私は気ままにデュエルがしたい   作:紙吹雪

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ポケモンsvで対戦パーティ組んでたので遅れました。
あと原神とかモンハンとかスプラとかやってたので遅れました。あと別の作品考えてたので遅れました。鬼滅とヒロアカと本好きとオバロ二次とオリジナルのやつが二、三本。

馬鹿かな???そりゃ遅れますよ遅れました。


遅れました(山びこ)


遅れました(エコー)


すいません許してくださいなんでもしますから!(何でもするとは言っていない)

誰か年を跨がなかったこと褒めて

今回、残酷な描写(禁止カード)があります。
カード1枚から簡単に呼び出せるクソ強モンスターアレルギーの方はご注意下さい。
それと、今回は三人称視点です。



37話

 

 ——オベリスクフォースとは融合次元が保有する戦力で、デュエルアカデミアのトップである赤馬零王が持つ直属の精鋭部隊である。 直属の部下という立場だけに零王から直接任務を任されるほど部隊としては上位クラスである。

 

 彼らは基本的に複数人数で動き、敵を追い詰める。そして、敗北した相手をカードにすることができる。その技術を使い、エクシーズ次元の人間を次々とカードにして行った。

 

 オベリスクフォースとは、ハンティングゲームの狩人である——

 

 

 

 

 筈だった。

 

 

 

 

「……くっ!」

 

「……」

 

 場所は氷山エリア。2人のデュエリストがお互いにデュエルディスクを構え、フィールドを挟んで向かい合っていた。片方……紫色の髪をした方は苦い表情をしており、彼を知る者ならば普段と様子が全く違うと断言できるだろう。

 

 そして、もう片方……藤野明美もまた、普段と違う表情を見せていた。

 

 その表情は……例えるならマネキンだろうか。作り物めいた表情で、瞬きをしていなければ良くできた等身大人形だと勘違いできる程だ。温度を全く感じさせないその視線は、デュエルをしている相手である紫色の髪をしたデュエリストを貫いていた。

 

 彼の名はユーリ。アカデミアの中でもオベリスクフォースよりも偉い立場であり、相当な実力者でもある。だが……

 

「……わたしはこれでターンエンド」

 

「エンドフェイズ時リバースカード捕食計画を発動! デッキから捕食植物モンスター1体を墓地に送り、フィールドの全てのモンスターに捕食カウンターを乗せる!」

 

「効果は通す。が……速攻魔法、墓穴の指名者を今墓地に送ったドロソフィルム・ヒドラを対象に発動。対象にしたモンスターをゲームから除外し、次のターンのエンドフェイズまで除外したモンスター及びその同名カードの効果を無効化する」

 

「くっ……!」

 

 

捕食植物ドロソフィルム・ヒドラ

効果モンスター

星5/闇属性/植物族/攻 800/守2300

このカード名の、(1)の方法による特殊召喚は1ターンに1度しかできず、

(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。

(1):このカードは自分または相手フィールドの

捕食カウンターが置かれたモンスター1体をリリースした場合に手札・墓地から特殊召喚できる。

(2):このカードがフィールド・墓地に存在する場合、

このカード以外の自分の墓地の「捕食植物」モンスター1体を除外し、

フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。

そのモンスターの攻撃力は500ダウンする。

この効果は相手ターンでも発動できる。

 

 

 ユーリが罠カード捕食計画の効果を発動する()()()()()()墓地に送られたモンスターは、自分か相手か問わず捕食カウンターの乗ったモンスター1体をリリースして墓地から特殊召喚できる。この効果を利用して彼が先程からずっと見つめているモンスターを除去しようとしていたが、失敗に終わった。

 

 本当ならば捕食カウンターを置く効果を持つ捕食計画を止めたかったが、デッキから捕食植物を墓地に送る効果は《あくまでコスト》だ。なので、彼女の手札でイタズラっぽく笑う妖怪少女は使うことはできない。

 

 彼女のフィールドに存在するモンスターは彼が発動した捕食計画を防ぐ効果を持っているが、生憎このターンは既に使用済みだ。

 

「ふん、オベリスク・フォースを瞬殺しただけはあるか。僕のターン、ドロー! ……ハハッ! そのモンスターは確かに強い。だが、それだけで僕に勝てると思ったことを後悔させてやるよ!」

 

 ユーリは人を嘲るような言葉を口にしているものの、その額には冷や汗が浮かんでいる。その顔に浮かぶ感情は焦燥、または……恐怖だろうか。強がりとも言える。

 

 ——プロフェッサーから下された任務である柊柚子の確保。その任務を遂行しようと確保対象を探そうとした矢先、彼女に妨害されている。面倒なのでオベリスク・フォースに任せようとしたが、彼女は一瞬でそれらを薙ぎ払った。今もなお、彼女のフィールドに、佇む魔術師によって。

 

 彼は、未だ彼女ではなく彼女のフィールドに立つ1体のモンスターを執拗に見つめていた。

 

 そのモンスターは黒い竜を思わせる衣装を纏っているが、魔法使い族である。彼らしくない形相の原因は恐らくこのモンスターだろう。

 

「……はやくしろ」

 

 

ユーリ LP 1200

フィールド 捕食植物セラセニアント

魔法・罠 なし

手札×2

 

先生 LP 4000

フィールド 超魔導竜騎士-ドラグーン・オブ・レッドアイズ

魔法・罠 なし

手札×3

 

 

「ふん、お前その態度……気に入らないね。いいさ、その能面みたいな顔を般若みたいに変えてやるよ! 僕は装備魔法、捕食接ぎ木を発動! このカードは墓地の捕食植物モンスター1体を選び、そのモンスターを特殊召喚し、このカードを装備する」

 

「……」

 

「僕が復活させるのは、捕食植物サンデウ・キンジー!」

 

 現れたのは、エリマキトカゲとモウセンゴケが合わさったようなモンスターだ。植物の身体を持ち、襟巻きに相当する場所から生えた毛の先端には丸い粘液が大量に付いている。心なしかふるふると嬉しそうに粘液が震えている。

 

 

捕食植物サンデウ・キンジー ATK 600

 

 

「……超魔導竜騎士-ドラグーン・オブ・レッドアイズの効果を発動。手札を1枚捨て、発動したモンスター・魔法・罠の発動を無効にして破壊し、攻撃力を1000上昇させる」

 

 

超魔導竜騎士-ドラグーン・オブ・レッドアイズ

ATK 3800 → 4800

 

 

 魔術師から黒い波動が放たれ、復活したサンデウ・キンジーはすぐさま墓地へと送り返された。粘液が残念そうに震えていた。

 

「……ふん、攻撃力の上昇はターンを跨いでも戻らないのか。でも、もうそんな事は関係ない!」

 

 彼はこれも予想通りと次ぎなる一手を打つために手札からカードを手札に叩きつける。

 

「僕は捕食植物フライ・ヘルを召喚!」

 

 現れたのはハエトリグサに似た植物のモンスター。既にフィールドに並んでいるサラセニアを背負った蟻と並ぶと、まるでここが邪悪な植物園のようにも見えるかもしれない。

 

 ふと、彼女が呟く。

 

「……プレデター・プライム・フュージョンか」

 

「……! やっぱり、僕の使うカードを知ってるんだ。へぇ……でも、だからどうした! 僕は速攻魔法、プレデター・プライム・フュージョンを発動! 君の知っての通り、このカードは相手モンスターも融合素材にすることができる!」

 

 

プレデター・プライム・フュージョン

速攻魔法

このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。

(1):フィールドに「捕食植物」モンスターが存在する場合に発動できる。

自分・相手フィールドから、闇属性の融合モンスターカードによって決められた、

自分フィールドの闇属性モンスター2体以上を含む融合素材モンスターを墓地へ送り、

その融合モンスター1体をEXデッキから融合召喚する。

 

 

「僕が融合素材にするのは捕食植物セラセニアントと捕食植物フライ・ヘル。そして、お前の超魔導竜騎士-ドラグーン・オブ・レッドアイズだ!」

 

 既に効果を使った以上、同じターンに再び効果を使うことはできない。魔術師はなす術なく融合の渦に呑まれて行った。

 

「魅惑の香りで虫を誘う二輪の美しき花よ! 龍の力を待つ黒魔術師よ! 今一つとなりて新たな脅威を生み出せ! 融合召喚! 現れろ、三つの首持ちし植物の竜! レベル9! 捕食植物トリフィオヴェルトゥム!」

 

 

捕食植物トリフィオヴェルトゥム ATK 3000

 

 

「これでお前のフィールドはガラ空き……バトルだ! 捕食植物トリフィオヴェルトムでダイレクトアタック!」

 

「……」

 

先生 LP 4000 → 1000

 

 彼女は壁を背にしてその直接攻撃を耐え凌いだ。しかし、相当な衝撃だったのか、彼女は地面に膝をつく。

 

「はん、僕に逆らうからこうなるんだ……」

 

「……痛い……」

 

「そうだろうねぇ。でも、もうすぐ痛みも感じなく——」

 

「でも、怖くない」

 

 彼女は何事もなかったかのように膝についた土埃を手で払い、立ち上がった。

 

「……へー? でも、君って訓練も受けてない一般人だよね? デュエルの腕こそ、まあ多少は認めてやってもいいけど」

 

「……昔から……」

 

 何処か遠くを見ているかのように、彼女は視線を明後日の方向へ向けながら淡々と話す。

 

「……わたしは感情がとても希薄と言われていた」

 

「あ、そう」

 

「……友人なんて、いなかった。わたしみたいな不気味な子、誰も相手にしなかった」

 

「だから、なに?」

 

「あなたも、おなじでしょう?」

 

 その言葉に、初めてユーリは困惑の表情を見せる。

 

「……だから、なんなんだよ!」

 

「あなたもきっと、ひとりぼっちなんでしょう?」

 

「た、たしかに僕に友達なんていないけど僕を必要としてくれた人はいるし?」

 

 困惑が明らかに動揺へと変わった。

 

「(と言うか……なんか、滅茶苦茶子供っぽいな)」

 

「そこもおなじ。わたしにもわたしをひつようとしてくれた人がいたの」

 

 彼女は何処か悲しそうに顔を下げる。しかし、眼は全く動いていない。瞬きすらもはや人間のフリをする為にプログラムされた仕草に見えてくる。

 

「でもね、その人はもう、わたしからはなれちゃったの……」

 

「……あっそう」

 

 彼からしたらなんだこいつ? も良いところだった。

 

「……あなたはきっと、じぶんがたのしければいいって考えてるの」

 

 ユーリは驚愕した。目の前の女は、自分自身の内心を言い当てた。

 

「……別に、それは否定しないけど」

 

「あくをあくだとわかってない。まるでこどもみたい」

 

「わたしね、かんじょうがほしい。だからね、ふだんはその人の真似をしてるの」

 

「真似したらね、わたしにもかんじょうがりかいできるかなって」

 

「でもね、わからない……」

 

「だけど、きみはわたしとにているの」

 

「わたしと一緒にいようよ、ねぇ」

 

「あなたと一緒にいたら、感情がわかるかもしれないの」

 

「あなたを愛せば心がきっと満たされるの」

 

「たぶん……いや、ぜったいにそうなるの!」

 

「だからねだからね、いっしょにカードにならない?」

 

「わたし、こわいのもたのしいのもかなしいのもよくわからないの」

 

「あなたといたら、たのしいのはりかいできるかもしれないの」

 

「カードになるって、どんなかんじなの?」

 

「わたしはカードになるのはかなしいことだとしってる」

 

「でも、かなしいってどういうことなのかわからないの」

 

「あなたもかなしいのをしらないとおもうの」

 

 

「——だから、いっしょにカードになるの」

 

 

「うごけなくても、いしきがなくても、なにもにんしきできないのは幸せなの? 不幸なの?」

 

「わたしはしりたい。しってりかいしたい」

 

「わからないことはしらないとって、あの人はいってたから」

 

「あたまではりかいできるけど、こころはまったくあいいれないの」

 

「だから、あなたもいっしょに……こころのそこからなにかをおもおう」

 

「きっとそうすれば、まんぞくできるよ」

 

 独りよがりな、独白。自らはそれを正しいと思っているが故、善悪の区別が付いていない。そのことが、ユーリには気持ち悪いと感じた。自分のことは一度、棚に置いてだが。

 

「ユーリ……」

 

 初めて、この女は自分の名を呼んだ。

 

「……気持ち悪いから名前を呼ばないでくれないかな?」

 

「だいじょうぶ。にくしみも、いっしゅのあいっていってたから」

 

 何が大丈夫なのかさっぱりわからない。

 

「……ああ、もういい。とっととデュエルを終わらせよう」

 

「……かったら、ひとつになってくれる?」

 

「さっきと色々変わってるぞ。あとそれどう言う意味なんだよ……まあ、勝ったら考えてあげるよ」

 

「……やった! わたしのターン!」

 

 やっと気味の悪い独白が終わった、と。彼はホッと一息付く。何故だか知らないが、目の前の女は苦手だ。大きな子供の相手をしているかのようだ。

 

「けど、お前に勝ち目はもうないんじゃないか?」

 

 相手の手札は今ドローしたのを含めてたった3枚。それでこの状況を覆すことは……

 

「いちまいでじゅうぶん」

 

 彼女は笑った。いや……

 

 嗤った。

 

「魔法カード、円融魔術発動。このカードは、フィールド・墓地のモンスターを、ゲームから除外して融合召喚を行う」

 

「なっ!? ま、まさか……」

 

「……紅の眼を持つ黒竜よ、偉大なる黒き魔術師よ。今こそ一つになりて歯向かう敵を打ち払え」

 

 再び、降臨する。

 

「現れて。レベル8、超魔導竜騎士-ドラグーン・オブ・レッドアイズ」

 

「そ、んな……また現れるなんて……」

 

「効果、はつど——」

 

 

 

「先生!? あ、そ、そいつは……」

 

「……柊柚子!」

 

 しめた、と。ユーリは確保対象を見つけてしまった。最悪、このデュエルに負けても彼女を連れ拐えば問題はない。

 

「もしかして、彼がアカデミアの……!」

 

「……うん」

 

「見つけたよ……もう、この際デュエルなんてどうでもいい。力づくで攫ってやる!」

 

「!? た、助け……」

 

 その時。柚子の付けていたブレスレットが光った。

 

「? な、何が……」

 

 ブレスレットが光ると同時に、ユーリの身体は霞のように消えてしまった。

 

「……前に見た、ワープに似てる」

 

「え、えっと先生……状況がよくわからないんだけど……ん?」

 

 ふと、バイクのエンジン音が聞こえた。彼女は自らが使っているバイクを確認したが、当然駐車した場所のまま動いておらずエンジンはかかっていない。

 

 音源はどんどん近付き、遂にその正体を現した。そのバイクは白く、乗ってる運転手本人も白いスーツを着用している。

 

「あれは……リン! と、それに……」

 

 バイクの運転手はバイクを降り、柚子に駆け寄り、そのままハグした。

 

 その顔は、榊遊矢にとても似ていた。

 

「リン! 会いたかったぜ!」

 

「きゃ、ちょ、ちょっと……」

 

 そうこうしている内に。

 

 また柚子のブレスレットは光った。

 




あなたと一つに……(意味深)

※今回のデュエルとその間の会話は赤馬零児に認知されていません。理由は次の回に。

今日の最強カード

超魔導竜騎士-ドラグーン・オブ・レッドアイズ
融合・効果モンスター(禁止カード)
星8/闇属性/魔法使い族/攻3000/守2500
「ブラック・マジシャン」+「真紅眼の黒竜」またはドラゴン族の効果モンスター
(1):このカードは効果の対象にならず、効果では破壊されない。
(2):自分メインフェイズに発動できる。
相手フィールドのモンスター1体を選んで破壊し、
その元々の攻撃力分のダメージを相手に与える。
この効果は1ターン中に、このカードの融合素材とした通常モンスターの数まで使用できる。
(3):1ターンに1度、魔法・罠・モンスターの効果が発動した時、手札を1枚捨てて発動できる。
その発動を無効にして破壊し、このカードの攻撃力を1000アップする。


うん、最強だな(確信)

①強固な耐性
②上位互換"マグマックス"
③つよつよパーミ

と言う3つの効果を持つ。強い(確信)。
しかも③にはおまけに永続(は?)攻撃力アップまで付いている。それが真紅眼融合1枚から飛んでくるのでまさしく壊れカード。
アナコンダからも飛んでくるので更ににぶっ壊れカード。
公式の作ったオリカ、僕の考えた最強のカード、ダイナソー竜崎と奇術師パンドラの友情のカードなどと揶揄されることも。

現在は禁止カード。未来永劫帰って来ることはないだろうね。こいつが帰ってこれる環境が想像できない(´・ω・`)
……心変わりとか魔導書の審判とか戻ってきたからまだよく分からんが。いや、でも流石にこいつは帰って来ないでしょ……

うなぎはやっとこさエラッタされたね。遅い(確信)。

あ、セラセニアントのサーチ効果は省いてます。デュエルに対した影響がないので、テンポの為に……ごめんね蟻さん。

前書きで呟いてた作品が投稿されるのは……今現在迷い中です。
早めに投稿したいとは思ってるんですけどね……私の筆は見たらわかる通りかなり遅いです。



そして最後に一つ。



良いお年を。

後書きでやってほしいコーナーってありますか?

  • 今日の最強カード
  • 次回予告と言う名のネタバレ
  • ややこしいルールの解説的なやつ
  • 没シーン集
  • 何も無くてええで
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