グレビッキーみたいな状態の響がメタルで群れのバッタライダーになるだけのおはなし

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仮面ライダーゼロワンのメタルクラスタホッパーに変身する時のアークの中で悪意に蝕まれる或斗が太陽が汚されてるみたいでビッキーもそれにしたら面白いんじゃね?というところから書き始めた小説

この作品、オリ主というかオリキャラというか…そんなのが居ますがあまり気にしないでください…


2022 4/4 月曜日 10:40 修正しました教えてくださった方ありがとうございます。他にも誤字脱字や疑問に思った点教えて下さるとありがたいです。


ビッキーがメタルでクラスタなライダーになる話

 …私は立花(たちばな)(ひびき)。ある事件に巻き込まれて…世間の嫌われ者になった…現在15歳。

 …この世界には…人類の天敵と呼ばれるものが居る。

 名前は認定特異災害(ノイズ)。…私はそのノイズが関わる事件に巻き込まれたのだ。ツヴァイウイングのライブで私はノイズによって死にかけ…、そして運悪く生き残り現在は1人で生きている。何故こうなったのか?それは…少し前に戻る…

 

 * * *

 

 …人の声が聞こえる…、人の…悪意の声が…

 

『なんでアンタが生き残って、あの子が死ななきゃいけないの⁉︎』

『なんで〇〇君が死ななきゃいけないの⁉︎…アンタが代わりに死ねばよかったのに‼︎』

『お前は周りを犠牲にして生き残った…人殺しなんだよ‼︎』

『皆さ〜ん、此処が人殺しの家で…、コイツらが人殺しの家族で〜す!』

『人殺し!』『なんで生き残ってんだ?』

『コイツと一緒に居るといつか盾にされるぞ!』

 

 …なんで生き残ってそんな事言われなくちゃいけないの?貴方達がそんな事言うせいで、お父さんは仕事をクビになっちゃったんだよ?夜に私が居ない所でお母さんやおばあちゃんに怒ってるんだよ?

 

『お父さんな?クビにされちゃったよ…。でも大丈夫だ響!…こういう時こそポジティブにいかないとな!』

『分かってる!でもあんな噂が出回っていてまともな仕事は出来ないし、面接もさせてくれないんだ‼︎』

 

 …お父さんも、お母さんも、おばあちゃんも、どんどんやつれていくのに…なんでそんな事言うの?私がいけないの?なら私が死ねばいいの?でも私は死ねない…あの人があの時に放った言葉がずっと残ってる、まるで呪いのように…。

 

『これでやっと……ッ⁉︎』

《生きるのを諦めるな!》

『ハァハァ…なんで…私を助けたの…』

『響?何か凄い音が…ッ⁉︎響ヤメテ!お願い私は貴女を失いたくないの!』

『大丈夫…大丈夫だから…お母さん、私は死なないから…』

 

 …お父さんは…結局この状況に限界が来て家を出てっちゃったんだよ?お母さんもおばあちゃんも限界なのに…。私ももう限界が近いよ…、私の親友(陽だまり)も気付いたら家族と一緒に引っ越してるし…辛いよ…、助けてよ…未来(みく)…。

 

『あれ?お父さん…何処に行くの?』

『ッ!…ごめんな…ごめんな…。俺はもう…』

『へっ?…待ってお父さん!待ってよぉ!』

 

『お母さん?それは?』

『響…、未来ちゃんがね?』

『え…引っ越し?…嘘…』

 

 …なんでこんな事になっちゃったんだろ…。やっぱり私が居るから?

 

『そろそろ準備が出来そうですね!』

『あぁ…、あの人殺しの家に放火する準備がなぁ…』

『他の人を犠牲にしておいて生き残っといて…のうのうと生きるなんて…、俺たちが天罰を下さないとな?』

 

 …そして…、そんな話を聞いてしまった私はもう我慢出来なくて…。

 

『私が居なくなれば…でも死んだだけじゃ、もしかしたらお母さんたちに目が向くかも…。なら…』

 

『ごめんなさい…。お母さん。おばあちゃん。』

 

 …私は少しのお金を持って1人家から出た…。一応保険として放火の話を事前に警察に電話してから…。でも今まで守ってくれなかった人が助けてくれる訳ない…。だからお母さんとおばあちゃんの部屋に手紙を置いて出てきた。放火はまだ先だけど…。大丈夫かなぁ…1人でやってかるかな? 

 

 * * *

 

 そして私は今1人…、雨宿りしながら線路の下の道に座っている…。あれからかなりの時間が経ち…ようやく生き残りを殺すという考えを非難する話がテレビで出てた…。でも…今更だ…。

 

「…ハァ。止まな…そうだな…、雨」

 

 今日は天気予報では1日中土砂降りらしい…。このまま今日は此処で過ごす事になりそうだ…。

 

「今日は…此処で…寝る…か」

 

 どんどん意識が遠のいていく…。ダメだ…こんな所で寝たら…、でもいっか…どうせ本来ならあの日に死ぬ筈だったんだし…。…なんか誰かが近付いて来る気配がするけど…大丈夫…なんかしてきたら…起きるから…。

 

「…君、大丈夫?おーい…寝てる…のか?…こんな所で寝たら風邪引くよー少女よー…。…仕方ないな…」

 

 …大…丈夫…、起きてる…だから…触らな…いで…。

 

 …貴方にも…不幸が…移る…

 

 * * *

 

「…ん?」

 

 目を覚ますと其処は見知らぬ天井だった…。…天井?…って事は、此処は室内?なんで…私は確かに外で寝た筈…、もしかして…誘拐?そういえば何か良い匂いがする…。

 

「………」

 

 取り敢えずは…此処に家主が居るかどうか…それを確認しなければ。そう考えて私はベッドから降りて歩き出す。…立ってから気付いたが服も変わっている。下着とズボンは変わってないが…パーカーがワイシャツに変わっている。そんなくだらない事を考えながら…私はドアに近付き恐る恐る開けてみる…。するとその先に…

 

「〜♪」

 

 鼻歌交じりに鍋を混ぜている男性が居た。

 

「ズズッ…。んー…よし!こんなもんだな」

 

 おたまから鍋の料理(恐らくシチュー)をすくって小皿に移したものを飲んで独り言を呟いていた。この男性が私を連れてきたのだろうか…

 

「さてと…器を…あっ」

 

「あっ…」

「「…」」

 

 …色々考えてたら…男性が此方を見ていた。思いっきり目が合った。

 

「…えーっと…起きたんだ…」

「…はい…」

 

 正直気まずい…。この人は今のところ善人だけど…、でも…人は信じられない…。

 

「よかった…君道端で寝ててね…放っておけなくてね」

「そう…ですか…、それはご迷惑をおかけしました」

「いやいや…、謝るならこっちっていうか…」

「え?」

 

 やっぱりこの人は善人だろう…しかも何も考えずに人を助けるタイプの…、と考えていたら男性が変な事を言ってきた。何が謝る事なのだろうか…

 

「ほら…、今日は土砂降りだからさ…帰る頃にはビショビショでね…寝かせる為に服を…ね」

「………ッ⁉︎」

 

 …つい反応してしまった。正直恥ずかしいが…、あっちは善意でやっているんだし…許してもいい…。でも…何故助けたのだろうか…

 

「ごっ、ごめんね!やっぱり助ける為とはいえ人の、しかも女の子の肌を見るなんて駄目だよね!」

「いえ…、問題ありません。そんなことよりも…」

「そんなことよりも⁉︎」

「何故私を助けたのですか?」

「えっ?…そりゃあ、まぁ、女の子があんな所で…、しかも雨の中寝てるなんて見たら…助けないとってなってね。だからかなぁ…。ってか女の子が肌を見られてそんなことって…」

 

 やっぱり…、この人は昔の私に似てるだからだろうか、あまり警戒しないのは…

 

 * * *

 

「大丈夫そうだね…。熱もないし…、なんであんな所に1人で居たんだい?」

「……話す理由がありません」

 

 私は先程作っていたシチューを食べて体調が大丈夫かどうかをこの人に調べれていた。別段問題はなかったが…。

 この人の名前は飛電(ひでん)アルトというらしい。ご飯を食べながら会話した感じ、悪い人ではないのは分かった。でもやはり…また裏切られるのでは?となって話せない…。

 

「…そっか…じゃあ深くは聞かない…。でも何かあったらいけないから…次からは家に帰って来るんだよ?」

「は?」

「女の子が外に出てそのまま1人で過ごすなんて、危ないから…ね?」

 

 なんでこの人は見ず知らずの私を家に置けるのか…。私がこの人のお金などを盗むとは思わないのだろうか…。

 

「…いえ、やはり大丈夫です…。私と一緒に居たら…貴方まで…」

「?…何を考えてるか知らないけど…大丈夫さ。俺は強いんだ!それに今の俺は夢に向かって飛んでいる最中だからね!そんな俺は誰にも負けないよ!」

「夢?」

 

 夢にそんな力はない…。過去に私も色々考えたが…全部人の悪意に踏み潰された…、夢なんかじゃ…

 

「そうさ!俺の夢は世界一のお笑い芸人になる事だ!皆を笑顔に変える…お笑い芸人に…。夢ってさ…人に不思議な力をくれるんだよ!それを目指している間は、俺は誰にも負けない!」

 

 この人は、どうしてそんなに…

 

「でも俺まだ全然売れないんだよね…。だからさ…せめて一度出会った人には笑顔で居てほしいんだ!」

「……」

「…だからさ…、俺に助けられてくれないかな?」

 

 あっ……、信じて…いいのか…な?

 

「…分かり…ました…。でも…私が鬱陶しくなったら…言ってください…」

「あ、あぁ大丈夫だよ!俺は、君を笑顔にする!それが夢への一歩だ!」

 

 誰かを信じるのは…酷く久しぶりな気がする…。

 

 * * *

 

 …あれから数週間が経った。私は今も()()()さんの家に住んでいる。昔の私なら信じられない事だし…そもそも男性と同居しているなんて驚くだろう…。

 アルトさんは基本自分の部屋に入って何かをしている。この間こっそり入った時はパソコンとその側にあるケースが目に入った…、けど私には関係ない事だ…。

 現在私は近くのスーパーに買い物に来ていた…。アルトさんは私にはちゃんとしたご飯などを用意するけど、自分の分を用意しないで軽いものでなんとかしてしまう…。アルトさん曰く…

 

『ほら、俺は結構丈夫なんだよ。だから栄養さえ補給できればいいかなって…でも響ちゃんはちゃんと食べないと駄目だよ!』

 

 らしい…。正直馬鹿だと思う。だから私が自分で作って恩返しも兼ねているわけだ…。

 

「……」

 

「ママー!きょうのごはんはなにー?」

「今日はね、ゆいの大好きなハンバーグ!」

「やったー!」

 

 …今日は、カレーにしよう…。…アルトさんは…ハンバーグをカレーに乗せたら喜ぶかな?

 そんな事を考えながら…私はレジに向かう…。その時…

 

        ビーッ!ビーッ!

 

「ッ⁉︎…これって…もしかして…」

 

 …ノイズ警報!ノイズが現れた事が確認された時に流れる警報!という事は…

 

「キャーッ⁉︎」

 

「やっぱり…」

 

 悲鳴が聞こえた方向に目を向けるとそこには見た目だけはカラフルで、ふざけた見た目の怪物がいた…。このままじゃ…また…。最近だとノイズ自体は結構な頻度で現れている…。此処以外の国などでも沢山…。だからって…こんな近くで…。

 やっぱり…私?私がいるからなの?

 

「ママー!」

「イヤ!死にたくない!」

「なんで?なんで俺がこんな目にィ⁉︎」

 

 パニックが起きている…。正直私も怖くて…それで此処で生き残ってもまた…また…、裏切られるのでは?そう考えてしまう…。

 なら…、なら此処で私が死ねば…

 

「ママ!はやくにげよう!」

「ごめんねゆい。お母さん足が動かないの…だからゆい…貴女だけでも…」

「やだよぉ!ママもいっしょににげようよー!」

 

 …あっ。この時の私は正常な思考をしていなかった…。ノイズが現れたせいで倒れた商品棚が足に乗って動けない母親とそれを助けようとしている女の子…、それを見た私はその子の母親に近づいていた。

 

「今助けます!」

「あ、貴女は?」

「いいから早く!手を伸ばしてください!」

「え、ええ!」

 

 その子の母親を商品棚から抜け出させる事に成功した。

 

「ありがとうございます!」

「ありがとう!お姉ちゃん!」

「い、いえ…とにかく早く逃げないと!」

 

 そう言ってその家族と共に外に出た…。でもそこにも…そこにもノイズが居て…、人がどんどん炭にされていた…。

 

「あ、あぁ…」

「ママぁ…こわいよー」

「大丈夫…ママは一緒よ」

 

 そんな…これじゃあもう…

 

 Imyuteus amenohabakiri tron

 Croitzal ronzell Gungnir zizzl

 

 歌?なんで歌が聞こえるんだ?

 そんな事を考えていると…人が空から降ってきた…。その2人は私にとって…覚えしかなかった…。

 

「翼!私は此処をやるから…翼はあっちを頼む!」

「奏…、でも!」

「大丈夫!私はそんな簡単に死なねぇよ!」

「…分かった…。無茶はしないでね…」

 

 風鳴(かざなり)(つばさ)さんと…私に呪いを残した恩人…天羽(あもう)(かなで)さん…。なんでこんな所に…。いや、そういえばあの時もこんな感じの鎧を着てノイズと戦っていたっけ…。

 

「アンタ達!あまり近くに居ると危ねぇぞ!」

 

 そんな事を言い放ち、奏さんはデカい武器を振り回す。助けた家族も無事だし…、取り敢えず…離れよう。私はあまりあの人達の側には居たくない…。

 

「………」

 

「ママー、すごいよー!あのお姉ちゃんたちノイズとたたかってる!」

「ええ…。不思議なこともあるのね…」

「あれ?さっきのお姉ちゃんは?」

「え?」

 

 * * *

 

 ハァ…イヤなものを見た…。私はやっぱり呪われているのかも…、そんな事を考えながら私は路地裏を歩いている…。そうやって路地裏を出ると…

 

 ブウゥゥゥゥゥン!

 

 …バイクが私の前で止まった。

 

「響ちゃん!」

「アルトさん?」

 

 なんでこんな所に…、しかも今はこの辺りでノイズが出ている。てっきり避難所に行ってると思ったのに…。

 

「なんで此処に?」

「響ちゃんが買い物に出てたのを思い出してね、ノイズに遭ってるんじゃって…考えてバイクでここまで…。でもよかった…無事だったんだね?」

「………」

「響ちゃん?」

 

 なんでそんなに誰かの為に行動できるんですか?

 なんで自分の事を考えてくれないんですか?

 その他にも色々アルトさんに言いたかった…。だけど…言葉に出来なかった…、アルトさんが来てくれた時嬉しいと思ったから…。だからありがとうって伝えなくちゃ…

 

「響ちゃッ⁉︎危ない!」

「へ?キャァ!」

 

 そんな事を考えていると…アルトさんが私と持っていたケースを掴んで横にズレた…。

 

「…痛っ…どうしたんですかアルトさ…、あっ…」

「危なかった…大丈夫?」

 

 先程私が立っていた所にはノイズが居た…。アルトさんと私は何とか避けられたけど…その近くにあったバイクは炭素化していた…。

 

「くっ…。()()は俺には装着出来ないし…」

 

 アルトさんはノイズを見ながら私を抱きしめて…何か呟いていた…。そうして何かを考え終わったのか私に顔を向けて…

 

「アルトさん?」

「響ちゃん…俺が囮になるから君は逃げて…」

「アルトさん⁉︎」

 

 そんな事を言ってきた…。

 

「響ちゃん…俺は()()ノイズと戦えない…。だから響ちゃん…俺が出来るのは君を守る事だけ…、だからお願い…逃げてくれ…」

「そんな⁉︎そんな事出来ません!」

 

 そうだ…出来ない…。私はアルトさんを陽だまりとして見ている。それをまた失ったら…私は…もう生きては…

 

「大丈夫…人間やってみれば意外に出来るもんだって!」

「駄目です!」

「響ちゃん?」

「私はアルトさんまでいなくなったら…もう…」

「響ちゃん…」

 

 そんな事を話しているとアルトさんが持っているケースが光った。

 

「へ?これってアルトさんの部屋にあった…」

「そんな…まさか響ちゃんが…」

「アルトさん?」

 

 アルトさんは光っているケースを見て信じられないといった表情で呟いていた…。私はそのケースを見て、何故か私はそれがこの状況を何とか出来る物だと思った。

 

「アルトさん。コレ中身なんなんですか?」

「響ちゃん…。コレは…」

「アルトさん…教えてください!私コレがなんなのかは分かりません!でも何故かこのケースの中身が助けてくれる…。そんな気がするんです!」

「ッ⁉︎…響ちゃん…」

 

「だから!お願いします!何かを教えてください!」

 

 ノイズが少しずつ此方に近づいている…。時間はそんなに無い。

 

「アルトさんが何故そこまでケースを見せたく無いのか私には分からないけど…、それでも私たち2人が生き残る道があるのだとしたら…、お願いします!教えてください!」

「…ッ、分かった」

「!」

 

 アルトさんは私の手を掴んで走って建物の影に入った。そして凄い勢いでケースを開けた。そこに入っていたのは…黒い横型の何かと、銀色を基調としたバッタのマークが入った平べったい物だった。

 

「アルトさん…コレは?」

「コレはゼロワンドライバー…ノイズを倒す事が出来る装置だ…。もう一つの方がメタルクラスタホッパープラグライズキー…コレをゼロワンドライバーに挿せば、仮面ライダーゼロワンに変身できる」

「仮面…ライダー…」

 

 それを話してる時のアルトさんは辛そうな顔をしていた。ノイズを倒す事が出来る物をなんでアルトさんが持っているのか不思議だったけど…、それよりもそれさえ使えば私たちは助かる…

 

「でもコレは、ゼロワンドライバーは宇宙にある衛星ゼアに選ばれた人しか使えないんだ…」

「え…」

「そしてコッチのプログライズキーも問題だらけなんだ…」

「そんな…それじゃあやっぱり…」

「それでね?響ちゃん…多分響ちゃんは変身できる」

「え⁉︎」

 

 アルトさんが言ってた話だとその衛星ゼアというのに選ばれないといけないのに、何故私は使えるって話に?

 

「多分さっきの光はゼロワンドライバーが響ちゃんを選んだからだと思う…。今までゼロワンドライバーを見ていたけど…そんな変化は今まで見た事は無かった…。だから多分響ちゃんはゼロワンになれる」

「それなら!」

「でも駄目だ!」

「え⁉︎」

 

 何故アルトさんはそこまで私に戦わせてくれないのだろう…。確かに危ないかもしれないけど…ノイズは近くに沢山居る。なら…

 

「ゼロワンになるのはまだいい…。けどこのプラグライズキーには…、このプラグライズキーには人の悪意が詰まっている…コレで変身すれば、人の悪意を一身に受ける事になる。そんな事になれば響ちゃんは…」

「…アルトさん…」

 

 そっか…アルトさんは私の事を考えて…、でも…私は!

 

「アルトさん…。私がそれを使えばノイズを倒せるんですよね?」

「響ちゃん…。うん…ゼロワンの力ならノイズは倒せる…」

「なら私は変身します!」

「でも!人の悪意を一身に受けるって事は…精神が持たない可能性が高いんだ!」

「それでも!私は戦います!私がアルトさんを守ります!それに…アルトさんと一緒に居られれば…私は大丈夫です…」

「響ちゃん…」

 

 そう言って私はケースのゼロワンドライバーとプラグライズキーを持って外に出た。

 

「響ちゃん!」

 

 使い方は分からない筈なのに…、私はゼロワンドライバーを腰に取り付けていた…。

 

Zero-One Driver!

 

するとゼロワンドライバーが光って私は気付いたら白い空間にいた。

 

「此処は…そっか、此処が衛星ゼアなんだね?アルトさんの言った通りだ…私が選ばれてたんだ…」

 

 頭の中にゼロワンドライバーの使い方が入ってくる…。そして…メタルクラスタホッパープラグライズキーについても…。

 

「衛星アーク…、人の悪意をラーニングした衛星…。そこから作られたプラグライズキー…」

 

 アルトさんが言っていた通りなのだろう…しかし、今あるプラグライズキーはコレしか無いし、衛星ゼアも他のプラグライズキーは作るのが不可能と言っている…。ならコレで変身するしかない。

 そうして現実に戻ってきた…。ノイズが此方に近づいて来ている。

 

「お前たちを倒して…私は帰る…アルトさんと共に!」

 

 そう言って私はプラグライズキーのスイッチを押して、そのままゼロワンドライバーにプラグライズキーをスキャンする。

 

Everybody Jump!

Authorize!

 

 プラグライズキーのロックが解除されたからキーを開きゼロワンドライバーにセットした

 

Progrize!

Let’s Rise! Le! Le! Let’s Rise!

 

 ゼロワンドライバーから待機音が鳴り響き私は横にはみ出ている部分を折り畳む…するとベルトから大量の銀色のバッタが溢れ出てくる。

 

Metalrize!

 

 そうして私の意識は衛星アークに移動した…。

 

「此処が衛星アーク…。人の悪意をラーニングされた場所…」

 

 其処はゼアと似ているようで、違うそんな場所…。そこかしこで人の悲鳴や、怒りの声が聞こえる。それが私の身体を蝕んでいく…。

 

「コレが人の悪意…、来るな!来るなぁ!」

 

 悪意が私を包み込んで…意識が遠のいていく…。

 

「イヤ!イヤァァァァァァア⁉︎」

 

悪呪絶望痛暗悪呪絶望死闇殺狂魔獄亡滅怒痛暗悪呪絶望死闇殺狂魔怨獄亡滅怒痛暗悪呪絶望悪呪絶望死闇殺狂魔獄亡滅怒痛暗悪呪絶望死闇殺狂魔怨獄亡滅怒痛暗悪呪絶望死闇殺死闇殺狂魔怨獄亡痛暗悪呪絶望死闇殺狂魔獄亡滅怒痛暗悪呪絶望闇殺狂魔怨獄亡滅怒痛暗悪呪絶望死闇殺醜蔑悪意

 

            悪意

 

 * * *

 

「響ちゃん!」

「アァァァァァァァァァァァァア!」

 

Secret Material!Hiden Metal!

 

Metal Cluster Hopper!

 

 音が終わる頃には銀色の戦士が居た。銀色を基調としたカラーに蛍光色の黄緑で整えられた戦士が…。戦士はただ立っているだけでノイズを吹き飛ばした。

 

「………」

 

It‘s high quality.

 

「…仮面ライダーゼロワン…メタルクラスタホッパー…」

 

 アルトはそれを見てそう言った…。

 仮面ライダーゼロワン・メタルクラスタホッパーフォーム

 ゼロワンの中で最もスペックが高いフォームだ…。しかし…それを操るにはある武器が必要だ。しかし其れはない…ゼロワン、響は今暴走を始めていた…。

 

 * * *

 

 ゼロワンが現れる少し前…、響が会った天羽奏はノイズを殲滅し終わっていた。其処で…

 

「ふぅ…コレで此処らのノイズは殲滅完了か?」

《奏!そこから少し東にノイズが居る!》

「了解、おっさん!」

 

 奏は通信を受けた。通信している男からの命令通り奏はその場から移動する。すると向かった場所からノイズが吹き飛んで来る。

 

「なんだ⁉︎」

 

 ノイズを切ったその先に銀色の存在が居た…。

 

「お前がやったのか?…うん?」

 

 奏が銀色、ゼロワンから目を逸らして周りを見ると其処に男性が居た。

 

「なっ!おいアンタ、なんでこんな所に…」

「来ちゃ駄目だ!」

「は?」

 

 奏がゼロワンに警戒しながら男性、アルトに向かって歩くと男性は警告のような言葉を此方に言う。奏がその言葉に疑問に思ったその時…

 

「…」

 

 ゼロワンが凄い勢いで突っ込んで来た。奏はそれに気付き槍を構えるが…ゼロワンはそれを予測したように隙間に強烈なパンチを繰り出した。

 

「ぐぁ!」

「…」

 

 ゼロワンは奏に流れるように蹴りを加えた。奏は人が居ない住宅に突っ込んでしまった。

 

「っ…へへマジか…、話も何も無いとは…予想外だぜ」

《奏!どうした!そちらのノイズが一瞬で全滅したぞ!》

「おっさん…、ハァ…痛ッ…」

《奏何があった!》

「おっさん、ノイズは私が倒したんじゃない…」

《何?》

 

 奏は住宅の影に隠れながら…負った傷を確認しながら、男と通信している。

 

「よくわかんねー奴が居るんだ…シンフォギアじゃない…。銀色の…多分女が装備してる奴だ…カメラから確認してくれ…」

《藤尭、カメラをモニターに繋げ》

 

 通信機の向こうで《了解》と言う声が聞こえてきた。奏はゼロワンが何処に行ったかを確認する為に住宅の影からこっそりと見ると…

 

(居ない⁉︎男も居ない…何処に行きやがった…)

 

《奏…確認したぞ…、銀色の奴はお前を蹴り飛ばした後に男を掴んで何処かに行ってしまった様だ…》

「そっか…、なんなんだ…アレ?」

《さあな…一応了子くんが調べてみるらしいが…まぁ、了子くんも困惑した様子だった…。おそらく何も分からないと思われる…》

「…分かった…」

《奏は取り敢えずそこから動かず翼が来るのを待っていてくれ、緒川と共にそちらに向かっている》

「…了解」

 

(何だったんだ…でも…)

 

 奏はギアを解いて、住宅から出て塀に寄っかかると考えていた…。

 

(あの銀色と戦っている時…ガングニールがいつもより…、まさかな…)

 

 * * *

 

「…響ちゃん…」

 

 あの奏との戦いの後、ゼロワンはアルトを運んで家まで帰って来ていた…。響の意志がほんの少しだけ残っていた為、今回は無事だったが次はこうは行かない…。

 そんな事を考えながらアルトは気を失った響をベッドに乗せて寝かせていた。響は寝ながらアルトの手を掴んで離さない…

 

「響ちゃん…、作らないとな…アレを…」

 

 アルトはそう呟いて、決意を固めていた…。




きっとこの後はゼロワンとして活動するビッキーがアルトと一緒に戦っていくでしょう…。その先に393と出会って百合展開が起きたり、奏さんと話し合い(物理)が起きたりする…続かない!

はい。なんか続きそうな感じで終わりましたが…絶対に続きません!何故なら続きを想像できないからですね…。完全見切り発車なのでね…()

此処からはキャラクターについて

・飛雷アルト
実は転生者。この世界に衛星ゼアと衛星アークがあるのも特典のせい。原作は知らないが、彼には頼りになる()仲間(転生者:スレ民)が沢山いる…。メタルクラスタホッパーしか無かったり、ゼロワンドライバーが使えなかったりするのは神様のミスのせい…、尚神様はおもしろがっている模様。

・ビッキー
原作とは違う展開が起きて現在に至ったビッキー。未だ太陽の様な優しさが残っているが基本信用するのはアルトだけ。未来と出会ったら最初は困惑して最終的に仲良くなる模様。作者が原作未視聴の為にキャラがブレている。
すまんな(・ω・`)

・CV:名探偵
この世界では運良く生き残った…。訳ではなく、アルトのスレ民たちが暴走して助ける方向で話が動いた為…。殆どアルトは関与していない。

・防人
全く出番がない…。コレも全部私のせいだ。だが私は謝らない(キリッ

・OTONA
名前が出てこなかった公式最強の男。本当は出したかったが出したらゼロワンがボコボコにされるor終わらない戦いが始まる気がした為残念ながら出番は声のみに…。

・393
この世界はグレビッキーの世界に近い為無言引越しが起きた。手紙を親に渡して送っているつもりだが…残念ながらそれは届いていない…。作者はこの人を全く知らないのでガチレズだと認識している…。

・父、母、祖母
回想での出番。多分今頃娘を探している母と祖母が偶然父を見つけて一緒になってビッキーを探している。お宅の娘さん人の悪意に蝕まれているよ(ニチャァ

・恋している痴女
ゼロワンを見てガチで困惑している。何アレ?私あんなの知らない。安心しろ…今回に関してはアンタは何も関係ないから…。

・転生者たち
奏さんを救済した奴ら。アルトを巻き込む理由が無かった為、世界を越えられる連中を集めてこの世界にやってきて流れで救済した。アルトが近くに居ないと長居はできない為カメラにも映らずノイズは殲滅された事になっている。

・神様
大体コイツのせい。転生特典なのにゼロワンドライバーをアルトが使えなかったり…、メタルクラスタホッパーしかプラグライズキーが無いのもコイツのミスのせい。つまりコイツが居なければビッキーが悪意に蝕まれる事は無かった…。絶許

以上!

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