艦隊や鎮守府の戦友たちにその人格で知られる軽巡艦娘「矢矧」は、冤罪によって懲罰艦隊への転属を強いられるが、それでもなお誠実さを失わずに振舞う内に、彼女の人生を変える出来事が起きる……表題作「誠実な矢矧」他、ある一月の朝、戦後に解体を受けて人間に戻り、その後の人生を生き抜いた孤独な元艦娘の老婆の身に、小さな奇跡が訪れる短編「雪道の上を」など、数編を収録(予定)。

著者紹介:正規空母 加賀
広島県出身。十五歳から二十五歳の時に終戦を迎えるまで、深海棲艦との戦争に艦娘「加賀」として従軍。南方海域強襲、鉄底海峡攻略、トラック泊地防衛戦、敵性深海棲艦本拠地攻略作戦などに参加。退役後はネットを中心に作家、翻訳家として活動。著書に「私たちの話」(朝潮出版)、「一年間の休暇」「栄光の艦娘空挺隊」(黒潮文庫)他。訳書には、グラーフ・ツェッペリン「Verdammt, wir leben noch(ちくしょう、私たちはまだ生きている)」などがある。

(pixivにも投稿)
  01.「誠実な矢矧」()
  02.「勇気ある者」2021年12月28日(火) 18:00()
  03.「風が止む時」2021年12月30日(木) 20:11()
  04.「雪道の上を」2022年01月01日(土) 00:01()
  05.「高く吠えて」2022年01月16日(日) 21:00()
  06.「完全に等価」2022年05月11日(水) 18:13()
  07.「重巡の一日」2022年05月15日(日) 23:56()
  08.「営倉で二人」()
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