だいたいの冒険   作:こまつな

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ダイの大冒険

123:イッチ

みんなはオーザムに向けて出発してった

なんか最近死の大地周辺の海域で謎の影が目撃されてるらしい

 

124:名無しの転生者

魔王軍の残党だろうか

 

125:名無しの転生者

大魔王様でも首輪を嵌めることしかできなかった凶暴なヤツとか

 

126:名無しの転生者

ボスが倒れたら制御が外れて暴走するとかありがちだよね

 

127:イッチ

ともかくみんな元気そうでよかったよ

どうやってダイきゅんを旅立たせようか考えてたから手間も省けたし

 

128:名無しの転生者

……うん?

 

129:名無しの転生者

貴様、一体何をたくらんでいる!?

 

130:名無しの転生者

吐け!吐くんだ!

 

131:イッチ

え、妖魔司教ザボエラ?とかいうのが情報持って逃げたじゃん

魔界の第三勢力には魔王軍壊滅の情報は確実に渡ってる

目端が利くならこないだオレがやらかしたのも確認してるんじゃないかな

 

132:名無しの転生者

あー……

 

133:名無しの転生者

いたね、そんなヤツ

 

134:名無しの転生者

名前しか出てないから完全に忘れてたわ

 

135:名無しの転生者

そりゃ大魔王様を裏切るならそれなりの陣営に身を置くよなぁ

 

136:名無しの転生者

事情が事情なだけにそこまで邪険にはされないだろうしね

 

137:名無しの転生者

部下に爆弾仕掛けるような上司からは逃げて当然

 

138:名無しの転生者

ただし誤報である

 

139:名無しの転生者

結局追加の爆弾は出なかったんでしょ?

 

140:イッチ

いや、復活した魔王ハドラーのお腹に入ってたらしい

そのせいで復活の儀式だとか大怪我の治療の際に仕込まれるんじゃないかって邪推してたね

 

141:名無しの転生者

mjd?

 

142:名無しの転生者

嘘から出た真

 

143:名無しの転生者

再生怪人は爆発するもの

 

144:名無しの転生者

かつての魔王がなんて哀れな……

 

145:イッチ

アバンさんもそう言ってたなぁ……

 

146:名無しの転生者

敵とはいえあまりにもあんまりな末路である

 

147:名無しの転生者

んで、結局それがダイきゅんの旅立ちとどう繋がるんだ?

 

148:イッチ

16歳の誕生日を盛大に祝うには人脈は広い方がいいでしょ?

 

149:名無しの転生者

あぁうん、魔界側も情報精査したり侵攻の準備整えたりで時間かかりそうだもんね

 

150:名無しの転生者

大魔王様は500年後だけど他の勢力がそれまで大人しくしてる理由もないからなぁ

 

151:名無しの転生者

むしろ他が動けない以上、積極的に活動するチャンスである

 

152:名無しの転生者

あっ、そうか、魔界からの侵攻開始地点は……

 

153:名無しの転生者

大魔王様のお墨付きだからほぼ確定してるという

 

154:名無しの転生者

世界中の戦力をデルムリン島に集めて迎え撃つ気か!?

 

155:名無しの転生者

勇者、16歳、誕生日

何も起きないはずもなく……

 

156:名無しの転生者

おじさま、アバンさん、ノヴァくんに続く4作目になるのかな?

 

157:名無しの転生者

次の魔王ってもっと伝説になってから出るもんじゃないの?

 

158:名無しの転生者

前作主人公たちと共闘するシリーズなんでしょ

 

159:名無しの転生者

そこに紛れ込むイッチとかいうはた迷惑なナマモノ

 

160:名無しの転生者

本当にこれもうどうなるか分かんねえな!

 




ダイきゅんたちの戦いはこれからだ!

というわけで完結です
最後までお付き合いいただきありがとうございました!







以下、スレ形式では分かりづらいキャラ設定やその後になります
度々出てくる次回作というのは設定上のものであり執筆予定はありませんのであしからず



・イッチ
全ての元凶 間違いなく主役ではあるのだが間違っても主人公と呼びたくはない
こいつが動き回ったせいでショタきゅんの性癖とか人生とか魔王軍とか色々ぶっ壊れた
間違いなく世界に貢献してるはずなのに活躍したとは表現したくない
なお黒のコアはまだ持ってるので次回作でも絶対なんかやらかすぞこいつ

当初の予定ではアバンの使徒として原作ルートを辿るはずだった
余のメラ、俺のギラ、オレのヒャドとか合体メドローアとかやりたかったし
マァムが好きなんだよ!で瞬間最大風速を吹かせる予定だった だった
だいたい3話目くらいでショタきゅんに対するスタンスが盛大に脱線事故を起こしたため
そこから道なき道を爆走し続けた結果がこれです どうしてこうなった

スレ民との掛け合いも含めて書いてて楽しいキャラでした
ぜひ惨たらしい最期を迎えて欲しいけどそれも喜びそうなのが本当に困る

・ロン・ベルク
魔界の名工ロン・ベルク 鍛冶ニキ
イッチの戦闘力を盛りに盛りまくった元凶の一人
この人が鍛え上げなければもう少し大人しかったものを
むしろ星皇剣完成RTAを走っていた気がする
星皇剣が完成したので庭に立てた冷凍若バーン様に星皇十字剣を打ち込むのが日課になる
たぶん10年くらいで凍れる時でも斬れるようになる気がする

・ポップ
原作主人公のひとり この作品最大の被害者
覚醒イベントを一切踏まずにラスボス戦に突入してしまったため
力だけを見て増長した結果なんかもう色々拗らせてしまってかわいそうかわいい
才能はあるけどトラウマで一部魔法が使えないタイプの次回作主人公ポジ
次回作ではちゃんと覚醒イベントが解禁されるんだと思う

・ダイ
原作主人公のひとり この作品だと完全に次回作主人公ポジ
原作時間軸だと新鮮なショタきゅん 素直ないい子なのでまっすぐに育って欲しい

・マァム
原作ヒロイン 最後に名前だけ出た
特に魔物が暴れていることもないのでアバン先生に誘われて見聞を広める為に旅に同行する

・アバン先生
魔王城では他の幹部たちを見限るかのようにあっさりと撤退し
更に間違いなく邪悪を斬った手ごたえもあったのに痛痒を感じさせない
そんな魔王軍の幹部ミストバーンに警戒を隠せない
各地で情報を集めながら500年後を見据えて動き始める

のだが自称被害者を真っ先に疑うべきだった
おひとよし過ぎるという数少ない欠点を見事に付かれてしまった結果である

・マトリフ
残念ながらメドローアの出番はなし
弟弟子の成長になんだかんだ満足している模様

・まぞっほ
お師匠様 なんやかんやで最後には覚醒した
凡人だからカッコいい、そんな魅力のある人物だと思います
水晶玉の扱いが非常に巧みで原作でもトップクラス
イッチの影響もあって非戦闘系の魔法使いとして完全に開花した

・でろりん一行
どこぞの詩人が魔物を率いて王城を襲撃した少年が無罪を勝ち取った場面に居合わせたことで
世の中上には上がいることを実感し、後ろ暗いことからは足を洗う決心をした
顔役のでろりんと実質的な中核のずるぽん以外は替えの効くPTなので
まぞっほ不在でもなんやかんや有能な冒険者として活動を続けていくことでしょう

・賢者バロン
イッチの裏側を見た数少ない人物 原作とは運命が大きく変わった
魔王軍の脅威を間近で感じたため共犯の司教テムジンとは意見がずれ始める
恩赦の獲得方法も学んで帰っていったので共犯者を売っていい感じに地位を固めた

・ハドラー
名前だけ出た
出番はなかったのに存在感は大きかったキーパーソンのひとり
彼に爆弾が入ってなければ色々と破綻していた思う

・ザボエラ
魔界の第三勢力に逃げ込んだためまさかの生存ルート
ダイきゅん主人公の次回作では存分に外道を晒すか真の邪悪に手を出して出落ちするかの二択となる

・ヒュンケル
要所で情報を補強してくれたイッチの頼れる右腕
一連の騒動のあとは姿をくらました
誤解は解けてないのでまだアバン先生の命を狙っている

・クロコダイン
ほぼ出番なし デルムリン島に定住する

・竜の騎士バラン
道を踏み外す前に救済されたがスレでの扱いは大概ひどい
やらかしたことは客観的に見てだいぶアレなのでスレ民が協力的になる理由を考えた
その結果が神話級・魂の童貞である
なおプロットになかったので無から湧いた なんか降りてきてたと思う
竜騎衆と共にデルムリン島に定住、鳥の人は今日もベジータしてる

・ブラス
ダイきゅんのおじいちゃん デルムリン島の領主となる
バラン個人に忠誠を誓う竜騎衆も息子の育ての親には一定の敬意を払い
新参のクロコダインも真摯に先人として扱うため島では一目おかれる存在になる

・北の勇者ノヴァ
ラスボス戦で完全に勇者として覚醒する
アバンの使途の面々とはその後も良好な関係を築いた
イッチに好意を抱いていたが大人しく身を引くという英断をする
この判断が彼の人生を左右したと言っても過言ではないだろう

・ロモス王
ダイ大が誇る善王の代表格 イッチにもドン引かれる行動力の化身
後半ショートカットを切り開いたフットワークの軽さは歴史書に名前が残るレベルだった
この作品だとパプニカはダイきゅんと接点がないのでこの人が教育を依頼している

・ベンガーナ王
我らがベンガーナ王 死亡フラグをたなびかせたまま何とか乗り切った
野良の詩人だったイッチを見出して国家レベルにまで箔付けしたある意味元凶の一人
上には上がいるものの軍団の指揮・整備においては世界でもトップクラスの人物
勇者たちの戦いを間近で見た影響で戦車隊への過信はいい感じに落ち着いた

・その他王様勢
会議に二度も乱入されて警備体制に不安を覚える
一度目(ヒュンケル)はともかく二度目(イッチ)に特に不備はないから安心して欲しい

・オーザムの勇者
イッチに冤罪をかけたオーザムのお偉いさん オリキャラ
重要な場面で真実を叫んだのに誰にも信じてもらえず仕事を首になる
強く生きてほしい

・大魔王バーン
最終的に自分でやれば全部解決するという力技の化身
原作でも余裕を出し過ぎて足元を掬われていたので本腰入れるまでは割と杜撰なお方
そのせいで不正建築を築いていた変なのに盤面ごとひっくり返されてしまった

大魔王様関連はちょくちょく不自然な流れになってしまったのを
大魔王様ってこんなだよねという読者の皆様の寛大さに救われました
本当にありがとうございます

・ミストバーン
ヒュンケルが騒いでたので魔王軍随一の邪悪な存在として地上で語り継がれることになる
風評被害も甚だしいがイッチが流布する大魔王様物語で補強される羽目になる不憫枠のひとり
なんだかんだ魔王軍では一番ピュアな性格だと思う

・キルバーン
シナリオブレイクのキーパーソン
本体がショタ枠認定されてしまったのが取り返しの付かない事態を引き起こした
なお登場人物は誰一人としてピロロきゅんが本体だと最後まで知らなかった模様
大魔王の策略に致命的な被害をもたらしたという意味で
冥竜王の目的の一部は果たされたのかもしれない



出番のなかった方々

・レオナ
出番どころか名前も出なかった
暗殺イベントは起こらないがアバン先生一行は世界を旅するのでいい感じに接触するはず

・ハドラー親衛隊
残念ながら出番なし そもそも生まれる機会がなかった

・フレイザード
バランの加入前=暴魔のメダルを持ってないので原作よりもハングリー精神が高い
鬼岩城の決戦では決死の覚悟でひとりでも討ち取ろうと命も顧みず全力で戦った
たぶん魔王軍としては二番目に勇者たちの印象に残ってるはず
特攻持ち元祖のアバン先生には流石に勝てなかった

・ザムザ
ザボエラに置いていかれた為連絡が取れなくなりそのままロモスに潜伏する
底抜けの善人であるロモス王に絆されて次回作でなんかいい感じに個別エピソードをもらいそう

・バーンパレス
死の大地の地下に埋もれたまま忘れられる
大魔王様のバリアはなくなったので一応出入りは可能

・バーンパレスの動力炉
エピローグに出てた死の大地周辺の謎の影の正体
放置されたピラァの黒のコアから魔法力を吸収し無力化してくれた影の功労者

・マキシマム
オリハルコンの強度を除けば大したことないので動力炉に食われた 南無

・真バーン様 鬼眼バーン様
変身キャンセルされたため出番なし
冷凍若バーン様が解凍された結果知性0でバブってオギャり
イッチがママになるんだよ!という展開もありましたが流石にボツになりました
感想欄で似たような発想が出てたのはガチでビビりました

・その他ここに名前のない方々
忘れられてる以上は何も考えてないので特に設定はないです
なんかいい感じに幸せになって欲しい



以上となります
改めまして、最後までお付き合いいただき本当にありがとうございました!

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