芦毛の超新星   作:ぽこぷぇん

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初めての競馬場

ノーブルキャップ始発点、札幌競馬場。

停車した馬運車の前には、数人の記者がオグリキャップ産駒一番槍の姿を収めるため、カメラを手に今か今かと待ち構えていた。

 

オグリキャップの子供という話題性だけでなく、イーストファームの育成牧場で高く評価されている若駒の一頭として3歳世代の代表候補の特集に組み込む事となったのだ。

 

「うお……でっか………」

 

体高が3歳春の時点で体高が約172cm、管囲21.5cm、馬体重は本格的に調教する前とはいえ500kgをゆうに超える大型馬。もちろんデータを見た時から非常に大きいと感じていたが、実際目の前に現れたノーブルキャップはオーラがそうさせるのか、データよりも大きく見えた。

 

事前知識が無ければ青鹿毛にも見える程黒光りする毛艶、道内とはいえ輸送したとは思えないほどの好馬体。よくよく目を凝らして見れば、尻尾の先の色が僅かに薄くなっていることがわかる。

父オグリキャップとは毛色こそ同じだが馬体や顔つきからは母父マルゼンスキー、ひいてはニジンスキーの影響を強く感じ取れた。

 

すると厩舎の方から人が歩いてくるのが見えた、今日取材する調教師の堀川敏樹先生だ。

 

「堀川先生!本日はよろしくお願い致します。」

 

「おお、こちらこそお願いします。」

 

「早速ノーブルキャップの目指すレースについてですが…………

 


 

なんかめっちゃ写真撮られてるしめっちゃ記者っぽい人いるな

 

……で…これだけの馬ですから。距離も父よりはある程度持ちそうですし、大目標をクラシック三冠レースに据え、その前段階として朝日杯まで駒を進める事が出来ればと考えております。」

 

「ありがとうございます。次に新馬戦は6月の芝1200mを予定しているとの事ですが、こちら元々の予定から早めてのデビューと聞いております。どういった考えの下で選択されたのでしょうか。」

 

「この馬の一番の長所は賢さです。何よりも経験を積ませることがノーブルにとっての最適解。GIを目指せる馬だと思ってますし、重賞をいくつか使う事を考えての6月デビューですね。」

 

中身人間だしほかの馬と比べればそりゃ賢いよね……

というか6月に早まったのか、うへぇ…今からドキドキしてきた……これ、先生の経験を積ませるって話、とても正解。

 

練習でできてることは本番でもできる、追い切りでできる走りはレースでもできる。

とにかく特訓だ、こういうのは地道な積み重ねが自信に変わるんだ、あっ!なんだか凄く走りたくってウズウズしてきた!

 

 

 

レースで走るってどんな気持ちになるんだろう。

苦しくって息も絶え絶えになるのかな、上げる足も重くて付いて行くのも精一杯だったり、置いていかれて苦しくて走るのが嫌いになったり?

 

それでも、皆が文字通り命を懸けて挑む中で

たった1つの勝利をこの脚で駆けて掴み取れたら、

 

それって最高じゃん!!

 





年齢は00年代より前なので旧表記で統一します。

また約2年ぶりの投稿となってしまいすみません。本当に気が向いた時に書いてるので、だいぶ先の話が次話より執筆が進んでたりしてます。
更新につきましては、数年後なのか数ヶ月後なのかはたまた数週間後になるかは分かりませんが、只の趣味小説モドキですので何卒ご容赦ください。
既に投稿済み話の修正は調教師の苗字の部分がメインとなってます。(井から連想して堀にしたのですが有名な方と被ってしまっていたので)

26/8/29追記
投稿当時流行っていたネタを取り入れた為アスタリスクを使用していたのですが、新しい必須タグのAI本文利用に引っかかっていましたので修正しました。
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