近江彼方は、グルーポンのおせちを買い窮地に瀕する。
最悪のお正月を救ったあの人物とは……!?

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あの悲劇が、二度と繰り返されてはいけない。


おせちの悲劇

遥「おせちなんて高いんじゃないの……?」

 

彼方「ふっふっふ~、このグルーポンってクーポンサイトで頼めば、なんと半額になっちゃうのだ」

 

遥「すごい!やっぱりお姉ちゃんは物知りだな~……」

 

彼方「来年はおいしいものいっぱい食べようねぇ~……」

 

遥「うん、すっごく楽しみ!」

 

彼方「……ふふ♪」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

彼方「おはよう、新年だね~遥ちゃん。あけましておめでとう~……これはお年玉だよ~……」

 

遥「あけま……へ?だ、だからお年玉はいいって……」

 

彼方「遠慮しないの~♪彼方ちゃんバイトでいっぱいお金もらってるから~……」

 

遥「もぉ……いつか返すから……」

 

彼方「ふふ、遥の笑顔が、私のお年玉だよ~♪それじゃおせちでエネルギーつけて、今年もがんばるぞ~!」

 

遥「そ、そうだね!すっごく楽しみ……!」

 

彼方「それじゃご開封~♪」

 

遥「わーい!」

 

 

 

 

 

 

 

 

ぽつーん……

 

彼方「……わー、沢山詰まってるね、遥ちゃん!」

 

遥「……そ、そうだね!すっごくおいしそうだな~……」

 

彼方「じゃあ彼方ちゃんはこのカズノコ頂き~……」

 

遥「お姉ちゃん、多分それ、レンコン……」

 

彼方「あはは、そっかそっか、彼方ちゃん、ついうっかり~……」

 

遥「ふふふ……」

 

 

 

 

彼方「……すごくおいしいなぁ、もう食べ終わっちゃった……」

 

遥「うん、やっぱりおせちは新年の始まりって感じがする!」

 

彼方「……」

 

遥「……」

 

彼方「遥ちゃん……ごめんね……」

 

遥「お姉ちゃん……」

 

彼方「彼方ちゃんがこんなバカじゃなければ、もっと遥ちゃんに良い暮らしをさせられてたのに、もっとゲームとか、服とか、いっぱい買ってあげられたのに……」

 

遥「そんなことないよ……お姉ちゃんはすごく頭いいし、すごく頑張ってるよ……」

 

彼方「遥ちゃん……遥ちゃん……」ポロポロ

 

遥「お姉ちゃん……」グスッ

 

 

 

 

 

 

 

俺「よっw」

 

彼方「マサキ君!?」

 

遥「誰……?」

 

俺「フランスに渡米してたけど帰ってきたわw」

 

彼方「遊びに来てくれたのは嬉しいけど、今ちょっと……」

 

遥「……」グスッ

 

俺「なんかよくわからんけどおせち頼みすぎちゃったからこれ食べてw」ポイッ

 

彼方「へ……こんなにたくさん!?」

 

遥「すごい!伊勢海老がこんなに……」

 

 

 

 

 

俺「すまんw二人を太らせちゃうかなw」

 

彼方「ちょっとぉ、彼方ちゃんはともかく、遥ちゃんは太ったりしないよ~……」

 

遥「こ、こんなもの……いただけません……」

 

俺「遠慮せずに食べなよw」

 

彼方「じゃあマサキ君も一緒に食べようよ~」

 

俺「ごめんw今からアフリカ行かなきゃいけないんだわw姉妹水入らずで楽しんでwお年玉は二人の口座に入れてあるんでw」

 

俺「後なんかよくわからんクーポン会社となんたらカフェってとこ悪さしてたからつぶしといたwほなw」

 

遥「……あの、ありがとうございま……あっ、行っちゃった……」

 

 

 

 

 

彼方「マサキ君っていつもああなんだよね~……それじゃ、おせちたべよっか」

 

遥「うん……あ、あのね、お姉ちゃん……」

 

彼方「ん~……?」

 

遥「あけまして、おめでとう!」

 

彼方「ふふっ、今年も遥ちゃんの笑顔が見れて、嬉しいよ~」

 

遥「もぉ、お姉ちゃんってば~!」

 

 

 

 

 


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