新しい種族……だとッ!?
幻想魔族……さながら幻に身を落とし幻想と化した悪魔と言った所か(厨二病)
現在は全員戦闘時相手と自信が先頭破壊されなくなる効果を持つ種族ですな。
それはそうと有翼幻獣キマイラさんテーマできてて草なんよ。
「明美、大丈夫?」
「いや、全然?」
私はライダースーツを着用してバイクの点検をしていた。いや、この世界の名称だとデュエルホイールになるのか。社長から貰ったやつではなく遊佐が貸してくれたものだ。元の世界のそれと比べると技術力がとんでもないことがよく分かる。質量を持ったヴィジョンとか作れる時点で大分あれだけど。
ふむふむ、ここが手札を置くところか。ここが墓地で……そんな感じで私はデュエルホイールの確認を黙々と行う。
もっと別のことに……いや、そうすると軍事利用されるだろうからある意味これが正解なのかもしれない。
「本当にごめんなさい! 私が「いいえ」と言える日本人だったら……!」
「別にいいよ。気にしてないから。本当本当」
別にその無駄に露出したへそをボルトでグリグリ押し込んでやりたいとか全然思ってないっすよ?
おっと、くだらないことを考えてたら工具を落としてしまった。拾わないと……うん、腰が痛くならないか不安になるな。ぎっくり腰にならないように気を付けないと。前うっかりなりかけたし。
先程から謝り続けている遊佐を尻目に私はメンテを一先ず終えてエンジンをかけてみるが、異常はなさそうだ。何とかずぶの素人な私でも扱える代物のようで助かった。オートパイロット……自動操縦とか元の世界でやっとこさ実現出来てたレベルなのに、この世界の人達はその技術を平然と娯楽の為に使っているのは改めて考えるとおかしいと思う。
「……やっぱりあの野郎の方を先に処理しておくべきだったかな」
「いや処理って……」
遊佐、徒手空拳で暗殺とか平然とやってのけそうで怖いのに処理って言い方で更に物騒さが増してるよ。あと、先に処理しておくべきだったかなってもう処理した奴がいるの?
どうしよう、私の知り合いに弁護士はいないんだけど……
まあ真面目に考えると、原作に出てくる奴で悪い奴を病院送りにしたとかその辺りだと思う。遊佐なら烈海王とか桐生一馬とかが相手じゃない限り負けないでしょ。
余計な考え事を頭から振り払い、時計を確認するとそろそろ時間が迫っていた。私はともかく、遊佐は間に合うのか?
「遊佐、そろそろ時間なんじゃない?」
「げっ、やっば……私、特等席で観てるからね。それじゃ、メリルちゃん後は頼んだよ!」
「はい」
遊佐は残像が出たのかと見紛う程のスピードで走り去って行った。床は綺麗に掃除されているのに埃がすげー立ってる。
扉を律儀に閉めてるのが少しシュールに思えた。
ちなみにメリルは無口な女の子のスタッフだ。遊佐の知り合いらしい。
ちょっと話した感想はコミュ障だなって感じ。いつも落ち着いた雰囲気の子なんだけど、遊佐と話す時は微かにだけど嬉しそうに口が綻んでいた。キマシの塔が立ってそうなんですけど……こんな小さい子相手にソンナコトスルナンテー。
さて、私の方もそろそろ覚悟を決めないとな……
そう、ライディングデュエルをする覚悟をな。
さて、私が出場するのはフレンドシップカップ。
何とこの大会、バイクに乗りながらデュエルをするんですって!
バイクに乗りながらデュエルするだと!?
……私がやりたくて出場したとでも? まさか。なんか不可抗力だったよ。
あれはそう、遊佐が私を連れ出した日。
遊矢くん達の再会した時のことだ——
◆◆◆
「説明してよ」
「え、何を?」
「社長がいるのはまだ分かるよ? シンクロ次元にまず向かうとは聞かされていたから。だけどなんかめっちゃ色々いるよ!?」
いやまあ主人公だから来なかったら逆に不思議だとは思うよ? でもなんか良く分からん人達もいるし……なんで沢渡くんいるねん。あとあの縦に長めのおっさんは誰よ? 如何にも偉そうな感じの高い所に座ってる5人が行政の人とやら? あのオレンジ色の髪の人はどっかで見たことあるような気が……過去作に居た気がする。
一先ずセキュリティの長官とやららしい男は今は放って置こう。遊矢達もよく見たらなんか手錠……手錠? とにかく両手を封じられていた。社長と忍者と零羅きゅんは手錠を付けられてない。
「あ、説明してなかった? えへっ!」
「えへってなんだよこんにゃろっ!」
こいつ確信犯だ間違いない! おのれ重要なことだろうが先に言え!
「せ、先生!? 取り敢えず無事で良かった……」
遊矢くん……
「うん……心配させたよね。ごめんね」
「ああ、先生がまた変なことしてないか……」
そっちかよ。ちょっとした感動を返せ。
「で、だ。遊佐、この場で何をする気なの?」
「いや? 何も?」
……
「は?」
「やっぴー! 此方が話題の次元を飛び越えて来た人、私の友達藤野明美ちゃんですぜ!」
「おお、ちゃんと連れて来てくれたね。それにしても、いつも君はハイテンションで意味不明だね」
「えへへ」
遊佐は照れているように見えるけどあの爺さんは十中八九褒め言葉として言ってないと思うんだけど……むっ、私の方を見たぞ爺さん。
「へぇ、君が彼女の親友ですか。噂には聞いてますよ、デュエルが凄く強くてちょっと頼りないところもあるけど根は真っ直ぐで遊佐くんの唯一無二の友であったと……」
「わわ! ちょ、それ酒の席で話した事じゃん! 言わないって約束だったじゃんか!」
さっきの演技めいた照れとは一目瞭然の差で遊佐は照れていた。こう言う所が憎めないんだよね……はあ、私も顔赤くなってるかも。ちょっと下向いとこ。
「ふむ、やはり生きていたか」
そう話すのは眼鏡を光らせる社長。社長は側に忍者と零羅きゅんを引き連れている。零羅きゅんも来たのね……
「社長。すいません色々あって……」
「いや、いい。それに……今の君は以前よりも余裕がありそうだ」
……それはもう会えないと思ってた人と、再会出来たから。
「へーい、議長! ところでそこなセキュリティ長官殿がいるのは何故ですかい?」
遊佐は両手で金髪の男に指を差す。なんだそのポーズは。
「いやあ、それがね……そこの手錠を付けた人達の処遇を預かりたいと。まあ、却下するがね」
この爺さんから漂う只者じゃ無い感は何なんだ。
「ほうほうほう、ほくの3段活用……ところでさっきまで何を話してたのカナ?」
それは私も気になるな。状況を鑑みるに、この偉そうな5人組に社長が声を掛けて逮捕されそうだった手錠組をここまで連れて来て身柄を預かりたい長官と揉めている……ってところだろうか。
「彼等、ランサーズとしての実力を見極める為にフレンドシップカップに出場して貰うことになったところだよ」
「へー、ランサーズって?」
「ああ」
……?
「ふむ、まあいいや! それじゃ、そろそろ明美が吐きそうなんでこの辺りで失礼を……」
「いや、吐かないよっ! 流石にこれだけ人の目がある所じゃ吐かないわ!」
「およっ!? あの人混みを見るだけでちょっとオエッてなってた明美が……およよ」
「なーにがおよよだ!」
皆の前で変なこと吹き込むな! 遊佐にはプライバシーの概念がないのか!?
「ほう……貴女の友人でしたか」
うわびっくりした。急に話しかけてくんな長官。
「あら、それがどうかしたのかしらジャン・ピエール・ポルナレフ殿?」
「ジャン・ミシェル・ロジェです。いえいえ、実はフレンドシップ大会の出場枠が一つ空きそうなのですよ。良ければ貴女のご友人も参加して貰えれば……と。どうやら彼等の仲間のようですし」
……つまり私もランサーズだから実力を見せろってことか。
ふむ、デュエル大会か……まあ出場してみるのもいいか。思いっ切りデュエルできる機会が最近あまりなかったし。
「は? あんた馬鹿ぁ? 明美は貧弱なの。バイクに乗りながらデュエルするのは厳しいわ」
「そうだぞふざけんなこのハゲ。その目玉はおもちゃか大体デュエルの大会に私がホイホイ釣られて出場する訳ないだろいい加減にしろ!」
っぶねー!? あれか、ライディングデュエルってやつか! あんなの無理無理! 下半身ど上半身がおさらばしたり突然相手が走り出したりするんだろ?
結論、無理。私は家に帰ってのんびりミルクでも飲む。
「それじゃ私はこの辺りで失礼します。お疲れ様でした」
それだけ言って私はすぐにその場から退室しようとした。その時、あの遊佐が議長と呼んでいた爺さんに呼び止められてしまった。
「ふぅむ。少し待ちなされ。彼の言うことにも一理あると思いますが?」
「いえ、全然全くこれっぽっちも無いと思いますけど……」
不味い、私の勘が今すぐここを離れろと言っている。早くこの部屋から脱出せねば……!
「では、私が決めましょう。貴女、出なさい」
「何でだよ!」
「私が観たいからですねぇ」
F◯ck! こんの腹黒ジジイ! 増殖するGに埋もれてしまえ!
おい馬鹿やめろ。別にデュエルの腕は遊佐から聞いてるなら別に参加しなくてもいいじゃん。私絶対事故るって! バイクの運転そんなに得意じゃないからね私!? 精々あると便利かもなぁ程度の気持ちで免許とった言わばバイクニワカ女だからね!?
「なるほど、私も良いと思います」
ちぃ、邪魔するなこのパツキンがよォ!
遊佐がよく思ってない奴なだけあって初対面だけど私はこいつの事がすでに嫌いだ。
遊佐、頼む。この人の皮を被った悪魔共を止めてくれ!
私はその気持ちを込めて彼女の顔を真摯に見つめた。遊佐は私の思いを汲んだのか話し出す。
「議長、私は反対です。明美は貧弱過ぎます。未就学女児と比べてもどんぐりの背くらべな身体能力ですしちょっと走っただけで足が攣って翌日筋肉痛になるような人ですよ!? 彼女が大会に出るのは危険過ぎます!」
「そうだそうだ!」
私の貧弱さを舐めてんじゃねぇぞ!
「では、デュエルホイールは特別製のを提供致しましょう。まあ、そもそもオートパイロットですが」
「しかし……」
頑張れ遊佐、何とか説得してくれ!
「そう言えばこの前貴方が壊した建物の修繕費……結構高かったんですよねぇ」
「うぐっ」
あれか、もしかしてセクハラ野郎を壁に埋めた時のことなのか? くっ、不味い……遊佐はこう言うのに弱い。
「いやぁ、あれ新調したばかりだったんですがねぇ」
「……ええい、もう良いよ!」
「遊佐さん!?」
思ったよりも早いギブアップに私は思わずさん付けしてしまった。もう少し粘ってくれよ……はぁ。
「先生も参加するのかぁ……」
「ふん……次こそは負けん」
おいゴラ遊矢と黒咲。止めてクレメンス……
「では、彼女をフレンドシップカップの前夜祭に行われるキングとのエキシビジョンマッチをしてもらうのはどうでしょう?」
なんかパツキン長官がまた変なこと言い出したよ……まあエキシビションマッチくらいなら多分大丈夫だろうと私が返事をしようとしたら、私が口を開く前に遊佐が口を挟んだ。
「それはダメです」
「ほう、何故ですか?」
「だって、エキシビジョンで明美が勝っちゃったら……つまらないでしょ?」
私の友人がハードル上げてくる件について……
結局、エキシビジョンには遊矢くんが出ることになった。
◆◆◆
と、まあ……そんなことがあって出場することになりましたとさ。はぁ。
因みにだが遊佐は解説役として実況席に座るらしい。なんか実況役の相方とも仲良しらしい。メリッサって女性だったかな? エキシビションでは彼女がなんかハイテンションで実況してたねたしか。
さて、エキシビションは昨日行われたが……遊矢くん大丈夫かな。なんか頭がゴムみたいに跳ねてたけど。
あと、これはついさっき聞いたけど負けたら収容所送りらしいんだけど……なんだよこれ、スタジアムは華やかな催しのに出場者にとっては半ば命を賭けた試合じゃないか……!
しかも建物に軟禁させられるし……まあ遊佐の差し入れのお陰で割と快適だけどね。スタッフも遊佐が選んだみたいだし、アフターフォローは完璧なのね。
まあ、仮に負けた場合も遊佐曰くこの大会が終わったらコモンズとトップスの壁が取り払われる展開になるって言ってたけど。最悪の場合、自分が強引に助けに行くと言っていた。頼もしいんだけど、まずはそんな大会に出なくて済むようにして欲しかったな。
起きてしまった悲劇はやり直せない。諦めて頑張るとするか……
なんかエキシビションを見る限りアクションデュエルの要素もあるみたいでマリカーのアイテムみたいに道中アクションカードを拾えるらしいけど拾えるかな? まああまり期待はしないでおこう。バイク運転してなくてもあまりアクションカードは使ってなかったし、最悪縛っても行ける……筈。
流石に勝ちたいな……と言うか負けたくないな。ちょっとばかり本気を出そうか。幸い使用デッキを交換してはいけないルールは制定されてない。
私の第一回戦の相手は……ええと、たしかデイモン・ロペスだっけ? うん、全然知らん名前だ。
「明美さん。そろそろお時間です」
「はいよ」
メリルちゃんの誘導で私はバイクに乗ってスタジアムへと向かう。
取り敢えず、路面が滑りやすくなっていない事を切に願おうかな。横転事故はシャレにならないからね……
どうしよう、有翼幻獣キマイラさんデッキを試しに机上でちょっと組んでみたんですがあれ結構強いですね。
クロシープと好相性でサーチやリクルート、蘇生を毎ターン繰り返してリンクやエクシーズ、そして融合モンスターで戦前維持。
それでフィニッシャーに幻想魔獣キマイラ。割と初心者にも回し易いテーマだと思います。
まあまだカテゴリ内のカード枚数はちょっと心細いですし環境に行く程とは言い切れませんかねぇ。
バフォメット手札に来ると腐るし。面白いデッキだとは思いました。
まあ私OCGデュエリストとしては割と半人前も良い所ですので話半分で聞いててください。
だってリアルのデュエル経験が一緒にやる友達いなくて殆ど無(ry
今作に登場するかは未定です。ちょっと出したい。
Q.あれ、セルゲイはどうしたん?
A.遊佐ちゃんが(リアルファイトで)病院送りにしました。
「誓って殺しはやってないです!」