「先攻は、私か……」
「みたいだね!」
相手の男の子、テンション高いなぁ。まあ元気なのはいい事か。あ、名前が表示されてる。なになに、紫雲院素良?……思ったより普通の名前だ。ダイナソーとかインセクターとかに比べるとだけど。どんなカード使ってくるんだろう?小さい男の子だし戦士族とかかな?っとと、早くターン進めないと。まあ、このターンは大人しくしていよう。
「モンスターをセット。カードを1枚伏せてターンエンド」
「ふーん、あまり動かないんだね?」
「まぁね」
「……じゃあ、僕のターン!ドロー!」
さて、何が出るか……
「僕は『ファーニマル・ドッグ』を召喚!『ファーニマル・ドッグ』の効果発動!このカードが召喚、特殊召喚に成功した時、デッキから『エッジインプ・シザー』を手札に加える!」
……【ファーニマル】か。可愛い顔して恐ろしいカード使いおる。
「そして手札から『融合』を発動!フィールドの『ファーニマル・ドッグ』と手札の『エッジインプ・シザー』を融合!悪魔の爪よ! 鋭い牙よ! 神秘の渦で一つとなりて新たな力と姿を見せよ! 融合召喚! 現れ出ちゃえ、すべてを引き裂く密林の魔獣! 『デストーイ・シザー・タイガー』!」
早速来ましたか、【ファーニマル】のヤバいやつが……
「『デストーイ・シザー・タイガー』のモンスター効果発動!このカードの融合素材としたモンスターの数までフィールドのカードを破壊する!」
デストーイ・シザー・タイガー
融合・効果モンスター
星6/闇属性/悪魔族/攻1900/守1200
「エッジインプ・シザー」+「ファーニマル」モンスター1体以上
(1):「デストーイ・シザー・タイガー」は自分フィールドに1体しか表側表示で存在できない。
(2):このカードが融合召喚に成功した時、
このカードの融合素材としたモンスターの数まで、
フィールドのカードを対象として発動できる。
そのカードを破壊する。
(3):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、
自分フィールドの「デストーイ」モンスターの攻撃力は、
自分フィールドの「ファーニマル」モンスター
及び「デストーイ」モンスターの数×300アップする。
融合素材の数だけフィールドのカードを破壊するとかいうアドの塊みたいな効果だ。だがしかし、私は除去への対策を忘れない。何故なら私にとってフィールドを蹂躙されるのはよくある事だからだ。友達によくブラロぶっぱされてたからね!伏せてたツインツイスターは無駄になっちゃった。
「破壊された『精霊獣使い ウィンダ』の効果を発動」
「むむ?」
精霊獣使い ウィンダ
効果モンスター
星4/風属性/サイキック族/攻1600/守1800
自分は「精霊獣使い ウィンダ」を1ターンに1度しか特殊召喚できない。
(1):このカードが相手によって破壊された場合に発動できる。
デッキまたはエクストラデッキから「霊獣」モンスター1体を召喚条件を無視して特殊召喚する。
「ウィンダの効果によって、EXデッキから『聖霊獣騎 ペトルフィン』を特殊召喚する」
聖霊獣騎 ペトルフィン
融合・効果モンスター
星6/風属性/水族/攻 200/守2800
「霊獣使い」モンスター+「精霊獣」モンスター
自分フィールドの上記カードを除外した場合のみ特殊召喚できる(「融合」は必要としない)。
(1):このカードは効果では破壊されない。
(2):このカードをエクストラデッキに戻し、
除外されている自分の「霊獣使い」モンスター1体と
「精霊獣」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを守備表示で特殊召喚する。
この効果は相手ターンでも発動できる。
このピンクのイルカはただの壁だ。効果で破壊されず、守備力は2800。さて、どう来る?
「へぇ。やっぱり、やるみたいだね」
「……やっぱり?」
「ううん、なんでもないよ!シザー・タイガーの効果で僕のフィールドのデストーイモンスターの攻撃力はデストーイモンスターとファーニマルモンスターの数×300ポイントアップするけど、そのモンスターには届かないね」
デストーイ・シザー・タイガー ATK1900 → 2200
「僕はカードを2枚伏せてターンエンド!」
……なんか気になるなぁ?私、何か怪しまれるような事したっけ?……まあ、いっか。
「私のターン、ドロー」
ふむ……
「手札から『強欲で貪欲な壺』を発動。デッキの上からカードを10枚ゲームから除外してカードを2枚ドローする……あっ」
「何々?どうしたの?手札事故でも起こしちゃった?」
封印の黄金櫃引いた。やったぜ。
「『封印の黄金櫃』を発動。デッキからカードを一枚ゲームから除外し、2ターン後に手札に加える。私はデッキから『精霊獣 カンナホーク』をゲームから除外する」
「ふーん、2ターン目かぁ」
もっとも、2ターン目なんて来ないけどね。多分。
「魔法カード『おろかな埋葬』を発動。デッキから『精霊獣 ペトルフィン』を墓地に送る。私は『霊獣使いの長老』を召喚。そして、その効果により更に『霊獣使い ウェン』を召喚」
長いから巻きで行かせて貰うよ?
「ウェンの効果を発動。除外ゾーンから『精霊獣 カンナホーク』を特殊召喚。『精霊獣 カンナホーク』の効果発動。デッキから霊獣カードをゲームから除外し、2ターン後に手札に加える。私は『精霊獣 ラムペンタ』をゲームから除外する」
「へー、また除外するんだね」
「まぁね」
霊獣使いの長老
効果モンスター
星2/風属性/サイキック族/攻 200/守1000
自分は「霊獣使いの長老」を1ターンに1度しか特殊召喚できない。
(1):このカードが召喚に成功したターン、
自分は通常召喚に加えて1度だけ、
自分メインフェイズに「霊獣」モンスター1体を召喚できる。
霊獣使い ウェン
効果モンスター
星3/風属性/サイキック族/攻1500/守1000
自分は「霊獣使い ウェン」を1ターンに1度しか特殊召喚できない。
(1):このカードが召喚に成功した場合、
除外されている自分の「霊獣」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。
精霊獣 カンナホーク
効果モンスター
星4/風属性/雷族/攻1400/守 600
自分は「精霊獣 カンナホーク」を1ターンに1度しか特殊召喚できない。
(1):1ターンに1度、自分メインフェイズに発動できる。
デッキから「霊獣」カード1枚を除外する。
発動後2回目の自分スタンバイフェイズに、
この効果で除外したカードを手札に加える。
「さて、と。君は融合使いみたいだね?」
「それがどうかしたの?」
「ううん、なんでもないよ」
「……?」
よし、行くか。
「私はフィールドの長老と『精霊獣 カンナホーク』をゲームから除外。そしてEXデッキより融合モンスター、『聖霊獣騎 カンナホーク』を特殊召喚!」
「融合モンスターを『融合』無しで召喚……?」
「この子はちょっと特殊な融合モンスターでね。フィールドの『霊獣使い』と『精霊獣』モンスターを除外する事で特殊召喚出来る」
「…………」
……なんか、警戒されてる?いや、デュエルを続けるか。
「『聖霊獣騎 カンナホーク』の効果を発動。除外されている霊獣カード2枚を墓地に戻して、デッキから霊獣カードを手札に加える。私は長老と『精霊獣 カンナホーク』を墓地に戻してデッキから『霊獣の連契』を手札に加える」
これだから霊獣は楽しい。
「手札から魔法カード『魂の解放』を発動。お互いの墓地のカードを合計5枚までゲームから除外する。私は君の墓地の2体のモンスターと私の墓地のウィンダと『精霊獣 ペトルフィン』と長老をゲームから除外する」
「ああ、それは困るかな。トラップオープン、『デストーイ・カスタム』!墓地から『ファーニマル・ドッグ』を守備表示で特殊召喚する!そして、フィールドのファーニマルモンスターが増えたからシザー・タイガーもパワーアップ!」
デストーイ・シザー・タイガー ATK 2200 → 2500
ああ、そんなカードもあったっけ。たしか、蘇生したカードをデストーイとしても扱うんだっけか。ちなみに『魂の解放』は対象のカードが墓地から離れても残りのカードを効果処理するので問題はない。
デストーイ・カスタム
通常罠
(1):自分の墓地の、「エッジインプ」モンスター
または「ファーニマル」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターを融合素材とする場合、
「デストーイ」モンスターとして扱う事ができる。
「『聖霊獣騎 カンナホーク』のもう一つの効果を発動する。このカードをEXデッキに戻して除外ゾーンから「霊獣使い」と「精霊獣」モンスターを特殊召喚する。私は長老とラムペンタを特殊召喚する。そして、ラムペンタの効果発動。EXデッキから霊獣モンスターをゲームから除外し、除外したモンスターと同じ種族のモンスターをデッキから墓地に送る。私は『聖霊獣騎 アペライオ』をゲームから除外して『精霊獣 アペライオ』を墓地に送る」
聖霊獣騎 カンナホーク
融合・効果モンスター
星6/風属性/雷族/攻1400/守1600
「霊獣使い」モンスター+「精霊獣」モンスター
自分フィールドの上記カードを除外した場合のみ特殊召喚できる(「融合」は必要としない)。
(1):1ターンに1度、除外されている自分の「霊獣」カード2枚を対象として発動できる。
そのカードを墓地へ戻し、デッキから「霊獣」カード1枚を手札に加える。
(2):このカードを持ち主のEXデッキに戻し、除外されている自分の、
「霊獣使い」モンスター1体と「精霊獣」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを守備表示で特殊召喚する。
この効果は相手ターンでも発動できる。
精霊獣 ラムペンタ
効果モンスター
星4/風属性/獣族/攻1600/守 400
自分は「精霊獣 ラムペンタ」を1ターンに1度しか特殊召喚できない。
(1):1ターンに1度、自分メインフェイズに発動できる。
エクストラデッキから「霊獣」モンスター1体を除外し、
そのモンスターと同じ種族の「霊獣」モンスター1体をデッキから墓地へ送る。
さて、もういっちょやりますか。
「私はフィールドの長老とラムペンタをゲームから除外し、もう一度『聖霊獣騎 カンナホーク』を特殊召喚する」
「え〜、また〜?」
霊獣ならよくある事です。我慢しなさいな。
「『聖霊獣騎 カンナホーク』の効果発動、除外されている『聖霊獣騎 アペライオ』とラムペンタを墓地に戻してデッキから『霊獣使い レラ』を手札に加える。そして『聖霊獣騎 カンナホーク』をデッキに戻して除外されているウィンダと『精霊獣 ペトルフィン』を特殊召喚する」
「見栄えしないな〜」
すぐにそうも言っていられなくなるよ?ふふふ……さて、と。
「私はフィールドの『聖霊獣騎 ペトルフィン』と『精霊獣 ペトルフィン』、『霊獣使い ウェン』を除外する」
「お!何かな何かな!?」
「来て!『聖霊獣騎 ガイアペライオ』!」
聖霊獣騎 ガイアペライオ
融合・効果モンスター
星10/光属性/サイキック族/攻3200/守2100
「聖霊獣騎」モンスター+「霊獣使い」モンスター+「精霊獣」モンスター
自分フィールドの上記カードを除外した場合のみ特殊召喚できる(「融合」は必要としない)。
(1):上記の方法で特殊召喚したこのカードは以下の効果を得る。
●モンスターの効果・魔法・罠カードが発動した時、
手札から「霊獣」カード1枚を除外して発動できる。
その発動を無効にし破壊する。
ガイアペライオは【霊獣】の切り札だ。こいつにはターン1制限がない。1ターンに何度も使える効果の恐ろしさを思い知りなさい。
……なんか私、普通にデュエルしてるな。いきなり知らない土地に飛ばされたのにカードゲームしてるってどうよ?しかも、さっきまで途方に暮れてたのに。まあ、仕事帰りのテンションだからね、仕方ないね。
「わぁ!それがお姉さんの切り札!?」
お姉さん……!いい響きですねぇ!
ごめん待ってやっぱり私今テンションおかしい。クールに……クールになるのだ私……
「そ、そんなところかな!バトル、ガイアペライオでシザー・タイガーに攻撃!」
「ふふーん!トラップ発動!『びっくり箱』!このカードは……」
「無駄です。ガイアペライオの効果を発動!手札の霊獣カード……『霊獣の相絆』をゲームから除外してモンスターの効果、魔法、罠の発動を無効にする!」
「!?」
残り手札は2枚……うち一枚は連契だから伏せる。つまり、あと無効に出来るのは一回か。
「くっ……」
素良 LP 4000 → 3300
ふむ、ジャブにしては悪くない。
「私はカードを1枚伏せてターンエンド。さあ、君のターンだ」
「……あははっ!お姉さん結構強いねぇ!」
お姉さん……お姉さん……うふふふふ
「じゃあ、そろそろ本気だそっか♪」
「……ん?」
なんか嫌な予感が……
「僕のターン!ドロー!」
……これが顔芸ですか?あんな可愛い子が?うそーん。
ストーリーはそこまで深く考えてないのでゆる〜く見てもらえれば良いと思います。
9/5 誤字修正しました。指摘してくれた方ありがとうございます!
9/25 風霊媒師ウェンの誓約でガイオペライオの効果が使えなかったのでやや変更しました。なんでガイオペライオ光属性なん?