デュバルの短編の話です。
機動戦士ガンダム 雪原の巨人とサブタイトルをつけましょうか。
デュバルがストライクウィッチーズの世界でデュバルだけ。
挨拶、〇〇〇〇〇の汚いやり方だ!(全部の挨拶を内包しています。)
〇〇は歴史の影に埋もれてはいない。確かに存在する。(いいねと言う意味です。)
〇〇は政治に負けたのだ!(推しが窮地のときに使いましょう。)
〇〇はゴーストファイターではない!(推しが浮上してきたときに使います。)
それがどうしたのかね?(マジレスなどを受けたときの返しです。何を言われても真顔でそれがどうしたのかねと言える精神を持ってるのがデュバルです。レスバで押し込まれたときに使う言葉です。)
汚い〇〇の一部始終を見てきた生き証人が私だ!(対立厨などに使います。)
エンジンカットぉぉぉぉ!(負けたときなどに使います。)
エンジンカットぉぉぉぉに合わせて、確かに今、私は戦っている。この事実は誰も消せやしない。を使います。(意味は負けても問題ないという意味です。レスバをした時点で俺の勝利宣言です。)
ヅダに付いて来られるかな?(意味は高速のワードによるスパム攻撃をする宣言です。)
以上を踏まえ、実戦形式を見てみましょう。
荒れ果てたHLV、水色の機体は起動する。
「私は確かにあそこでヅダと共に‥‥。」
ジャン・リュック・デュバル大佐(二階級特進したため。)は確かに負けたはずだが、何故か地上の雪原にいる。ヅダという巨人に異常は無いかを確かめるとHLVに入っていた90mmザクマシンガン、いや、今は90mmヅダマシンガンに違いないものと240mmのバズーカ、これもヅダバズーカに違いなきものを引っ張り出し、ヒートホークとヒートソードを手に地表を散策することにした。
偵察は大事なのだ。偵察がなければ敵を発見できないばかりか、汚いジオニックの工作員すら見つけられない。高機動型ヅダを開発しないのもきっと、汚いジオニックの工作に違いない。ヅダは乗り手を選ぶが、やり方によってはボールの化け物の数十機相手でも勝てるのだ。
ギャンなる軟弱な兵器と違い、ヅダは男の、いやジオンを代表する兵器であり、ヅダがチョットした短所の空中分解をしなくなれば高機動型ザクにも勝てるし、あの時の連邦のMSにだって負けなかった。
ドムに使われているチタン・セラミック複合材でヅダを作り直せば高機動ザクなど必要ないに違いないのに。まったく、政治とは厄介なものだ。
「ヅダは政治に負けたのだ。キシリア派閥などの政治にな。」
ジオニックの他にも連邦にヅダのネガティブキャンペーンの為の映像を流したやつがいる。きっとそれはアナハイムだ。汚いアナハイム。奴らはジオンと連邦を争わせてシェアを握る気なのだ。戦争企業とはこの事だ。戦いはアナハイムとジオニックから始まり、アナハイムとジオニックに終わるのだ。
何という醜さだ。ツィマッドを見習ってみろ。政治とはやるものではなく、するものなのだ。奴らは常に政治をやっていた。許せない。全身に羞恥という感情がなく、母親の胎内にでも置いてきたに違いない。ツィマッドの様な清廉さを求めるが奴らには無理だ。アナハイムはアナハイム、ジオニックはジオニック、キシリア派閥はキシリア派閥なのだ。世界の爪弾き物がより合わさって出来ている。まともな親がいたならば奴らには近付けまい。
そうこうしていると湖を見つけた。湖には野生の動物がいるはずだ。アナハイム社員やジオニック社員が隠れていてもおかしくはない。奴らは獣の感性で動く人面心獣、獅子身中の虫なのだ。許せない奴らだ!ジオンと連邦の軍拡データもジオニックとアナハイム内の裏切り者が互いにデータを交換し、煽ったに違いない。全ては出来レースだったのだ。ミノフスキー博士も浮かばれないに違いない。
グフというジオニックのトチ狂った兵器も見当たらない中、住人と思しき人物を見つけた。
「そこの老人、ここは何処だ?私はツィマッドテストパイロットのジオン軍少佐。ジャン・リュック・デュバルである。返答次第では貴公を拘束しなければならない。そんなジオニックがやりそうなことはしたくはない。至急、返答を求む。」
機体のスピーカーをオンにしてそう話すと老人はギョッとして逃げていった。まずい、このままでは地球連邦軍に知らされるか脱走兵としてジオン軍に拘束されかねない。ジオニックは常にヅダを貶めるために行動してるのだ。ジオニックめ!許せんな!政治に負けるわけにはいかない!
「ヅダはゴーストファイターではない!」
機体を唸らせ、湖を横断したところでヅダのザクより優秀なレーダーが反応を捉えた。空を人の大きさで高速移動をしている。つまり、連邦軍はきっとジェットによる高速移動装置を作ったに違いない。何という非人道的なのだ。きっと動かしているのはコロニー出身者かプロパガンダ、つまりは政治の為のオーストラリアシドニー人に違いない。許せん!
「貴殿らに伝える。降伏するならジオン軍が責任を持って貴殿らを捕虜に迎えよう。南極条約は守られるためにある。条約は守られるためにあるのだ。」
しかし、様子がおかしい。飛んできたのは少女たちだ。プロパガンダの為に少女を兵器にするとは連邦に品性は求められない。きっと悪名高いレビル派だろう。
『ネウロイじゃないの!?』
ネウロイ?ネウロイとはなんだ?訳がわからないが少女達の手には旧式の機関銃が握られている。そんな物はこのヅダには効かない。
「ネウロイではない!ツィマッドのジャン・リュック・デュバル少佐だ。ジオン公国軍人である。」
話が通じそうだ。黒髪の長い少女がおそらく指揮官に違いない。としても彼女らの練度はお粗末だ。士官学校を出たてのような動きをするのが何人もいる。私が教官なら死角を無くすために連携を密にせよと指導しているところだ。
『ジオン公国!?ウルスラ、聞いたことある?私は知らないわ。』
連邦軍人は煽るのが好きらしい。ジオン公国を知らない体にして、私を拘束してヅダを研究する気だろう。ヅダを研究されればドムまで分かってしまう。そんな事は到底許されるべきではない。
雪原の一部が盛り上がり、巨大な黒い化け物が出てきた。咄嗟に私は90mmヅダマシンガンで撃ち抜き、倒すと破片となって散っていった。何だあれは?地球連邦軍は生物兵器を作り出したのか?ありえるな。人間の脳を取り出してコアにして機械の体を動かさせる兵器。隠蔽のためにきっとああやって死ぬのだろう。素材はジオン捕虜とコロニー市民に違いない。とんでもない奴だなレビルと言うのは!
「不意打ちは失敗に終わったが君たちはどうする?」
ポカーンとした顔の彼女らを見据えて、そう聞くと彼女らは私を誘導するようだ。
そして、色々あり、私はありえない状況にいるのを理解した。この世界には魔法があり、先程の化け物はネウロイと言うものらしい。そして彼女らはスオムス派遣部隊らしく、各国から派遣されたパイロット達らしい。少女である理由は魔法力は少女じゃ無ければ発現しづらく、たまに高齢でも魔力を使える規格外がいるがそんなのは一握りも一握りらしい。
そんな中でも少数の空を飛べるエリートが彼女ららしいがだらしが無い。きっちり軍人として身なりをしてるのがウルスラを名乗る少女だけだ。それに彼女らは奇っ怪な身なりをして生足を晒している。寒くはないのか?
「それで、私。ジャン・リュック・デュバルの扱いはどうなるのかね?」
コーヒーにバターを入れて飲む。体が温まる気がするが目の前の彼女らの格好を見て冷える。見ている方が寒そうだ。
「わからない。とりあえず、私達の部隊預かりになりました。前例がないですから。」
やはり、トモコと呼ばれる少女が指揮官のようだ。全く、ヅダはどうなる事やら。
「それについては置いておき。ジオン公国の財産であるHLVの回収を手伝って貰いたい。君たちにも得るものがある筈だ。」
HLVの端末を復旧出来れば閉鎖型ネットワークからデータを引き出せる。それがあれば彼女らに対価として情報を与えられるのだ。
「我々は軍隊であって、出撃許可がなければ出撃出来ません。」
確かに道理だが、道理には例外があるものだ。
「そのネウロイとやらが、HLVを回収したら今までの数倍の強度の敵が生まれるかもしれないぞ?だから、手伝ったほうが良い。ジオン公国は見境がないわけではない。」
ジオンはジオン、ジオニックはジオニックだ。ジオニックの悪辣さをジオンが持ってるわけではない。
「それは‥‥少佐の機体を見る限りそうかも知れないですけども。」
押せばなんとかなりそうだ。ツィマッドは負けはしない。
「よく考えてみたまえ、ネウロイが強くなれば死ぬのは市民だぞ?軍人なら市民を守る義務があるはずだ。」
その後、20分の説得により、結局は回収することになった。トモコは強弁に弱いらしい。よく、士官になれたものだ。少女だから仕方ない面もあるだろう。帰還が長期になりそうならば、彼女らにジオン流の士官教育を施そう。これでも教官ができる程には技量も教育も受けている。少佐なのだなら佐官程度には少女たちを守ってやろう。ジオニックやアナハイムの様な輩がどこに隠れているかわからないからな。
ヅダで雪原を滑走する。試算上は地球ではザクIIと同等性能になるとされたヅダだが、実際はそうではない。推進力はザクIIよりも高く、若干の間の浮遊が可能だ。ドムが核熱ホバーが出来るエンジンなのだから土星エンジンは。
『そんな巨大な機体、よくそうやって動くわね。』
私からすれば魔法の方が不思議でならないが、魔法技術を頭に入れておく、使えなくても魔法技術をツィマッドに持ち帰れば何らかの役に立つ可能性がある。技術水準は旧暦以下ではあるが、飛行脚とかストライカーと言われる彼女らが使う機体は緻密さがある。
「私からすれば、モビルスーツヅダよりも君たちの飛行脚とやらが不思議でならないがな。技術体系の違いであろう。宇宙に出ていない君たちと宇宙の国家、違いが出てもおかしくはない。」
そして、現場につくとHLVの残骸の回収を進める。ここは前線らしくトラックなどという気の利いたものはない。従って3往復はしなければならない。HLV本体の回収は雪の上にある為、ソリ形式でヅダの推進力で滑らせる。まずは中身をおろして軽くしなければいけないのだ。
『バカにデカいな。』
エリザベスが言う。彼女は前線にずっと身を置いていたらしく、この短時間でもわかるくらいには口汚く荒廃的だ。戦友を何人も失ってきたのだろう。反面、この部隊を身内として認識させれば指揮官のトモコを補佐をする副隊長になるだろう。参謀にはウルスラと呼ばれている少女が良いだろう。
直情型の指揮官には冷水をかける頭でっかちな参謀がよく似合う。ジオンの教本にも書いてある。それにしても彼女らの戦闘機動は航空機に似ている。HLVのデータ内の戦闘機動を見せて教育してやろうか。彼女らはAMBACを余り行わない。それでは撃ち落とされても文句は言えない。
一応、形はジオン公国義勇軍となるのだから教えてやろう。新兵達に教育をするのは久方ぶりだ。まずは座学から動き方を叩き込み、空を舞えるようにしてやる。重力などは空や宇宙には関係ないのだ。パイロットにはパイロットの矜持がある。ヅダはやはり、確かに歴史に刻まれる戦いをしたヅダは素晴らしいのだ。
無事に回収できたところで作業期間に3日もかかってしまった。その間にもトモコ達は出撃を繰り返し、特にトモコは何回も出撃をしていて心配になる。新兵が陥りやすいワーカーホリックと言うやつだ。出撃を繰り返す彼女にヅダに乗る私は中々出撃は出来ない。ヅダを解析しようと各国から秘密裏に技術者が来てジオニックやアナハイムしようとするからだ。一足飛びにモビルスーツを見たところで理解できる程人類の歩みは軽くはないのだが。
「トモコ、最近の戦果はどうだ?」
こういう場合、否定をするのは良くない。肯定から入ってやるのがベストだ。まず、現状を理解できてるかを確認する。
「こないだは6回出撃して今は50機以上を落としたわ。」
なかなかのスコアだがスコアはスコアだ。継戦能力のほうが大事だ。
「そうか、じゃあ休むべきだな。ヅダがそろそろ出撃できる。そうなれば君が言っていた大物だって倒せる筈だ。その時の為に休んでおけ、この基地は今は事実上、君で動いている。なら、君が倒れたらこの基地は終わるからな。小さいスコアなどは他に任せたらいい。他のやつの訓練にもなる。」
なにかあったからここまで出撃を繰り返すのだろうが、死んでは意味がない。
「あの子達がまともに訓練しないからでしょ!」
たしかにそれはある。ウルスラとハルカという二人以外はまともに訓練に参加してなかった。ありがちな話だ。ジオンでも良くあった。実戦に参加してからまともに訓練をしだすのがパイロットだ。
「よく考えてみろ。エリザベス以外はみんな、実戦経験がない雛鳥程度だ。訓練の重要さを理解できるわけが無い。エリザベスはエリザベスで染み付いた自己流を新兵が覚えたら困るからそうしているのだろう。よくある話だ。教本通りに飛ばせて、実戦で学ばせる。指揮官ならその考え方が必要だ。ましてや、学徒程度のひよこに空を飛べは難しいぞ。」
ヅダに乗るにはもっと習熟が必要なのに人々はヅダに乗ろうとしただから空中分解をした。私のように戦闘中の行為ではない。慣らしはさせておいて無駄はないが慣らすだけでは駄目なのだ。
「ずっと前から思っていたけど少佐、この部隊の指揮官は私じゃなくてエルマよ?」
あの事務しか取り柄がない少女が指揮官とは世も末だな。部隊の精神的な支柱になるのが隊長なのに事務方がなるとは‥‥。
「だとしても、戦闘指揮官は君しかいない。エリザベスは周りを考えられない。ウルスラは頭でっかち、ハルカ、オヘア、エルマは飛ぶだけで精一杯の的だよ。あれらに期待しろとは言わない。戦闘経験をさせて磨き上げてやれ。」
パイロットの動きは何時間乗ったかによる私は75年以降毎日8時間以上はヅダに乗り、長い日は14時間は乗り2万時間以上、ヅダと苦楽を共にしてきた。時間数=技量となるのだ。
「そんなことをして、彼女達が死んだらどうするの?あんな奴らを飛ばせていたら死ぬわ。」
そうか、君は優しいわけだな。しかし、それは無駄だ。なぜなら戦闘には訓練には‥‥。
「それがどうしたのかね?戦争である以上は死者が出る。優しさが彼女らを過保護にして君以外が飛んだときに死人が出るのなら訓練として戦闘で手足が無くなって後方に回された方がマシだろう?君の優しさが彼女らを殺す。小さいスコアで死ぬことは稀なのだろう?ならば、ガンガン彼女らをぶつけて死ぬ思いや怪我をさせたらいい。エリザベスはそれを見せれば自然と戦うだろう。過保護は残酷にもパイロットを殺す。」
目を見開くトモコに伝えておかねばならない。
「私が回収したHLVの中に戦闘機動規範があった。今彼女らに教えている。出来るとは思わないが死にもしないだろう。悪くて手足が無くなるくらいだから戦闘に連れて行ってやれ、足手まといだが死ぬ思いを4回から5回はすればまともに動かせるようになる。」
「そんなことを言うけど少佐。それで、あの子達が死んだらどう責任を取るのよ!?」
そんなことをまだ言うのか。
「パイロットになったときから体の半分は棺桶にもう半分は機体という棺桶に入っているだろう。どちらかに正式に入ることになるだけだ。割り切れ。死者や怪我人が出たら彼女らも本気になるから良いことだとな。パイロットは死んでも治らないバカばかりなんだ。事実、私もそうだ。」
アラームがなる。ネウロイが来た証拠だ。
『ネウロイの大編隊が来襲。連日カールスラントを襲っていた巨大な爆撃機型。総員出撃命令が出ました。』
さぁ、ヅダの時間だ!
「いくぞ、トモコ。なに、濃密な弾幕など慣れればパーティーの照明、シャンパン程度の価値しかないからな。」
慌ててハルカたちも走っていた。
そして、その日。ネウロイは水色の巨人と自らを巴御前と言う少女の攻撃により、爆撃機の編隊を失い攻勢力を落とすことになる。