ネプテューヌMk2十周年らしいので、ネプギアメインのお話を

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風呂入ってる時にシチュが浮かび、そこからパッと書いたので多少雑なのは許してください。


勘違い

 ネプギアには不安な事があった。それは数日前のこと……。

 

「お姉ちゃん、この後暇? 暇なら一緒にゲームやらない?」

 

 ネプテューヌをゲームに誘った時のことだった。恐らくネプテューヌなら仕事が残っていようがゲームをする事を優先するだろう。ネプギアもそうだと思っていた。いや、そう思っていてはいけないのだが。

 

「ごめんねネプギア。私ちょっと仕事があってさ……」

「え……?」

 

 しかし、帰ってきた答えは全く予想していなかったものだった。ネプテューヌの口から「仕事」という単語が出るなんて思ってもいなかったのだ。

 

「お、お姉ちゃん……? お姉ちゃんが自分から仕事やるなんて……熱でもあるの? それともまさか……偽物!?」

「ねぷっ!? 私が自分から仕事することがそんなにおかしいの!?」

「ネプギアの言い分もわかるわ。いつも仕事サボってるからね」

 

 いつから居たのか、部屋の入り口に立っていたアイエフが話した。

 

「あいちゃんまで!? みんな酷いよぉ……」

「日頃の行いのせいよ。さ、仕事やるんでしょ? 手伝うから、さっさと片付けるわよ」

「はーい」

「お仕事なら私も手伝うよ?」

 

 部屋を出ていこうとするネプテューヌに向かって声をかけた。するとネプテューヌは勢いよく振り返るとネプギアの肩を強く掴んだ。

 

「ネプギアは今日は休んでていいよ」

「え? どうして?」

「ど、どうしても何も!」

「う、うーん?」

 

 異様に慌てた様子のネプテューヌ。何かを隠しているようにしか見えない。

 

「いつもネプギアに仕事させてるから、たまには自分でやりたいんだって」

 

 ネプテューヌの背後からアイエフが言った。

 

「……! そ、そう!! たまにはお姉ちゃんらしいことしようと思ってね!!」

「そ、そういうことなら……」

「そう! だから今日は後ゆっくり過ごしなよ! ね!?」

「う、うん。わかった。そうする……」

 

 そうは言われたが、なんだか落ち着いて過ごすことが出来なかった。気分転換にゲームをしたが、どうもモヤモヤしたまま。何か隠してるんじゃないか、それかもしかしてネプテューヌの死期が近いから最後に仕事をしてるんじゃないか……等悪い事ばかり考えてしまう。

 

(……心配しすぎかな? お姉ちゃんの事だし、きっと明日にはまたいつも通りに戻ってるよね)

 

 そう、自分に言い聞かせた。

 

 

 次の日も

 

「お姉ちゃん、どこかいくの?」

「ん? ちょっとクエストにね」

「私も一緒に行ってもいいかな?」

「それは……ごめんね。あ、そうだ、書類の仕事まだ残ってるから、それやっててくれる?」

「あ……うん……」

 

 その次の日も

 

「コンパさん、お姉ちゃん知らない?」

「ねぷねぷなら仕事部屋に篭ってますよ〜」

「え、そうなんですか!? 私も手伝わなきゃ……」

「わー! ダメです! ぎあちゃんは入れないでって言われてるんです!」

「え……なんでですか……?」

「理由はわかんないです。ただ入れないでって言われただけですから……」

「……」

 

 ネプテューヌの様子は戻らなかった。その上、わかりやすいくらいネプギアを避けているようにも感じた。それが余計にネプギアの不安感を増幅させ、心を傷付けた。

 

 

「私……お姉ちゃんに嫌われるようなことしたかな…………」

「……した覚えは?」

「ない……」

「じゃあしてないんじゃない?」

 

 耐えられなくなったネプギアはユニの元を訪れていた。

 

「でも急に私を避けるようになったんだよ……?」

「それは……ネプテューヌさんの方に何かあったの……かも?」

 

 相当傷付いているのか、ネプギアはさっきからずっと机に突っ伏して泣いている。ユニはこれ以上ネプギアを傷付けないように慎重に言葉を選びながら話した。

 

「……お姉ちゃん死んじゃうのかな?」

「そういう事じゃないわ! ネプテューヌさんが死ぬとか100%無いから!!」

「じゃあ……なんで……」

「うーんと……えーと…………」

 

 ユニは言葉を探しながら視線をめぐらせた。その時、ユニの携帯の通知が鳴った。画面にはとある人物から届いたメッセージが映し出されていた。

 

(そうか、なるほどね……)

「と、とりあえず、一旦教会に帰った方がいいんじゃない?」

「どうして……?」

「えーっと、みんな心配してるかもしれないでしょ? 大丈夫、私もついていくから」

「わかった……」

 

 こうして二人はプラネテューヌへと向かった。

 

 

「ほら、入るわよ」

「……」

「大丈夫よ、私も居るから。ね?」

「うん、ありがとう」

 

 二人は教会の中に入った。深夜でもないのに、やたらと静かだ。

 

「どうしたんだろ……」

「わからないわ。とりあえず、部屋に行ってみたら? ネプテューヌさん居るかもしれないし」

「そ、そうだね……」

 

 二人は教会の中を歩き、ネプギア達の部屋の前に着いた。

 ユニが目で扉を開けるように伝える。ネプギアはゆっくりと扉を開けた。次の瞬間……

 

 パンパンッ!

 

 と、クラッカーの音が響いた。

 

「ネプギア、お誕生日おめでとう!」

 

 ネプテューヌが明るい声で言った。ネプギアは頭の整理が追いつかず、キョトンとしている。

 

「いやぁ、この日まで隠し通すの大変だったよ。ずーっとネプギアにバレないようにって準備してたんだ」

(結構危ないとこもあったけどね)

(無理やりなとこもあったです)

「さ、本日の主役も来たことだし、パーティー始めようよ。ね、ネプギア?」

「……」

「ネプギア?」

「お姉……ちゃん……」

 

 ネプギアはネプテューヌに抱きついた。

 

「ネプっ!? どうしたのネプギア!?」

「お姉ちゃん……良かったぁ……」

「え? え?」

「えーっと、実はかくかくしかじか……」

 

 ユニはネプテューヌにネプギアが何を話したかを伝えた。

 

「あちゃあ……ちょっと露骨過ぎたかな。ごめんねネプギア、辛かったよね」

「だから言ったです。ねぷねぷはサプライズの為にぎあちゃんを避けすぎだって」

「買い出しとかなら私達でもしたのに、全部自分でやるんだから」

「最愛の妹の誕生日だもん、私が準備したくってさ。でもそれでネプギアを傷付けてたなら、やり方間違ってたんだろうね……」

 

 ネプテューヌはネプギアの頭を優しく撫でた。

 

「お姉ちゃん……。ううん、嬉しいよ。私の為に、こんなに色々用意してくれて、ありがとう!」

「いいんだよ! だって私、ネプギアのお姉ちゃんだからね」

「うん!」

「よーし、それじゃそろそろパーティー始めるよ! みんな席について。ユニちゃんも」

「わ、私も!?」

「せっかく来たんだから、参加していきなよ! ノワールには私から伝えておくからさ」

「じゃあ……お言葉に甘えて」

 

 ネプテューヌ、アイエフ、コンパ、ユニ、そしてネプギアはテーブルを囲むようにして座った。

 

「よし、それじゃあ改めて……」

「「「「お誕生日おめでとう、ネプギア」」」」

「ありがとう……みんな!」


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