超次元ゲイムネプテューヌ Origins Succession   作:シモツキ

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第三話 初対面の女神の案内

「という訳で、皆の事はわたしが案内するわ!初対面の相手に?…って思いもあるだろうけど、案内はちゃんとするから安心して頂戴!」

 

 二組へのチーム分けを終えて、わたしが案内する事になった八人を見回して、わたしは言う。自分でもはっきり分かる程、嬉々とした表情と明るい声で。えぇ、当然よ。当然じゃない!出会いは、まだ知らない感情の輝きを持つ相手との邂逅は、いつだって心が躍るもの。その出会いを一度にこんな沢山出来るなんて、しかも皆、イリゼが再会を楽しみにしていた相手だなんて…うぅ、もう少し人数が少なければ、一人一人デートに誘っていたところだわ…っ!というか、折を見て全員誘ってみようかしら……!

 

「…なんか、さっきから凄い元気だな。えっと…セイツ」

「えぇ、セイツよ!えぇ、えぇ、元気になるってものよ!貴方達と会えるのを、話すのを、思いに触れるのを、ずっと楽しみにしてたんだものっ!」

「圧が凄い……」

「モナミ先輩に似た何かを感じる……」

 

 合ってるよな?…的視線に大きく強く頷いて、元気な理由を答える。結果訊いてきた彼、カイトには苦笑いされ、二人の女の子…ディールちゃんとビッキィには軽く引かれたけど、問題なし。だってこういう反応は、もう慣れっこだもの。…あ、勿論全員の名前は頭に入ってるわ。当然じゃない、会うのが楽しみだったんだから!

 

「…こほん。でも案内の前に、改めて軽く自己紹介しておくわ。さっきも言ったけど、わたしはセイツ。暫く前まで、レジストハートとして神次元で活動していた、イリゼの姉にして信次元のイストワールの妹よ。細かい事はおいおい話すとして……ディールちゃん」

「え、は、はい…?」

「わたしは所謂次女で、貴女もそうでしょ?だから、同じ女神姉妹の次女として、是非とも仲良くしましょ?まずは姉であり妹でもある話から……」

「はいはーい、そういう話もいいけど、まずは神生オデッセフィアの案内してほしいなー」

 

 早速仲を深めようとディールちゃんにアプローチをする中、間に入ってきたのは双子の妹のエストちゃん。にこやかな表情で、明るい声音で案内をしてほしいなとわたしに笑顔を見せてくれて…でも、感じる。止めてよね、ディールちゃんが困ってるんだから…という、言外から滲む牽制が。

 いきなり牽制されて、面喰らう?まさか。面喰らうどころか…うん、いいわっ!静かに、冷静に、理性で制御された上で研がれる怒りなんて中々見られるものじゃないもの!素敵よ、素敵だわエストちゃんっ!

……けどまぁ、素敵な感情を見たいからといって、わざと怒らせたり不快にさせたりするのはわたしの主義に反するし、そもそも皆は神生オデッセフィアへ訪れた客人。ならきちんと案内しなきゃ、女神の名折れよね。

 

「そうね、失礼したわ。じゃあ、案内を…といきたいところだけど、ただ歩き回るだけじゃ味気ないでしょ?だから先に、コンセプトだけ決めておきたいと思うんだけど、何かリクエストはあるかしら?」

「コンセプト…どういう場所を案内してほしいか、って事か?それならやっぱ、面白そうなところがいいな」

「面白そうって、ざっくりし過ぎでしょグレイブ…僕は色んなお店を見てみたいかも」

「リクエストって事なら私は…そうね、人の多く集まる場所を見てみたいわ。この国では何が、どんな風に多くの人を惹き付けているのかを知りたいの」

 

 次々と出てくるリクエストをわたしは聞き、考える。色んなお店を見られて、多くの人が集まる、面白い場所……

 

「……で、デパート…?」

「いや、一度で全部のリクエスト叶える必要はないでしょう…。後、チェーン店だった場合は神生オデッセフィアらしさもあるかどうか怪しいですし」

「た、確かに…だったら、お店に関してはわたしがよく活用するところとか、雑誌で特集を組まれた事があるところなんかでどう?で、人の集まる場所っていうと……」

 

 呆れ顔のピーシェ…わたしが知るのとは別の彼女から突っ込まれ、それはそうだと考え直す。アイデアを出しては皆に訊き、回るルートを少しずつ決めていく。

 

「…さっきも思ったけど、このセイツさん、って人……」

「えぇ、イリゼおねーさんが言ってた通り、基本は真面目っぽいわね。神次元のノワールさんと同じで、感情が乗るとブレーキが効かなくなるタイプなのかも?」

 

 そんな中で聞こえたのは、わたしへの評価。…まあ、否定はしないわ。だって、落ち着いていられなくなるのは事実だし。輝く感情、煌めく心の動きを目の当たりにしたら、興奮せざるを得ないものねっ!

 という訳で、話す事十数分。ある程度だけど、案内プランが定まって…イリゼ達に少し遅れる形で、わたし達も出発する。

 

「さぁ、行くわよ皆!わたしの案内で、神生オデッセフィアの魅力で、皆のハートにレボリューションを起こしてみせるわっ!」

「うわ、宇宙海賊みたいな事を言い出した…というか、女神がレボリューション起こされたら駄目では?」

「うっ、言われてみれば確かに…。…ちっ、折角楽しい気分だったのに、あいつの事思い出したせいで腹が立ってきたわ…」

「いきなり黒い部分出てきた…。見た目は似てるけど、結構イリゼおねーさんとは性格違うのね」

「…………」

「…ま、姉妹は同一人物じゃないもの。気を取り直して、今度こそ行くわよ!」

 

 湧き上がった不快感を思わず吐露してしまったわたし。けど今回は早めに立て直して、自分にエンジンをかけ直す。

 その際、ピーシェはじっとわたしを見ていた。一体何故、わたしを見てたのか。何か感じるものがあったのか。けどまぁ、取り敢えず今は…ちゃんと案内をして、楽しんでもらう事が第一よね。

 

 

 

 

 当然だけど、一日で国中を案内なんて出来る訳がない。くまなく案内なんてしていたら、何日かかるか分かったものじゃない。だからわたしは、これからの事を考えて教会周辺と、大通りを中心に案内するプランを立てて、回っていった。

 有名どころのお店に立ち寄ったり、ゲームセンターで軽く勝負をしたり、休憩を兼ねて軽食を取ったりして、案内を開始してから数時間が経過。そうして今、わたし達がいるのは…国で管理をしている図書館。

 

「こっちは…地下?…地下まであるんだ……」

「ふふ、そうよ。凄いでしょ?」

 

 目を丸くするビッキィの言葉に、わたしは軽く胸を張りつつ頷く。地下まである、って言葉の通り、この図書館は二階以降もあって…更に言えば、別館もある。

 神生オデッセフィアでも…ううん、信次元全体で見てもトップクラスの規模を持つのがこの図書館。どうしてそれだけの規模があるのかといえば…その理由は二つ。

 

「へぇ、ここの図書館は普通に漫画とかもあるんだな。ちょっとある、とかじゃなくてこんなに色々ある図書館は初めてだ」

「漫画だけじゃなくて週刊誌も…って、これ同人誌じゃ…!?…ま、まさか…あ、良かった如何わしくない……」

 

 驚きと興味の混じった声を上げたのはカイトで、一人で一喜一憂していたのはピーシェ。あ、良いかも。このピーシェは冷めてるって印象だったけど、今の右往左往していた感情は凄く良いかも…!

 

「…あの、セイツさん。その理由は二つ…の内容は説明しなくていいんですか…?」

「え?あ…いけない、うっかりしてたわ…。…というか、また凄い地の文の読み方をしてくるわね……」

「まぁ…慣れてますから」

 

 慣れているから、と返したディールちゃんの表情は苦笑い気味。イリゼから聞いているけど、何だかんだ一番関わっているのがこのディールちゃんらしくて、確かに彼女からは慣れが…イリゼと関わる事への慣れを感じる。実際わたしに対してはまだ少し壁を感じるけど、イリゼと話していた時は表情も柔らかくて…って、また理由の説明を忘れるところだったわ……こほん。

 ここが大規模な理由の一つ目は、種類を問わず多種多様な本を取り扱っているから。というのも、この図書館は街の各地から集めた、街並みや各建物の内装と共に存在していた『オデッセフィア時代の書物』を保管、展示する為の施設で、だから書物であれば大概は取り扱っている。流石に公序良俗に反するものなんかは一般公開していないけど、代わりに一般公開されている物の多くは、手に取って読んでもOK。だってオデッセフィア時代のあれこれが、そのまま再現されてるんだもの。街中を探せば、大半の本は複数冊見つかるし、だから展示用と保管用をそれぞれ確保出来るって事よ。

 

「皆、どう?面白そう、って思える本は見つかった?」

「あぁ、気になる本に出会えたぜ。この、『はじめにあったのは、こんとんのうねりだけだった』から始まるやつとかな」

「それは良かっ……そんな本あったの!?た、多分違うわよ!?違う所の図書館から持ってきてない!?」

「あ、セイツさん、もし場所知ってたら教えてもらえますか?地球(ほし)の本棚なんですけど……」

「勿論よ。それなら……いやないわよ!?絶対ないわよ!?それも違う図書館じゃないかしら!?」

「黒猫祭祀秘録……」

「だからないから!というか最早、それ魔道書じゃない!特にそれはない…って、思ったけど、よく考えたら二番目の方も相当突飛よ!?」

「流石イリゼさんの姉…突っ込みに余念がないですね」

「そんなところ評価されても嬉しくないわ……」

 

 グレイブ君、ビッキィ、エストちゃんによる三段構えの冗談(じょ、冗談よね…?)に、わたしは図書館だというのに全力で突っ込みを入れてしまう。加えて変なところをピーシェに評価されて、がっくりと肩を落とす。…皆が楽しんでくれてるならいいけど、こういう楽しみ方は想定してないわ……。

 

「昔の本を実際に読める、っていうのはいいわね…単に展示するよりも、手に取れる方が興味も持ってもらえるだろうし…。…あ、少し向こうの博物館も見ていいかしら?」

「大丈夫よ。…それにしても、イヴは凄く真剣に見てるわね。こういう場所は好きなの?」

「特別好きって訳じゃないわ。けど、私は色々知っておきたいの。私を頼りにしてくれた人の、支えになる為に」

 

 一度は変な流れになったものの、皆この図書館を物珍しげに回っている。その最中、わたしはイヴに呼び止められ、彼女の言葉に頷いた後問いを返す。イヴの言った、博物館…それは図書館と繋がっている施設であり、これがあるから施設の規模は大きくなった。単なる図書館じゃないのが、さっき上げた二つの理由の内の、もう一つ。

 そして、そうじゃない、と語るイヴの表情に籠っていたのは信念。強い思い。それはきっと、その相手を大切に思う気持ちと、だからこそ力になりたいっていう思いからなる、穢れのない感情で……

 

「はぁぅ…!…ちょ、ちょっとイヴ、この図書館には休憩スペースとして喫茶店も併設されてるの…い、今からそこでお茶しない…?ちょっとだけ、ちょっとだけでいいから…!」

「……遠慮、しておくわ…」

「あぁんっ!その訳が分からない、って思いつつも引いてるような感情も素敵…!」

 

 湧き上がる衝動、その思いのままに気付けばわたしはイヴをお茶に誘っていた。それ自体は、つれない態度で断られてしまったけど…今の感情を見られただけでも十分だわ、十二分だわ…!引いてる感情っていう、おまけまでついてきたんだもの…!

 

「…ねぇグレイブ、僕はさっきから時々セイツさんが怖くなるんだけど……」

「なんか変だもんな。それより俺達も向こう行ってみようぜ?」

「ディーちゃん、さっきのは冗談だけど、魔法絡みの本はあったわ。読んでみる?」

「うーん…うん、折角だし読んでみようかな」

 

 そんなわたしのときめきを他所に、皆は思い思いに本を見たり、博物館の方に向かっている。…ちょっと安心するわね。国の事はよく知ってても、完全に初対面の相手に街の案内をするだなんて、流石にわたしも初めてだもの。

 

「…貴女は変な人ですね」

「だ、誰が変た……え、変な人?」

「え、今変態って言いかけました?」

 

 何となく、思考につられて表情が緩んでいた気がする中、不意に横からかけられた声。振り向けば、その声の主はピーシェで…しまった、ついいつもの調子で変態呼ばわりされたのかと思っちゃったわ…。

 

「こ、こほん。変な人に見えるかしら?」

「えぇ、とても」

「うぐっ…発言に遠慮がないのは、貴女も同じなのね……」

「何の事やら…。…とにかく、少し意外です。イリゼさんの姉というからには、もっとまともな…いえ、まともそうな印象を持つ人かと思ってましたから」

 

 まともそうな。そう言い直したところに、イリゼとピーシェとの関係性を感じるわたし。余程の相手じゃなければイリゼが険悪になるとは思わないし、別次元とはいえこの子はピーシェなんだから、仲が悪いって事は……って、うん?

 

「…さらっと流しちゃったけど、わたしのどこら辺が変だと…?」

「まぁ、強いて言えば……」

「強いて言えば…?」

「全部」

「全部!?」

 

 深く溜めてからの「全部」発言は、わたしの心にクリティカルヒット。わたしがメンタルダメージでよろめけば、ピーシェは「ふっ…」と小さく笑い、それから博物館の方へと向かう。や、やられた…この妙な強かさ、やっぱり彼女もピーシェな訳ね…。

 

(んもう…。……次は、どこにしようかしら…)

 

 窓際に行き、外を眺めながらわたしは思考。どんな風に回るかは出発前に決めたけど、決めたのは全体的な方向性であって、具体的な部分はこれまでも歩きながら決めていた。

 多分、先に全部決めておいた方が、案内する側としては楽。けどそうしなかったのは…わたしも楽しみたいから。その時々の思いを優先したいと思ったから。だって、これはわたしにとっても新たな『出会い』なんだもの。勿論皆に楽しんでもらう事が第一だけど…わたしだって、楽しみたいに決まってるわ。

 

 

 

 

 図書館でまったりとした時間を過ごす事一時間弱。その場を後にしたわたし達は、次の観光スポット…へ行く前に、遅めの昼食を取る事にした。

 

『おぉ……!』

「ふふん、どうかしら?…って言っても、これはお店が凄いだけで、わたしは凄くも何ともないんだけど」

 

 驚きの声を上げる皆と、わたしが胸を張れる事ではないと分かっていても、ちょっぴり良い気分になったわたし。皆の視線が向いているのは…このお店の看板メニューである、チーズフォンデュ。

 

「これがチーズフォンデュ…TVとかで見た事はあったけど、ほんとにチーズが噴水みたいに出てくるんだ…!」

「チーズフォンデュ…なんかちょっと懐かしいな」

「確かに…今となってはあれも良い思い…出、ではないかも……うん、今でもあれば微妙な思い出でしかない…(げんなり)」

「ははは…」

 

 興奮の眼差しを見せているのは愛月君で、早く食べてみたいと言った様子。一方カイトは何やら懐かしんでいて…何とも言えない顔をしつつも、それにディールちゃんが頷いていた。でも、他の皆は二人の発言にピンときていない様子。え…って事はまさか、前に二人でチーズフォンデュを食べた経験が…?

 

「にしても、チーズフォンデュ専門店なんて凄いわね。ここに来るまでにも『え、それの専門店なんて出来るの?』ってお店が幾つかあったし、神生オデッセフィアでは専門店に力を入れてたりするの?」

「えぇ、その通りよ。うちでは移住や企業の誘致の為に、色んな支援とか補助とかをしてるの。勿論延々と支援し続ける訳じゃないし、結局は個々の努力が必要な訳だけど……切っ掛けがあるだけでも、踏み出せる人は多いと思わない?」

「切っ掛け…あぁ、大事だよな。切っ掛け一つで人生が変わる事だってあるだろうしよ」

 

 少し真面目な顔をしたエストちゃんの問いに頷いて、わたしは語る。確かになぁ、とグレイブ君は腕を組んで、それからちょっと笑って愛月君の方を見ていた。…さてと、この話を掘り下げても良いけど…それをするにしても、まずはチーズフォンデュよね。

 という訳で、わたし達は挨拶をして食事開始。パンやお肉、野菜を串に刺して、流れるチーズをたっぷりをかけて…ぱくりと一口。

 

「んっ、見た目以上に濃厚で美味し♪初めて来たけど、このお店良いかも…」

「来た事ないお店に案内したんですか…けど、確かに美味しい…」

「もぐもぐ…ですね、もぐもぐ……」

 

 パンに絡んだチーズの濃厚な旨味。わたしの発言にピーシェはちょっと呆れてたけど、同じく美味しいと言っていて…隣のビッキィは食事に夢中。もしかして、食いしん坊キャラなのかしら。

 

「こう…あれだよな。これだけのチーズが流れてると、直飲みしたくなるよな」

「…まあ、ちょっと分かる」

「男の子、って感じの発言ね……あ、でも、これはうずめも言いそう…」

 

 これでもか、という位にチーズをかけたお肉を一口で食べたグレイブ君の発言に、ちょっとと言いつつカイトが同意。一方イヴは二人の発言に苦笑していて…あ、そういえば……。

 

「皆って、全員が面識ある訳じゃないのよね?」

「そうよ。っていうか、わたしは知らない人の方が多い位だし。その辺りは、イリゼおねーさんから聞いてないの?」

「個々の話は聞いてるけど、関係性までは流石に、ね。あ、因みに皆の話をしてくれた時、イリゼは皆との写真を見せながら、それはもう嬉しそうに教えてくれたのよ?」

 

 可愛い妹がご機嫌にしていた姿を思い出し、自然と頬が緩む。それを聞いた皆も、「へぇ…」とにまにました表情を浮かべる。ふふっ、皆笑顔になれてWIN-WINよね。…どこかから、「代わりに私は大負けだけどねっ!」…って声が聞こえた気もするけど。

 

「って訳で、皆の関係性を色々教えて頂戴。皆も知らない相手に対しては、気になる事とかあるでしょ?」

「なら、俺からいいか?俺はこの中だと、ディール以外は初めて会うな。向こうのメンバーなら、イリゼの他にもワイトさんとかそこそこ知ってる相手もいるんだけどさ」

「あら?エストちゃんとは知り合いじゃないの?」

「わたしだって、いつでもディーちゃんと一緒って訳じゃないわ。第一、別次元に『飛ばされる』なんていつも唐突だし」

「エスちゃん…」

 

 そう言って、肩を竦めたエストちゃん。その声音には、複雑そうな色があって…見つめるディールちゃんもまた、同じような表情をしていた。二人に一体何があったのか…それは分からないけど、並々ならぬ何かだって事は二人の様子からひしひしと伝わってきていて…でもその雰囲気を霧散させたのは、エストちゃん自身。

 

「ま、そんな話はどうでもいいってね。さっきも言ったけど、わたしが知ってるのは、この中じゃピーシェだけね。勿論ディーちゃん以外では、だけど」

「…ピーシェ様、お知り合いだったんですか?」

「イリゼさん達が来た時と、似たような事があってね。…そういえば、イオンさんは……」

「今回は来てないですけど、元気ですよ。…えと、わたしは…カイトさんとピーシェさんは知っていて、他の人とは初対面です」

「僕達が知ってるのは、ピーシェさんとビッキィさんだけだね。…一誠兄さんともまた会いたかったなぁ…」

「だな。ところで、ディールとエスト…だったよな?二人は……」

「そーよ。どうしても気になるって言うなら話すけど…長くなるわよ?」

「じゃ、いいや。…おっ、上手い事合わせると一口サイズのチーズバーガーっぽくなるな」

 

 雰囲気が変わった事で会話は繋がり、何となくそれぞれの関係性が見えてくる。少し意外だったのは、全員どころか大半の相手を知っている、という人すらいない事で……って、よく考えたらイリゼもイヴとは初対面なんだから、全員を知ってる人がいないのは当然だったわね。

 

「ふぅ…いい。上の方のまだ液体に近いチーズをかけるのも良いし、下の少し固まり始めたチーズで包むのも違う味わいがあって、全然飽きがこない……」

「あはは、前のオムライスの時もそうだったけど、ビッキィさんってほんとに美味しそうに食べるよね」

「オムライス…イリゼがピーシェとビッキィの次元に飛ばされた時の話?」

「パフェもだったが、あれは美味かったな。イリゼとズェピアが作って…ルナ達も手伝ったんだったっけ?」

「ルナと、うちのシオリね。…今思えば、原初の女神の複製体と吸血鬼の合作料理って……」

「というかイリゼさん、そっちでも料理担当してたんですね。わたしの時は…ルナさんや茜さんとカレーうどんを作ったんだったかな…」

 

 チーズフォンデュ専門店でする話?…というのはさておき、流れは料理と料理人の話題へ。どうもイリゼは色んな場所でその手腕を発揮しているらしくて…ふふっ、これは姉として鼻が高いわ。

 

「ありがとう皆、どういう繋がりがあるのかは大体分かったわ。それで、イヴは神生オデッセフィアに興味を持ってくれたから来た訳で……あ、なら皆は?単に誘われたから来たってだけ?」

「いーや、こっちに来てすぐの時も言ったが、俺は色々見たいものがあったからな。それに……」

「イリゼにリベンジの機会をあげないと可哀想、だっけ?ほんとグレイブは、バトルが絡むと色々遠慮がなくなるよなぁ…」

「リベンジ…リベンジといえば、わたしもイリゼおねーさんには返さなきゃいけない借りが幾つかあるんだったわ…どこかでちょーっと時間を作ってもらわないと。ね、ディーちゃん」

「え、わたしは別に……」

「イリゼ、色んなとこで色んな勝負してきたんだな…やっぱ俺も、もう一度…今度は、あの時より一歩でも……」

 

 自信満々で楽しみだ、とばかりの表情を浮かべるグレイブ君。ある種の貪欲さを伺わせる、勝ちへの意欲を見せるエストちゃん。純粋な、真っ直ぐな、ただひたすらに前を、高みを目指す者の瞳をしたカイト。三者三様の反応だけど、三人共芯のある思いを心の中で滾らせていて……

 

「んはぁ…♪いいわ、凄くいいわ…話を聞いた時からきっとそうだとは思ってたけど、本当に皆、煌めきのある心と感情を秘めてるんだもの…♪」

「…今この人、チーズを付けずにそのまま……」

「こう、まともな時とそうじゃない時の落差が凄いわね、貴女……」

 

 咀嚼中、チーズを付け忘れていた事をピーシェに言われて初めて気付く。けど、まぁそんなの瑣末事よ瑣末事。今の感情で、ご飯三杯はいけそうだもの。

 

「ところで愛月、さっきイリゼ『に』リベンジの機会を…って言ってたよな?なら、グレイブは……」

「うん。でも、それはチャンピオン対素人の、グレイブが勝って当たり前の勝負だったんだ。けど結構追い詰められたよね?グレイブ」

「相性的にはこっちが不利だったろ。それに…それだけイリゼが強かったって事だ。まあ俺の方が強いけどな」

「…なんか、ちょっとエスちゃんと気が合いそうな性格してるよね」

「そう?わたしはもうちょっと謙虚じゃない?」

「…………」

「む、無言は止めて…それはない、って言われる以上に何か刺さるから……」

 

 賑やかに、会話は続く。皆が同程度に話してるって訳じゃなくて、積極的に話したり訊いたりする人もいれば、どちらかというと聞き手に回っている人もいて…まあでもそれは、一人一人性格が違うんだから当然の事。

 会話が弾んでいるのは、まだ半日にも満たない関係のわたしでも分かる程、社交性の高い人が複数いるから。けど、それだけじゃない。弾む理由として一番大きいのは、間違いなく『イリゼ』っていう共通の話題が、友達があるからで……そんなイリゼが、少し羨ましい。

 

「……?セイツさん、そんなに長くチーズに浸してても味は……いや、待った。浸し続ける事でチーズを染み込ませて、更にその状態で上を流れるチーズを掛ければ、層になったチーズを味わう事も…そっか、そういう食べ方も……!」

「へ?あ、い、いや違うわよ…?試すのはいいけど、層になるかどうかは保証出来ないわよ…?」

 

 うっかり流れるチーズへ串を伸ばしたまま思考に浸ってしまった結果、妙な勘違いをされてしまった。…ちょっと申し訳ない…。

 

「はふぅ、そろそろお腹一杯かも…。それでセイツさん、次はどこに行くんです?」

「あー、っと…そうね、また少しお店を回って……うん。最後は少し、毛色の違う場所を案内しようと思うわ」

 

 一度串を置いて、わたしはある場所…ある地域への案内を提案。皆はわたしの含みのある言い方にきょとんとしていて…けれど構わない、とそれぞれに頷いてくれた。

 そうして十数分後。デザートという形で果物やクッキーなんかもフォンデュして、満足のいった昼食を終える。お店を出て、教会から離れていく向きで案内を再開。元々雰囲気が重かった訳じゃないけど、昼食とその中での雑談が皆の精神的距離を縮めてくれたようで、食後の道のりではこれまでよりも雑談が…他愛のない話が多かった。そして…わたしは、到着する。わたしが皆に、別次元や別世界から来た皆へ見せたかった、神生オデッセフィアのもう一つの姿を。

 

 

 

 

 神生オデッセフィアは、日々進歩する国。それは新天地として意欲を持って移住する人が多いからであり、四ヶ国は勿論四大陸の外からも人が来る分入る技術や知識の幅も広いからであり…何より、神生オデッセフィアがまだ未熟な国だから。日々進歩出来るのは、それだけ未発展の場所が多いから。ゲームだって、低レベルの方が高レベルより成長し易いでしょ?

 だから、日に日に神生オデッセフィアは、街は発展し、新しい景色が生まれていく。これは神生オデッセフィアだからこその日々。他の国にはない光景。──未熟な、未発達な、まだ豊かではない地域も沢山ある神生オデッセフィア故の、光と陰。

 

「ここよ。ここが皆に、見てほしかった場所なの」

 

 足を止め、振り返り、わたしは言う。続いて辿り着いた皆は見回して…数秒の間、沈黙する。

 

「…折角の案内の最後にこんな場所を選んじゃって、ごめんなさい。でも…これも、今の神生オデッセフィアの光景の一つだから」

 

 案内した、しようと思った理由を告げて、わたしも見回す。今ここにある光景を。道路があって、建物があって、自然もある…少し整備すればそれだけで生活出来るような、少し前まで人の営みがあったように感じられる……けれど誰もいない、誰も生活していない、寂しい街並みを。

 

「…なんかちょっと、不気味だな。ゴーストタウン、って言うんだったか?」

「き、君は本当に遠慮ないね…流石に今のは、私でも『いきなりそれ言う…?』って思ったよ…」

「って事は、同じように思ってはいたんですね、ピーシェ様……」

 

 分かっていた…というか、そう思われて当然とはいえ、それでもこうもはっきり言われると「うっ…」となる。いやほんと、当然の事ではあるんだけど。風化していないのに人の気配がないのが、逆に不気味さを増してる訳だけど…。

 

「はは…神生オデッセフィアには、こういう場所が複数あるの。こういう、街並み『だけ』がある地域が」

「神生オデッセフィアは、オデッセフィア…もう一人のイリゼさんが統治していた国の、再現がされた場所を利用して建国されたんでしたよね。…だから、こういう場所がある……」

「そういう事よ、ディールちゃん。この大陸に収まるよう縮小されてるといっても、今は人口より街の規模の方がずっと上。…歪な国でしょ?神生オデッセフィアって」

 

 成り立ちの時点で特殊も特殊なんだから、普通じゃないのは当たり前。人のいない街は、犯罪者の潜伏先としては格好の場所ではあるけど、そもそも浮遊大陸である神生オデッセフィアは物理的な入国難度が高いんだから、その点はそこまで問題にならない。

 それでもわたしは、これを良しとは出来ない。…いや、違うわね。良い悪いじゃなくて…この寂しさが、どうしても心に残るのよ。

 

「歪、ね…うん、少し分かるわ。人がいる場所は活気があるっていうか、やる気を感じられた場所だった分、同じ国の筈なのに、そうじゃない感じっていうか……ここを見てると、賑やかな場所も仮初めみたいに思えちゃう、そんな感じなんでしょ?」

「…どうしよう、あんまりにも以心伝心でぐっときたわ。エストちゃん、ちょっとこれから二人でお出掛けにでも……」

「行かないから、っていうかもうお出掛けの最中だし」

「ぁん、つれないんだから。…と、いうのは一旦置いといて…ここを見ていると寂しくなるし、エストちゃんの言う通り、少しだけ怖くもなるのよ。神生オデッセフィアが信次元第五の国じゃなくて、一過性のもので終わっちゃうんじゃないか…って」

「セイツさん……」

 

 軽く一蹴されたわたしはちょっぴりオーバーなリアクションを取り…それから表情を戻して、自分の心情を吐露した。

 それを聞いて、わたしの気持ちを慮るように愛月君が見つめてくる。…いけないわね、これだと皆に気を遣わせちゃうわ。それに…これじゃわたしが、不安になってるみたいだもの。

 

「ふふっ、心配しないで。わたしは泣き言なんて言う気はないし、神生オデッセフィアを一過性の国にもさせない、ここはイリゼが思いを込めている国で、オリゼの思いも籠ってる国で、何より願いと希望を持った人達が、夢への道を歩んでいく国だもの。だったら、それを守るのが、支えるのが、導くのがわたしの…レジストハート、セイツの使命よ。使命であり…わたしの願いってものよ」

 

 だから大丈夫なんだと、胸を張る。恐れはあっても、尻込みはしない。女神であるわたしが、歩みを止める訳がない。そしてこの気持ちが伝われば、皆もわたしに気を遣うなんて事は……

 

「…別に、そんな意気込む必要はないと思うけどね。私からすれば、ここには十分未来を感じるわよ?」

「え?」

 

 不意に投げ掛けられる、落ち着いた声。肩を竦めたイヴからの、平常心を伺わせる言葉。予想外の言葉に、わたしは目を瞬かせ…だってそうでしょう?とイヴは続ける。

 

「確かに街はあるのに人が全くいない、普通じゃない状態ではあると思うけど…逆に言えば、ここはいつだって、誰かが何かを始められる場所でもあるんでしょ?何かを始める為の準備が出来ている、そういう場所でしょ?」

「それは、まぁ…止まってはいるけど、インフラも存在自体はしてるし…」

「ならやっぱり、さっき貴女が言った、『切っ掛け』はちゃんとあるんじゃない。他の場所と、賑やかな場所と同じように。…少なくとも、全てが滅びに向かっていく、もう既に終わってしまったような場所よりは…『始まり』を感じさせるだけでも、ずっと違うって私は思うわ」

 

 始める準備は出来ている。だから切っ掛けもここにはある。イヴはそう語り、それから遠くを…ここじゃないどこかを見つめるような表情を浮かべた。

 

「俺もそれに賛成だな。寂しい感じだ、ってのは俺も思うが…最初は国中がそうだったんだろ?そっからセイツ達が頑張って、人が集まってきて、賑やかな街になったんだろ?ならここも、いつかはそうなる…かもしれないって、俺なら思う」

「…イリゼから聞いてたけど、本当に前向きね、カイト君って」

「そうか?俺は何が起こるかなんて何も分からない未来の事より、積み重ねてきた自負のある過去…ってか、これまでの事を考えた方が良いって思っただけだけどな」

 

 特別な事を言ったつもりも、よく考えて発言したつもりもない。そういう風に感じさせる、カイトの表情と声音。そんなカイトの姿を見て、わたしはイリゼが彼の精神性を絶賛していた理由を理解した。

 多分彼は無意識に、理由や根拠なんて必要なしに、心から前を向ける人物。だから自分が前向きだなんて自覚がないんだろうし…だから強い。心からの言葉だからこそ…こっちまで、前向きな思考になりそうな気がする。

 

「…まあ、大丈夫だと思いますよ。いつまでも順風満帆に進む国なんてありませんし、私はここに未来や希望を感じる、なんて言いませんが…イリゼさんは、この国の守護女神は、妥協なんてしないでしょう?何が何でも、意地と信頼を譲らない…立派で不愉快な、女神らしい女神なんですから」

「わ、辛辣…。…あの、セイツさん。こういう場所の事を、イリゼさんはどう思ってるんですか?」

「それは…どう、かしらね。わたしと同じように、このままで良いとは思ってないだろうし、こういう場所にも人の生活を、活気を生み出せるようにしたいと思ってる…んじゃ、ないかしら…」

「ですよね。…わたしも、大丈夫だと思いますよ。イリゼさんは、誰かを頼れる人ですから。頼って、自分も力を貸して、無理に思えた事でも乗り越えてみせる…それが、イリゼさんですからね」

 

 ピーシェとディールちゃん。女神の二人は、大丈夫だと言ってくれた。二人共、言葉の方向性は違って、そこにはイリゼへ対する思いの差とでも言うべきものもきっとあって……伝わってきた。あぁ、二人共イリゼの事をよく分かっているんだな、って。

 気付けば、エストちゃんやビッキィ、グレイブ君や愛月君…皆がわたしの方を見ている。皆を見て、わたしに向けられた視線を感じて……思う。やっぱり、良かったって。皆にここを見てもらって、見てもらえて、本当に良かったって。

 

「…ふー…これは想定外だわ。皆に街を見てもらって、神生オデッセフィアの凄さを知ってもらおうと思って案内してたのに、逆にわたしが皆の凄さを感じさせられちゃうなんて……」

「…セイツさんも、凄いと思うよ?…色んな意味で」

『確かに…』

「うっ、何かその同意には不服なものを感じるわ……こほんっ。それはともかく…こうもエールを受けちゃったら、大丈夫だろうって思われちゃったら、気張らない訳にはいかないわよね!」

 

 全会一致で愛月君の言葉に同意をされて、わたしはショック…ではあったけど、今はそんな事じゃへこたれない。それより、そんな事よりって、わたしの中には湧き上がる思いがある。

 そしてそれは、皆がわたしに抱かせてくれた思い。だからこそわたしは、募る思いを言葉に乗せて皆へと言う。

 

「ありがとう皆!わたしの思いはさっき言った通りだけど…皆と話して、一層その思いが強くなったわ!絶対にそうするんだって、心から思えるようになったわ!だから…楽しみにしていて頂戴。いつか必ず、ここも賑やかで、活気のある地域に変えて…今度はここを、皆に案内してあげるんだからっ!」

 

 ばっ、と見得を切るようにわたしは地面を踏み締めて、言い放つ。皆はわたしに思いをくれた。わたしの思いを燃え上がらせてくれた。ならわたしがするべきなのは、皆にしてあげられるのは、この思いを貫き、思いを果たし、皆のしてくれた事が価値あるものだと、意味ある行為だったと証明する事。やってやるわ、やってやろうじゃない。だって…わたしは、そうしたいんだもの!

 

「ははっ、良いなそれ。さっきセイツはカイトに前向きって言ってたけど、セイツも前向きじゃねぇか」

「そういうところ、イリゼさんの姉…って感じですね。色々違う部分も多いですけど」

「ふふふ、そうでしょ?わたしも前向きで、わたしはイリゼの姉なのよ。それがわたし、セイツよ?」

 

 頬を緩めたグレイブ君とビッキィの言葉に、わたしも笑って軽快に返す。

 一部とはいえ、皆に神生オデッセフィアを知ってもらう事が出来た。何となくでも、神生オデッセフィアがどういう国なのかは、ちゃんと皆に伝わったと思う。でも、それだけじゃなくて、皆にはわたしの事も…イリゼとは違う、殆どの人にとって初対面のわたしの事も、知ってもらえたって…今の言葉で、皆の表情で、わたしは感じた。わたしの事も、分かったのはまだ少しだけだろうけど…それは、わたしも同じ事。わたしも今日、皆の事を少し知れたし、これからもっともっと知っていきたい。

 そして…わたしは皆と、友達になりたい。ここにいる皆とも、イリゼが案内してる皆とも、イリゼの友達じゃなくて、わたし自身の友達として、皆と繋がりを築いていきたい。だから、友達になれるように……アタックをかけていかなくちゃよね!

 

「ね、皆。わたしは皆と、これから仲良くなっていきたいわ。だから……わたしとデート、してくれないかしら?」

 

 ばっちり決めた笑みと共に、右手を差し出す。今日はもう厳しくても、明日以降がある。まだ時間は、機会はある。だから皆をもっと知り、皆の感情に触れて、繋がりを紡いでいけるよう…わたしは皆を誘うのだった。

 

 

 

 

 

「…あ、因みにこの後、セイツおねーさんは普通に振られたわ。ま、当然よね」

「ちょっと!?な、なんで返答をぼかす形で終えようとしたのに、そんな事言うのよエストちゃん!後、別に振られてないわ!今回のデートは断られただけ、それだけなんだからねっ!」




今回のパロディ解説

・「〜〜皆のハートにレボリューション〜〜」、宇宙海賊
お笑いタレント、ゴー☆ジャスこと増井智宏さんの事及び、彼の代名詞的なフレーズのパロディ。確かに国を治める女神が革命を起こされたら駄目ですね。

・「〜〜『はじめにあった〜〜だけだった』〜〜」
ポケモンシリーズに出てくる街の一つ、ミオシティの図書館にある本の内容の一部のパロディ。…パロディです。ポケモンコラボしてる以上、微妙なラインな気もしますが。

地球(ほし)の本棚
仮面ライダーWの主人公の一人、フィリップの脳内にある図書館の事。脳内図書館なんですから、物理的にある筈がありませんね。

・「黒猫祭祀秘録……」
とあるシリーズに登場する、魔道書の一つの事。ですがもしかしたら、何かしらの魔導書はオデッセフィア(を再現された神生オデッセフィア)にもあるかもしれません。
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