ガンダムZZって作品の世界に転生してきたプル似のTS転生者だけど、ヤザンとかいう人にゼータ強奪を持ちかけられてます~ガンダムZZ別伝 作:ひいちゃ
今回はシンプルに答え合わせしてみましたww
皆さん、あっていましたか?
正解した方には……
景品:作者からの祝福(拍手つき)と優越感
「よくここまで根を張ってくれたオウギュスト、感謝するぞ」
新しい母艦、グワンバンに移ったグレミーは、目の前のオウギュストにそう感謝を述べた。
他方のオウギュストは、申し訳なさそうな顔をして答える。
「いえ。グレミー様から大任を命じられておきながら、こちらの陣営に引き込めたのは4割ほど。この体たらく、お詫びいたします」
そう頭を下げて謝罪するオウギュストに、グレミーは苦笑してとりなした。
「いや、そう詫びることはない。その戦力差を埋めるのも指揮官たる私の仕事だ。それに、お前が用意してくれた『これ』があれば、その差を埋め、逆転することも不可能ではなかろう。これこそ、お前の一番の功績だと思うが」
「は……」
そう言うグレミーたちがいる部屋。その窓の外には、巨大なコロニーの外壁が映されていた……。
* * * * *
「敵はサイド3で迎え撃つ態勢を整えてるってことか」
ネェル・アーガマのブリッジで、ビーチャはトーレスにそう聞いていた。
トーレス、うなずいて曰く。
「あぁ。戦力を小出しにして失うよりも、本拠地の近くで万全の態勢で整えたほうが、戦いは楽になるからな」
連邦政府とネオ・ジオンとの間で交渉が成立した結果、サイド3はネオ・ジオンの手に渡り、ハマーンは早速アクシズをサイド3に移動させ、サイド3のコロニー群をたちまち制圧。
その中のコロニー、ジオン発祥の地と言われるコア3を拠点とするべく動き出していた。
「何時でも片づけられるってか? 馬鹿にしやがって」
面白くなさそうに吐き捨てるビーチャ。だが、そこでトーレスが気になる発言をした。
「だが、それだけでもなさそうなんだ。サイド3のネオ・ジオン軍の中に、怪しい動きがある」
「というと?」
トーレスにジュドーが聞き返す。
「ネオ・ジオン軍の中に、微妙な緊張関係があるんだ。まるでお互いに監視というか、牽制しあってる、というか」
「内部分裂の前兆ってこと?」
エルも気になる様子で聞いてきた。もし内部分裂があれば、それは付け入る隙になりうるからだ。
「そこまではわからないな。だが、可能性はなくはないと思う」
「でも、もし内部分裂となればこちらとしては大いに助かるよな。互いに潰しあってるところを攻撃してもいいし、片方と手を組んでもいいし。トーレス、そこらへんの情報収集をよろしく頼む」
「了解」
* * * * *
1:名無しのオールドタイプ
おー、これがマシュマーさんの新しいガルスJか。だいぶ変わったなぁ。
2:ジャンク屋ネキ
マシュマーさんの話では、これまでマシュマーさんが乗ってきたMSからパーツを移植したいいとこどりの
3:考察ニキ
確かに。右腕はドライセンだけど、左腕はハンマ・ハンマ、そして肩にはズサのミサイルポッドか……。
4:名無しのオールドタイプ
左腕には、ハンマ・ハンマのメガ粒子砲つきのシールドもついてるな。そういえば名前はあるんか? こいつ。
5:ラド
あぁ。『モナーク・ガルス』だ。
6:名無しのオールドタイプ
モナーク……君主か。大層な名前をつけたなぁ。
7:ラド
いや。騎士よりさらに上位の騎士、という意味合いやで。
8:名無しのオールドタイプ
君主は君主でもロードか! ウィ〇ードリィかよ!
9:名無しのオールドタイプ
マシュマーさん、実は転生者でウィ〇フリークだった疑惑……?
10:ラド
いや、俺がモナークって名前を提案した。
11:考察ニキ
お前かい。
12:ジャンク屋ネキ
そういや、名前で思い出したけど、オレの愛機、名前考えてくれたか?
13:名無しのオールドタイプ
あぁ、一応はな。昨夜、ネキが寝ている間にみんなでわいわい話し合って、『リャナンシィ』って名前はどうかって結論になった。
14:ジャンク屋ネキ
リャナンシィ……。
15:考察ニキ
アイルランドに伝わる若く美しい姿をした女の妖精やな。
16:ジャンク屋ネキ
へぇ、なんか素敵やな。オレなんかがそんな名前をもらっていいのか、という気がするが。
17:名無しのオールドタイプ
ちなみに、リャナンシーの恋人になった人は吟遊詩人としての才能をもらう代わりに精気を吸われて早死にするがな。
18:ジャンク屋ネキ
おい。
19:名無しのオールドタイプ
それだけやないで。リャナンシーの気に入った男性以外には、その姿は見えない、というのもあるしな。
20:ジャンク屋ネキ
なるほどな。まぁいいや。なんか語感が気に入ったから、それにするで。
ん、なんだ、警報?
* * * * *
ブリッジに行くと、ちょうど救難要請を受信しているところだった。
「船が襲われてるって?」
「あぁ。ネオ・ジオンに襲われているらしい」
「それじゃ、早く助けに行かないと!」
と、ルーが言うものの、ビーチャは渋い顔だ。
「だけどな。こんなところで余計な戦いをして消耗したら、何にもならんだろ?」
まぁ、確かにそうだが……ビーチャもたまには指揮官みたいな考え方するのね。
「だけど、襲われてて助けを求めてるんだよ! 助けないでどうするの!?」
「そうだよ! 困ってる人は助けなきゃ!」
そうリィナとプルが異論を言うと、ジュドーも口を開いた。やはり、妹たちに助力せざるを得ないらしい。
「それに、情報収集とかの必要もあるしな。ビーチャの意見もわかるが……」
そしてとどめにエルが……。
「これだけ助けに行こうって言ってるのに行かないの? もう、冷たいビーチャなんて嫌い!」
さすがにそれにはビーチャが慌てた。ははーん、そういうことね(笑
「わかったよ。助ければいいんだろ、助ければ! ただちに発進準備にかかってくれ! ただし、あまり消耗するんじゃないぞ! あとそれとモンド、ラビアンローズに補給要請を送ってくれ!」
「OK!」
「ほいほい!」
そして、ネェル・アーガマからオレ含むガンダムチームが発進していった。一応、別動隊の可能性もあるので、マシュマーさんのネオ・エンドラには周囲の警戒をお願いしてある。さすがビーチャだ。
なお、プルは基本的にネェル・アーガマで留守番。これは、もうプルをあまり戦わせたくない、というジュドーの意向だ。
だが、出撃してその民間船に接近すると、襲っていたけったいな
「ありゃ? 逃げていった。なんか拍子抜けだなぁ」
オレがそう言うと、ビーチャから通信が入った。
『無駄な弾やエネルギーを使わずに済んだなら、それに越したことはないだろ! いいから船を護衛しながらこっちに戻ってきてくれ』
「了解、了解」
と、そこに
『ちょっと待って。もう一隻、こちらに助けを求めてるよ! こちらはかなりやばいみたい!』
「なんてこった! なんか今回は忙しいな!」
そう言いながら、もう一隻のほうに急行する。
船が見えてきた。あれは……ずいぶん古い型の船だなぁ。
『あれ? あれはムーン・ムーンの船じゃないか?』
「ムーン・ムーンってあれか? オレが捕まったあとに、アーガマが立ち寄ったという」
『えぇ、そうよ。ムーン・ムーンで見たことあるわ』
そんなムーン・ムーンの船を襲っているのは、先ほどとは違い、ハイザックとかマラサイなどのティターンズのMSがメインのようだ。どうやらティターンズくずれの海賊らしい。
『手向かい出来ない者を甚振るなんて、卑怯だぞ!!』
はい。義憤に燃えるジュドーの手により、いたぶるように船を襲っていた海賊たちは、あっさり蹴散らされました。オレたちの出る幕、全然なし。
* * * * *
26:ジャンク屋ネキ
あの人が、ムーン・ムーンの人々の長、サラサさんかぁ。オレたちより同じ年ごろなのにすごいなぁ……。
27:名無しのオールドタイプ
そりゃ、傀儡とはいえ、かなりカリスマあるからね。見ろ、光って見えるぞ。
28:名無しのオールドタイプ
本当にな。あのカリスマは、マリアさんとタメはれるわ。
29:考察ニキ
それで、サラサさんはなんて?
30:ジャンク屋ネキ
うん。『見分を広めるために旧式船で宇宙に出たけど、動力部が壊れて漂流していた』んだって。
31:名無しのオールドタイプ
旧式の船で宇宙に、しかも戦闘が行われている宙域に来るなんて無謀やなぁ……。
32:考察ニキ
まったくやな。
33:ジャンク屋ネキ
ん? なぁ、サラサさんってもしかしてニュータイプだったりするんか?
34:名無しのオールドタイプ
そんなことはないはずや。ただ、不思議な感知力はあるみたいだけどな。どうしたん?
35:ジャンク屋ネキ
いや、今、サラサさんが気になることを言ったんや。
『この艦に、邪悪な気が紛れ込んでる』って。
36:名無しのオールドタイプ
邪悪な気? なんのことやろ?
37:ジャンク屋ネキ
オレにもさっぱりやねん。敵のスパイでも紛れ込んでるのか……?
『うーん。だけど、プルも感じるの。黒くて、でも知ってるような気がする気配がこの艦の中にあるの……』
38:考察ニキ
邪悪な気……ムーン・ムーンの船……もう一隻の船……ん?
* * * * *
一方そのころ。モンドは民間船の貨物チェックをしていた。
が、その様子はどこか心ここにあらず、といった感じだった。
それはサラサの妹、ラサラとの再会による。
モンドはジャンク屋になってから、マリハと交流していく中で、彼女にほのかな片思いを寄せるようになっていた。まだ告白するには至ってないものの、その想いは、彼女がネオ・ジオンに捕虜になったことで、さらに強くなった。だがその一方で彼は、ムーン・ムーンにて、ラサラと交流し、彼女にも惹かれていたのだ。
とはいえ、再びアーガマがムーン・ムーンを出たことで、その気持ちも薄れていき、またマリハへの想いが強くなっていったのだが。なお、再びマリハがアーガマに戻ってきた今でも、彼女には告白できていない。彼もシャイな男の子なのだ。
だが今、かつて惹かれていたラサラと再会した。そのことで、彼の心は、マリハとラサラとの間で揺れていたのだ。
しかし、そのことが、ある見逃しを招き、ネェル・アーガマに危機を呼ぶことになったのだ!
* * * * *
39:ジャンク屋ネキ
うーん。この部屋にもいない……。ということは、ネェル・アーガマにはいないみたいだなぁ。
ネオ・ジオンの奴ら……。
40:名無しのオールドタイプ
ということは、まだあの船の中にいるってことなのかなぁ。
41:ジャンク屋ネキ
にしても、ハマーン。ジュドー欲しさにネェル・アーガマに潜入して抑えようとするなんて、ずいぶん大胆じゃない? ネオ・ジオンのトップなんよね?
42:考察ニキ
あぁ。それだけジュドーに執着してるってことやね。
43:ジャンク屋ネキ
まさかすれ違った女性が実はハマーンで、『馬鹿者、それがハマーンだ! 追えー!』ってことには……ならんよなぁ。
44:名無しのオールドタイプ
なんでル〇ンやねん。
45:ジャンク屋ネキ
そしたら後は、連中が持ち込んでるガ・ゾウムか……。荷物のチェックはモンドがしてくれてるから見つけてくれてると思うけど……な、なんだ!?
* * * * *
突然、民間船の後方に曳航されていた貨物船のコンテナが開き、中から二機のMS、ガ・ゾウムが飛び出してきた!
それに、ネェル・アーガマに緊張が走る!
「コンテナの中から現れただと!?」
「モンドの奴、何やってんの!?」
動揺するトーレスやビーチャなどブリッジクルーを後目に、ガ・ゾウムの一機はそのナックル・バスターをブリッジに向ける。
「ただちに降伏しろ、さもなくばブリッジを吹き飛ばすぞ!」
まさにネェル・アーガマの危機! だがそこに。
「俺のせいでこーなったんだったら!!」
モンドが百式で飛び出してきた!
* * * * *
ネェル・アーガマの一角。そこで、既に潜入していたハマーンと侍女が身を潜めていた。
そんな中、侍女が動揺するのをハマーンがなだめていた。
「は、ハマーン様……!」
「声が高い。生きていれば、チャンスはいくらでも作れる」
* * * * *
47:ジャンク屋ネキ
大ピンチかと思ったけど、意外と事態が硬直してるな。
48:名無しのオールドタイプ
何しろ、こちらには既にハマーン様が潜り込んでるからね。沈めるわけにいかんやろ。
49:考察ニキ
それに、ハマーン様としては、ネェル・アーガマを無傷でほしがってるからね。
攻撃するにできないジレンマ。
50:名無しのオールドタイプ
モンドのやけっぱちが功を奏した感じだね。彼が出なければ、降伏するしかなかったろうからな。
51:名無しのオールドタイプ
対するガ・ゾウムのパイロットのほうは、ネェル・アーガマを制圧しなくちゃならんけど、攻撃するわけにはいかんと、八方ふさがりでお気の毒や。
52:ジャンク屋ネキ
とはいえ、こちらも膠着状態で困ったもんやな。誰か割り込んでくれるとありがたいんだが……爆音?
* * * * *
「こ、このガキがぁ!!」
しびれをきらしたガ・ゾウムのパイロットがついに、改めてナックル・バスターを構えて撃とうとした! だがその時!
「やらせるか!!」
ジュドーの
もう一機のガ・ゾウムがZZにナックル・バスターを構えるも、そちらは……。
「これでやったことのけじめをつけるっ!!」
モンドの百式が、不意を突いて敵の胸元にビーム・サーベルを突き刺し、さらに蹴り飛ばして爆散させた。
* * * * *
戦いが終わり、ブリッジに戻ってくると、ラサラさんとトーレスが、モンドを褒めたたえていた。
「立派でしたよ、モンドさん」
「ふ、不始末をしでかしたんだから当然ですよ」
「いや、見直したよ」
そう褒めたたえられているモンドは、ちょっと頬が赤くなってるらしかった。一方のビーチャは、失敗をやらかしたモンドが褒めそやされているのが気にくわない様子。まぁ、気持ちはわかる。
でも、本当にモンドはよくやったよな。というわけで。
「本当、よくやったよ、モンド。ラサラさんじゃないけど立派だったぜ。かっこよかったよ」
「あ、そ、その、あ、ありがとよ」
オレがモンドを褒めてやると、彼の顔はさらに赤くなった。どうしたんだ、風邪か?
スレ民に「鈍感……」とか「絶対に違うぞ」とか言われたんだけど、何のことだ?
「ねー、ねー、プルはー? プルだって、マリハと一緒に探すの手伝ったり、難民の人たちにお弁当配ったりしたんだよー?」
「あぁ、プルもよく頑張ったぞ、よしよし」
「えへへ……」
陰で頑張ってくれたプルも、ジュドーに頭をなでられて悦に浸るのだった。
* * * * *
一方そのころ、侍女を空き部屋に残して居住区を偵察する、変装したハマーンの元に、サラサがやってきた。
「なんですか?」
「私には、全ての悪しきものの根源を、貴女の身体から感じます……」
「悪しきもの、ですか?」
聞き返してきたハマーンに、サラサはうなずいて続けた。
目に深い憂いと、相手の未来を慮る心を秘めて。
「はい。ですがそれは、ただねじれただけのもののようです。ジュドーの想いと、本質的には変わるものではありません」
「……」
「願わくば、あなたがそれに気づき、ねじれを元に戻し、より良き未来に進みますように……」
そして立ち去るサラサ。その彼女に、ハマーンは内心で毒づいた。
(戯言を! 私はここにいるというのに、ジュドーめ……!)
ファンアート募集中!
* 次回予告 *
オレたちは、助けた民間人を降ろすため、タイガーバウムという変なコロニーに立ち寄った。
そしたらあれよこれよという間に、オレを除く女性陣がコロニーのお偉いさんの元に連れ去られちゃった!
さっそく救出しようと潜入するんだけど、今度はそこにハマーンもやってきて、てんやわんやに!
とにかく、逃げろや逃げろ……って、えー!?
次回、『ガンダムZZって作品の世界に転生してきたプル似のTS転生者だけど、ヤザンとかいう人にゼータ強奪を持ちかけられてます~ガンダムZZ別伝』
第24話『敵地、タイガーバウム』
旧式だって時には役に立つ!
※次の更新は、4/11 12:00の予定です。お楽しみに!
マリハの声、皆さんは誰の声で再生されてますか?
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本多知恵子さん
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本多陽子さん
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