オーク「しじみエキスだ」
女騎士「しじみエキス…?」
オーク「昨日、また飲みましたね?」
女騎士「毎晩飲んでますね。頑張って起きてからもあのカラカラでちゃぽちゃぽしてるんでぇ…気持ちはどんよりとはしてますね」
オーク「しじみをコトコト、濃い煮汁になるまで煮出して、煮詰めて、煮詰めて濃厚なエキスを作りました。お試し下さい。」
女騎士「あぁ…何ですかこれ。これは…すごいッスね…」
オーク「だろぉ〜?(マジキチスマイル)」
オーク「でもね、我々の世代はしじみが良いって知ってますからね」※個人の感想です
女騎士「そうなのか…」
オーク「そしてその超濃厚なしじみエキスなど29種類の栄養素をソフトカプセルに更に凝縮したのが、自然食研のしじみ習慣です」
オーク「そんなしじみ習慣を5日分1箱無料で差し上げます」
女騎士「無料ですか?1つだけ・・」
オーク「さらにここで……しじみチャンス!」
女騎士「し……しじみチャンス!?」
オーク「無料5日分のお試しセットをもう1つプラス。無料2セット約10日分初めての方に差し上げます」
女騎士「あっ2箱・・2箱!?10日分!?」
オーク「お申し込みは0120-433-○12 しじみ毎日までどうぞ」シジミシューカーン
女騎士「試してみるか…」
──
女騎士「ううむ…最近包丁の切れ味が悪くなってるな…替え時か…?」
オーク「そんな貴方に!今日は断然サビに強く切れ味抜群のステンレスチタンコーティング包丁のご紹介!」
女騎士「うおっ!?急に現れるな!ビックリするじゃないか!」
オーク「すまんな」
女騎士「ええんやで」
オーク「さて…このように普通の包丁じゃなかなか刃の入らないカッチカチの冷凍イカもっ!一刀両断!魚も骨ごとスッパスパ!鮮やかでしょ?」
女騎士「おぉ…確かに鮮やかだ…しかしこんな包丁どうやって…?」
オーク「実はこの包丁、刃物で有名な美濃の国、関の職人が仕上げた逸品!だからこの切れ味!刃にはチタンコーティングを施してあるから丈夫で強く、おまけに切った後の汚れや匂いが付きにくいパーフェクトな包丁!」
女騎士「おおっ!それは凄いな!」
オーク「更に!今ご覧の方はお得だよ!この菜切り包丁にペティナイフをお付けしたステンレスチタンコーティング包丁3本に!刃先を軽く研ぐだけで切れ味が蘇るダイヤモンドシャープナーまでつけて!この4点セットを二万円と言いたいとこだが~?」
女騎士「だが…?」
オーク「なんとっ!一万円っ!分割なら月々わずか二千円っ!安いでしょ~?」
女騎士「確かに安いな…」
オーク「更に!今回大ヒットを記念して!このCMを見てお申込みの1,800名の方だけ特別に!少ない量でも美味しく炊ける2合炊きレンジ炊飯器と!いつでも温かい飲み物が飲める卓上魔法瓶!更にっ!パン切り、キッチンばさみなど!
便利なキッチン5点セットも特別サービス!これっ!全部で一万円のままってわけっ!信じられないでしょ~?今すぐっ!お電話を!」
女騎士「これは今すぐ購入だな!」
──
女騎士「練習してるがなかなかホームランが打てないな…」
オーク「プラァイムショッピング!」
女騎士「!?」
オーク「君も、"あの"ニューヨーク・ヤ○キースの大リーガー、ディ○ク・ジーターに!」
オーク2「こんにちは、ディ○ク・ジーターです」
女騎士「デ○レク・ジーターだと!?」
オーク2「野球が上手くなるには、練習内容が大切です。今日は、僕がおすすめするZIP HITをご紹介します」
女騎士「ふむ…」
オーク「使い方は簡単!フックをフェンスまたはポールに取り付け高さを調節。後はピッチャーがハンドルを引くだけ!」ZIP!!HIT!!
女騎士「簡単だな」
オーク「ZIP HITはおよそ100キロのストレート、カーブ、シュートなどの変化球が練習できるので、苦手コースも克服!さらに、コードがスイングの目安となるので、理想的なスイングをサポートします!」
村娘「この前初めてホームランを打ったの!」
女騎士「!??こんな小さな子供が…」
オーク「ZIP HITは打ち返したボールが手元のハンドルに戻るので、周りにも安全!もう、ボールを拾いに行ったり、窓を割ったり、馬車を傷つける事もありません!」
女騎士「安全なのは良いことだな!」
オーク「今ご注文いただくと、オリジナルホームベースと持ち運びに便利な携帯用ポーチ、替え用コード、バッティング解説DVDがついて、ZIP HITお値段5,980円(送料別)!
お申し込みは今すぐフリーダイヤル0120-5○9-639まで!」
女騎士「これで私もデ○レク・ジーターに…!」
そして買い続けて数ヶ月…
ここは女騎士エレナとその夫であるシャーザーが住んでいる家。そこではシャーザーが正座したエレナに説教していた。
「何で私が正座など…」ボソッ
「エレナ」
「はいっ!」ピーン
「なんでこんなにいっぱい買ったの?」
「欲しかったからだ!」
「自信満々に言うんじゃないよこのポンコツ!」
「んぐッッ!しゅいまへぇん…」
「はぁ、ただでさえエレナは騙されやすいんだからって注意したのに…」
「すまん」キリッ
「こんなとこでキリッとしなくていいから」
「はい」
「今度からはやたらめったら買うんじゃなくてちゃんと長い間使えるのか、本当に自分に必要なものなのか、そこのところしっかり判断して買ってくれよ?」
「あい」
「返事ははい!」
「はい!」
「(本当に分かったのかな…)」
夫の受難は続く…
買う人いるんですかね、アレ。