八幡side
ジャーニー「さて、オルも来た事です。早速契約書を書きましょう。」
八幡「お前、気が早過ぎるだろ。オルフェ何にも理解してないってのに。」
ジャーニー「あぁ、そうでした。ごめんよオル、気持ちだけ先に行き過ぎて説明するのを忘れてしまったよ。」
オルフェ「よい、姉上の言葉で理解した。兄上の担当出来るウマ娘が増えたのであろう。契約書を持って参れ、筆を取ろう……」
八幡「一切の迷い無しってか。分かった、じゃあ1人目はオルフェに決まりだな。じゃあこの担当契約書に名前を書いてくれ。後1人だが……」
ジャーニー「それでしたら八幡さん、うってつけの人物が1人居るのですが、お呼びしましょうか?」
八幡「そんな奴が?でも俺、ソイツの事知ってるのか?」
ジャーニー「えぇ、走りも知っていますよ。」
え、誰の事だ?
ジャーニー「少しお時間をください、連れてきますので。」
八幡「おう……」
オルフェ「……兄上、書いたぞ。」
八幡「ん……よし、不備無しだな。じゃあコレを駿川さんに提出して承認されれば、晴れてお前も俺の担当だ。」
オルフェ「漸く、か……」
八幡「別に待たせたつもりは無いが、お前からすればずっと待っていたようなものか。」
オルフェ「これからは余の走りも存分に鍛えよ。」
八幡「あぁ、そのつもりだ。」
あっ、因みにマックイーンは既にトレーナー室を後にしている。担当の事で首を突っ込むわけにはいかないからと気を使ってくれた。
ーーー数分後ーーー
八幡「んで、ソイツがお前のうってつけの人物ってわけか?」
ジャーニー「はい、申し分無いでしょう?」
八幡「いや、まぁ、そうだけどさ………」
ジェンティル「ジャーニーさんからはついて来てほしいとしか言われていないのだけれど?説明くらいはしてほしいものですわね。」
八幡「お前説明もせずに連れてきたのかよ……」
ジャーニー「八幡さんの方が説得力があるでしょう?」
八幡「………はぁ、分かった。ジャーニーが此処に連れてきたのは、俺が複数の担当を持つ事になったからだ。人数は現担当のジャーニーを含めた3人だ。2人目はオルフェに決まったんだが、もう1人をどうするかで悩んでいたら………」
ジェンティル「私に白羽の矢が立ったと……分かりました、契約しましょう。」
八幡「やっぱそうだよな……え?契約する?」
ジェンティル「えぇ、そう言いましたわよ。契約書をくださる?手元にあるのでしょう?」
………予想外だ、オルフェが新しく担当になったから断るものかと思ったのに、まさか即了承するとは思わなかった。
ジェンティル「倒したい相手が近くに居た方が刺激がありそうですもの。それに……貴方には私の走りを完成させる義務がありますわ、そうでしょう?」
八幡「いや、それなら他のトレーナーでも「私の走りに文句を言ったのは貴方だけでしてよ?」いや、文句じゃねぇし。」
ジェンティル「とにかく、私も貴方の担当になりますわ。先程も言ったけれど、契約書をくださる?」
八幡「(これは引き下がらないだろうな……)分かった……ほら、コレに書いてくれ。」
ジャーニー「良かったですね八幡さん、これで担当が決まりましたね。」
八幡「俺はこの2人が険悪にならないかどうかが今から不安だ。」
オルフェ「案ずるな兄上、そのような事はせぬ……」
八幡「……頼むぞ、本当に。」
完成した契約書を駿川さんの所に提出しに行ったのだが、理事長室を出てすぐに担当が決まった事に加えて、オルフェとジェンティルの2人を同時に担当する事にも驚いていた。まぁそう思いますよね、俺も驚いています。
八幡「無事に承認された。今日から2人は俺の担当だ、これからよろしくな。」
オルフェ「うむ、良きに計らえ。」
ジェンティル「えぇ、よろしく。」
ジャーニー「これから賑やかになりそうですね、八幡さん。」
八幡「間違い無く賑やかにはなるだろうな、良い意味でも悪い意味でも。」
オルフェ「兄上、余は甘味が食べたい……」
八幡「……そうだな、俺も今は甘いのが食べたい。カフェテリアに行くか、何か作る。」
ジェンティル「あら、トレーナーさんはお菓子作りが出来ますのね?」
ジャーニー「それだけではありませんよ。彼の作る物は全てとても美味しいですから。」
ーーー数十分後・カフェテリアーーー
八幡「はい、お待たせ。」
ジェンティル「……トレーナーさん、コレは何?」
八幡「何って……ルーローショコラだが?」
ジェンティル「コレは学園のメニューに無かったと思うのだけれど?」
八幡「当たり前じゃん、俺が作ったんだから。トレーナー室でも言ったぞ、何か作るって。」
オルフェ「……うむ、今日のルーローショコラも美味である。」
ジャーニー「えぇ、本当に。今日のもとても美味しいです。」
ジェンティル「……では、一口。」パクッ
ジェンティルが一口食べ終えてから一言、『これからは私にも同じ物を作っていただける?』っとこの姉妹と似たような言葉を発した。まぁこれから俺が面倒を見るわけだから構わないけどな。