幕間がまだかかりそうなので先に予告編をば……
待ってください、本編もなるべく近いうちに書きますから!
ぶっちゃけ51話はもう9割方できてるんです、幕間だけが全然筆が進まなくて!!!
非力な私を許してくれ……ってな経緯でお詫びの気持ちとして予告編を書くに至りました!!!!!
人間の成り損ないは彷徨い歩く。
誰にも望まれなくても、疎まれても……彼女だけが望む物を見つける為に。
その足取りは決して軽快とは言えなかったけれど。
俯いて立ち止まる事もあったけれど。
それでも彼女は歩んで行く。
ただ一人の朋友の言葉を信じて。
それ以外に頼れる者は居らず、それ以外の選択肢は最初からなかった。
私が常に抱くのは苦痛。
人は過ちを繰り返す。
何処に行こうが苦痛は必ず追いつく。
過去の業からは決して逃れられないのと同じように。
これは生きている以上背負わなければならない罰なのだろうか。
それとも、神様が課した呪いなのか。
答えは誰も語らない。
生きる事を難しく考え過ぎても馬鹿にされて嘲笑されるだけ。
皆、ただ自分が生きる為に行動しているのだから。
故に他人の苦痛から目を背けるのだろう。
苦痛の輪廻に拍車をかけるとしても。
◆ ◆ ◆
ああ、そうだ。
全部……覚えてる。
全部私の所為だ。
クソッタレな空の下、女は目覚めた。
もう二度と目覚めたくなかった気持ちを噛み締めながら。
全ては虚しく見えるけれど。
それでも歩まない理由にはならない。
◆ ◆ ◆
「魔法カード、火炎地獄発動」
「……は?」
命はいとも簡単に燃えて行く。
小さな火でも、回り回れば大火となる。
薄っぺらな価値でしかないものであるかのように。
そして……その遊戯が遊戯ですらなくなった時。
虚無感だけが胸の奥を支配するだろう。
きっと、そこには何も残らないから。
◆ ◆ ◆
「何故ここまで抵抗する、何故諦めない……?」
「そんな事、考えた事もない。俺に残されたのはただ一つ。アカデミアへの怒りと復讐心だけだ!」
分からない……、
いや、正確に言うと少し違う。
理解はできるが、納得はできない。
どんなに怒ろうが悲しもうが、いずれは虚無へ消える感情だろうに。
「同情はするけれど……同感はしないね」
「そんなもの、最初から求めてなどいない」
「そう……」
もし私にも……そんな生き方が選べたら。
いや、それは無理な話だ。
私と彼とでは立場も事情も違うから。
選ぼうともしなかった私が今更何を言おうが……負け犬の遠吠えと変わらない。
ならせめてこのデュエルには勝ってみようか。
どうせ、私にはそれくらいしか能がないのだから。
「……闇に抱かれて消えろ、銀河をその眼に宿せし竜よ」
◆ ◆ ◆
「これはね、私の問題なんだ。貴方如きが割り込むなんて……烏滸がましいよ」
「そんな……先生?」
化けの皮は剥がれた。
擬態をするのはもう辞めた。
意味がないと、本質は決して変わらないと理解してしまったから。
誰も求めていないのだから。
もし、今の私に出来る事があるとすれば……
デュエルだけだろう。
最早、破滅へと進む私に唯一残った意志がそれだけだって話だ。
◆ ◆ ◆
フィールドに揃うはレベル7のモンスターが2体。
高レベルのモンスターを揃えるのは難度が高い。
しかし、そんな常識は進化によって廃れて行くものだ。
少なくとも……この自然界を征服せんとする竜達にとっては。
「現れよ、世界に広がるビッグなアイ!」
巨大な瞳が貫く視線。
愛など存在しないかのように無常な力を振りかざす。
無垢な子供が小さな虫を笑いながら踏み付けるように。
◆ ◆ ◆
「お前達はこれより……おぞましい物をみるだろう」
「そんな攻撃力0の雑魚モンスターを召喚したからって、なんなんだよ!」
無知とは罪である。
何も知らない私は理解しないまでも知っていた。
人の感情は複雑怪奇、簡単には説明できない事を。
見た目だけでその人の全てを知れるのなら、どれ程良かっただろうか。
もしそうであるならば……
私も苦しむ事もなかったのかもしれない。
人と人との関係に生じる摩擦に。
「モルモラット、効果発動」
◆ ◆ ◆
運命とは自分の悲惨な人生を「仕方がなかったもの」だと納得させる為にある。
高尚でそれらしい言葉で包装すれば、どんなに小さな悲劇でもそれらしく聞こえるのではないだろうか。
だから私は運命なんてものは信じていない。
それらはつまらない人生を送ってきた人間にとっては煩わしいだけだろうから。
「運命という言葉を私が敢えて口にするのなら……それは、自分で仕込む物じゃないかな」
「なん、だって……?」
私は自分のデッキトップをめくる。
当然、確認したカードは——
◆ ◆ ◆
どんなに離れていても……遊佐だけは私の事を忘れはしなかった。
それは私にとっては最後の希望であり、私がまともに生きられるようになれる唯一の方法でもある。
誰かがいなければ、私は自分が真っ直ぐ立てているのかすら分からない。
「明美……ごめん、私はずっと黙ってた。それなのに貴女の親友を名乗っていたなんて」
「知っていた」
遊佐の話は既に遊佐の父から教えられたので既に知っていた。
そんな事関係なく、私は遊佐と友人として付き合っていたのに。
何故今更そんな事を重要そうに話すのだろうか。
「……っ!?」
ふと、私は恐ろしい考えが思い浮かんだ。
私は崩れ落ちた。
地面に座り込んで下しか見れなかった。
今、遊佐をまともに直視したら……頭がおかしくなりそうで。
遊佐が私と一緒に居た理由は……まさか、まさか。
「……そんなのってないよ」
「明美?」
もし私の考えが正しいとしたら——
——とんだ友情ごっこじゃないか。
Coming soon ......
近日中にシンクロ次元編幕間を投稿できたらいいなぁ(願望)
ゼアルの配信見ていた所為で頭の中がそっちに寄っちゃってるんです!
これはきっと紅蓮の悪魔の仕業でございます
なお、あくまで予告なので実際に書く時に内容が変わる可能性が存在する事はご容赦ください
モルラットといいドーマウスといい齧歯類は良く規制されるなぁ