毎回最初からデュエル内容考えるのも中々疲れるのでたまにはダイジェスト版をいくつか入れてみました。どうでしょう?
さて、真澄んと素良きゅんと柚子ちゃんとタッグデュエルした日の翌日。その日は夕飯まで眠って夕飯を食べたらまた寝てお風呂が沸いたら入浴した後また寝て過ごした。あ、歯はちゃんと磨いたよ。遊矢くんのお母さんにも注意されたし。あの人スケバン張ってたって聞いたけど現在は完全にママだな。
さて、そろそろ現実見よっか。
「……私は、聞いていないのだけれど」
約束通り、真澄んはうちの塾に来ていた。それは良いんだ。どちかて言うと大歓迎。目の保養にもなるしね。彼女、凄い熱心だから授業にも真面目に取り組んでくれそうだ。なんなら遊勝塾に元々所属している子達よりも真面目だろう。私としても解説なんかを真剣に聞いてくれる生徒の方が良い。誰だってそう思う。私だってそう思う。
「僕もだ……」
「お、俺もだ」
前に来ていたエクシーズコースとシンクロコースの子も来ていた。それもいい。来ても良いって私言ってたからね。シンクロコースの子は今度こそ私に勝つッ!って意気込んでいる。まあ先攻ワンキルしたからね仕方ないね。エクシーズコースの子の方も負けたプライドが許せないのか、シンクロの子と同様張り切っているみたいだ。若いっていいね。いや、私も若いけどね!
「むぅ、まさか、またもや遊勝塾に殴り込みに来たと言うのか!?」
後、権現坂くんも来ているようだ。まあ割と頻繁に見かけるからおかしいことは何もない。前にも来てたしな。何でも遊矢くんの幼馴染だとか何とか。柚子ちゃんと一緒だね。
……しかし、貴方は聞いてないんだが?しかも、貴方塾生ではないでしょうに。
「ええっと、赤馬……さん?」
「好きに呼んでくれて構わない」
「なら素直に赤馬さんで」
何故か、LDSの社長さんが再び私の塾に訪れていた。いや仕事はどうしたんよ!?今日来ていた真澄ん達も凄く驚いていたよ?そりゃあ自分の職場の上司が出張先にいきなり現れたら心臓がまろびでそうになるわ。私ならそのまま心的ショックで死ぬ自信がある。考えても見てよ?旅行先とかで蝶ネクタイをした小学生とか金田一耕助の孫とかと会ったらビビるでしょ?あとあれだ。こち亀で言うなら自分が両さんだったとしていきなり目の前に署長が「両津のバカは何処だァァァァァァァァ!」って叫んでたら飛び上がるでしょ?
「……あの、今日はどのような御要件でしょうか?
「本音と建前が逆だぞ。今日この遊勝塾に来たのは理由がある」
「……それは、何でしょう?」
たしか、前来た時は異世界出身とかどうこう言ってたっけか。事実その通りだから芝も刈られるね。お陰で墓地が肥えるわぁ嬉しいですわぁ。
「貴殿のデュエルタクティクスは我がLDSの教師……いや、私と比べても遜色ないレベルだ。なのでその技術を我が塾に応用できないか、と」
……なんとなく、本音ではない気がする。私、こう見えても嘘には敏感だから。本当の所は隠しているんだと思う。実際、社長は素直に「君が怪しいから無理矢理にでも調べる」って言い出す様な人じゃないし。聞いたところによるとLDSはかなり規模の大きいらしいし、私のことを調査くらいした筈だ。遊戯王のそーゆー企業は絶対やばい技術持ってる印象なのは私の偏見かもしれないけど……多分内心では絶対住所不明身元不明独身な私を怪しんでるはず。
「そんな……やっぱり先日のデュエルだけでは飽き足らず……!」
「先生!また追い返しましょうよ!」
「いや、それはちょっと……真澄んとは今日授業するって約束したし。それに、別に構わないよ。私なんかの技術で良ければ」
これくらいなら問題ないだろう。吹奏楽部でも他の学校にお邪魔してお互いにアドバイスし合ったりした。多分、そんなもんだろう。それに、デュエルが上手い人が増えたら私ももっと楽しめる……って、そんな考えは傲慢だろうか?
「勿論、謝礼は用意している。これでどうだろうか?」
「……」
…………
「ぜひとも引き受けます!いや、引き受けさせてください!!」
「「先生!?」
お金には勝てんよ。ははは。
「いや、しかしだな。先日、LDSとは争ったわけで……」
「修造先生、これ……」
その時だ(そっと金額のかかれた書類を見せる)。
「……よし!いいぞ!」
「ちょっと、お父さん!?」
お金はいいぞ。
「それで、今日はどのような授業をする予定で?」
「特には……そうですね、真澄さんが本日いらっしゃる予定でしたので融合メインの授業を行おうかとも思っていたのですが、3人ともいらしたので……」
そうだなぁ……墓地肥やしについては前やったでしょ?どうしよ。流石にタイミングを逃すとか効果による特殊召喚とチェーンブロックを組まない特殊召喚の違いとかはちょっと難しいし……
「……逆に、何かしてほしい授業はございませんか?」
「特にないな。普段、君がしている授業で構わない」
はいでましたー超必ゲージ0予測可能回避不可即死コンボ「君に任せる」。私知ってるよ、本当にいつもやってる風にやると文句言われるんでしょ?分かってるてば。あれでしょ、本当は自分が見るに値するようにしないと滅茶苦茶に怒られるんでしょ?社交辞令的なやつなんだろ?おう、そうなんやろ?おい。全投げがどれだけ人に精神的な負担をかけるか知らないのかっ。
「ねぇ、なんだか先生の表情が死んでない?」
「社会人になるとあんな風になってしまうのかもな……」
ともかく、ここは私が何か考えなければ最悪某鬼の首領レベルのパワハラを喰らっても不思議じゃない。なんとかせねば……しかし、まるで思いつかない。いっそ実践授業と称してひたすらデュエルした方が良いのでは……?しかし、それだとマジでいつもと変わらないような。だったら……
「……そうですね、私がハンデを背負って塾生とデュエルする実践形式の授業を行おうと思っています。例えば、私はエクストラデッキの使用を禁じたりとかですね」
「……それなら俺がデュエルする!これまで何回も負けてるからなっ!」
おおっと遊矢くん、ハンデを背負っているからと言って私にそう簡単に勝てるかな?エクストラデッキを使わずにでも戦う方法なんていくらでもあるんだからね。まあエクゾディアはこの間使ったから勘弁してあげよう。
「なるほど……実に面白い」
お前何処の湯◯学だよ。
「では、それで構わない。やってくれ」
「では、そのように」
しかし、謝礼の金額は凄まじいの一言だ。今日このある意味ハードな1日を乗り越えたら前に見かけたトリシューラプリンとやらを食べよう。あれ、名前抜きにしても美味しそうだったんだよね、めっちゃ高いけど。2700円って……なんか笑っちゃうよね。
「それじゃ、最初の相手は遊矢くん。お願いできるかな?」
「勿論だ!いつもは負けてるけど、今日こそ負けない!」
◆◆◆
「ねぇ、貴方……たしか、柚子といったかしら?」
「そう言う貴方は真澄だっけ?」
「好きに呼べばいいわ。1つ、質問があるのだけれど」
「何よ?」
「あの先生、普段からどんなデュエルをしてるの?私はまだあの先生と2回しか戦ったことないからあまり詳しくないのだけれど……いつも違うデッキで異なる戦術を使ってくるの?」
「え?……えっと、いつも違うデッキを使うかな。何でも、色んなカードを使ってるのが楽しいからだとか……」
「ふーん……例えばどんなデッキを使ったのかしら?」
「たしか……これまで使ったデッキはアダマシアっていうシンクロする岩石族のデッキとか、かな。後は墓地を一気に増やすカードを使ったりもしてたわね」
「どれだけデッキを持ってるのよ……でも、流石に明美先生もエクストラデッキを封じたら少しは弱体化するでしょう。どう戦うか見ものね」
「うーん……そうかなぁ」
「(先生は今まで同じデッキを使ってなかった。だからあの隣の芝刈りを使ったワイトキングのデッキは使ってこないだろうけど……何故だか、遊矢が勝てる道筋が思いつかないわ……)」
柚子ちゃんと真澄んの仲が良いようで何よりです。はっ、まさか百合……?
「今日こそ、先生に勝つ!今までの恨み、必ず晴らす!」
「ほほう、やってみるがよい」
くっくっく、そう簡単には勝ち星はやらんよ。
「なんでちょっと偉そうなのよ……」
「あはは……で、先生はエクストラデッキは禁止だけど、柚子お姉ちゃんはどちらが勝つと思う?」
「遊矢、これまで一度も先生に勝ててなかったけど……」
「くっ……!先生、俺は忘れていないぞ!今までの先生とのデュエルを!」
◆◆◆
「アクションマジックエクストリームソードの効果を発動!オッドアイズを選択して攻撃力を1000アップさせる!さらにEMチアモールのモンスター効果を発動!自分のモンスター1体を選択し、その攻撃力が元々より高い場合、攻撃力を1000ポイントアップさせる!さらにさらに!EMラクダウンのペンデュラム効果も発動!自分のモンスター1体を選択して相手フィールドのモンスター全ての守備力を800ポイントダウンさせる!」
オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン ATK 2500 → 4500
百万喰らいのグラットン DEF 3300 → 2500
「ほう、やるようになったね。まあ、私の百万喰らいのグラットンには意味のない話だがね」
「いいや、ラクダウンの効果はこれからだ!選んだモンスター……オッドアイズはこのターン、貫通ダメージを与える!百万喰らいのグラットンは戦闘した相手を裏側表示で除外する効果はたしかに強力だ……しかし、伏せモンスターに攻撃するならなんの問題もない!」
「ふふふ……中々成長したじゃないか、遊矢くん」
「バトルだ!オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴンで伏せモンスターに攻撃!攻撃宣言時にEMオッドアイズユニコーンのペンデュラム効果を発動!EMと名のつくモンスター1体を選択してその攻撃力をオッドアイズに追加する!俺はゴールドファングを選択!」
オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン ATK 4500 → 6300
「攻撃力6300……!しかも、貫通効果に加えて戦闘ダメージを倍にする、か。本当に成長したね、遊矢くん」
「どうも、これで終わりだ!」
「ふっふっふ、それはどうかな?」
「なんだって!?」
「私の伏せていたモンスターは紅蓮魔獣ダ・イーザだ。この子の攻撃力・守備力は私の除外されているカードの400倍だァ!」
「なっ!?つ、つまり……」
「私の除外されているカードは40枚。よって、ダ・イーザの攻撃力と守備力は……」
紅蓮魔獣ダ・イーザ ATK/DEF ?/? → 16000/16000
「しゅ、守備力いちまんろくせん〜!?」
「さて、遊戯王の基本的なルールのおさらいだ。攻撃したモンスターが守備表示のモンスターの守備力を下回っている場合、攻撃したモンスターは破壊されないけど、下回っている数値分攻撃したプレイヤーは戦闘ダメージを受ける……さあ、受けて貰おうか、9700の反射ダメージを!」
「ぐわあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
遊矢 LP 4000 → 0
◆◆◆
「私のターン、ドロー!テラフォーミングを発動してデッキから光の結界を手札に加える!光の結界を発動!手札からヘカテリスを捨てて効果発動!デッキから神の居城ーヴァルハラを手札に加えて発動!フィールドにモンスターがいないとき、手札から天使族モンスターを特殊召喚できる!来い、レベル8!アルカナフォースXXI-THE WORLD!このカードが召喚・反転召喚・特殊召喚に成功したとき、コイントスを行いその結果によって異なる効果を得る……が!光の結界が存在する場合、私自身がその結果を選択できる!当然正位置だ!」
「ちょ……」
「魔法カードワン・フォー・ワンを発動!手札のレベルスティーラーを墓地に送ってデッキからレベルスティーラーを特殊召喚する!さらに墓地のレベルスティーラーの効果を発動!このカードは私のフィールドのレベル5以上のモンスターのレベルを一つ下げて墓地から特殊召喚できる。私はこれでターンエンドだが……そのエンドフェイズ時、我がスタンドザ・ワールドの能力を発動!」
「いやスタンドってなんだよ!?」
「自分のフィールドのモンスター2体を墓地に送り、次の相手ターンをスキップする!時よ止まれィ!ふはははは!これが、ザ・ワールドだ!」
「まるで意味が分からないぞ先生!」
◆◆◆
「俺はスケール1の星読みの魔術師とスケール8の時読みの魔術師をペンデュラムスケールにセッティング!」
「あ、チェーン虚無空間で」
「くっ……なら、虚無空間を対象にサイクロンを……!」
「チェーン王宮の勅命。あとマクロコスモスも発動するね」
「……」
◆◆◆
「ブルーアイズ・ホワイトドラゴンのダイレクトアタック!滅びのバーストストリィィィィム!!」
「うわあぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
遊矢 LP 3000 → 0
「強靭!無敵!最強! 粉砕!玉砕!大喝采! ワハハハ!」
◆◆◆
「今度こそ……今度こそだ!いい加減、負けてばっかりじゃあいられないんでね!」
「よい覚悟だ。感動的だな……来い、遊矢ァ!」
「「デュエル!!」」
「……あの2人、普段そんなデュエルばかりしてるの?」
「さ、さあ……毎回見てたわけじゃないし……」
「遊矢、流石に情けないぞ……!」
「(さて、エクストラデッキを自ら封じたままどのように戦う、藤野明美……)」
先生が使うデッキは果たしてどのようなデッキなのか……!
作者にも予想が付かないぜ!(おい)
先生の名前は藤野明美、です。殆ど出てこないので一応ここに書いておきますね。大体先生呼びだからね仕方ないね。
3/6 少し修正を加えました。いつも助かってます!