やはり俺のぼちキャン△は間違っている。   作:乱A

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第六話「野クル参加?」

 

今日も良い天気、絶好のぼちキャン日和だが残念な事に今日も平日である為に学校には行かなければならない。

通学の為に乗り込んだ車両には同じ学校の学生、中にはクラスメイトの顔もちらほらと居た。

話などはした事が無いが、流石に半年以上も通っていれば顔ぐらいは覚えている。

まあ、向うも俺の顔ぐらいしか覚えてないだろうからお互い様である。

 

「あーー、八幡君だ!」

 

停車した駅から乗って来た各務原が俺の顔を見た途端そう叫びながら駆け寄って来るのを見て、クラスメイトはぎょっとした顔をする。

それはそうだろう、腐った目をした(ほっとけ)冴えない男に可愛い女の子が笑顔で駆け寄るのだから。

 

「八幡君もこの電車なんだ」

「ひ、一駅前からな」

 

各務原はごく自然に俺の横に腰を下ろし、ニコニコと話しかけて来る。

さてと、ひじょーに困った。

彼女は見た目通りの美少女であり、当然俺には怪訝な視線が突き刺さる。

以前の俺ならばそんな彼女の行動に何か裏があるのではと勘ぐっただろうが今は違う。

良くも悪くも天然過ぎるほど天然な彼女はやはり天然なのだ。

うん、何言ってるのか自分でも分からない。

 

「ねー、八幡君は何時からキャンプしてるの?」

「あ?ああ、三月に千葉から引っ越して来て、それからだな」

「あのね八幡君、やっぱり野クルに入ってくれないかなぁ」

「…それは」

「違うの、一緒にキャンプしようって事じゃなくて、色々教えてほしいの」

「教えて?」

「うん、わたしキャンプの事よく知らないし、あきちゃんやあおいちゃんも本格的なキャンプはした事ないって。だから…」

 

ここでやっぱり嫌だって言うのは簡単だが…、子犬みたいな目で見られると断りづらい。

 

「とは言ってもな、俺だってそう詳しい訳じゃないぞ」

「だめ…かなぁ」

 

ダメ押しとばかりに指を咥えて見上げて来る。

くそぅ、可愛いじゃないかこのやろう。

 

「ちょ、ちょっと考えさせてくれるか?」

「うん、いいよ。えへへ~、楽しみだなぁ」

 

考えさせてくれと言ったのに彼女の中では既にOKになっているらしい。

どうしよう、通学中なのにもう帰りたい……。

 

 

 

 

 

 

ー◇◆◇ー

 

昼休み~

 

八《助けて…》

 

戸《何があったの、八幡?》

 

八《件の彼女と話が通じない》

 

川《彼女って各務原って名前の?》

 

八《おう…》

 

戸《話が通じないってどんな風に?》

 

八《サークルに入ってキャンプの事などを教えてくれって頼まれて》

 

八《考えさせてくれと言ったら彼女的にはもう教える事になってるらしい》

 

八《訂正しようにもあの笑顔を見たら何も言えない》

 

川《教えてやればいいじゃない》

 

戸《やっぱりまだ怖い?》

 

八《くだらない拘りってのは解ってんだがな》

 

材《解っているのなら迷う事はあるまい》

 

川《今度は間に合ったようだね》

 

材《うむ、購買に並んでおったが抜け出して来た》

 

材《我の…、我のカツサンドが…》

 

戸《今度、奢ってあげるから》

 

材《おお、かたじけない》

 

八 画像

(ファイナルバスターライフル・EW版》

 

材 画像

(あんたって人はーー!と叫んでいるシン)

 

川《あんた達ね…、遊んでるなら帰るよ》

 

八《ごめんなさい、真面目にやります》

 

材《面目ない》

 

戸《兎に角、テントを張ってあげるんじゃなくテントの張り方を教えてあげなよ》

 

八《戸塚…》

 

戸《僕の言いたい事、解るよね》

 

八《ああ、そうだな。解った、張り方を教えてやるよ》

 

川《それでいいんだよ、頑張りな》

 

戸《応援してるからね》

 

八《相談に乗ってくれてサンキュな》

 

材《はっはっは、気にするでない。我等の仲ではないか》

 

八 画像

(ログアウトするキリト)

 

材《あれ、八幡?結局今回も会話してなくない?》

 

戸《照れてるんだよ、きっと》

 

川《絶対、違うと思う》

 

 

 

 

 

 

 

まさか戸塚が”あのセリフ”を持ち出して来るとは。

たぶん、俺が捻くれて突っぱねる事も覚悟してたんだろう。

だったら俺も覚悟しなきゃいけないじゃないか。

 

「さてと、どーしたもんかな」

 

昼休みも、もう終わり。

俺はカツサンドの袋をゴミ箱に捨てて、教室に戻る。

 

 

 

ー◇◆◇ー

 

放課後、教室を出た俺は各務原にラインを打つ。

 

 

八《朝の話だが、手伝い位ならしてやる》

 

な《ほんとう!?わーーい、ありがとーーヽ(*´∀`*)ノ》

 

 

スマホをポケットに戻し、取り合えず部室塔に行くかと思ったら図書室に行く途中なのか、志摩が通りかかる。

 

「今から図書室か」

「えっ、ああ、うん…」

「何だよ」

「いや、学校の中でそっちから話しかけて来るとは思わなかったから」

「まあ、色々と考える事があったんでな」

「そっか」

 

思えば志摩とはこっちに引っ越して来てからの付き合いだが学校での会話は皆無だった。

もっとも、話をする機会はいくらでもあったが、俺の方が徹底して話をしようとせずにいた。

普通ならそんな奴とは関わらなくなるものだが、志摩はそうじゃなかった。

だから、動くべきなのは俺なのだ。

 

「なあ、志摩…」

「ん、何だ」

 

「はちまんくーーーーんっ!」

 

=なでしこがあらわれた=

 

「さっ、はやく行こ」

「ちょっと待て、各務原」

「何事?」

 

俺からのラインを見て待ってられなかったのだろう、各務原は俺を見つけるなり走って来て腕を掴んで引っ張って行こうとする。

 

「はやくはやく、あきちゃん達もきっと喜ぶよ」

「だからちょっと待てって言ってるだろ」

 

俺を急かす各務原に状況を読み込めない志摩。

 

「何がどうなってるんだよ、比企谷?」

「いや、少しキャンプのレクチャーしてやろうとしたら、野クルの仲間になった事になってるらしい」

「あ~、そういう事か」

 

 

 ざわ        ざわ

     ざわ            ざわ

 

   ざわ         ざわ

 

 

ざわざわ騒がしいので周りを見てみると辺りの生徒達が俺達を見ている。

もしかしてこの状況、”アレ”に見られているのか?

 

「おい、兎に角此処から離れよう」

「え、私もか?」

「リンちゃんも教えてくれるの、わーーい」

 

二人の腕を掴んでこの場から逃げようとする俺の耳に誰かが呟いた言葉が聞こえる。

 

 

「爆発しろ」

 

 

嫌、違うから。

全然、全然違うから。

 

 

 

 




(`・ω・)八幡のイメージとは違うだろうけど、何時までも捻くれているだけじゃ話が進まないのでこういう取り合えずこういう形におさまりました。
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