霊夢ちゃん!今はいてるパンツ貸して!   作:みけさんわーきゃっと

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連載始めてから4話目にして初めて未来方向に時間が進んだお話です。
こんかい深刻なエロコメ成分不足です。申し訳ありません。



「霊夢ちゃん!今はいてるパンツ貸して!」第二話

「「「「「「「「いただきます」」」」」」」」

 

 

「はい、おあがりよー」

 

返事を返す。

俺以外の全員で唱和。妖精たちが多いせいで小学校のようにも見える。あと萃香さんも小さいし。あうんはペット枠か……?

そして霊夢ちゃんがまるで先生か、子だくさんの母親のようだ。

つまり父は俺か、朝からいろいろあって疲れてたけど、やる気出てきた(単純)

 

今晩紅魔館へいくので、パンツを借りて発作の原因になる「体に溜まった白い膿」を限界まで絞り出したのは良いが、返すときにもちろん霊夢ちゃんにものすごい怒られて朝食を作る羽目になった。

 

といっても普段からなんとなくで、霊夢ちゃんと交代で(俺の方が多い気もするが)作ってるので苦ではない。

が、報復とばかりに霊夢ちゃんは近所(萃香さんを近所と言っていいのかは知らないが、どこにでもいるらしく呼べば来る、たぶん紫さんも呼べば高確率で来そうな気がする)の全員を呼んできた。

 

なので本日の食卓は三月精、クラウンピース、ルーミア(これはたまたま来た、能力の代価でたまに食べにくる)、あうん、萃香さんに霊夢ちゃんという大人数での朝食となった。

うん、マジで小さめのが集まったな。

 

流石に面倒だったので御御御付(おみおつけ)(具だくさんの汁ものの事、今回はけんちん汁)とそれを煮ている間に大量の炒り卵(いつもだったらだし巻きにするが時間がない&お子様味覚が多いので甘い炒り卵にした)と常備菜のべったら漬を大根一本分ぐらい輪切りにしてテーブルの中央にどん、どんとおいて各自でとるスタイルにして手を抜いた。

 

 

幻想郷に来てから料理が趣味の一つになったが、好きでやってるはずなのに手抜きを会得していくのはなんでだろうな?

 

料理が趣味になったきっかけは、幻想郷に流れてきた後いろいろあって、餓死して死んでやろうかとハンストしてた時期があってな。

んでもやっぱり、苦しいんだよ。で、空腹に耐えかねて霊夢ちゃんの作ったおかゆを食べたら、なんか情けなくて、美味しくて号泣してな。

 

そのあと霊夢ちゃんに「食べたのなら生きなさい」て言われて、なんか「ああ、俺は生きなきゃならないんだ」っておもっちまったんだ。

それから料理とか畑とかそういうのに興味持つようになったんだよな。

まあ、この話はいつか、幻想郷に俺が来た話として語る時があるかもしれないな。

 

しかし今思えば当時の俺はアホだな。

幻想郷はこんなにも素晴らしいところだったことに目を向けてなかった。

可愛い女の子とその女の子のパンツが見放題なのにな!(違)

 

と、益体もないことを考えているとお代わりを要求された。

 

「こいつはつまみにもいいね、けんちんだけもう一杯、あ、実だけで汁はいらないよ、こいつで流し込むからね」

 

と、萃香さんはお酒を……おいおい、飯時は禁止だって言ってただろ。

 

「萃香さん、食事が終わるまではお酒はだめだって言っただろ?」

 

「まーまー、固いこと言うなよ、固いのは下だけでいいじゃないか」

 

「しばらくは柔らかいです(真顔)じゃなくて、飯は飯、飲みは飲みでけじめをつけてな、って言ってるんだよ」

 

「そも(酒呑)だぞ?酒とは切っても切れないし離れるわけがないじゃないか、な?お・ね・が・い」

 

と、すり寄ってくる。

小柄なのでこの角度だと襟ぐりから服の中がみえてしまう、ぺたんこと思いきやごくわずかなふくらみとピンクの先っぽまでばっちりと見え……またなんもつけてねえこのチビ鬼!?

勇義ちゃんもそうだがなんで鬼は身に着けるものを最小限にしてるんだろうか「鬼のパンツは良いパン……はいてないだと!?」事件はいつか語る時があるかもしれない。

 

しかし今の俺は賢者に転職をしている。

 

「今の俺には色仕掛けは効かん」

 

そも、萃香さんのような幼い体で色仕掛けされてどうなるの?ロリコンなの?

という意見も出るかもしれないが、長年生きているせいでその辺の手練手管はしっかり持っているようで。

声に艶をにじませたり、ボディタッチがやけにきわどいところ触ってきたり、ぺったりくっついてきたりと普通にやばい。

そのくせビッチっぽくないところがまたやばい、勘違いするだろ、たいていの男は。

 

「一緒に飯食うだろ、酒飲むだろ、気が付いたらヤってるだろ」とは本人の談。

流石鬼だ、いったい何人食いやがった!(意味深)

 

まあ俺も普段なら食われてみたいとは思うんだがな!

 

「つれないな、よし、お前ら早く飯を食え、早く飲ませろ!」

 

「妖精を威圧すんな!」

 

焚き付けに使った新聞紙(もちろん文々。新聞だ。購読していないのに恐怖新聞さながら放り込んでいくので)の残りを丸めて萃香さんに投げつける。

 

可哀そうに、みんな動きが止まっ「おかわりなのだー」ルーミア強ぇな!?

借りた能力もフルパワーで使うと物質化するほどの闇とか恐ろしいことできるし、チルノ並みかそれ以上にやばい存在の片鱗はたまに見せるよな。

でも俺の中では癒し枠だったりするが。懐いてくれてるし。

 

 

「ほい、おかわりだ。サニー達は?」

 

ルーミアにご飯と御御御付の追加をいれて、三月精にも尋ねる。

個別でなくまとめて聞くときはサニーミルクを立てないと微妙にすねるのがサニーミルクの面倒なところだ。

三月精は俺に対してメタ的に働く能力を持っている&借りたときにすごく便利な能力を持っているため友好度は高く保っておきたい。普通にちまくて可愛いし、俺にはあまりいたずらしてこないのでそんなこと関係なしに甘やかすけど。

 

俺の程度能力の発動方法だが「互いに認識して」「借りたいものを知らせて」「相手が了承する」ことで発動する。

つまり、見えなくされたり、聞こえなくされたり、出会わないようにされた場合程度の能力は使えなくなるというわけだ(すでに借りているものは別)まあ、妖精の術は簡単に破る方法はあるんだけどな。

能力の点ではスターサファイアはそこまで脅威ではない。

でも個人的にはスターサファイアが一番ブレーキが壊れてる気がするけどな。

あとときどきドロワーズじゃなくてパンツ履くようになった。

 

「そこまでたべれないしー」

 

「大丈夫だよ、十分食べてるよー」

 

「うん、おなかいっぱいです」

 

「おう、遠慮すんなよ、あうんは……もういねえな」

 

萃香にビビったのか、すでにいない……おい、守護者。

あとでアヘ顔さらすまでブラッシングしてやる。

 

霊夢ちゃんは基本的にみんなで食ってるときはおかわりしないので……いちおう目線で聞いてみるとやはりいらないと目で返ってきた。

霊夢ちゃんは宴会じゃない普段の食事は割と黙々と食べる。

喋っても短い。躾なのか本人の性質なのかはわからないけど行儀は良い感じだ。

 

「ピ-スは?」

 

取り皿に取った炒り卵をケチャップまみれにして食ってる派手な妖精クラウンピースにもたずねる。

 

「No thank you. もうそろそろお腹一杯だね!」

 

……前から疑問に思ってんだけどなんで数多の妖精の中でこいつだけアメリカンなんだろう?あの松明も自由の女神みたいだし、そもそも服がアメリカンカラーだし……

 

あと、結構おしゃれさんで大抵の妖精が同じ格好をしているのに対し(ただなぜか近頃パンツ履く妖精が増えたが)カラーバリエーションこそないものの、タイツだったり、オーバーニーソックスだったり星条旗水着だったり(いやだからお前絶対アメリカ人だろ)Tシャツだったりとまあなかなかに違う格好を見せてくれる。

帽子だけは常に同じものをかぶっているのがまた謎ではあるが。

 

そういや現代社会に思いをはせる風祝を元気づけたときに作ったアレ今度食わせてみたいな、アメリカンなら口に合うだろ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「「「「「「「ごちそうさまでした」」」」」」」

 

「おう、気をつけて帰れよ」

 

食事も終わり、解散となる。といっても萃香さんは残っているが。

俺も残り物で飯をかっこんでいると霊夢ちゃんがお茶を入れてくれる。

 

「今日は泊り?」

 

昨晩パンツを借りに来たことから紅魔館に泊まることを察したらしい霊夢ちゃんが確認してくる。

別に泊まらなくてもいい気もするが夜中に血の匂いさせたまま移動するのは危険だとのこと。

あとレミリアさんが「客人のもてなしすら出来ない家だと?」と圧をかけてくるので泊まることにしている。

 

 

「紅魔館でレミリアさんにごちそうしてくる、お土産に美味いもん買ってくるからな」

 

気分は出稼ぎに出るお父さんだ。

 

「そんなのは良いから無事に帰って来なさい、アンタ妙なものに好かれるんだから」

 

骨女を成仏させた話だろうか?それとも二口女を食い倒れさせた話だろうか?それとも……

 

「なんか心当たり多すぎてわからないみたいな顔してるけど、アンタいろんな意味で有名人だからね」

 

「さとりをブッ倒したって地底でも有名だしね、勇儀にも勝ってるし、おこぼれにあずかりたい有象無象はどれだけでもいるさね」

 

あれは……不幸な事故だったんだ、「さとりちゃんを人魚にした話」はまあいつか夜長の時にでも語ろうか。

 

勇儀ちゃんは勇儀ちゃんが怪力乱神を勝負前に貸してくれたのでほぼ互角だったというのが大きい。

なぜか弾幕ごっこではなく格闘戦で勝負することになったけど。

 

挑発して隙を作って、ボロボロになりながらも、なんとか勝利。決まり手はバランスを崩したふりをして肉体版三歩必殺(美鈴ちゃんによると箭疾歩)を誘って予備動作中に間合いを詰めて崩拳で迎撃、ギリで勝利した。

もう、タフさでは絶対勝てないと思ってたから最初から一撃必殺を狙っていて見事にはまった感じだ。

 

美鈴ちゃんのパンツ見るためとはいえ、結構な頻度で組手してて本当に助かった。

 

勇儀ちゃんは「これだ!こういう騙し方なんだよ!」と、めっちゃ興奮して、それから妙に気に入られている。

 

ちなみに勝利してテンションがおかしくなってたのか「半歩崩拳、二歩半ほど足りなかったな」とか言ってしまったためしばらく地底では「二歩半の兄貴」とか「絶招半歩」とかよばれる屈辱を味わったのは黒歴史だ……まだいわれることもある……お燐とかはわざと言ってる気もする。

二つ名が文化だとか普通知らねえよ……

 

 

「さとりちゃんは、アレだ。ちょっとした行き違いのせいでだし、勇儀ちゃんは俺を舐めてたんだろ、程度能力も貸してくれてたし」

 

そういうと萃香さんは目を細めて圧をかけてきた。

 

「舐めても勝つのが我ら鬼ぞ?あまり軽く見てくれるなよ、人間」

 

でも小さいので可愛い!

キレる直前の霊夢ちゃんの圧のほうがよっぽどやばいので割と余裕がある。

……なお本気でキレた場合は霊夢ちゃんは圧が消失する、明鏡止水というか無念無想というか、淡々と「処理」される感じになる、これが一番怖い。

 

「軽くは見てない、必要以上にビビったりもしないけどな」

 

残った飯に茶をかけて、べったら漬けでかき込む。

幻想郷では弾幕ごっこがあるせいか理不尽な負けというのが存在していない(ただし死なないとは言っていない)、それでも弾幕さえ撃てない一般人は多少窮屈ではあるだろうけど、人里にいれば「現代で交通事故で死ぬ程度」ぐらいの危険しかない。

現代社会よりかは優しいと思う。

 

「嘘じゃないのがまたすごいね、で、もういいか?」

 

俺が飯を食い終わるまでちゃんと待ってたのは偉いと思う。

残ったけんちん汁の具材をこんもりと盛り上げて萃香さんの前に置く。

汁は良い出汁が出てるので、あとで雑炊にしたりに使う。

今晩は俺がいないし、霊夢ちゃんならそれで簡単に済ませそうだ。

 

「どうぞ、ただし片づけは自分でな」

 

なお、片付けしない場合は伊吹瓢を封印するというお仕置きが待っている。

ガチ泣きして許しを乞うてきた時はちょっと昂った。

その状態でさらに三日ほどお預けしてた霊夢ちゃん鬼より鬼畜(封印は霊夢ちゃんがしたため)

 

「わかってるわかってる……二度とあんなのごめんだしな。おっと、どうだ、お前も飲るか?」

 

「いらん、酒はあまり好きじゃないって言ってるだろ」

 

「そもそも鬼のお酒は飲むもんじゃないわよ、萃香も勧めないで」

 

「でもこいつ勇儀に直接飲まされたときは飲んでたぞ」

 

それは俺が星熊杯の酒を受け取るのを躊躇してたら「早く飲まないと味が落ちる」と口移しで強引に飲まされた時のことだな、あれはうまかった……ん?

 

「まて、なんで萃香さんがそれを知っている」

 

「勇儀がなんか顔真っ赤にして「ちょっと戦い終わった後の勢いでやらかしたんだけど、嫌われてないかな……」とか相談してきたからね」

 

なにそれ、勇儀ちゃん可愛いな!?

 

「あいつは女ならだれでもいいから気にしてないよって言っといたぞ」

 

「風評被害も甚だしいわっ!?」

 

誰でも良いわけじゃない、精神的なお子様は犯罪臭がするのでスルーしてるし、面倒そうな人も避けている。

 

「大体あってるんじゃない?」

 

と、霊夢ちゃんが半目(ジト目)でいう。

 

「霊夢ちゃんまでひどくない?」

 

俺の基本分類である、ちゃん、さん、呼び捨ての比率を脳内で考えて……

 

大体あってたわ

 

 

震え声で認めざるを得なかった。

 

「お前本当に嘘がない人間だな!」

 

萃香さんがけらけら笑う、さとりちゃんや、映姫ちゃんにも似たようなこと言われたんだよな……映姫ちゃんは初手「まずそこに正座」から入ってきたけど……

 

「萃香、こいつのは馬鹿っていうのよ」

 

「いいじゃないか馬鹿で!大昔は結構こういう人間いたんだけどな、今では……いやだいぶ前から見なくなったよ」

 

「萃香さんの大昔っていったい何百年前なんですかねぇ!?」

 

「馬鹿言え、桁が一つ足りない」

 

と、遠い目をして寂しそうに酒を飲む萃香さん。

 

実際いくつなんだこの幼女鬼!?

まあ見かけ可愛いからいいけど!!

と、萃香さんを愛でながらまったりしていると……

 

「鬼が隠れた理由だものね、ま、騙されて人に負けるのを恐れた鬼だっていっても、種族特性でそれなりに面倒だから私としては楽でいいけど」

 

「鬼を相手にするより、雑魚散らしたほうが楽だもんな、負けることも無いし」

 

「あら?私が負けたことあったかしらね」

 

なんか急に雲行きが……この二人、仲は良いと思うんだけど時々急にギスるのなんでだ!?

 

寂しそうだったので無意識のうちに萃香さんの頭をなでていたが、圧に巻き込まれて思わず手を止めた。

 

俺の手が離れた直後、注いであった酒を一気飲みして「だん」とテーブルに叩きつけて立ち上がり萃香さんは言った。

 

「3枚、10分、残機ゼロのみ」

 

「受けて立つわ」

 

ルールでいえばスペルカードは3枚まで、制限時間10分、残機ゼロといわれる、倒れて動けなくなる状態でのみ勝敗がつき、時間切れでは引き分けというほぼほぼガチなルールである。

 

まあこの二人がこのルールで戦った場合時間が足りず引き分けるだろうから問題はないといえばないんだろうが……

 

たべかけの皿にラップをかけ(無縁塚にけっこう流れ着いている、有名どころのラップじゃない聞いたことない商品名のではあるが、売れない原因なんだろうか切りにくかったりして使いにくいが重宝はしている)戦意の高い二人に俺は言った。

 

「怪我すんなよー」

 

「「こいつに言えば?」」

 

異口同音に答えがかえってくる。

 

やっぱり仲いいだろ!?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

畑の世話をして帰ってくると(畑は広いのだがルーミアも含め妖精たちがいろいろ手伝ってくれているので結構楽。というか畑に悪戯すると食事が貧相になることに気づいたらしくチルノを迎撃している姿もよく見かける)二人で酒盛りをしていた、いつものことだが切り替え早いな!?

 

 

風呂の裏手に回って温水槽からぬるい水を出して汗を流す、シャワーみたいなもんだが天気に左右される欠点がある、まあ沸かせばいいんだけども俺一人のために窯を炊くのも面倒だしな。

 

身だしなみを整え戻ると、萃香さんが霊夢ちゃんの膝枕で寝ていた。

おいそこは俺の場所だどけ(混乱)

 

展開が急すぎてついていけないが、萃香さんと魔理沙と紫さんの場合毎回こんな感じで少し目を離すと「なんで!?」って状態になってることが多い。

というか、鬼と妖怪と並ぶことのできる魔理沙はやっぱりおかしいと思う。

 

そういえば紫さん近頃見てないな、こんど八雲一家のお弁当もって藍ちゃんとこ行ってくるか。あそこなら呼べばほぼほぼ出てくるからな。

 

……いまも呼べば出てくる可能性もそれなりにあるんだけどもな、夜に白い膿を放出してるとこを見られてる可能性も……うん、考えるのはやめよう(一週間ぶり通算126回目の棚上げ)

 

 

 

 

 

「もう出るの?」

 

俺に気付いた霊夢ちゃんが問いかけてくる。

 

「おう、ちょっと適当にぶらつきたいしな」

 

「今度はどの女のところに行くのかしらね?」

 

「はっはー、俺にもわかんねえわ」

 

いや、割と男の人とも交流深めてるはずなんだが、作り酒屋のおっちゃんとか、霖之助とか……あれ?

やべえ、すくねえ。鍛冶屋のおっちゃんも河童と仲良くなってからご無沙汰だしなあ。

 

「とりあえず、妹紅さんのとこで焼鳥買ってミスティアちゃんのとこにでも、持っていこうかな?」

 

「やめなさい馬鹿、また「目があああああああっ!!」とか叫ぶ羽目になるわよ」

 

初めて悪戯したときはひどい目に合ったものだ、治すためのヤツメウナギの値段ぼったくられるし……

毛糸のパンツは意外だったけど。

 

とはいえ流石に焼鳥持っていくのは冗談ではあるけどな、でも、うちで結構頻繁に鶏絞めてるせいか、普通に客として行ってもミスティアちゃんには割とぶつぶつ言われることが多い。

 

そのくせ卵は普通にミスティアちゃんの屋台のおでんのメニューにあったりする……

あ、でもルーミアの力を借りているせいでちょっと目に気合入れる必要があるが、闇を見通すこともできるためたぶん大丈夫。

 

「移動しながら考えるよ、というわけで霊夢ちゃん、今はいて……じゃなくて空を飛ぶ程度の能力貸して」

 

「いいわよ」

 

霊夢ちゃんが了承すると、心の中の帳面に五.空を飛ぶ程度の能力。と記載されたのが感覚でわかる。

あくまでもイメージなんだが昔持っていた帳面(幻想郷に来た時にもっていた帳面)と同じような感じで記載される。

これで行使が可能になるというわけだ。

 

ちなみに勝手に借りるときでも声をかけないと発動しない、というか勝手に借りるというか強制的に了承させる。というのが正しい感じがする。

強制的に借りた場合は心の帳面に赤文字で書かれ、それを返すまでは誰からも何も借りることはできない(すでに借りているものは行使できる、また能力を使わずに物品を借りたりは当然できる)という制約がある。

俺はこの状態を借金状態と呼んでいる。

明確な弱点になるから霊夢ちゃんにすら教えていない秘密だが。

 

そういえば霊夢ちゃんのパンツが時々赤文字じゃない(帳面に記載されない)のはあきらめてるんだろうな……ごめんね霊夢ちゃん。

でも借りるけどな!(ゲス)

 

 

「じゃあ、明日の夕方までには帰ってくるから」

 

「寄り道せずに……無理ね。せめて厄介ごと拾ってこないようにしたら、それでいいわ、気を付けてね」

 

「おう、お土産楽しみにな―」

 

そういいながら手を振って俺は飛び立った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「行ったみたいだな」

 

「やっぱり、起きてたのね」

 

()()()()()か……嬉しいか?」

 

「さあね、ま、いなくなると少し物足りないけど」

 

「好いていないのかい?」

 

「……よくわからないわ、でも、私は博麗の巫女だから」

 

「私はただの鬼だが……何年見ていても人間はわからんな、不条理だ」

 

 

 

 

 

答え(いらえ)はない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




お読みいただき、ありがとうございました。
未来方面への時間軸は物語を考えながら作っているので結構お時間をいただきます。
見捨てずに気長にお待ちください。

またお気に入り、感想、評価、推薦などは励みになります。
私の作品のために時間を割いてくれるということ、とてもうれしく思います。

ねくすと

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