目が覚めたら死亡フラグしかないクローンでしたとミサカは報告します 作:妹達10032号
この話を書いてて思った事は「オリ主があまりにもクソガキ過ぎてクズ過ぎる」です。
ご注意ください
インターホンを鳴らす。今の時間は実験は行われていないはずだから、家の中にいると思うのだが、反応なし。ここに来る前にこのマンションのカメラをハッキングして、
もう1回インターホンを鳴らす。反応無し。インターホンを鳴らす。反応なし。
成程、
……そっちがその気ならやってやろう。
インターホンを連打してもいいんだが、居留守をしている
ならば、どうするのか。話は多少変わるが、オレの能力は電気を操る。それを応用する事で磁力の操作、機械のハッキング等が出来る。ここで重要なのは機械のハッキングである。そして、目の前のインターホンは機械です。
もうお分かりだろう。インターホンをハッキングして、毎秒10回程度鳴らすように仕様を変更してやる。はい、実行。
きっと室内では甲高い音が鳴り続けている事だろう。だって、外にいる俺にさえ聞こえてくる程に喧しいのだから。
……あれ、ちょっと待てよ。今更ながらこの作戦の重大な欠陥に気が付いた。
そうすれば、いつか諦めて外に出てくれるかもしれない。
そんな事を思っているとドアが開いた。ドアの隙間から白髪赤目の男の顔が現れる。その目は今から人を殺しそうな程の怒りが浮かんでいる。勿論、その殺意はオレのインターホン操作のせいであるが。殺意を抱く程度にはうざかったらしい。まぁ、出てくれたのでバグらせておいたインターホンを正常の動作に戻しておいてやろう。
そんな初めて会った主要キャラである
「オマエ、何もンだァ?」
そう言われて気が付いた。オレの今の姿は何度も言っているように不審者みたいなものだ。黒いジャケットに身を包み、フードを深く被り、バイザーで顔を隠す変な奴。如何に
バイザーを上げて素顔を晒す。オレの素顔を見た瞬間、その瞳に浮かんでいた困惑は更に深くなった。
「なンでこンな所にオマエがいやがる。今日の実験は終わったはずだろォ?」
「確かに本日の全実験は終了しましたとミサカは肯定します。オレはあなたの為に料理を作りに来ましたとミサカはここに来た目的を伝えます」
「…………………………………………はァ、そォかよォ。じゃあなァ」
永遠に続くかと思われた沈黙の末に
開けていたドアを閉めようとしたので慌てて足を滑り込ませて、ドアが閉められるのを防ぐ。オレの動きに驚いたものの、オレの異常行動に
ちょ、痛い痛い! 足が千切れるッ!
「痛いです足が千切れますオレを部屋の中に入れてくださいとミサカは暴行を加えるあなたに苦情と願いを言います」
この体は、どれだけ感情を荒ぶらせたとしても、その感情は口調に反映される事は少ない。感情を表す事が出来たとしても、その口調は平坦でしかない。自分の口調と感情の差異に違和感を抱かずにはいられない。つまり、どれだけ痛かろうとそれが
あぁ、痛すぎて泣きそう。
「だったらァ、オマエが足を退ければいいだけだろォがァ!!」
ドアを少し開いては勢いよく閉めるという動作を
まぁ、それでも痛いんだけど。どうにかして入れてもらう必要がある。よし、脅すか。
「このまま入れて貰えなかったらアンチスキルに彼氏に暴行を加えられて追い出されたと通報し、近隣の人には、ある事ない事ばかりを言い、更には先程のインターホンバグを何度も行うとミサカは足に暴行を加えるあなたに脅迫を実行します」
オレが言った未来の光景を想像したのか、
「お邪魔しまーすとミサカは
「コーヒー依存症だったのですねとミサカは
家のそこら中に空のコーヒー缶が幾つも転がっていた。無類のコーヒー好きである事だけは確かなようで甘めのコーヒーから苦めのコーヒーまで無数に大量に置かれていた。うん、趣味嗜好が良く分かる部屋だよね。それぐらいのコメントしか言えない。
なお、
「それでは勝手に冷蔵庫を使わせてもらいますとミサカは
どうせ今日は
買っておいた食材を冷蔵庫に入れようと開けてみると、想像したくはなかったが、やっぱりなという光景が広がっていた。冷蔵庫の8割弱をコーヒーが占めていたのである。そして、冷蔵庫の中に食べ物なんて殆ど無い。あるとしても、溶けないように入れてあるチョコレートぐらいである。能力の演算とかで脳が糖分を欲するのだろうか。
買っておいた食材を何とか冷蔵庫に詰め込む。それが終わったら次は部屋中を探して、鍵を探すとしよう。何故かって? 合鍵を作る為です。
玄関のすぐ近くに鍵が置いてあったのですぐに見つける事が出来た。仮にも学園都市第1位の家なのだから防犯性能が高い家なのかとも思ったが、そんな事は無さそうだ。家の鍵はそこら辺に置いてあるし、鍵の形状も単純な物らしい。
まぁ、
とりあえず、スマホで検索して見つけた合鍵を作る方法を少しアレンジして試してみる。
能力を応用して、鍵に磁力を付与させる。その後に外で拾ってきた砂鉄をくっ付ける。その鍵にテープを付けて、砂鉄で鍵の型を取る。次にそこら辺に転がってあるコーヒーの空き缶を砂鉄の刃で綺麗に真っ二つに切断して、平たく広げる。広げたアルミ板にテープを貼り付けて、砂鉄の刃で丁寧に鍵の型通りに切り取る。
はい、完成。この家のドアで試してみたが、問題無さそうである。
やっている事が完全に犯罪の匂いしかしないけど、気にしてはいけない。
さて、とりあえず今日やる事は終了したし、寝るとしよう。それでどこに寝るのかという事なのだが、ここは大人しくソファで勘弁してやろう。
ソファで寝る前に
まぁ、
ソファでもそれなりに寝心地良いし、すぐに寝れそう。
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「ぅん……」
意識が覚醒する。うっすらと目を開けても部屋の中は暗いままだった。カーテンは完全に閉められているが、その隙間からは朝日が昇っていた。
むくりと起き上がると、体に掛けられていた毛布がずり落ちた。
あれ、なんで掛け布団がオレの体にあったんだろ。寝る直前には無かったはずなんだけど。
以上の事から察するに
……なんというか、うん。こんなだからアクセロリータとか呼ばれるんじゃないだろうか。
毛布は
キッチンに立って何をするのかと言えば、答えは1つ。
さてと料理を作りますかね。
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作った料理は至って普通の朝食である。ご飯、味噌汁、焼き鮭、野菜の和え物とかである。
何となく予想はしていたが、
独り暮らしを始めた時に買ったであろう食器や鍋は埃を被っていた。そして、どこを探しても調味料の類は一切無かった。こんな事だろうと思い、昨日の買い物で調味料も買っておいて良かったと思うよ、本当に。
料理を作り終わり、皿に盛っていこうとした時、ベッドから
「……ホントに何やってンだオマエ?」
何ってそんなに難しい事ではないだろう。
「見て分かる通り料理を作っていましたとミサカは答えます」
「いや待て、ちょっと待て。料理を作ってるなンざ見りゃ分かる。なンでオマエは俺の家で! 俺の台所で! 勝手に料理してンだよってェ聞いてェンだよォ!」
ご尤も。実験で殺し合いをしている
必死に思考を回して、最終的に現状を理解する事を諦めたのだろう。
「アホくせェ」
だが、ここで
つまり、食えという事である。
そういう訳で
「不健康にしか見えないあなたの為にバランスの良い料理を作っておきました。さぁ、一緒に食べましょう。せっかく勝手に作ったんだから食べてくださいとミサカはあなたのもやしボディを心配しながら朝食に誘います」
俺を睨み、舌打ちだけして、
「やっぱり
「…………オマエの飯なンて食うかよ」
この後、めちゃくちゃ説得した。
合鍵の作成方法はネットでテキトーに調べて出てきた方法をテキトーに書いたものです。ミサカが一方通行の合鍵を無断で勝手に複製した程度の認識ぐらいでお願いします。こんなで鍵できる訳ねーだろとかツッコまないでください、お願いします。