桜と雪に埋もれて溺れる   作:マイケルみつお

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お疲れ様です、炎の二次サッカー、マイケルみつおです。

お、久しぶりの更新やんけ!ていう事は一挙公開か!?と思われた方すみません。まだある程度までのストックは貯まっていません。

実はアンケートをこの間から設置していたのですが、やはり更新の谷間だったからか、そもそも気づいてもらえず回答数も伸び悩んでいました。(ステルスアンケートになってた)

何で皆答えてくれないのかな?もしかしたら嫌われているのかな?と悶々とした日々を送っておりましたが「そうか!更新をしていないからか!」と2ヶ月以上経ったある日ようやく気づき、今回更新に至った次第です。

アンケートの詳細は後書きに設置しております。


49話 偵察

「ちっくしょぉ! 何だよあいつは!!」

 

白道門の門番、兕丹坊を倒していざ瀞霊廷へ! と思っていた矢先、市丸とかいう訳分かんねぇ奴のせいで俺達は今、この流魂街で二の足を踏まされている。

 

「莫迦者。あの市丸ギンと相対してその程度の怪我で済んだ事は奇跡のようなものじゃ。吹兎も言っておったであろう。隊長格、特に三番隊とは関わり合いになるなと」

 

「............」

 

猫のくせに夜一さんの言葉に俺は何も返せねぇ。

吹兎があれだけ警戒しろと言っていた護廷十三隊の隊長、それも三番隊の隊長と相対したとは言えチャドと井上、ついでに石田は無傷。俺は怪我しちまったが井上の治療ですぐに治るほどの軽症だ。

吹兎も元隊長だって言ってたな。つまりあいつと同格の奴と戦ってこれだけの被害しかねぇって事か。

 

「......確かに、ラッキーだったって事か」

 

あいつと同格。つまり尸魂界に来て速攻で全滅の可能性もあったという事だ。チャドと石田は夜一さんの隣に座っていて、井上は──こっちは重症だが片腕を斬られた兕丹坊の手当をしている。

 

「......ん? そう言えば吹兎は?」

 

近くにいても霊圧を感じねぇからいなくなった事にも気づけなかった。

 

「冬空君なら断界の中で言っていただろ? 尸魂界に着いたら単独行動をするから探すなって。

全く君は......。あれだけ僕に人の話を聞けと言っていたくせに君が一番話を聞いていないじゃないか」

 

「うるせぇ石田! そうじゃねぇよ! 門は閉じちまったし今あいつが単独行動する必要はねぇじゃねぇか!」

 

「それはまあ......確かに。でも門はここ以外にもあるって言ってたし......そっちに行ったんじゃないのか?」

 

「それはないな」

 

「............」

 

石田の推理は──猫の夜一さんが即答で却下した。......何かあれだな。自分がされると腹立つが──石田がされるのを見るのは悪くねぇな。

 

「今回の失敗によって門の周辺の警備は厳重になっておるだろう。それはこの門に限らずじゃ。わざわざ遠い道のりを単独で移動して向かう利点はない」

 

「じゃあ夜一さん。あいつがどこ行ったのか分からねぇのか?」

 

「ん? 決まっておるじゃろう。既に瀞霊廷の中じゃ。お主らには見えておらんかったか」

 

「「は?」」

 

夜一さんが言うには、門が開いてから市丸が抜刀し、門が閉じるまでのあの一瞬の間に瀞霊廷の中に入ったらしい。嘘だろ......。

 

「彼奴、また瞬歩の腕を上げよったな」

 

「いや、何感心してるんですか!? たった一人で行ったんですよ??」

 

「それは何度も言うがオメェがあいつの実力を見た事がねぇから言えるセリフだ」

 

悔しいが今の俺じゃああいつには敵わねぇ。夜一さんは分かんねぇけど俺と石田、チャドと井上の4人でかかっても──あいつには敵わねぇ。あいつが行ってダメなら──多分今の俺らが行っても何にもならねぇはずだ。

 

「そうじゃな。一護の言う通りだ。そして彼奴が瀞霊廷の中に入った事によって儂等には新たな選択肢が生まれた。良いか、誤解なきようにはっきりと言う。

 

──このまま儂等がこの流魂街に留まり続けたとしても、ルキアは助かる可能性がある」

 

つまり、夜一さんは俺達が命を懸ける必要はねぇって事を言いてェ訳か。さっきの市丸を見て今なら考えを変えてもいいって事か。......ふざけんじゃねぇ。

 

「吹兎が行ってもルキアが確実に助かるって訳じゃねぇんだろ?」

 

「ああ」

 

「なら行く。あいつがもしヘマをして、それでルキアが殺されちまった時、俺は一生後悔する。何であの時行かなかったのかって。そして無責任に何もしなかった俺が吹兎を責めるのか? ──冗談じゃねぇ! 俺は、俺達の手でルキアを助けるためにここに来たんだ。そして、そのために磨いてきた力だ!」

 

俺の言葉に、石田とチャド。そして兕丹坊の治療を終わらせて戻ってきた井上が頷いてくれる。

 

「......そうか、分かった。なら着いてこい。これから門以外の方法で瀞霊廷に突入する」

 

──────

「(成功ですね)」

 

ああ。誰かが、追手が近づいている様子はない。瀞霊廷への侵入は──成功だ。

正直、門が開いた先に市丸がいる事は予想外もいいところだった。こんな瀞霊廷の中心部から遠く離れた白道門の近くに隊長格。しかも僕の顔を知っていて、何より......あの藍染の一派だ。おおよそこの世で最悪にとことん近い相手だった。

それでも僕は瀞霊廷に侵入する事を選択した。この機を逃せば次はないと分かっていたから。

自らの霊圧が大幅に高まる始解の瞬間という、死神にとっては最も霊圧知覚が難しい瞬間を狙って僕は瞬歩で侵入した。

否、正確には瞬歩じゃないけど──この説明は後でいいかな。

 

僕は誰も追って来ていないという事を再度確認してからひとまず緊張を緩める。僕は今、白道門から遠く離れた、寂れた商店が立ち並ぶ中の、誰もいなく潰れたであろう商店の陰に身を隠していた。

 

「......一護め」

 

ルキアの処刑まで猶予がないとしても、本来は深夜に作戦を開始する予定だった。所謂夜襲だ。それなのに......

 

「(真昼間ですね)」

 

おかげで潜伏場所を探すのにも手間取った。だけどまあこんな昼間でも人通りがない場所を見つけられたから結果オーライと言う事もできる......かな? 

 

「(主って黒崎さんにだけは甘いですよね。やっぱり元部下の息子だからですか?)」

 

それもあるけどね。向こうは当然知らないけど僕、一護が赤ん坊の時から知ってるから。

 

「(幼馴染ってやつですか)」

 

一方的かつ年齢がおかしいけどね。茶番はここまで。取り敢えずまずは情報を整理しよう。

僕はまだ現世にいる時、一護達に説明した時より細かく現在の護廷十三隊の情報を整理し始めていく。

 

まずは一番隊。これは隊長副隊長共に僕がいた時から変わってないね。でも総隊長達はきっとずっと一番隊舎にいるだろうし、ルキアの処刑の双極の場にしかいないでしょ。......ルキアが双極に送られるより前にケリをつけないと。

 

次に二番隊。僕は知らないけど夜一さんが教えてくれたね。

 

「あー砕蜂か。彼奴はいつも儂の後を着いてくるような可愛らしい奴じゃな。性格は基本気弱で大人しいが変なところで頑固じゃったのぉ。最後まで儂の事を「様付け」で呼んでいたし。純粋で愛い奴じゃ」

 

夜一さんの話を聞く限り可愛らしい人みたいだしそんなに警戒はしなくていいかもね。組織として刑軍は警戒しないといけないだろうけど。

 

「(どちらにせよ主より年上なのは間違いありませんけどね)」

 

四番隊も両方知っている。ただこちらは回復部隊なので戦力としては気にしなくていい。卯ノ花隊長は......卯ノ花隊長は......動かないよね? 大丈夫だよね? 

 

六番隊も知っている。隊長はあの白哉だ。きっと今頃五大貴族の権限を使ってでも処刑を止めようとしてくれているはずだ。もしかすると僕が何かするまでもなく解決しそうだ。

 

八番隊は隊長だけ知ってる。ただ.....知らないはずなのになぜか副隊長の特徴は分かるんだよね......。どうせ黒髪でメガネかけてるんでしょ? 惜鳥を具現化させてメガネかけさせたら話聞いて貰えそう。

 

「(私の事何だと思ってるんですか)」

 

猫かぶり。

 

「(............)」

 

そして古巣の十番隊。隊長副隊長共に面識はあるけど......実はあんまり話した事ないんだよね......。

冬獅郎は桃経由でしか接点あんまりないし、副隊長になった乱菊は当時席次も低かった事からあんまり話した事無かったし......。

正直味方になってくれるとは考えにくい。僕は冬獅郎の前の前の隊長だから。もう僕の事を覚えている人も少なそう......。グスン。

 

「(古巣なのにその程度なのですね)」

 

さっき猫かぶりって言った事、実はちょっと根に持ってるでしょ惜鳥。

 

そして十一番隊。正直ルキアから今の隊長を聞いた時一番驚いた。

 

「何で更木剣八が護廷十三隊で死神してるの??」

 

更木剣八といえば流魂街の大犯罪者として僕が瀞霊廷にいた時から有名だった。僕が隊長になるより遥か前から生きていた生粋の戦闘狂らしい。古くは卯ノ花さんと戦ったとか色んな伝説も耳にした事があるけど......

 

「そもそも何で今更死神やってんの??」

 

死神やるとしても今まで色んなタイミングあったでしょ。何で今なの? 正直絶対にエンカウントを避けたい人でもある。

 

次は十二番隊だけど......パス。論外。外道。以上。

あの人僕の事を実験対象のモルモットか何かだと思ってるんだよなぁ。

 

そして最後が十三番隊か。これも十二番隊とは違う意味で言うまでもないね。

 

整理すると......味方になってくれる余地がある隊は二番隊、六番隊、八番隊、十三番隊とおまけで十番隊って事だね。

 

「(何だかんだで結構いっぱいありますよね)」

 

まあ余地があるってだけで確実に味方になってくれるとは限らないけどね。確率が高いのはやっぱり六番隊、次に十三番隊だけかな。

 

「(一気に少なくなりましたね)」

 

それでも2つもあったら大儲けだよ。

 

「(それで、敢えて飛ばした隊についてそろそろ話してもいいんじゃないですか?)」

 

そうだね。そろそろ頃合いかな。

僕の目的はルキアの他にもある。ルキアから現在の隊長格を聞いた時、僕は天地がひっくり返るような錯覚を覚えた。無論ルキアに悟られたらいけないから隠したけど。

 

三番隊隊長

市丸ギン

 

三番隊副隊長

吉良イヅル

 

五番隊隊長

藍染惣右介

 

五番隊副隊長

雛森桃

 

「イヅル......桃......」

 

九番隊の人は一回しか会った事なかったからあんまりピンと来なかったけど、大悪党の裏切り者の三人の内二人の副官が僕の大切な仲間と言うのは由々しき事態だ。

あいつらの近くにいればいつ斬り捨てられるか分からないし、最悪人質に使われる可能性すらある。とても危険な状況だ。

ルキアの処刑まではまだ時間がある。そして助けるにしても当然追手が来るだろうからルキアを助けたらすぐに現世に逃亡しなければならない。必然的に全てやり切ってから救出するのが理想だ。そして何より......一護達がいる。

僕が先にやる事は──イヅルと桃の救出だ。藍染達に気づかれてはいけないから難易度は果てしなく高いが。

 

「そのために最初に取り組む事はもう決まった」

 

ルキアや桃、イヅルを助けるための最初の行動だ。

 

「七番隊の偵察に行こう!」

 

だって僕、七番隊は隊長副隊長共に何にも知らないからね。やっぱり情報収集は必須だよ。




ちなみに吹兎は斬拳走鬼の内、白打と鬼道を同時に行う事で発動する「瞬閧」を使う事はできません。
彼が現時点で使う事ができるのは斬術と瞬歩を併用して移動しながら斬りつける事と、今回出てきた瞬歩と鬼道の同時併用。そして斬術と鬼道の同時併用だけです。
また、卍解を覚えて以降の彼の戦闘スタイルの中心は相手の霊視結合を断つ事ですので実はこれら技術は最近あまり使わなかったりしてます。


回答フォームはアンケートのところに設置してあると思いますが、文字数の関係上、質問文は活動報告に載せてあります→(https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=303232&uid=385679

以下抜粋

Q, 書き直してもいいですか?また書き直して良ければどういう方法で行うべきなのかも教えて下さい。

1, 書き直してもいいよ!前書き等で事情を説明して「書き直しました」って表記するならこの作品を修正して上書きしてもいいよ!

2, 書き直してもいいよ!ただ、未熟の未熟とはいえ一度投稿した物を大幅に変更するのはどうかと思うから新しく新規小説を作って作品名に「改訂版」とか書くなりして、つまるところリメイク作品みたいにするならやってもいいよ!

3, そういうのは曲がりなりにも完結まで走り切った作者が言うセリフだ。貴様のような完結というゴールテープを切る事もなく右往左往する人間には百年早いわ!

4, 興味ないorどうでもいいor作者に任せる

5, 結果閲覧用(解答しないとどこに何票入ったかわっかんないから)

6, その他(活動報告のコメント欄に書いてね!)

回答、よろしくお願いします〜

生存報告を兼ねたアンケート(文字数の関係から詳細は活動報告を見てね!)

  • 上書き更新してもいいよ!
  • リメイク更新ならいいよ!
  • 百年早いわこの未熟者!
  • 興味ないorどうでもいいor作者に任せる
  • 結果閲覧用
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