もうちょい更新頑張って早くデバイス受領まで行きたいんですけどもしばらくかかりそうです。
数分後、スバルが上空に道を作りながらすっ飛んで来た。飛んで火に入る夏の虫である。有効射程に真っ直ぐ入ってきたので予定通り花火をお見舞いすることに。
「たーーーーーーまやーーーーーーーーー!」
叫びながら一斉射出、ついでにチャージしておいた64式も乱射。通信回線がちょっと開いて八神部隊長が「かーぎやー♪」とか言っていた。あんた、関西人であって江戸っ子じゃないだろう。ってーか見てるのね、部隊長。ツッコミを入れる前に通信回線は閉じている。まぁ目の前の戦闘が終わってから色々と話があるからな、部隊長には。
爆煙から青い道がこちらに向かって伸びてきた。あれだけ撃ち込んだのにスバルはバリアジャケットに焦げ目がチョイと出来た程度、コンガリ上手に焼くことは出来なかった様だ。どんだけ硬いんだ、流石FAってとこか。フロントアタッカーじゃなくてフルアーマーの略になってしまえ。とりあえずクロスレンジ戦の準備をする。64式をパージ、9mmはホルスターへ入れて銃剣を左手、逆手に持ち迎撃の構えを取る。流石にあのナックルを素手で受けるにはゴツ過ぎる。スバルが足場から飛び降りて仕掛けてきた。受けきれないため回避、着地点には深いクレーター。受けを選択しないでマジで良かった。きっと骨まで粉々になっていただろう。9mmをホルスターから抜かずにトリガーを引く。フェイトさんに無理をいって充填してもらったカートリッジが炸裂、魔力の供給を行う。全身に強化、低い体勢で突撃する。シールドよりもフィールドを抜く打撃を打たないとダメージがないのはわかっている。ジャブだろうがボディだろうが全力で打つ。全方位防御とかチート過ぎる。かれこれ30程有効打は打ち込んだ筈だがスバルはピンピン、こちらはバテバテである。一度距離を開いて仕切り直し。スバルのナックルからカートリッジの炸裂音が聞こえる。追撃の射撃が飛んでくるが難なく回避。ここで一つフィールドの突破口を思い付いた。打撃が通らないなら投げたり極めたりすれば良いんじゃね?格闘術は打撃だけではない。そうと決まれば早速突撃。右、ナックルが飛んで来るのを捻って回避、そのまま掴んでとりあえず投げてみる。うん、掴めるし投げれる。ダメージはそれなりか。スバルが焦った様に一度距離を開く。追撃は出来ない。投げやサブミッション系は俺の場合カウンターが基本戦術だ、先制攻撃すると後が続かない。一つだけ単発の投げが有るけど外したときのリスクが有りすぎる。ここはスバルの攻撃を待つことにした。
「ウソ、スバルが投げられた!?」モニターで観戦中のティアナが驚いた様子で声を上げた。ここは大希さんの読みが的中したんだね。あの戦術眼は本当に凄い。
「スバルのフィールドは硬いよ?でも、そのフィールドが作動しない攻撃をすればダメージはいくらでも通るんだ。きっと魔力弾と打撃に作用しても、捕まれてからの投げなら通るって考えたんじゃないかな。」そう言っている間に大希さんは銃剣も捨ててしまった。自分から仕掛けない辺り、カウンタースタイルで行くようだ。「スバルが勝てるとしたら、ヒット&アウェイ、高機動戦闘しかないかな。」幸いスバルには高機動戦闘の心得がある。特にスバルは普通の陸戦魔導師には出来ない3次元的な動きが出来る。大希さんはどうやって対応するんだろう?
前言撤回、こいつが一番厄介だわ。打撃は通らん、弱点がバレれば即高機動戦闘にシフト、さらに空に道作って3次元的な動きとか相性悪すぎる。沈めるには連撃じゃぁダメだ、一撃で落とさないとじり貧でこっちがヤられる。幸い速い分カウンターの威力は申し分ない。何を当てるかが問題だが・・・行けるか判らんがアレ試すか。フィールドに弾かれたら潔く負けよう。そうしよう。そうと決まればチャンスは一度きり、外したらカッコ悪いから必中のタイミングで。何回かスバルのアタックを避けてタイミングを測る。そして、正面から突っ込んで来た所で上に跳躍した・・・。