私は気ままにデュエルがしたい   作:紙吹雪

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ぶっちゃけはよこのデュエル終わらせて日常編やりたい……


22話

「私のターン、ドロー!」

 

柚子ちゃんのターン……事前に少しだけデッキ弄ったけどなんか今になってちょっと不安になってきたぞおい……

 

「(流石にデッキのカード10枚も入れ替えたのは失敗だったかな……?)」

 

ふむ、ここは1つ具体的なアドバイスをしようか。タッグフォース形式ではパートナーの手札は確認できないが、それでも助言くらいはできるだろう。

 

「柚子ちゃん、柚子ちゃん」

「な、何ですか?」

 

……ちょっと警戒されてるのが悲しい。私が一体何をしたと言うのだ……

 

「私達3人のプレイングを鑑みてデュエルして欲しい。それがどう言う事なのか、君になら分かる筈だ」

「うっ……が、頑張りますけど……そこまで理解出来てないと言うか……」

「ふむ、じゃあそのものズバリ言おう……デッキ融合が1番アドを取りやすいッ!」

「……アド?」

「うっせぇわ!……じゃなくてっと。アドはアドバンテージの略だ。n回目になるけど基本融合って消費が激しいからエクシーズやシンクロと比べるとやや工夫が要るんだ。例えば、墓地に送ることで効果を発揮するモンスターを融合素材にするとか、ね」

「……そういえばブリリアント・フュージョンは発動したのに手札枚数が変わってなかったわ。それは融合素材として墓地に送ったジェムナイト・ラズリーの効果で同じく墓地に送られたジェムナイト・サフィアを手札に加えたから」

「そうそう」

 

基本、デッキ融合は最強だ。爆アドだし。別のカードを挙げるならフュージョン・デステニーや烙印融合なんかがそうだ。使用後に展開する制限がかかるのも納得できるレベルの強さである。まあ、融合召喚できるモンスターに問題がある場合は……

 

デッキ融合できるカードの中で、唯一ブリリアント・フュージョンは使用後の制限が一切存在しない。精々融合召喚したモンスターの攻撃力がゼロになるくらいだが、効果が使えるなら全く問題ない。基本、効果優先だからねぇ遊戯王。まあ例外なんていくらでもあるが。

 

「そんな風に墓地に行くと有効に作用するカードを素材にすると消費を抑えられるぞ」

「う、うん」

「それから基本攻撃力よりも効果に注目するといい。遊矢くんは効果を駆使して攻撃力を相手と逆転したりしてるだろう?」

「な、なるほど……?」

 

まあ、例外はあるけど(2回目)。スキドレとかVFDとかね……

 

「ふぅぅぅぅはっはっは!!さあ、融合召喚を行えるのかな、柚子ちゃんはぁ!」

 

「……先生はなんでキザなポーズしてるの?」

「なんとなく」

「……変人」

 

それ言い出したら遊戯王の登場人物全員変態にならない?アニメはmmdでしか見たことない私でもそう断言できる。カッコいい人もいるけどね、黒咲とか(ただし腹パンは無かったこととする)。

 

「私は魔法カード融合を発動!自分の手札・フィールドから融合素材モンスターを墓地に送って融合モンスターを融合召喚するわ!」

 

素で融合か。まあ今はオスティナートも使えないしな。それにしても普通の融合って久しぶりに見た気がするのは何故だろうか?素良きゅんも使ってるはずなのに。

 

……まあ、それはいいとして。出すのは誰かな……?

 

「わ、私は手札の……ええっと、どの子を融合すれば……」

「迷ったら上級モンスターなんかを素材にするといい。死者蘇生なんかがデッキに入ってるならアドバンス召喚を介さずにフィールドに出せるからね。後は……墓地に行くことでアドバンテージを得ることができるモンスターがいれば積極的に素材にするべきかな。まあ、そこら辺は自分で考えてみてね」

 

だからといってデスフェニは絶対に許すまじ。ドラグーンオブレッドアイズは論外。烙印融合はまあ許してやろう。

 

「……わ、分かったわ!えっと……普段の先生は「基本的には攻撃力よりも効果を優先するべき」って言ってたから……決めたわ!私は手札の幻奏の音女タムタムと幻奏の音姫プロディジー・モーツァルトを融合!魂の響きよ!至高の天才よ!タクトの導きにより力重ねよ!融合召喚!今こそ舞台に勝利の歌を! 幻奏の華歌聖ブルーム・ディーヴァ!」

 

おお……!ほぼ理想的なプレイングだぞ柚子ちゃん!成長していたんだね……ずびびっ。やだなぁ、歳を取ると涙脆く……

 

いや、まだ若いよ私は?

 

 

幻奏の華歌聖ブルーム・ディーヴァ

融合・効果モンスター

星6/光属性/天使族/攻1000/守2000

「幻奏の音姫」モンスター+「幻奏」モンスター

(1):このカードは戦闘・効果では破壊されず、

このカードの戦闘で発生する自分への戦闘ダメージは0になる。

(2):このカードが特殊召喚されたモンスターと戦闘を行ったダメージ計算後に発動できる。

その相手モンスターとこのカードの、元々の攻撃力の差分のダメージを相手に与え、

その相手モンスターを破壊する。

 

 

「攻撃力たったの1000……これは何かあるね」

「ええ……そうね」

 

それにしても懐かしいな。昔幻想召喚師からよく出したっけ。素良きゅんも勘が良いようで。まあユベルよりかは露骨じゃないものの攻撃力1000は何かあるって思うよね。実際あるし。

 

「え、えっと……幻奏の音女タムタムの効果発動!このカードが融合素材となって墓地に送られた場合、私のフィールドの幻奏と名のつくモンスター1体の攻撃力を500下げて、相手に500ダメージを与える!私はブルーム・ディーヴァを選択!」

 

「くっ……」

 

幻奏の華歌聖ブルーム・ディーヴァ ATK 1000 → 500

 

真澄 & 素良 LP 3300 → 2800

 

ふむ、悪くないな。ただ……

 

「え、えっと……バトル!私は幻奏の華歌聖ブルーム・ディーヴァでデストーイ・デアデビルを攻撃!リフレクト・シャウト!」

「攻撃力は負けているのに攻撃してくる、か。迎え撃て、デストーイ・デアデビル!」

 

自分より強い相手に立ち向かう……なんて勇ましい姿なんだ(棒)。

 

「ブルーム・ディーヴァは戦闘・効果によって破壊されず、このカードによって発生する自分への戦闘ダメージは0になるわ!そして、ダメージ計算後に戦闘を行った相手モンスターとの攻撃力の差分のダメージを相手に与えるわ!」

「つまり、3000引く500で2500ダメージってことか……!」

「ふふーん、私だって日々成長……」

 

「残念、違うよ柚子ちゃん」

 

「……えっ」

 

まあ、たまに私も間違えちゃうんだけどね?

 

「よーく見てみて。ブルーム・ディーヴァのその効果は自身と相手の元々の攻撃力を参照する。つまり、3000引く1000で2000だ……まだ詰めが甘いね、柚子ちゃん?」

「う、うう……」

 

あ^〜可愛いんじゃ〜。く……何故私は今、カメラを持っていない!

 

「さて、気を取り直してブルーム・ディーヴァの効果によるダメージを受けてもらおうかな」

「ぐっ……まだまだ!」

 

真澄 & 素良 LP 2800→ 800

 

大分削ったな。このターン中には決めれない、かな。まあ、別に構わないけど。一応、このデュエルの名目は柚子ちゃんの融合研修みたいな感じだし。

 

「次に……ええっと召喚獣メルカバーでジェムナイトレディ・ブリリアント・ダイヤに攻撃!」

「くっ、私のエースモンスターが……」

 

……何気にアクアマリナが滅茶苦茶邪魔だな。またダイレクトアタックが通らないよ、やれやれ。壁として機能するモンスターって基本厄介だ。

 

「私はカードを1枚伏せてターンエンドよ」

 

伏せカードは……なるほど、幻奏のイリュージョンか。悪くないっちゃ悪くないか。

 

「まあ、今回はそこまで悪くなかったよ?」

「うう……まだまだ勉強しないとっ!」

 

向上心があるのは良いことだ……私の若い頃を思い出……

いやだから私は今も若いってば!

 

「それで、真澄んのターンだね。さて、この状況で逆転できるかな?」

「……やってみせるわ。このくらいで諦めてなんかやれないわ!」

 

勇ましい。男前な女の子だなぁ。ちょっとだけ、私にも眩しく見えるや。私なんてどうせ、ただ定石やカードの効果をちょっと知ってるだけなんだもん。アニメで活躍できるような特別な能力なんて何もない。でも、それでもデュエルは教える事ができる。それで救われる何かがあれば……ってのは私の思い上がり、かな?

 

……若い子達の成長を見守るのは大人の務めってね。

 

……いや、だから私も若いって。このネタ何回やるんだよおい?

 




主人公の年齢って需要あります?多分20代だと思うんですが……

真澄 素良 LP 800
真澄 手札×1 素良 手札×0
フィールド ジェムナイト・アクアマリナ
伏せ なし

先生 柚子 LP 2500
先生 手札×1 柚子 手札×2
召喚獣メルカバー 超雷龍 ディーヴァ(チューナーに非らず)
伏せ 2枚

2/24 誤字修正しました。指摘してくれた方ありがとうございます!
というかメルカバーいるからオスティナート使えねぇなぁ!?
特大ガバをやらかしてしまった……申し訳ありません。
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