私は気ままにデュエルがしたい   作:紙吹雪

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今回は新しい先生の歓迎会(?)です。
頑張れトマト。負けるなトマト。


4話

「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!?嫌だぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!?」

 

 

 

 

「「「ええっ!!?」」」

 

この人絶対主人公じゃん!名前に遊ついてるし髪型特徴的だし!?嫌だぁ!?死にたくなーい!死にたくなーい!!私は生き延びる…平穏に生きてみせるぞ……!!

 

「あばばばばばばば!!!」

 

「そ、素良!?これは一体どういう事なんだ!?」

「ぼ、僕も分かんない……さっきまでは気持ち悪い笑みを浮かべてたけど」

「……?と、とにかく、落ち着いてもらわないと」

「この人、結局誰なの?」

「うーんとね、デュエル塾の先生がやりたいんだってさ」

「えー、この変な人が?」

「さっきデュエルした時は強かったんだけどなぁ。負けちゃったし」

「ええっ!?素良が負けたのか!……こんなのに?」

「師匠、その言い方は酷いよ〜」

 

 

◇◇◇

 

 

ぜぇ、ぜぇ……お、驚いた……まさか、たまたま辿り着いた塾に主人公らしき人物が居るとは…この海のリハクの目を以下略。ま、まだそうと決まったわけでもないし……あと、大丈夫だよね、私?変な人に見られてないよね?

 

「や、やっと落ち着いたか……で、このへん…女の人はうちの塾の先生になりたいんだったな!別に構わんぞ!」

 

手遅れでした。おうふ……

 

「えー、でもこの人本当に強いの?」

「うーん、どうだろう?」

「なんか気持ち悪いというか……」

 

おい、聞こえてるぞそこな少年少女。とくにそこの小太り少年後で覚えてろよ。しかし、それはそれとして舐められるのは私としてもあまり好ましくないかな。ムカつくし。

 

「……なら、誰か私とデュエルしてみる?」

「じゃあ、遊矢お兄ちゃんやってみて!」

「この変な人なんかやっつけちゃえ!」

「え!?俺ぇ!?」

 

……小さな女の子から変な人扱いされるのは、うぐぐ……ここはデュアル歴10年位の私のジツリキを見せて見返してやろう。しかし。

 

「君が私の相手って事で良いかな?」

「うーん、まあいいさ!」

 

……この人、主人公だよね多分。どうしよう。めっちゃ強かったらどうしよう。…ええい、考えててもしょうがない!行くか!

 

「よし!じゃあアクションフィールドをセットしないとな!」

 

え?…ひょっとして、アクションデュエルって奴ぅ!?いやしかし、やりようはある。……ここは、あのデッキを使うか。アレが出せればアクションマジックなど恐るるに足らず、だ。

 

私達はお互いに向き合い、デュエルディスクを構える。ちなみにフィールドはどうやら草原のようだ。プレイン・プレーンと言うらしい。この景色だけでもすごい技術だと思うんだけど、なんでデュエルに使おうとするのだろう?

 

「戦いの殿堂に集いしデュエリスト達が!」

 

「モンスターと共に地を蹴り宙を舞い!」

 

「フィールド内を駆け巡る!」

 

「見ろ!これがデュエルの最強進化系!」

 

「「アクショーン!」」

 

「デュエル!」

 

「……でゅ、デュエル」

 

えっなにそれそんな掛け声私知らない。

 

 

◇◇◇

 

 

「先攻は俺だ!俺は手札から『EM ディスカバー・ヒッポ』を召喚!」

 

 

EM ディスカバー・ヒッポ

効果モンスター

星3/地属性/獣族/攻 800/守 800

(1):このカードが召喚に成功したターン、

自分は通常召喚に加えて1度だけ、自分メインフェイズに、

レベル7以上のモンスター1体を表側攻撃表示でアドバンス召喚できる。

 

 

攻撃力800のモンスターを攻撃表示、か。たしか、聞くところによるとアクションマジックによる防御がどうのこうのあるらしいが、実際のところはどうなのだろう?

 

「俺はカードを2枚伏せてターンを終了!」

 

すると、彼……遊矢君はカバのモンスターに乗って走り出した。え、なにそれ?召喚したモンスターに触れるとかすごい面白そう。つまり、このシステムを使えばウィンダちゃんやイヴちゃんの上に乗ることが出来る……?っとと、デュエルに集中せねば。でも私運動苦手なんだけど……まあ、やるだけやってみますか!

 

「私のターン、ドロー。手札の『魔救の分析者』の効果を発動。相手フィールドにのみモンスターが存在する場合、自身を特殊召喚出来る」

 

私の前にいかにも書類仕事をしてそうな青年が現れる。もう少し幼ければ……そう、今回は【アダマシア】だ。理由は、そろそろ分かる…といいな。

 

「『コアキメイル・ガーディアン』を通常召喚。更に手札の『魔救の追求者』の効果を発動。フィールドにアダマシアモンスターが存在する場合自身を特殊召喚する」

「こんなに簡単にフィールドにモンスターを揃えてくるなんて……!」

 

この子は割と好みだ。私がそう思っていると追求者君から目を逸らされた。……解せぬ。

 

魔救の分析者(アダマシア・アナライザー)

チューナー・効果モンスター

星4/地属性/岩石族/攻1500/守 700

このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。

(1):相手フィールドにのみモンスターが存在する場合に発動できる。

このカードを手札から特殊召喚する。

(2):自分メインフェイズに発動できる。

自分のデッキの上からカードを5枚めくる。

その中からチューナー以外のレベル4以下の岩石族モンスター1体を選んで特殊召喚できる。

残りのカードは好きな順番でデッキの一番下に戻す。

 

魔救の追求者(アダマシア・シーカー)

チューナー・効果モンスター

星2/地属性/岩石族/攻1200/守1000

このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。

(1):自分フィールドに「魔救の追求者」以外の「アダマシア」モンスターが存在する場合に発動できる。

このカードを手札から特殊召喚する。

(2):自分メインフェイズに発動できる。

自分のデッキの上からカードを5枚めくる。

その中からチューナー以外のレベル4以下の岩石族モンスター1体を選んで特殊召喚できる。

残りのカードは好きな順番でデッキの一番下に戻す。

 

コアキメイル・ガーディアン

効果モンスター

星4/地属性/岩石族/攻1900/守1200

このカードのコントローラーは自分のエンドフェイズ毎に、

手札から「コアキメイルの鋼核」1枚を墓地へ送るか、

手札の岩石族モンスター1体を相手に見せる。

または、どちらも行わずにこのカードを破壊する。

また、効果モンスターの効果が発動した時、このカードをリリースして発動できる。

その発動を無効にし破壊する。

 

 

◇◇◇

 

 

「……」

「あれ?素良君どうしたの?」

「さっきデュエルした時とデッキが違う……」

「え?」

「そ、それって複数のデッキを持ってるって事!?」

「そんなの、プロでもほとんどいないと思うけど……」

「でも、召喚したモンスターはコアキメイル・ガーディアン以外はそこまで強くないよ?」

「いや、それはどうかな……」

 

 

◇◇◇

 

 

「『魔救の追求者』の効果を発動!デッキトップを5枚めくり、その中からチューナーモンスター以外のレベル4以下の岩石族モンスターを一体特殊召喚する事ができる!」

「チューナー以外……?」

「さて、めくるぞ」

 

さて、何が出るか……

 

原子生命態ニビル

魔救の息吹

ブロックドラゴン

フリント・クラッガー

墓穴の指名者

 

あっぶな……出せるモンスターが一体しかいないじゃんか……まあ、丁度良い。出来れば出て欲しかったモンスターが来たからね。

 

「私はレベル3の『フリント・クラッガー』を特殊召喚!」

 

 

フリント・クラッガー

効果モンスター

星3/地属性/岩石族/攻 800/守1600

このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。

(1):このカードが特殊召喚に成功した場合に発動できる。

自分の手札を1枚選んで捨て、EXデッキから「化石」融合モンスター1体を墓地へ送る。

(2):フィールドのこのカードを墓地へ送って発動できる。

相手に500ダメージを与える。

自分の墓地に「化石融合-フォッシル・フュージョン」が存在する場合、

さらに除外されている自分の、「化石融合-フォッシル・フュージョン」1枚または

そのカード名が記されたカード1枚を選んで墓地に戻す事ができる。

 

 

「『フリント・クラッガー』の効果発動。このカードが特殊召喚に成功した場合、手札の『ネメシス・キーストーン』を捨ててEXデッキから『新生代化石竜 スカルガー』を墓地に送る」

「EXデッキから直接墓地に送るだって?一体何を狙っているんだ……?」

 

いずれ分かるさ…いずれな。なんてね。

 

「スカルガーのモンスター効果発動。墓地のこのカードを除外し、デッキから『化石融合-フォッシル・フュージョン』を手札に加える」

「!…墓地に送ったのはその為か!それに、名前から察するにそのカードは融合を行うカード……!」

「ピンポーン♡」

 

 

新生代化石竜 スカルガー

融合・効果モンスター

星4/地属性/岩石族/攻2500/守 0

岩石族モンスター+相手の墓地のレベル4以下のモンスター

このカードは「化石融合-フォッシル・フュージョン」の効果でのみEXデッキから特殊召喚できる。

このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。

(1):このカードが守備表示モンスターを攻撃した場合、

その守備力を攻撃力が超えた分だけ戦闘ダメージを与える。

(2):墓地のこのカードを除外して発動できる。

デッキから「化石融合-フォッシル・フュージョン」1枚を手札に加える。

 

 

さて、と。

 

「先ずは先にこっちだ。私はレベル3『フリント・クラッガー』にレベル2チューナー『魔救の追求者』をチューニング!」

「…まさか、シンクロ召喚!?」

「当たりですね。後で貴方にもやって貰いますよ?シンクロ召喚!来て、『ナチュル・ビースト』!」

 

この子こそ、対アクションマジック対策に用意したモンスターだ。遊矢君は私の記憶がたしかなら【EM】を使ってくるだろうから相性はかなり良い筈。

 

 

ナチュル・ビースト

シンクロ・効果モンスター

星5/地属性/獣族/攻2200/守1700

地属性チューナー+チューナー以外の地属性モンスター1体以上

このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、

デッキの上からカードを2枚墓地へ送る事で、

魔法カードの発動を無効にし破壊する。

 

 

さあ、対応しますか?主人公(仮)?

 

 

◇◇◇

 

 

「し、シンクロ召喚だって!?」

「凄いよあの人!かなり変わった人だけど!」

「さっきのデュエルでは使ってなかったけど……もしかしたら、エクシーズ召喚も使えるのかもね」

「マジか!?そんなすげー奴がうちに来てくれるなんて……!!」

「しかも、彼女は融合するカードを手札に加えている。多分このターン中に融合召喚もやってくると思うよ」

「そんな……遊矢、勝てるの?」

「がんばれー!遊矢お兄ちゃん!」

 

……まさか、僕の時は本気じゃなかったのか?それにあのカード、物凄く嫌な予感がする。

 

 

◇◇◇

 

 

「さて、魔救の分析者も同じ効果を持っています。さあ、めくるぞ」

 

来てくれよ……?いや、フリとかじゃなくて。

 

灰流うらら

増殖するG

ツインツイスター

無限泡影

魔救の奇石-ドラガイト

 

……またギリギリだよ。まあドラガイト来たからヨシ!

 

「来て、『魔救の奇石-ドラガイト』!ドラガイトがアダマシアモンスターの効果で特殊召喚されたので1枚ドローさせて貰うぞ」

 

 

魔救の奇石(アダマシア・クリスタ)-ドラガイト

効果モンスター

星4/水属性/岩石族/攻 0/守2200

このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。

(1):このカードが「アダマシア」カードの効果で特殊召喚に成功した場合に発動できる。

自分はデッキから1枚ドローする。

(2):このカードが墓地に存在する場合、

自分のフィールド・墓地の水属性Sモンスター1体を対象として発動できる。

そのモンスターを持ち主のEXデッキに戻し、このカードをデッキの一番上に戻す。

 

 

「よし!私はレベル4のドラガイトにレベル4チューナー魔救の分析者をチューニング!さあ、早速出番ですよ!魔救の奇跡-ドラガイト!」

「1ターンに連続でシンクロ召喚をするなんて……!」

「この程度で驚いていてはこの先苦労しますよ?ドラガイトの効果を発動!デッキトップを5枚めくり、岩石族モンスターの数まで相手フィールドのカードを選んで手札に戻す!」

「なんだって!?」

 

 

魔救の奇跡-ドラガイト

シンクロ・効果モンスター

星8/水属性/岩石族/攻3000/守2200

チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上

このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。

(1):自分メインフェイズに発動できる。

自分のデッキの上からカードを5枚めくる。

その中の岩石族モンスターの数まで相手フィールドのカードを選んで

持ち主の手札に戻す事ができる。

めくったカードは好きな順番でデッキの一番下に戻す。

(2):自分の墓地に水属性モンスターが存在し、

相手が魔法・罠カードの効果を発動した時に発動できる。

その発動を無効にし破壊する。

 

 

さあ、何枚来るかな?

 

魔救の息吹

海亀壊獣ガメシエル

死者蘇生

コアキメイル・サプライヤー

魔救の奇縁

 

 

1枚……おかしいな、結構岩石族モンスターは入れた筈なんだけどなぁ……まあ、無いよりはマシか。

 

「じゃあ、右の伏せカードを手札に戻させてもらおうかな」

 

ドラガイトが発した冷気がヒッポに乗って移動している遊矢君に襲いかかる。

 

「なら、戻される前に使うだけさ!トラップ発動、『エンタメフラッシュ』!自分フィールドにEMが存在する時、相手フィールドの表側攻撃表示モンスターを全て守備表示になり、次のターン終了時まで表示形式を変更出来ない!」

「無駄です。ドラガイトの効果を発動!私の墓地に水属性モンスターがいる場合、1ターンに一度相手の魔法・罠の発動を無効にして破壊する!」

「なんだって!?」

 

ふふん。さて、私もモンスターに乗ってみましょうか?乗るのはドラガイトだ。この子は飛べそうだし。多分。私は試しにドラガイトの背に乗ってみた。ちゃんと乗りやすいように首を下げているのが可愛らしいです。

 

……硬っ!?寒っ!?やっぱモンスターに乗るのやめよ。ドラガイト君は少しだけ残念そうに首を下げて私を下ろしてくれました。構って貰えなかったペットかな?

 

「……さて、行きますよ?魔法カード『化石融合-フォッシル・フュージョン』を発動!このカードの効果によって私は自分、相手の墓地からモンスターを除外して化石融合モンスターを融合召喚する!」

「お、俺の墓地からも!?いや、でも今の俺の墓地にはモンスターは存在しない…」

「うん、だから私は墓地の『ネメシス・キーストーン』と『フリント・クラッガー』を融合!来て、『新生代化石騎士 スカルポーン』!」

 

さあ、バトルフェイズだ。

 

 

◇◇◇

 

 

「ゆ、遊矢兄ちゃん大丈夫?」

「遊矢……!」

「頑張れー!遊矢お兄ちゃーん!」

「しかし、あのドラガイトってシンクロモンスター、強力だな!もう一体の方はなんか地味だが!」

「(いや、多分そっちもかなり危険な匂いがする。一体どんな効果を持っているんだ……?)」

 




Q
先生ガチすぎない?
A
先生「モンキーボードとドクロバットジョーカーを使ってくるんだとしたら本気で行かないと負けるんじゃないかと思った(本音)」
切りは悪いですけど分けます。

9/8 誤字修正しました。指摘してくれた方ありがとうございます!
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