悪の総統は楽しそうです   作:希望の踏み台

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ご都合主義の二次創作へようこそ。
今更ですが、この世界線は綾小路に対決に挑み、敗北を決しつつも心が折れなかった龍園とその愉快な仲間たちとして今回の特別試験をお送りしております。

捜査パートは一人称視点となります。
予めご了承ください。


捜査:椎名ひよりの場合

 

【捜査:椎名ひよりの場合】

 

 

 

 ……ふぅ、授業が終わって少し疲れましたね。

 

 さて、本当は本を読んでひと息吐きたいところですが悠長に過ごしている場合ではございません。

 何故なら私には裏切り者の疑惑がかかっているからです。

 

 しかし、相変わらず王馬くんには面倒事を持ち込まれてばかりです。王馬くんが他クラスや先生方に悪戯をしてご迷惑をお掛けするたびにその尻拭いをいつも龍園くんに任されてしまうのですから。

 今回の件も恐らく本気で私を疑っているわけではないのでしょう。ただ、面白がっているだけのような、私で弄びたいだけのような……そんな予感がします。

 

 

 そうと分かっていても、やられっぱなしでいるのは少し腹が立ちます。私もやる時はやるというところを見せつけなければなりませんね! 

 

 

 

 まずは何から始めましょうか。

 裏切り者ではないことを証明する……正直なところ厳しい、ですね。それは私ではなく王馬くん含め他の方々も同じ立場にあります。しかし私には以前からとある方との交流をしていることでやや危うい立場にあります。

 

 王馬くんは確実にそこを突いてくるでしょう。

 その方が存在Xであることは把握済みで、更にクラスの皆さんはその存在X……綾小路くんの正体を知りません。その辺りの事情を上手く隠しつつ皆さんにどう説明するべきか、考えなければなりませんね。

 

 

 思い詰めても仕方がありません。

 一度ケヤキモールの方へ気分転換にお散歩でもしましょう。今話題の新人作家さんのミステリー小説も出版されたはずです。ついでに買うとしましょう。

 

 

 


 

 

 

 ケヤキモールに到着しました。

 始めはどこへ向かいましょう? 

 

 

 服屋 ◀︎

 本屋

 コーヒーショップ

 ランジェリーショップ

 オシャレなカフェ

 ゲームセンター

 

 

 

 まずは服屋にでも行きましょう! 

 いいものが見つかるかもしれません。

 

 

白のトップス

 ITEM GET! 

 

 

 

 つい買ってしまいました……。

 ですが、桜が咲き乱れる間はこれを着てお出掛けできそうです。

 

 今度は伊吹さんを誘って買い物に行きたいですね! 

 

 

 

 次は、そうですね……。

 

 

 服屋 

 本屋

 コーヒーショップ ◀︎

 ランジェリーショップ

 オシャレなカフェ

 ゲームセンター

 

 

 そういえば、インスタントコーヒーのストックがありませんでした。いつものお気に入りを買いに行きましょう。

 

 

 

インスタントコーヒー

 ITEM GET! 

 

 

 

 お値段はそこそこですが、読書のお供には欠かせませんね! 

 種類が豊富でいつ来ても飽きません。

 

 ……そういえば、入学して間もない頃にルアックコーヒーを買い溜めして翌月ポイントがないと嘆いていたDクラスの御曹司の方が居たとか居ないだとか……。やはり、金銭感覚が違ったせいなのでしょうか。ただの根も葉もない噂だと思いますが。

 

 

「在庫がない……だと?! おい、どういうことだ! 説明しろ綾小路!」

「どうしていつも俺なんだ……」

 

 

 おや? 今確かに綾小路くんの気配がしたような……気のせいですね。

 

 

 

 

 本屋さんへは帰りに寄るとして、そろそろ王馬くんに反論できるような証拠や弱味となる情報を集めなくてはなりません。次はどこへ向かいましょうか……。

 

 

 

 服屋 

 本屋

 コーヒーショップ 

 ランジェリーショップ

 オシャレなカフェ

 ゲームセンター ◀︎

 

 

 

 ゲームセンター……にはあまり情報はなさそうですね。

 有力な情報が見つかりそうな場所といえばどこでしょうか……。

 

 

 

 服屋 

 本屋

 コーヒーショップ 

 ランジェリーショップ◀︎

 オシャレなカフェ

 ゲームセンター 

 

 

 

 ランジェリーショップ……は論外ですね。

 ここにあるとは思えません。

 

 ですが、最近少し胸の辺りがキツくなってきたような……下着を買い替える時期かもしれません。しかし、今は調査に集中しましょう。

 

 

 さて、ケヤキモールで他にありそうな場所いえば……。

 

 

 服屋 

 本屋

 コーヒーショップ 

 ランジェリーショップ

 オシャレなカフェ◀︎

 ゲームセンター 

 

 

 ……あまりなさそうですね。やはり人に聞いて回るのが一番なのかもしれません。一度仕切り直しと言うことで、少し落ち着いた場所で考え直してみましょう。

 

 

 

【オシャレなカフェ】

 

 

 

 ……ふぅ、本日二度目のため息です。

 ですが、これは幸せから来るモノ。コーヒーと甘味さえあれば至高のひと時を過ごせます。

 

 さて、まずは何から取り掛かっていきましょうか。身の潔白を証明する何か、それとも王馬くんの弱味を握る何か……後者の方がより有効な手段かもしれません。とは言っても誰がその情報を持ってるか想像ができかねますね。綾小路くんならもしてかして知ってるかもしれませんが、どうやら私と同じく王馬くんに手を焼いているそうですから……とにかく、後日話を聞きに行くのはありですね。

 

 

「でさ、来週はいよいよアレの日だよな?」

「ああ、いよいよだ。この前は1年坊主と俺たち2人、後はAクラスのやつだけだったけど……何せ賞金が賞金だからな。ほんと感謝しかないぜ、こういう機会があるってだけでよ」

 

 おや? 何やら2年の先輩御二方が興味深いお話をしています。

 聞き耳を立てることは失礼に当たりますが、ほんの少しばかりコーヒーのお供にさせていただきましょう。

 

「この前は1年にしてやられたからなー。イカサマを見抜けなかった俺が悪いけどよぉ〜」

「あれは相手が上手だったからな。王馬の野郎、ポイント根こそぎ持っていきやがって……」

「ちょっといいですかそこの御二方!!」

 

 

「「うおっ?! びっくりした……」」

「あ、す、すみません……つい大きい声を……」

 

 や、やってしまいました……。王馬くんの名前が聞こえた瞬間つい反射で大きな声を出してしまいました。

 いえ、そんなことはこの際いいのです。少し視線が集まっているようですが羞恥心には目を背けましょう。それよりも大事なモノが今目の前にあるのですから! 

 

「あの、私1年Cクラスの椎名ひよりと申します。先程先輩方が話していたことで少し気になる人物の名前が出てきたのでつい大きな声を出してしまいました。申し訳ございません」

「あ、ああ。いいよいいよ。そ、それよりさ、今の話どこまで聞いてた?」

「? えっと、来週はアレの日か〜とそちらの方が確認していた辺りからです」

 

「お、おい。割と聞かれてんじゃねーか」

「お前の声が大きかったせいだろ」

「はあ? 俺じゃねーよ全く」

 

「あのー、どうされたのですか? もしかして、あまり聞かれてはいけない話だったりしましたか?」

「あー、えーっと……まあそうだな。とりあえずここ座って。俺あいつの隣座るから」

 

 そう言って片側の席をお譲りしていただくと、神妙な顔つきのまま話の続きを渋々語り出しました。

 

「実は俺たち、その王馬も含めたとある集まりに月に2、3回あることをしてるんだよ。会員制のな」

「あること、ですか?」

「そう、あることだ。君はなんだと思う?」

 

 王馬くんがしてそうなこと……ですか? 

 今までの発言からして、ポイントが関係している様子。

 イカサマ……賞金……これってつまりは……。

 

「賭博……とかですか?」

「お、いいね。大正解だ」

 

 違法賭博、やっていてもおかしくはありませんね。ここにきて良い情報が手に入りました。これはかなり使えそうです。

 

 

 

会員制の賭博を手帳に記録しました。

 

 

 

「その集まりに王馬くんも参加している、と」

「ああ、今やかなりの常連だ。先週はあいつにポイント持ってかれたんだよ」

 

 王馬くんは賭博でポイント稼ぎをしている、と。通りで無駄にポイントのかかる悪戯をする訳ですね……納得の一言です。

 

「そういえば、3ヶ月前だったか? 1年同士で熱いバトルが繰り広げられたのって」

「あー、あれな。見てるこっちも緊張したぜ」

「その話、詳しくお聞きしてもよろしいですか?」

「ああ、いいよ。話のついでってことで」

 

 先輩には分からないようボイスレコーダーをオンにしてっと……念の為常に持ち歩くようにしていて正解でしたね! 

 

 

「確か三ヶ月前くらいだったか? 王馬は坂柳にチェスで勝負を挑んだんだ。CPを賭けてな」

「3回勝負で1勝2敗。惜しくも負けた王馬は後日坂柳ちゃんと先生の元を訪ねて契約を結んだって聞いたぜ。確か内容は……どんなだっけか」

「敗者は勝者に100CP、勝者は敗者に一度だけ試験に協力するっていう内容だった気がする」

「あーそうそう、そんな感じそんな感じ。でもあんまこれって言っちゃいけないやつじゃね?」

「え? あー、まあ確かにそうだけど、実際契約したかは他学年の俺らじゃ確かめようがないしな。それにあの時は口頭でのやり取りだったし、俺たちはほぼ部外者だからノーカンノーカン」

「大丈夫です。このことは誰にも言いませんから!」

 

 

 

先輩の証言を手帳に記録しました。

 

 

 

 これでばっちり弱味を握りました。

 ひとまずはやられっぱなしではなくなりそうです。

 

「貴重なお話をしていただきありがとうございました。また後日ささやかではありますがお礼をさせてください!」

「いいよいいよ。元々俺たちがこんなところで話してたのがいけなかったんだし。気持ちだけ受け取っとくよ」

「本当はポイントが欲しいところだけど、王馬から取り返せばいいだけだし、来週勝てばいい話だから。同じCクラスのよしみってことで、また聞きたいこととかこの先分からないことがあったりしたら気軽に聞いてよ。役に立つかは別としてさ」

 

 私はしっかりとお辞儀をして、その場を去りました。

 とても優しくて気さくな方達でした。学級裁判が終わればお礼の品を持って行きましょう。

 

 

 

 

 思わぬ大収穫でしたね。今日は疲れてしまったので、本屋さんで新刊を買って部屋でゆっくり読みましょう。最後に綾小路くんに連絡だけして帰りましょうか。

 

 今作はどんな物語なのか、楽しみです! 

 

 

 




学級裁判、意外と短いかもですね……。
小分けにして出す予定なので、それまでしばしお待ちを……。

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