ガンダムZZって作品の世界に転生してきたプル似のTS転生者だけど、ヤザンとかいう人にゼータ強奪を持ちかけられてます~ガンダムZZ別伝 作:ひいちゃ
正解した人には……
作者からの祝福と、優越感をプレゼントしますww
190:ジャンク屋ネキ
なんでオレ……船の医務室らしいところのベッドに寝かされてるん?
191:名無しのオールドタイプ
そんなこと言われてもな……。どんな部屋かライブ映像で出すことできるか?
192:ジャンク屋ネキ
うん、やってみる。うりゃ。
【LIVE動画】
193:名無しのオールドタイプ
……うん。
194:名無しのオールドタイプ
めっちゃ見覚えあるな。
195:名無しのオールドタイプ
ここ、もしかしなくても、アーガマの医務室じゃないか?
196:ジャンク屋ネキ
ふぁ!? 嘘やろ!? なんでアーガマの医務室に収容されてるねん!?
197:名無しのオールドタイプ
まぁ……見当はつくな。
198:名無しのオールドタイプ
サエグサさんをかばって負傷したネキをそのままにしておけずに、収容して治療した、というところじゃね?
199:ジャンク屋ネキ
まじか……。
200:名無しのオールドタイプ
よかったやないか。ファさんの看病受けられるで。
201:名無しのオールドタイプ
完治した後、独房入りかもしれんがな。
202:ジャンク屋ネキ
勘弁してクレメンス……
203:ジャンク屋ネキ
(´;ω;`)
204:名無しのオールドタイプ
そんな顔文字で訴えられてもな。
205:名無しのオールドタイプ
おや、誰か来たみたいじゃね?
206:名無しのオールドタイプ
あ、あれは……ハサン先生と……。
207:ジャンク屋ネキ
ブライト艦長!?
……すっかり老けられて。
208:名無しのオールドタイプ
ブライトさんを見ての第一声がそれかい。
209:名無しのオールドタイプ
一年戦争から8年も経ってるからね。でもまだ二十代半ばのはずやで。
* * * * *
オレ……マリハ・クトゥルがベッドの中で混乱していると、足音と誰かがやってくる気配がした。
スレ民のみんなが言う通り、ここがアーガマの中だとすると、アーガマクルーの誰かだろうが……。実はオレ、ガンダムは1stとアナザーガンダムしか見たことないから、ブライトさん以外のクルー知らないんだよな。
一体誰が来たのか、入口を注視して見ていると……。
「おぉ、意識を取り戻したか、よかったよかった」
と言いながら入ってくる白衣を着た男性……スレ民のみんなが言うには彼がハサン先生だそうだ。
あとそれと……。
え、ぶ、ブライト艦長!? オレが知っている彼よりは少し老けているように見えるが、確かにブライト艦長だ。
ついスレに、『すっかり老けられて』と書いたら、みんなに『第一声がそれかい』と突っ込まれた。そんなこと言われてもなぁ……。
「君が、サエグサをかばってくれた少女だな。ありがとう。私はこのアーガマの艦長ブライト・ノアだ。君は?」
「は、はい、あの……マリハ・クトゥルと言います」
目の前に、少し老けてるとはいえあのブライト艦長が生でいらっしゃるとは……。もう、ど緊張である。
夢じゃないよな? スレ民のみんなからも、「生ブライトさんだ!」とか、「ネキうらやましすぎる!」といった書き込みが連続で。
「君の処遇だが、本当であればZガンダムを盗もうとした罪で、独房入りの後、裁判にかけるところなのだが……」
「え?」
もしかしてオレの人生、ここでENDですか? 思わず、背筋を汗が伝う。
「と言いたいところなのだが、エゥーゴはあくまで非公式組織だし、君にはサエグサを守ってくれた恩がある。今回は不問にしようと思う」
「よ、よかったぁ……」
本当に良かった……。オレが身体を張ってあの乗組員……サエグサさんというらしい……をかばったことが、こんな形で巡ってくるとは。悪いことはしてはいけないし、良いことはするべきだな。……あんな命がけのことはごめんだが。
あと、『うらやましすぎる、そのまま独房に入れ』と書き込んだ奴は、後で〆ようと思う。
「まぁそれはそれとして……」
「え?」
その後、ブライト艦長はとんでもないことを言った。
「君さえよければ、アーガマで働く気はないか?」
「ふぇ!?」
* * * * *
232:ジャンク屋ネキ
な、なんか突然、『アーガマで働かないか?』って聞かれたんだけど、これってもしかしてスカウトってこと?
233:名無しのオールドタイプ
もしかしなくても、スカウトと思うで。
234:名無しのオールドタイプ
ええやないか。きっとジャンク屋やってるよりは暮らしが楽になると思うぞ。
235:ジャンク屋ネキ
それはそうだろうけど、なんでオレのようなガキに……。
236:名無しのオールドタイプ
自分で『ガキ』と言ってて草
237:ジャンク屋ネキ
だってオレなんか、少しプチモビの操縦と自炊ができるくらいで、他にとりえないんやで? なのになんで……
とりあえず聞いてみるわ。
238:名無しのオールドタイプ
いてら。
239:名無しのオールドタイプ
果たして、なんて答えが返ってくるか?
240:名無しのオールドタイプ
まさか、ジュドーより先に、ジャンク屋ネキをスカウトするとはなぁ……。
241:名無しのオールドタイプ
でも、なんでスカウトしたのか、わかる気がするな。
242:名無しのオールドタイプ
どういうことや?
243:名無しのオールドタイプ
まぁ、それはネキが戻ってきたらわかるやろ。
244:ジャンク屋ネキ
聞いてきたわ。それと、『自分はプチモビの操縦と自炊ぐらいしかできない』ことも伝えたで。
245:名無しのオールドタイプ
それで答えは?
246:ジャンク屋ネキ
「君には、あのZを奪おうとした少年と似たようなものをかすかに感じたから」やって。
247:名無しのオールドタイプ
やっぱりなぁ……思った通りやった。
248:ジャンク屋ネキ
どういうことや?
249:名無しのオールドタイプ
つまりやな、ブライトさんはネキに、カミーユと同じNTの才能のカケラみたいなものを感じてたんや。ネキがサエグサさんをかばった行動に、何か感じるものがあったんじゃないか?
250:ジャンク屋ネキ
オレは自分では、そんな大した奴じゃないと思ってるんだけどなぁ……。ブライトさん、買いかぶりすぎとちゃうか?
251:名無しのオールドタイプ
これまで、アムロ、カミーユと二人のニュータイプと出会ってきたブライトさんやからな。買いかぶりやないと思うで。
252:名無しのオールドタイプ
それにネキも、カミーユと目があったら、宇宙を見たんやろ? なら間違いないと思うで。
253:ジャンク屋ネキ
マジか……。
254:名無しのオールドタイプ
それで話を戻すけど、どうするんや?
255:名無しのオールドタイプ
多分、ジャンク屋やっているより、暮らしは楽になるだろうから、受けない手はないと思うけどな。
256:名無しのオールドタイプ
(収入が増えるとは言ってない)
257:ジャンク屋ネキ
うーん……。
258:名無しのオールドタイプ
ええやないか。ZZのレギュラー、または準主役になれるやで。
259:ジャンク屋ネキ
いや、そんなのオレ求めてないし。
260:名無しのオールドタイプ
なにぃ! なんて罰当たりな!
261:ジャンク屋ネキ
そんなこと言われても。
と言っても、ブライトさんが直々にスカウトしてきたんやし、引き受けないと失礼かなぁ……。
うん、引き受けることに決めたやで。
* * * * *
一方、そのころ……。
アーガマが入港しているコロニー、シャングリラに近づく船があった。
アクシズの巡洋艦、エンドラである。
グリプス戦役でティターンズが壊滅し、残ったエゥーゴも壊滅寸前に陥ったのを機に、アクシズは各コロニーに巡洋艦1隻からなる制圧部隊を派遣。
エンドラと、その指揮官であるマシュマー・セロもそのために派遣されてきたのである。
その彼に、副官のゴットン・ゴーが報告をする。
「マシュマー様、シャングリラの政庁は、我々の入港を受け入れる、とのことです」
「そうか。さすがはシャングリラ、楽園の名を冠するコロニーの人々だ。ちゃんとこちらの厚意に対して礼を欠かさぬ。素晴らしい者たちではないか」
そう言って、マシュマーは制服の胸に飾られた薔薇を触れる。
「見てください、ハマーン様。私は必ず、この素晴らしい人たちを我らアクシズに従わせてみせましょう」
* * * * *
一方、こちらはアーガマです。
シャングリラの港湾担当の係員さん、チマッターさんがとんでもないことを知らせてきました。
「なんですって!? アクシズの巡洋艦がこのコロニーに!?」
「はい。上の方々は、その巡洋艦からの金塊に買収されてしまったようで……。なんでも、『敵味方とはいえ、戦艦がコロニー内で戦うはずがない』と……」
驚くブライトさんに、チマッターさんがそう説明した。
それを聞き、ブライトさんは憤懣と焦りがミックスした表情を浮かべて言い放った。
「なんてことだ……。シャングリラという名前が聞いてあきれる! しかしどうする? こちらのMSはZガンダムとメタスだけ。しかも、パイロットは……」
そう言ってブライトさんはこちらのほうを向くが、オレは首をふるふるふると横に振った。オレは一応プチモビの操縦はできるが、それでも少し、程度しかできない。軍用MSの操縦は無理。正規の軍人とでは話にならない。
* * * * *
275:ジャンク屋ネキ
というわけなんやけど、どうしよ?
276:名無しのオールドタイプ
まぁ、ネキもMS操縦できるとはいえ、なぁ……。
277:名無しのオールドタイプ
プチモビの操縦を少しできる、ぐらいって言ってたっけ。それならマシュマーさんとやったって勝てるわけないな。
278:名無しのオールドタイプ
確か、原作ではジュドーがまたZに乗り込んで、成り行きでマシュマーさんと戦ってくれるんよね。それに期待したいところだけど……。
279:ジャンク屋ネキ
乗り込んでくれればいいけど……あ、チマッターさんがとりあえず案を出してくれたで。『コロニー内に逃げ込んだらどうだ』だって」
280:名無しのオールドタイプ
原作通りやな。
281:名無しのオールドタイプ
まぁ、このままやと見つかってしまうし、妥当なところだな。
282:名無しのオールドタイプ
とすると、後はジュドーがアーガマに密航して、Zに乗ってくれることを祈るだけやな。
283:ジャンク屋ネキ
……
284:名無しのオールドタイプ
なんで黙るんや、ジャンク屋ネキ?
285:ジャンク屋ネキ
おまいら……リィナのこと忘れてない? 彼女が、密航&Zガンダム盗難なんて犯罪を許すと思うか?
286:名無しのオールドタイプ
あ……。
287:名無しのオールドタイプ
だ、大丈夫や! ジュドーならリィナを振り切って密航してくるはず! 原作でもそうだったし!
288:名無しのオールドタイプ
不安だったら、こっちからMSに乗って、ジュドーを迎えに来たらどうや?
『操縦は』できるんだろ?
* * * * *
間一髪でエンドラと入れ違いでコロニー内に逃げ込んだアーガマ。
だが、それでもエンドラのクルーの一部は、『何かの船が』コロニー内に入るのを目撃していたのだった!
「奥に入っていくの、軍艦に見えませんでしたか?」
ガザD部隊の隊長、パンパ・リダの問いかけに、マシュマーの副官、ゴットンがうなずく。
「まさか、エゥーゴってことはないだろうな?」
そしてそれを聞き逃さず、さらにその言葉に使命感を燃やす男が一人。彼らの上官、エンドラ艦長のマシュマー・セロである。
「臆するな! 私はこのコロニー、シャングリラの人民をハマーン様に従う様にする為に遣わされた者だ。エゥーゴが潜んでいようがいまいが、断固戦って見せるわ!」
そして彼はブリッジを出て、MS格納庫に向かっていった。
* * * * *
290:名無しのオールドタイプ
おー、ジャンク屋ネキ、メタスの操縦もまぁまぁできるやん。
291:ジャンク屋ネキ
やればできるもんだな。オレも驚いたわ。でも戦闘は無理だからな?
292:名無しのオールドタイプ
そこまでは期待していないから安心しろ。
293:ジャンク屋ネキ
そうはっきり言われると、なんか複雑だな……。
さーて、ジュドー御一行様はどこかな、と。
294:名無しのオールドタイプ
あ。あそこにいるのがそうじゃね?
295:名無しのオールドタイプ
それっぽいな。あーあ、やっぱり原作通り、リィナにつかまって説教されてるな。
296:名無しのオールドタイプ
ご愁傷様や。まぁ、Zを売ってお金にしようとしてるから自業自得やけどな。
297:ジャンク屋ネキ
さて、それじゃ着陸するとしますか。うまくできるかな……。
* * * * *
「……怒るよリィナ。これは俺達の仕事なんだぞ」
必死に言いつくろうとするジュドーだが、それで引き下がったり、言い負かされたりするリィナではなかった。
「人の物盗むのが仕事なの!?」
「違うって、アーガマのモビルスーツなら、力仕事が出来るから、それを借りてもうけ仕事をやるの!」
「イーノには聞いてないでしょ!?」
イーノからの説得も全然効果なしだった。
「リィナ、元手が要らずに出来る仕事って言えば、屑鉄拾いしか無いだろう?」
「皿洗いでもベビーシッターでも、仕事は幾らでもあるわ! 私も働けば……」
「お前は学校に行って勉強するだけで良いんだ、お前まで“俺達みたい”になる事は無い!」
「じゃーお兄ちゃん、自分のやってる事は“子供として良くない”って、解ってんじゃない」
「だはっ……」
妹に、逆に言い負かされそうになっている大ピンチのジュドー。そこに。
「はいはーい。ジュドー君の大ピンチのところごめんよー」
上空から降りてくるメタスにびっくりするジュドーたち。
「な、なんだぁ!?」
「軍用のMS?」
ビーチャとモンドがそう声を上げる中、メタスから出てきたのは……彼らの友人、マリハ・クトゥルだった。
* * * * *
308:名無しのオールドタイプ
おーおー、みんなびっくりしとるわ。
309:名無しのオールドタイプ
ビーチャとモンドなんか、腰抜けかかっとるで。
310:名無しのオールドタイプ
でも、うまく着陸できてよかったな。ジュドーたちを下敷きにしてたら取り返しがつかなかったで。
311:ジャンク屋ネキ
そうやな。あらかじめ、MSでの着陸について教えてもらってよかったわ。さて……と。
「久しぶりだな、みんなー!」
『マリハ!? お前、どうして軍用MSに乗ってるんだよ!?』
「まぁ、色々あってね。それはそうと、Zガンダムで屑鉄拾いをしたいというえらいジュドー君をアーガマ密航ツアーにご招待しようと思うんだけど、どうだ?」
『ほんとか!? ありがてぇ、恩に着るぜ!』
312:名無しのオールドタイプ
……うん、嘘は言ってないな。
313:名無しのオールドタイプ
いや、ちょっと待て。『密航』ってところが嘘やん。アーガマに行くのは本当だけど。
314:名無しのオールドタイプ
ものは言いようやな。あと、嘘も方便とも言うで。
315:名無しのオールドタイプ
あーあ、リィナ、「マリハだけはまともだと思ってたのに! あなたまでお兄ちゃんを悪の道に引っ張り込まないで!」と怒ってらっしゃるぞ。
316:名無しのオールドタイプ
ネキ、大丈夫? めっちゃリィナのヘイト買ってるみたいだけど。
317:ジャンク屋ネキ
正直、やばいかも、って思ってる。これ以上ヘイト買わないうちにアーガマに帰るとするわ。
* * * * *
一方、宇宙港に停泊しているアクシズの巡洋艦、エンドラから一機のMSが発進していた。
アクシズの試作型MS、ガルスJである。
そのコクピットに座るマシュマーは、満足そうな、いやむしろ陶酔した表情を浮かべながら独り言をつぶやいた。
「力強さの中にも、優美さと気品を失わない……良いモビルスーツだ」
そしてまた、胸の薔薇に手を這わせる。
「まるでこの薔薇のようだ」
そういうマシュマーの脳裏には、シャングリラへの出発前、指導者のハマーン・カーンから任務を命じられた時のことが、(美化されて)浮かんでいた。
(お前こそ、真の騎士だ。励んで欲しい、私の為に)
そう言って、ハマーンはマシュマーに、一本の薔薇を与えたのだ。その薔薇は、いまこうして、彼の胸を飾っている。
「アーガマを無傷で手に入れ、ハマーン様に献上すれば……ハマーン様はこのマシュマーに微笑みを与えて下さるだろう……うおっ!?」
回想しすぎて、あわやハッチにぶつかりそうになったマシュマーであった……。
* * * * *
えー、一方そのころ、こちらはコロニー内を航行中のアーガマに帰還中のメタスであります。なお、アーガマの現在位置は、特殊な電波で知らせてくれるから問題なし。
そんな中、コクピットに同乗している、親友のジュドー君いわく。
「それにしてもお前、このMSどうしたんだ? まさかアーガマから盗んできたのか?」
「え、知らなかった? 今オレ、アーガマにスカウトされてさ。そこで働いてるんだよね」
「え」
衝撃の発言を聞いたジュドーがまるでおびえたかのように、全天球モニターの壁に張り付く。
「ま、まさかお前、親友の俺をエゥーゴに売るつもりじゃないだろうな!?」
「オレがそんな薄情な奴に見えるか?」
「いや、見えない……ような見えるような」
失礼な。オレはスレ民のみんなからも、「ネキは仲間を売るような良識のない奴ではない」と評価されてるんだぞ。
そんな会話を交わしてるうちに、アーガマに到着し、オレたちがMSデッキに降りたところで……。
「アーガマの諸君! 私はアクシズのマシュマー・セロである! 私は諸君に無条件降伏を勧める! 素直に従えば、全クルーの命は保障するぞ!?」
なんてナイスタイミング。マシュマーとやら、まさかオレたちのメタスを追いかけてきたわけじゃないよな?
「さぁ、ジュドー君、出番だよ」
「え、ま、まさか俺をここに連れてきたのって……」
「うん。アクシズからこのアーガマを守る用心棒になってほしくてさ」
「そ、そんなこと言われても……」
「なら、このまま放っておく? そんなことになったら、Zもアクシズに差し押さえられて、手が届かなくなっちゃうぜ?」
「……」
沈黙しているジュドー。ここは後一押しかな。
「ジュドーが出ないとなれば、オレがメタスに乗ってやらないといけないんだよなー。戦えるかなー。やられるかもなー」
「あー、もうわかったよ! やればいいんだろ、やれば!」
そう言って、ジュドーはZガンダムに向かっていった。
アーガマのために戦いたくはないが、親友を危険に巻き込みたくはない。
* * * * *
一方、アーガマのブリッジ。
メタスを勝手に出撃させたマリハがジュドーを連れてきて、そのジュドーがZガンダムに乗り込む様子は、ブリッジのモニターにも映っていた。
それを見たトーレスが、「あいつ!」と立ち上がろうとする。
「待て!」
「え?」
トーレスを制止したブライトは、モニターを見たまま言う。
「気になる。あの少年……」
ブライトの視線はZに乗り込もうとしているジュドーに注がれていた。マリハが突然メタスに乗って出て行ったのにはびっくりしたし、後で独房送りにしてやろうと思ったりもしたが、それはこのためだったらしい。
そして。
「無傷で艦を乗っ取ろうなんて、ずうずうしいんだよ!」
* * * * *
そして、戦いは終わった。
「ジュドー、よくやってくれた」
オレの横のブライトさんが、そう、今回のヒーローであるジュドーに声をかけた。
「ただのまぐれだよ」
そう言うと、ジュドーはオレのほうをにらみつけた。
「な、なんだ?」
「マリハ、もう今度はあんな手にはのらないからな」
「はいはい。でも、またホイホイ引き受けてくれるんだろ?」
「う、うるさいな!」
オレが茶化すと、ジュドーは顔を赤くしてそう反論してきた。
そこに、トーレスさんが聞いてきた。
「何でそのままZガンダムを盗まなかったんだ?」
「今回は、マリハのお願いもあったし、あの新型をやっつけるつもりで乗ったんだ。次はこうはいかないよ?」
「まだ盗むつもりなのか?」
「さてね」
「そうは言っても、いざという時には見捨てられずに助けてくれるんだよ。なー?」
「う、うるさいな。……マリハ、アーガマでもしっかりやれよ」
「あぁ、ジュドーも元気でな」
「おう」
そう言って去っていくジュドーたち。オレたちはそれを見送るとアーガマに入船し、そしてアーガマはジャンクの山に埋もれていくのだった……。
ファンアート募集中です!
* 次回予告 *
オレやジュドーたちの家の近くにある病院で、オレとファさんは、マシュマーさんと色々あっちまった!
さらに、リィナはジュドーのことで何か悩みがあるらしくて。
二人の気持ちもわかるもんだから困っちまう。
そんなとき、ファさんの流した涙が、オレの道を決めたんだ。
次回、『ガンダムZZって作品の世界に転生してきたプル似のTS転生者だけど、ヤザンとかいう人にゼータ強奪を持ちかけられてます~ガンダムZZ別伝』
第3話『ファの涙』
なんでオレ!?
※次の更新は、2/7 12:00の予定です。
マリハの声、皆さんは誰の声で再生されてますか?
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本多知恵子さん
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本多陽子さん
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甲斐田裕子さん
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釘宮理恵さん