魔女禍。それは女にのみ現れる悍ましい病、あるいは呪い。
魔女となった女は正気を失い、異形の怪物へとなり果てる。
そして聖女と騎士と呼ばれる者たちが、そんな魔女を狩り続けていた。
「聖女なき騎士」レーベン。
ただ一人で魔女を狩っていた彼はある夜、「騎士なき聖女」シスネと出会う。
それは歪な聖女と騎士の、長く短い戦いの始まりとなった。
これは世界を守る英雄の物語ではなく、世界を変える狂人の物語でもない。
大いなる災いの中、ただ望む己であることを願った二人の物語。
◆ ◇ ◆ ◇
とある方から、拙作のイメージ画像を頂きました(CGを加工した物とのこと)
【挿絵表示】
【挿絵表示】
また、村人JJ様からはイラスト協力の他、拙作の二次創作を書いて頂けました(本編のネタバレ注意)
【二次創作】白聖女と黒騎士【魔女狩り聖女】
https://syosetu.org/novel/290702/
ありがとうございます、ありがとうございます。
※本作は「小説家になろう」にも投稿しています。
◆◇ 登場人物 ◇◆ | |
序章 聖女なき騎士 | |
白聖女 | |
ポエニスの聖女と騎士 | |
騎士レーベンの日常、その朝 | |
騎士レーベンの日常、その昼 | |
騎士レーベンの日常、その夜 | |
一章 魔女のいる国 | |
汝、聖女を愛せよ | |
機械仕掛けの剣 | |
騎士たちの長 | |
銃と刃と彼女の瞳 | |
魔女に至る病 | |
狩りに赴く前に | |
多難たる前途 | |
マンダルとアナ | |
追う者、追われる者 | |
レーベンの狩り | |
シスネの狩り | |
残されたもの | |
死ぬには良かった日 | |
二章 弱者たちの夜 | |
逢魔が刻 | |
くらやみの少女 | |
森の奥の父娘 | |
大破壊 | |
ひとでなし | |
英雄ではなくとも | |
泥沼に踠く | |
本物の聖女と騎士 | |
悲劇の鎖 | |
黒い涙 | |
狩りの終わり、始まりの幽霊 | |
四人の宴 | |
二人でかたる | |
三章 ある騎士の黄昏 | |
嵐の先触れ | |
騎士殺し | |
聖女を元気づける方法 | |
死んだ騎士の目 | |
望まぬ平穏 | |
安寧を脱す | |
蛇は這い寄る | |
悪夢を覗きこむ時 | |
破戒魔女 | |
生と死の一線 | |
死に神さまの足音 | |
雨 | |
最後の引き金をあなたに | |
四章 騎士なき聖女 | |
シスネレイン | |
彼女の罪と罰 | |
穢れ | |
聖女と聖女擬き | |
騎士と騎士擬き | |
この戦いが終わったら | |
望まれなかったもの | |
少女の笑顔、少年の笑い | |
聖都の住人たち | |
消えたレーベン | |
最低の再会 | |
なにも知らない彼女 | |
末期をかたる | |
聖女たちの長 | |
こたえ | |
あなたに捧げる辱め | |
五章 嵐の前に | |
カーリヤの退屈と祈り | |
ミラの勉強と夢 | |
エイビスの怒りと追憶 | |
レーベンとシスネとその家族 | |
シスネとレーベンとその行く末 | |
カーリヤとライアー | |
魔女と騎士 | |
レーベンと最後の安寧 | |
六章 炎の中で | |
炎の嵐 | |
別れをかたる | |
終わりの前夜 | |
ポエニスの烽火 | |
戦場の片隅で | |
最悪の再会 | |
魔騎士 | |
裏切り者に呪いの声を | |
聖女が死んだ日 | |
聖女と騎士が生まれた日 | |
七章 吼え猛る者たち | |
一歩を踏み出す | |
逆巻く聖性 | |
黒騎士 | |
狂人はかく語りき | |
機械仕掛けの聖剣 | |
英雄は竜を討つ | |
最果ての再会 | |
友よ、死にたまえ | |
騎士狩り騎士 | |
魔女狩り聖女 | |
この結末だけを命に抱いて | |
終章 聖女と騎士の物語 | |
いつか悲劇で終わるその日まで |