私は気ままにデュエルがしたい   作:紙吹雪

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FEエンゲージ(ハードクラシック)クリアしたので投稿します。アルフレッド王子とエーティエさん面白すぎましてよ。子安さんもめっちゃ陽キャだったしすげー面白かったゾ。

先生がいないスタンダード次元の様相なので、幕間です。大体36.5話+38話みたいな感じです。短いです。

本当は黒咲相手にギミックパペットジャイアントキラー出してゲス顔する素良きゅんとか壊獣とタマCでシンクロする権現坂とか描きたかったけどテンポの為省略されました。残念。デュエル描写疲れるんよ……幕間でやるにはちょっと厳しいかな。

柚子ちゃん視点→三人称視点です。



幕間 スタンダード次元編

 

 私のした提案……それは、セレナと私が着ている服を入れ替え、私が囮になる事だ。先生の話だと、セレナは今アカデミアが放った刺客に追われているらしい。その人達を惹きつける為、私と瓜二つのセレナの服を着ると言う訳だ。

 

「……それ、危険じゃない?」

 

「うん、でも……!?」

 

 その時、セレナの背後から仮面を被った6人組の男が降り立った。もしかして、この人達がセレナや先生が言っていた追手……!?

 

「げげ、人数多いな……面倒だな……」

 

 仮面の男達が此方にじりじりと近寄る中、先生がそう言ってデュエルディスクを構えようとしたが、突然私達と男達との間に何か爆裂音がして煙が私の視界を埋め尽くした。

 

 そんな中、私の身体を誰かが掴んだ。

 

「明美殿、此方へ!」

 

「あー、なるほど……社長が言ってたのはアンタらか。おーけー! ほら、デニス君乗って乗って!」

 

「え、ちょ、ま、」

 

 誰かの声に先生が返事した後、私の身体は持ち上げられてその場から離脱された。

 

 

 

 仮面の男達の前から逃げだし、私達は火山エリアから離れて氷山エリアに着いていた。

 

「くっ、離せ! 貴様のような覆面に……!」

 

「……」

 

 私達を助けてくれたのは、忍者みたいな格好をした2人組だった。ところで、セレナが凄い怒ってるわ。忍者の赤い方の人が困ってるじゃない。

 

 あ、放してくれた。それで、1人が辺りの見回りに行ってしまった。

 

「あー、多分あれが追手かな……じゃあ、早速作戦を実行する?」

 

「ああ、そうしよう。ゆっくりしている余裕はない」

 

 セレナはそう言うと、すぐに服に手を掛けて……って、ダメダメ!

 

「ちょ、ダメよセレナ!?」

 

「何故だ?」

 

「何故って……」

 

 私は周りの人を見渡す。忍者の片割れの方は察したのか後ろを向いてくれている。デニスも同様に後ろを向いてくれているけど、何か考え込んでいるような……まあ、いっか。

 

 それで、1番心配な先生は……何やらデュエルディスクを弄っていた。こんな時に、何をしているんだろう……

 

「先生?」

 

「ああ、デュエルディスクにカメラ機能とか付いてないかなって……ぐべら!?」

 

 私は先生をぶん殴って無理矢理後ろを向かせた。

 

「2人とも先生を見張っててね。絶対こっちを向いちゃダメだからね!」

 

「承知」

 

「お、おっけー。って、そーゆーのって普通男がやるもんなんじゃないの?」

 

「うう……デニス君、一眼レフ持ってない?」

 

 盗撮する気満々じゃないの。

 

「ほらセレナ、急ぐわよ。さもないと……後悔するわよ」

 

「あ、ああ。よく分からないが、分かった」

 

 私達は首尾よくお互いの服を交換できた。

 

「ふむ、2人とも似合ってるね」

 

 何故か少し顔がツヤツヤした先生が満面の笑みでそう言ってきた。うん、自分の塾の先生に抱く感想ではないけど、気持ち悪いわ。

 

「もう一度くらい引っ叩いても……」

 

「さ、サー! なんでもありません! サー!」

 

「誰が軍人よ!」

 

「サーは男の方だぞ」

 

 セレナ、その突っ込みはちょっと違うと思うの。

 

「ええと、黒咲の居場所は何処ですか?」

 

『全く……まあ良い。黒咲は古代遺跡エリアにいる』

 

 わ、びっくりした! 先生が持っている無線機から聞き覚えのある声が聞こえてきた。この声は…….多分赤馬零児だ。

 

「……その声は、」

 

『セレナ。君も会って話せば理解できるだろう。百聞は一見に如かずとも言う。その時は私の話も聞いてくれると助かる』

 

「……ふん、良いだろう」

 

 ……セレナと赤馬社長は知り合いなの? なんだかそんな感じに聞こえる会話だったけれど。

 

「ふむ……私はどうするかな」

 

『君は元々の任務通りだ。相応しい人員を見極めて欲しい……いや、もうそれはいいか』

 

「と言うと?」

 

『このバトルロイヤルにて生き残る。それ自体がすなわち試験と言う訳だ』

 

「……なるほど、納得はできたよ。乗り気はしないがね」

 

 ……何の話をしているんだろうか、先生は。

 

『貴女は好きに動いてくれて構わない。巻き込んだのは此方だからな』

 

「ふむ……なら私は柚子ちゃんに付いていようかな。あ、そうだ」

 

 先生は、無線機をずっと黙っていたデニスに差し出した。

 

「これ、あげるよ」

 

「え……えぇ?」

 

「私なら大丈夫だから。それに、自由に動いていいなら私にはもう必要ないし」

 

『なるほど。それならそれで構わない。彼がカメラに映らない重要な現場に居合わせる可能性もある』

 

「い、いや、ぼぼ、僕はちょっと遠慮したいって言うか何と言うか……」

 

「うるせぇ! 行こう!」

 

 ドン! と先生はデニスの背中を叩いた。まあ、先生は時々奇行がよく目立つけど非常時は頼りになる筈……頼りになるかな?

 

 こうして、私は先生と2人で追手の目を撹乱することになった。

 

 けど……その途中、冷たい目をした遊矢みたいな顔の男の子に出会った。その時、オベリスクフォースをチェーンバーンってデッキで返り討ちにしていた先生が足止めをして私を逃がしてくれた。

 

 その後、バイクに乗った……またも遊矢に似た顔をした人に……その……

 

 だ、抱きつかれたの! しかもいきなりよ!?

 

 私は彼を引き離していると、その場にバイクに乗った先生がやってきて……私達は光に包まれた。

 

 

 

 

◆ ◆ ◆

 

 

 

 

 バトルロイヤル終了時刻。

 

 生き残った大会に参加したデュエリスト達がその場に集結していたその場に赤馬零児が現れた。

 

「おめでとう。諸君らはアカデミアの戦士を撃退し、対アカデミアの為のデュエルの戦士……ランサーズとして相応しい実力を示してくれたと言う訳だ」

 

「何がランサーズだ! そんな事の為に……お前の所為でみんなは……柚子は!」

 

 榊遊矢は涙を流しながら目の前に佇む赤馬零児に殴りかかる。が、その拳は悠々と止められてしまった。

 

「君もデュエリストなら、怒りを拳ではなくデュエルで現せ!」

 

「……やってやる! カードにされた柚子達に変わって——」

 

「デュエルするその前に、1つ訂正しておこう」

 

 零児は遊矢の言葉を遮り、指を1つ立てた。

 

「確定ではないが……柊柚子が生きている根拠を1つ答えてやろう」

 

「な、なんだよそれは!?」

 

「柊柚子の側には、藤野明美が付いていた。彼女がデュエルにおいて不覚を取ったとは私には考え難い」

 

「なっ!? 何故先生がバトルロイヤルの会場にいるんだ!」

 

「それは私も聞きたいな……あいつは何者なんだ?」

 

 アカデミアから来たが、現在アカデミアから追われる身であるセレナは2人との間に口を挟む。

 

「あいつは異様に強い。あのような者が一体何処から……」

 

「それに関しては私も知らない。が、彼女が誰で何者だろうと関係ない」

 

「つーか、なんであいつが居る理由が気になるな。ユースの選手でもないだろうによ」

 

 そう横槍を入れたのはトーナメント1回戦にて遊矢と戦い負けた筈の沢渡シンゴだ。彼は赤馬零児に直談判した結果この場にいる。

 

「それは私がそう頼んだからだ。彼女には私から直接依頼した。私の目的を隠さず話し、同意してくれた上で協力してくれている」

 

 零児はそう答えたが、遊矢はどうにも腑に落ちなかった。先生には特に変わったようなところは無かった筈だ。隠し事ができるような性格にも見えなかった。

 

「どうも納得がいかないようだな。まあ、君も知らない藤野明美もあると言う事だ」

 

 そう話した時に零児は微かに何かを考えているような顔をしていたが、それに気付いた人物は殆ど居なかった。

 

「彼女には無線機を渡していた。だが、途中で自分には不必要だとデニスに渡した。結局、その行いは裏目だったようだが」

 

「は、はーい……待ってるよー……」

 

 妙に低いテンションでデニスは答えた。一体、何故だろうか。

 

「まあ、御託はいい……デュエルを始めるとしよう」

 

「先生は、きっと無事だ。強いから……本当に、柚子も無事なのか! 答えろ赤馬零児!」

 

「お前は自分の教師を信用していないのか?」

 

「くっ……デュエルだ!」

 

「……ああ。絶対に、お前に懺悔させてやる!」

 

 遊矢は駆ける。己の激情を、デュエルで示す為に。

 

 

 

「(藤野明美は……柊柚子と共に消えた。バイクに乗った男……シンクロ次元の人間と共に。だが、今の頭に血の上った彼に伝えても無駄だろう。しかし、藤野明美……カメラの目が届が無いところで何があった? 消える直前の彼女の表情は……今考えても仕方ない、か)」

 





デニス「僕が何をしたって言うんだ……」
Emヒグルミ「強いて言うなら僕を生み出した罪では?」
先生「それは全部コンマイって奴の仕業なんだ」
赤馬社長「そんな事よりランサーズを結成した」
セレナ「まるで意味が分からんぞ!」
ズァーク「(駄目だこの人達……早く1つにならないと)」



今回みたいな幕間は次元を隔てる度にやりたいですね。

それと、シンクロ次元編のストーリー練るので次回は結構遅れるかもしれません。具体的には4月くらいになるんじゃないかなぁ……(計画性ガバガバ筆者並感)
(最初はストーリーもクソもなくひたすら空想デュエル書く予定だったけどVS黒咲辺りからなんか狂った)
続き書く間に他の二次を投稿するかもしれないです。
作品の構想を練る為に作品を書く……何もおかしいところはないな!

Q.デニス君w
A.ユーリ君は空気を読んでデニス君の前に現れませんでした。まあ、それでも結局原作通り柚子ちゃんとカチこんで先生とドンパチしました。
プギャーm9(^Д^)

後書きでやってほしいコーナーってありますか?

  • 今日の最強カード
  • 次回予告と言う名のネタバレ
  • ややこしいルールの解説的なやつ
  • 没シーン集
  • 何も無くてええで
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