サブタイトルが適当ですみません、ゆるキャン△っぽく書きたかったんですが。
志摩~
明日の天気は晴れで今、私はキャンプの準備中。
そして……
通販で頼んで昨日届いた物を取り出す。
「買っちった♪」
比企谷も使っていた焚き火グリル、これがあれば私にも憧れの焼肉ライフが。
バイクの免許も取ったし、行動範囲が今まで以上に広がる。
まあ、行き成り遠くに行くのは危ないとお母さんに心配されたので明日は四尾連湖に行く事にした。
比企谷はやはり遠くに行くのかな?それとも今回は行かないのかな?
普通に聞けばいいだけなんだろうがやっぱり恥ずかしい。
だって行く場所聞くのは同じ場所に行こうとしてるようで……
「もう寝よ」
この前みたいに聞いて来てくれたらいいのに。
ー◇◆◇ー
なでしこ~
「二人とも、おくれてごめ~ん」
「お~、来た来た」
「甲府駅でまよっちゃって~」
「えーよえーよ、気にせずまったり行こか~」
今日は野クルの皆で始めての本格的なキャンプ。
冬用シェラフも買ったし準備も万端、楽しみだなー。
「では三人揃った所で本日の目的地、イーストウッドキャンプ場へしゅっぱぁーーつ!」
「「おーーーっ!」」
リンちゃんと八幡君も何処かでキャンプしてるのかな?
やっぱり皆と一緒にキャンプしたいな。
ー◇◆◇ー
八幡~
「おお~~、これは中々」
四尾連湖に着いた俺はその絶景に目を奪われていた。
辺り一面の紅葉が池の水面に映り込み、何とも言えないその光景をスマホで撮っていると後ろからバイクのエンジン音が聞こえて来た。
これだけ景色の良いキャンプ場だからな、誰が来てもおかしくない。
「え…あれ、比企谷?」
「お、おう。志摩も此処だったのか」
やって来たのは志摩だった。
まあ、今までもキャンプ地がかち合うのはしょっちゅうだったしな。
ヘルメットを取ってこっちを見ている志摩の顔は何処と無く赤い気がする。
「何だか顔が赤いぞ。もしかして風邪っぽいのか?」
「ち、ちがわい」
「キャンプに来られた方ですか?」
志摩がそっぽを向いていると管理人らしき人がやって来た。
「はい、予約をした比企谷です」
「わ、私も予約を入れておいた志摩です」
「お二人はご一緒に?」
「ち、違いまスヨ。別々でSU!」
「ですです」
「そうですか、ではあちらで受付をお願いします」
変な事を聞いて来るので声が裏返ってしまったが、管理人は気にせずに受付をしてくれた。
「お二人共テント泊でよろしいですか?」
「はい」
「そうです」
「サイトは対岸にあって車両は入れませんので湖の周りを歩いて行って下さい。それと入り口にある荷車はご自由に使って下さい」
「分かりました」
「ありがとうございます」
駐車場に荷車を運びカブから下ろした荷物を載せる。
志摩のバイクはヤマハ・ビーノだった。
「志摩もバイクの免許取ったんだな」
「比企谷だけ行動範囲が広がるのはズルイ」
「いや、ズルイとか言われてもだな」
「そう言えば……」
荷車を押しながら対岸まで歩いていると志摩は何やら不気味そうな顔をして話し出す。
「何だ?」
「此処って紅葉以外にも牛のオバケでも有名らしいね」
「ああ、たしか丑三つ時になると昔武士に倒された牛鬼の亡霊が出るって奴か」
「ゑ゛」
「何でも夜に一人で居ると『ヴモ~』って鳴き声と共にゆら~りと目の前に……」
「ひいぃっ!」
「現れる事があるとかないとか」
「お、お前な」
「志摩が言い出した事だろうが。ま、ただの都市伝説だろ」
「だ、だよな…」
おそらくは俺をびびらせようとしたのだろうがより明確に説明し返したら逆に自分がびびったらしい。
そうして志摩は何が書いてあるのかは読めない石碑に小銭を投げて祈った後、ふらふらと歩いて行く。
「お~い、何処に行く?」
森の中へ。
ー◇◆◇ー
新城肇~
『そうか、お前さんは相変わらずキャンプ漬けの日々か』
「ああ、お前はもう出来んのか?」
『うむ、デイキャンぐらいならとは思うんだが息子が許してくれんのでな』
「それは残念だな。ワシが付き合ってやれればいいんだが」
『これ以上息子達を心配させる訳にもいかんからな。後は孫に任せるとするよ』
「孫か、ワシも以前使っていた道具を孫に譲ったしな」
『たしかリンちゃんだったか』
「バイクの免許も取ったし、今日も何処かに行っとるらしい」
『アイツもワシのお気に入りじゃったカブであちこちに行ってよく写真を送って来てくれるよ』
「じゃあワシも送ってやろう。それを見て精々くやしがっておれ奏八」
『おのれ、犬のう○こでもふんずけていろ』
「ぬかせ」
(`・ω・)なでしこと八幡を入れ替えたらなでしことリンが入れ替わってしまった件。
後、八幡の爺ちゃんとリンの爺ちゃんがキャンプ仲間だった件。