そこは取り立てて目に付く所もない、場末の喫茶店。歳若い店主の作る料理が僅かな常連客を繋いでいる。
そんな店で時々、カウンターの隅に腰掛けて軽食を注文する小さなウマ娘。
彼女は店主の事を「マスター」と呼ぶ。
店主は彼女の事を「君」と呼ぶ。
逆転のウマ娘と呼ばれた彼女の3年間の輝き。
これはその裏側、互いに名前を呼ぶ事もない二人のひと時のお話。
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そんな店で時々、カウンターの隅に腰掛けて軽食を注文する小さなウマ娘。
彼女は店主の事を「マスター」と呼ぶ。
店主は彼女の事を「君」と呼ぶ。
逆転のウマ娘と呼ばれた彼女の3年間の輝き。
これはその裏側、互いに名前を呼ぶ事もない二人のひと時のお話。
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君に捧げる十二の料理 | |
#1 デビュー前とピザトースト | |
#2 ホープフルステークスとポトフ | |
#3 バレンタインとドライカレー | |
#4 皐月賞とカツサンド | |
#5 日本ダービーとスコーン | |
#6 ハッピーバースデーとケーク・サレ | |
#7 菊花賞と | |
#8 日経賞とペペロンチーノ | |
#9 来る春とマフィン | |
#10 往く秋とアヒージョ | |
#11 名も無き貴方に掲げる勝利 | |
#12 ピザトーストとそれからの事 | |
After that | |
コーヒーブレイクは終わらない | |
Morning, steam, latte art. | |
聖夜に赦しを、彼女に祈りを |