえば確かにさっきのフクロウも説明がつく。

乱暴だが、魔法で操る………とかか?

確かに絵名は去年の今頃突然イギリスの寮制の学校に通うと言い出し、両親の反対を押し退け通っているが……こういう事か。納得した。

魔法ね、確かに憧れた事はある。でも今は音楽に集中したい。

「いいんじゃない?通えば?」

絵名の言葉が忘れられない。

「というか通わなかったら一生奢らせるから」

アホか、小学生に奢らせる姉がいてたまるか。

 

親に聞こうにも姉の一件で放任主義になってる感じは有るから聞いても『通ってもいいんじゃない?』と返されるだろう。父にも聞け?それは嫌だね。

 

 

かといって音楽なら向こうでも出来る。

断る理由が見当たらないのだ。

 

 

 

ならば通うか?

魔法にも日常的にも使えるのはありそうだ。

 

姉の姿をした天使が囁く。

『日本で音楽すればいいじゃない!しかも海外でしょ?言葉分かんないじゃん!』

そうだった。言葉が分からないんだった。

それなら通わない方が良いのか?

どこからか姉の姿をした悪魔が囁く。

『海外でも音楽は出来るじゃん。言葉も魔道具使えばなんとかなる!実際私がなんとかなってんだからね!』

ん?魔道具とかあるのか?そういえば絵名も言語については何も言わないし………

後ろを振り向くと杖を構えた姉貴が居た。

イタズラがばれたみたいな表情をして。

「魔法なんて使って無いからね!」

彰人はまだ知らないがこんな町中のホテル何かで使ったら魔法省からとーっても面倒くさい物が届く。だから絵名は魔法は使わないくせに杖を構えて彰人がいつ気がつくか遊んでいたのだ。

 

魔道具など知らないはずの彰人の脳内から魔道具でどうにかなる!という物は絵名が脳内に入り込んだ訳ではなく、単なる彰人の妄想だ。

 

 

因みにこれだけ話し込んでいた為チェックインには遅刻しかけた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「そういえば言葉とかってどうしてんの?」

帰りの飛行機内で暇だった為隣で寝ようとしてアイマスクを準備していた絵名に聞いてみた。

「あー、それ?ちょっと聞かれると不味いから耳貸して」

まさか、本当に魔道具とかでどうにかなってんのか?

「ダンブルドア………あーいや、校長先生から言語理解が付与されてる魔道具のリボンもらったのよ」

「……それってリボンじゃなきゃ駄目か?」

リボンを着けてる自分を想像して吐きそうになる。確かに此処は飛行機だが酔うタイプでも無いのだ。

「さぁ?私はヘアアクセにしてるけど身近に着ければいいみたいだからちょっとしたおしゃれで服に着ける……とかでもいいんじゃない?」

………参考にはしておくか。

因みにポケット等に入れる……は無しだ。せっかく言葉が分かる様にしてくれたというのにリボンが嫌だという個人のわがままで着けないなんて恩を仇で返すみたいな感じだろ。知らんけど

 

「ふぁ、ねみ」

欠伸が出て思い出した。そういえば絵名は寝ているのか?と隣を見てみるとアイマスクをはめてぐっすり安眠中だ。疲れてたんだろうな。

と言うオレ自身も疲れていたんだろう。

いつの間にかオレは夢の中へと堕ちていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次に目を覚ましたのは自分の部屋だった。

絵名か誰か此処まで運んでくれたんだろうな。もし絵名だったら後が面倒くさいな。

と思いながら下に降りてく。

朝ごはんを食べる際にテレビを見た。そういえばそろそろ夏休み明けが近くなってるのを見てなんだか悲しくなった。

確か絵名によると9月1日に入学式らしいから、今はえーっと8月25日って近!

え、手紙とかに書いてあった持ち物とかどうすんの?

純粋な疑問が沸いてくる。

 

──そうだ、絵名に聞こう。

 

って今は家に居ないんだった。両親も今は出掛けているのか知らないが不在だし。

連絡出来る便利な物なんて無いのでどうしようかと考えていた。

『ピーンポーン』

インターホンが鳴った。

玄関のドアの覗き穴から覗いてみる。

そこにはおばあさんが立っていた。なんというか、ザ、魔女みたいな感じを漂わせてるから多分絵名の学校の関係者とかだろうと踏んだ。

なら絵名は今居ないからこの人に絵名は居ないですと伝えなきゃいけないだろうな。

意を決してドアを開けた。

 

「あの、絵名は今……」

「東雲彰人くんは貴方ですか?」

ところがどっこい、目的は自分だった。

片言な日本語ではあるがそれでも礼儀というか、規則正しいというか、そんなのを感じさせる一言であった。

「・・・はい」

「じゃあ、外に出掛けられる服に着替えて下さい。………貴方のお姉さんはこの事を伝えて居なかったのですか?」

「昨日、飛行機で寝落ちして……」

後半英語が混じり、殆どが聞き取れなかったが多分これだろうという言葉をゆっくり聞き取りやすい様に発言する。

「なるほど、しかしそれなら紙に書いておけばよかったのでは?」

「あの、着替えにいっていいですか?」

本当に何を言っているか分からなくなったので着替えに行っていいか旨の言葉を発する。

「ああ、はいどうぞ。」

すーはー、びっ びっくりした。

絵名じゃなくてオレだったとは。

とりあえず速く着替えないと何か嫌な予感がするので階段を忙しなく上っていく。

途中躓きかけたのはナイショだ。

服は適当にその辺にあった半袖のパーカーみたいな物を選んだ。

靴下も履いて今度は忙しなく階段を降りてった。

 

 

 

 

ミネルバ・マクゴナガル

それがザ、魔女な人の名前だった。

これからはマクゴナガル先生と呼ぶ事にする。

それの方が後々楽だ。

 

言葉が通じる魔道具を貰った。

黄色い毛のついているピンの様な見た目の物だ。毛だから前髪の辺りに着けた。

絵名が言っていたが魔法生物が居るらしいのでそれの毛か何かだろう。

しかし、不思議な事にこれがしっくりくる。まぁ、丁度いい事に越した事は無いから突っ込まないが。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

凄かった。体の何処かに触れているだけで一緒にイギリスへ行けるなんて。

それだけでも十分凄いのにまだまだと言っているのか知らないがあれはやばい。

お店の壁が動いて魔法界に繋がる。

字面にすると何を言っているか分からないな。

最初に行ったのは銀行だった。

どうやら自分はマグルという立場に位置しているらしく、魔法界と非魔法界は通貨が違うらしく、その辺も教えて貰った。

 

金貨がガリオン、銀貨がシックル、銅貨がクヌート。

1ガリオン=17シックル=493クヌート。

1シックル=29クヌート

 

という感じらしいが、どうして魔法族は十進法を採用しなかったんだ?

それの方が絶対に楽なのに。

まぁ、これからこの辺りで暮らすんだ。嫌でも覚えることにはなるだろう。

後なんかマグルだったら金貨が無料で何十枚も貰えるらしいのでそれで買ったりする感じらしい。

 

 

 

次に来たのは本屋だった。

本屋は混みやすいのか知らないが、空いている内に買っておこうという訳らしい。

手紙に付いていた教科書リストを確認する。

確か買う教科書は………

 

 

「基本呪文集(一学年用)」 ミランダ・ゴスホーク著

「魔法史」 バチルダ・バグショット著

「魔法論」 アドルバード・ワフリング著

「変身術入門」 エメリック・スィッチ著

「薬草ときのこ千種」 フィリダ・スポア著

「魔法薬調合法」 アージニウス・ジガー著

「幻の動物とその生息地」 ニュート・スキャマンダー著

「闇の力―護身術入門」 クエンティン・トリンブル著

 

結構多めなんだな。

そう思うと持ち運びが大変そうだ。

これの他に鍋やら服やら荷物が多くなる事は確実の様子。

そう考えると面倒くさい極まりないがやると決めたのは自分だ。途中で荷物が多いからやっぱり入学しないなんてダサいだろ。

 

「すみませーん、ここに書いてあるの全部下さいー。」

探すのは面倒くさいだろ?

なら店の人に言えば良いだけだ。

幸いにもそういう所は魔法界も同じらしく、持ってきてくれた。

「ホグワーツの新入生かい?頑張ってね」

といい笑顔で言ってくれた。

 

 

 

 

次に来たのは服屋だ

贅沢な事にホグワーツでは服屋で自分にあったサイズで仕立てて貰えるらしい。

さっきかららしいが多いと思うが、自分でもよく分かっていないのだ。

 

店に入るとまずふくよかな見た目の女の人が迎えに来てくれた。

 

店には既に先客が居たらしく、少し待っていてねと言われた。

先客もどうやら自分と同じ、ホグワーツの新入生らしく、よくわからないが有名人らしい。

 

「君、もしかして……」

話しかけられた。

話しかけてきたのはメガネを掛けた少年。

「えぇと、どちら様ですか?」

取り敢えず誰ですかと聞いてみる。

「あ、僕はハリー・ポッター。君は?」

ハリー・ポッターか、同じ学舎に通うんだ。覚えておこう。

「オレは……東雲彰人。東雲がファミリーネームで、ファーストネームが彰人な。」

「アキトか、よろしく。」

「あぁ」

 

 

 

そんな感じの会話をしていた。

 

 

 

 

 

 

 

その後は杖を買いに行った。

 

 

よくわからないが、色々な長さや、色の杖を持たされてこれも違う。あれも違うを繰り返してようやく見つけたのがこれだ。

『杖は19センチの長さ。トネリコの木でできていて、芯はユニコーンの毛、脆い、魔法生物を信頼を得るのに最適な杖』

 

 

 

 

 

 

 

すみません!ここで終わりです。もともとこれはpixivで完結出来なかった作品の供養です!

本当に申し訳ないです。





くどいですが申し訳ない。



東雲彰人(無自覚系成り代わり主)
魔法界に招待された。
きっと楽しい()学校生活になるよ!
きっとこの世界線の彰人はECHOをバリバリ歌えるし理解できる様になると思われ。

東雲絵名
巻き込んでやったり。
けらけら笑ってる。
絵はやってる。父が居ないため、のびのびと絵を描いてる。




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