ミホノブルボン「ライスを隠し撮りしてたのがバレました」 作:アメざいく
原作:ウマ娘プリティーダービー
タグ:R-15 ガールズラブ ミホノブルボン ライスシャワー ミホライ ニシノフラワー ギャグ キャラ崩壊 アホノブルボン 百合
なんか先週あたりに夢に出てきた漫画ををミホライ仕様の小説にしたやつです。そういえば今日ライスの誕生日ですね。誕生日おめでとう!!(決してライスの誕生日を忘れていたから誕生日にふさわしくない小説を速攻でストックから引っ張って投稿したわけではない←)
・・・誕生日にうpするような小説ではないと思いますけどねこの作品は・・・。
その日はのどかな休日だった。
トレーニングもなく、スカイさんとの約束も午後からだったので、部屋に備え付けのテレビでも見ながらぼーっと午前を過ごす。
何気なくチャンネルをサーフィンしていると、温泉特集の特番に目が行く。・・・温泉、か。
・・・またスカイさんと温泉に行ってみたいな・・・。福引で1等当てればいけるか?
「・・・温泉・・・」
誰に言うでもなく、私はぽつりとそうつぶやく。・・・同室のブルボンさんの耳には入っていないようだった。なにやらさっきからヘッドフォンをつけて、何かの動画を視聴している。
・・・いや別に温泉に行くだけなら、日帰りとかでも行けるか・・・?レースで温泉地の近場に行ったときにナチュラルに誘って・・・いやナチュラルに誘えるほど私はスキル高くないし・・・
テレビに映る温泉をじーっと見つめつつ私がそんなことを考えていると、その直後すごい勢いで部屋のドアが開く。・・・壁にひびが入ってもおかしくないような勢いだった。
「ブルボンさんッ!!」
ドアを乱暴に開けた張本人は、かなり息を切らしながら部屋の中へと入ってくる。・・・ブルボンさんの顔が、さっと青ざめていくのが分かった。
「ライ、ス・・・」
いまだに呆然としている私を気にも留めず、ライスことライスシャワーさんがずかずかと部屋の中に入ってくる。
「ブルボンさん!!
―――スマホのデータ、全部よこしなさい!!」
・・・え?
「―――ライスさんの隠し撮り写真!?」
「うん・・・。タンホイザさんから聞いて・・・」
とりあえず紅茶を淹れ、荒ぶっているライスさんをなだめる。・・・ブルボンさんがライスさんを隠し撮り、ねぇ・・・。
それも1枚や2枚じゃないらしい。下手をすれば隠し撮り写真だけでライスさんの写真集が1冊出来るんじゃないかというレベルだ。
「・・・ブルボンさん、私は今ちょっと引いています」
「なぜ!?」
そりゃそうだろう。・・・まぁでも、気持ちはわからなくもない。私も―――
「フラワーさんだって、スカイさんの隠し撮り写真集があったらほしいでしょう?」
「っ!!・・・そっ・・・それはその・・・
・・・確かに、欲しい・・・です、けど・・・」
「フラワーちゃん!?」
あーもう、自重しろ私。そんで自制しろ。
「とにかく!!データを渡して!!いや渡しなさい!!」
ブルボンさんにずいっと顔を近づけ、ライスさんがスマホを渡すように催促する。・・・一触即発とはこんな時のことを言うんだろう、きっと。
「えっ・・・えっと、その・・・」
ブルボンさんがじりじりと壁際に追い詰められていく。・・・もう逃げ場はないようだ。
ここから早く脱出したほうがいいんじゃないか、と私は切迫した空気にもまれながらそう思う。・・・だが、脱出しようとは思いつつも、足が一向に動こうとしない。切迫した空気にもまれ過ぎた結果、まるで石像のようになってしまったのだ。
・・・ついでに言うと、結末を最後まで見届けたいという野次ウマ根性もそれに拍車をかけているのだが。
「ん~?
・・・そ~んないつまでも誤魔化してないで、はやく白状しちゃった方がすーっと気持ちよくなると思うよ?」
「うっ・・・たっ確かにライスを隠し撮りしてたことは認めますが、データを渡すわけには・・・」
・・・さらっと恐ろしいこと言ってるよブルボンさん。
「ブルボンさんはいいかもだけど、ライスは恥ずかし・・・ってうわっ!!」
ライスさんがそう言ったその直後、彼女は足をひねってバランスを崩し、ブルボンさんもろと縺れ込むように転倒する。
「うわっ!!」
「あっ・・・」
―――その瞬間に、一瞬だけ触れ合った。唇が。
「―――!!」
「っ!?」
「・・・・・・。」
何秒とも何十秒ともつかない時間の間ブルボンさんの唇を堪能し続けていたライスさんが、気恥ずかしい表情でゆっくりと顔を離す。
「―――ブルボンさんのくちびる・・・
・・・美味しかった・・・」
(美味しかったんですか!?)
「とっ・・・とにかく!!美味しいブルボンさんに免じて、今回だけは許してあげます!!これから気を付けるよーに!!」
どこぞの学級委員長のような言葉を残して、ライスさんは慌てて部屋を出ていく。
・・・しばらくの間、私とブルボンさんが呆然とその姿を見送るだけだったことは簡単にお察しできるだろう・・・。
(――――くちびるは、美味しい・・・)
ライスさんのあの言葉は脳裏に残り、なんとなくスカイさんの唇を目で追ってしまう。
「・・・?どしたのフラワー?」
「いえ、なにもっ!!」