超次元ゲイムネプテューヌ Origins Succession   作:シモツキ

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第十話 まさかまさかのハプニング

 招待した人達の内、男性陣の案内を頼みたい。そうイリゼに頼まれた時、俺は「また大変な事を頼まれちまったな…」と思った。ただ、男女に分かれてからちょこっと案内するだけとはいえ、イリゼが別次元や別世界で繋がりを得た面々と接すると思うと、俺も出来る限りの事をしなきゃいけない…そう思えてしまったんだから。気さくに接してくれてるとはいえ、女神からの直々の頼み事というのも、やっぱりプレッシャーは感じてしまう。

 ただまぁ、今思えば引き受けて良かったとも思う。男女問わず、皆から貴重な話を聞けたし、俺も俺で少しは交流が出来たと思うし…やっぱ、不安はあっても絶対無理だと思わない限りは、やってみようとするのも大事なんだな。

 

「なぁ、ウィード。取り敢えずイリゼ達と合流するとして…その後は、何かするのか?」

「あー、っと…その後は俺も聞いてないな…ただまぁ、もういい時間だし、教会に戻るんじゃないか?」

 

 温泉でのまったりとした時間と談笑を終え、俺達は着替えた…というか、服を着直し、入っていた湯を後にした。今は合流地点…さっきイリゼ達と別れた場所へと向かっている最中であり、カイトからの言葉に俺は答える。答えるっていっても、はっきりした事は何も言えない訳だが。

 

「戻るんなら、帰りの道でもう一回位モンスターを見たいよなぁ…てか、モンスターボール投げたらどうなるんだ…?」

「反応しないんじゃない…?確かボールって、ポケモンの性質を利用してるらしいし…」

「そういえば、ボールから出し入れする際には、ポケモンの姿が実体から光…いや、量子か何かに変わっていたな…モンスターも倒すとデータが消えるように消滅するが、これは両者に何かしらの関連性があるという事か…?」

「ふむ…モンスターとはそういうもの、なのかもしれないね。全く異なる世界であっても、それぞれの世界における『人』の性質はほぼ同じ事から考えるに、個々の世界の法則、ルールとでも言うべきものとは別に、無数の世界の多く、或いは全てに影響をしているより大きなルールが存在している…なんてどうだろう?ここまで言うと、推測ではなく単なる想像になってしまうけどね」

 

 後ろから聞こえるのは、モンスター絡みの話と、そこから派生した小難しい話。分かるような、分からないような…そんな風に思って振り返ってみれば、影さんは熟考しているような顔を、ズェピアさんは少し面白そうな顔をしていた。

…と、同時に俺が気になったのは、同じく後ろにいたワイトさんの行動。ワイトさんは、幾つもある木、その枝の一つに触れていて…けど何をしているのかは、よく分からない。

 

「…ワイトさん?」

「うん?…あぁ、すまないね。少し、ここの植物が気になったんだ」

「気になった…というと、ワイト君は植物に対して造詣が?」

「いえ、全くの素人です。ただ、この木に咲いた花は、ルウィーの比較的温暖な地域でも見た事があるように思いまして」

「…言われてみると、俺もルウィーで見覚えがあるな。だが確か、この花は特定の環境でなければ木として成長はしても、花を咲かせる事は殆どなかった筈……」

「あ、なんかこういう感じのやり取り、前にイリゼが僕達の世界に来た時もあったよね」

「あったな、あの時は色々驚きだったぜ。…で、えっと…つまり、ここでその木の花が咲いてるのは不思議だって話なのか?」

 

 腕を組みながら言ったグレイブの言葉に、影さんワイトさんが首肯。それから二人の視線は俺へと向き…あ、これはあれか。君は何か知らないかな?的な視線か…。…えーっと、なんだったかな……。

 

「えぇと…そうだ。俺も詳しい事は知らないんですけど、この浮遊大陸はオデッセフィア…大昔にあった国と、その時代の四大陸を再現したものらしいんです」

「それはイリゼも言ってたな。もう一人のイリゼ…オリゼ、だったか?…が、ここを創ったんだって」

「そうそう。で……」

「あぁ、そういう事か」

「え?」

「成る程。確かにそれならあり得なくはないね」

「えぇ?」

 

 カイトの返しに頷いた俺は、説明の続きを…としていた最中、突然影さんが納得したような声を上げた。続けてズェピアさんも同じような反応をし、二人と違って少し考え込むような顔をしていたものの、ワイトさんもまた「考えてみれば、私が見たのも国境付近だったな…」と呟いていた。三人共、分かった様子だった。…まだ俺は、前置きの部分しか言ってないのに。…うっそぉ…なんで今ので理解出来るんすか貴方達…まだ碌に説明してないんですが…?

 

「…何がそういう事で、何が成る程なんだ…?」

「俺にもさっぱり分からない…」

「俺もなんで理解してもらえたのか全く分からないよ……」

 

 ま、まさか全員分かったのか…?…と一瞬不安になった俺だが、グレイブとカイトはそうでもない様子で、愛月も今はきょとんとした顔。それに俺はほっとして、説明する筈だった部分を…完全再現ではなく、四つに分かれていた大陸を一つの状態に、しかも本来より縮小した形で再現したのがこの大陸だから、ところどころに特殊な環境が生まれたんじゃないか、という予想を伝えると、三人も納得してくれた。…普通こうなんだよな…理解が早過ぎるお三人は「やはりか」みたいな反応してたけど、普通納得って説明を聞いてから、最低でもある程度は伝えられてからするものだよな……。

 

「こ、こほん。そんな感じの成り立ちなので、普通とは違う環境が生まれていたり、もしかすると未知の資源が誕生していたりするかもしれない…って、イリゼは言ってましたね」

「未知の資源…それは国にとって大きな強みだね。技術や治安、その他人の手によるものと違って、資源は努力や投資じゃどうにもならない部分も多い。特に、新たな資源となると、ね」

「…だが、そこに胡座をかけば、神生オデッセフィアの躍進はないだろうな。人の手によるものと違って、資源は成長しない上、技術立国と資源国家じゃ前者の方が上に立ち易い」

『…………』

「影君…言っている事には同意するけど、今言う事ではないと思うよ……」

「…それは、まぁ…すまん……」

 

 想定を超える影さんの発言に会話が止まる中、何とも言えない顔でワイトさんが言葉を返してくれて…なんというか、苦笑気味の雰囲気に。そんなこんなでちょっと真面目な会話をしつつ、俺達は歩いていき…合流地点へと、到着した。

 

「イリゼ達は…まだ来てないみたいだね」

「女性は長風呂って言う…というか、実際長いしな。ゆっくり待とうじゃないか」

「おや、よく知っているような口振りだね。さてはウィード君には、親しい女性がいるのかな?」

「あ、そうなのか?」

「へ?あ、いや、まぁ…それは、その……」

 

 小さく笑ったズェピアさんと、それに乗ったカイトに訊かれ、俺は返答に詰まる。だがこれは悪手。しまった、この反応じゃ「いるけど言うのは恥ずかしい」って答えているようなものじゃねぇか…とすぐに気付いた俺だったが、時既に遅し。複数人から「へぇ〜」という目で見られ、余計恥ずかしい思いをする事に。

 

「ふふ、良い事じゃないか。親しい相手が、親しいと思える相手がいるのは素敵な事だと思うよ」

「う…そ、そう言うズェピアさんにはいるんですか…?」

「あぁ、いるとも。血縁関係ではないが、私には娘がいてね。これがまた可愛いんだ。しっかりしているし、姉妹仲も良いし…おっとしまった、その娘というのは二人いてね、この二人もまた血縁関係こそないが絆は確かに──」

「お、おおぅ…?ズェピアが急に滅茶苦茶話し出したぞ…?」

「…子供…それって、シオ──」

「否!そうだ影君、君にも確か娘がいるという話だったね。今度その辺りの話をしようじゃないか。なぁに親としての在り方を談義しようなんて堅い事じゃない、もっと気楽に楽しく娘の愛らしさを語ろうではないか!」

「……そうだなー…」

((あ、断るのを早々に諦めたような表情に……))

 

 これまでは、温和で思慮深い大人っぽさに溢れていたズェピアさん。その彼が、そのキャラが、なんかよく分からない内に崩壊し…凄い饒舌に話すキャラと化していた。紳士的な大人から一変、子煩悩全開の人…じゃないや、子煩悩全開吸血鬼になっていた。後、結果的にそのトリガーを引いてしまった俺を、影さんが恨めしそうな顔で見ていた。…ほんと、申し訳ないです……。

 

「…そういや、ワイトさんは子供がいるんでしたっけ?前の時は、そういう話はしませんでしたけど……」

「いや、私は独り身だよ。ロム様やラム様とは時折接するけど、それ位だね」

「でも、昨日は子供に大人気だったよな?」

「あれは人気というか、面白がっていただけだと思うけどね……」

 

 そう言って肩を竦めたワイトさんが浮かべたのは、少し困ったような笑み。けど、困った風でありながら、嫌そうな感じは全くなくて…だから子供に人気だったんだろうな、と俺は思った。…まぁ、その場に俺はいなかった訳だが。

 

「…てか、イリゼ達ほんとに遅いな。どっかで迷ってるのか…?」

「…そもそもの話だが、合流時間は決めてるのか?」

「あ……」

 

 その後も暫し俺達は話し…ふとしたタイミングで、グレイブが言った。それを受けて、影さんも言い…俺は気付いた。そうじゃん、時間決めてねぇじゃん、と。

 

「どうしたものかな…探しに行く訳にはいかないし、まだ入浴中なら電話しても分からないだろうし……」

「あ、レオンに伝えてもらうのは?レオン結構賢いから、ジェスチャーで何となく伝えられるかも…」

「良い案だね、と言いたいところだけど…レオン君は、イリゼ君達のいる所までの道筋を、説明を聞くだけで分かるのかい?」

「幾らレオンでもそれは無理だろーな。…あぁそうだ、それより俺のスラッシュに竜星群をしてもらって目印にする方が……」

「よ、よく分からんが止めてくれ…!絶対それ結構高火力の技だよな…!?」

 

 提案ではなく既にその気だったのか、グレイブは鮫と竜が合わさったようなポケモン…後で聞いたがガブリアスという種のポケモンを出し、明らかに危険そうな技を繰り出させようとした。慌てて俺が止めると、割とあっさり引き下がってくれたが…即断即決過ぎるだろうグレイブ…。

 後、この時カイトとズェピアさんの方から、600だとか両刀だとか聞こえてきた。何なんだろうか。

 

「…まあ、待つしかないだろうな。人生は長いんだ、それを思えば少し待つ位訳ないさ」

「ま、また随分と達観した事を言うんだね…」

 

 まるで煙草でも出しそうな雰囲気を醸しながら待とうと言う影さんと、それに苦笑いで返すワイトさん。俺も「ここで人生出てくる…?」とは思ったが、待つ他なさそうだって事には同意。それからここにいる六人を見回し…呟く。

 

「…しかし、これまた濃い面子だよな……」

 

 イリゼ達もそうだが、ここにいる男性陣もまた濃い。個性的で、とにかく全員印象に残る。日々俺もうずめやくろめ、それに皆と接しているからこそ付いていけているが、もしそうじゃなかったら、とても無理だっただろう。これを愉快と言うか、半端ないと言うかは人によるだろうが…俺?俺はまぁ…両方、だろうな。うん、両方だ。

 ともかく、そんな皆と今暫くの間、俺はイリゼ達が来るのを待つ。結構な時間待って、その間に色々な会話をして…漸くイリゼ達も戻ってきた。…何故か、酷く疲れた状態で。

 そして俺達は、思いもしなかった。俺達が「遅いなぁ」と思っている間…イリゼ達が、予想外の厄介事に遭っていたのだという事を。

 

 

 

 

 セイツが…えっと、抱き着かれたから?あたふたした末?…まぁとにかく、泣き出しちゃってから十数分後。何とかセイツが落ち着いたところで、そろそろ出る?…って流れになった。

 

「ほんと、ごめんねセイツ……」

「いや、これに関しては私が要らない事したのが元凶みたいなものだし、私こそごめん…」

 

 流石に申し訳なさそうなネプテューヌちゃんが謝って、そのネプテューヌちゃんへイリゼおねーさんも謝る。まぁ、どっちもどっちよね。ネプテューヌちゃんは理由はともかく取った方法が普通に悪いし、おねーさんに関しては……ちょっと胸が大きいからって、それを強調するなんて…ねぇ?

 

「…エスト、少し怖い顔してる…怒ってる……?」

「怒ってる、とは少し違うんじゃないかなぁ…」

 

 と、思っていたら、イリスちゃんから不安げ…な気もするけど、ぱっと見何の変化も見られない、無表情な顔で言われる。そしてそのイリスちゃんを、ルナが宥めるようにのんびりと撫でていた。イリスちゃんも、素直に撫でられていた。…なんかすっごいほっこりしてるわね…。

 

「こ、こほん。まあそれはともかく、出るとしましょ?もしかしたら、向こうはもう出てるかもしれないし」

「あ、せーちゃん復活した」

「そうですね。流石に少し熱くなってきましたし、良い頃合いかと…」

 

 そう言って、ピーシェは軽く手で仰ぐ。そういえば、わたしの知ってるピーシェも長風呂が好きなタイプではなかった気がするけど…その辺りは、同じ『ピーシェ』として共通する部分なのかしら。

 なーんて事も思いながら、わたしもそれに頷いた。わたしももう熱いし、十分温泉を堪能する事だって出来た。だから最後に一度、温泉の中で身体を伸ばして、それから立ち上がろうとしたその時……予想外の事が起きる。

 

「ひゃっ…!」

「……?ディーちゃん?」

 

 突然隣から聞こえた、小さくて可愛い悲鳴。それはディーちゃんの声で…何かと思って振り向くと、ディーちゃんはきょろきょろと湯船の中を見回していた。

 

「い、今……」

「今?」

「今、何かに背中触られた…」

「触られた?木の葉が落ちてきただけじゃないの?」

 

 身を守るように交差させた両手で二の腕を掴むディーちゃんの、触られたという言葉。でも、少なくとも手の届く範囲にいるのはわたしだけで、勿論わたしは触ってない。で、わたしと同じようにそれはおかしいと思ったのか、近くにいた…大分回復したっぽいイヴも、落ちてきた木の葉が偶々触れただけじゃないのかと言って……

 

「ひゃわ…っ!?」

『え?』

 

 これまでのちょっとクールな印象とはかけ離れた、普通の女の子っぽい悲鳴。ディーちゃんの発言へ冷静に返していたイヴは…その直後に、自分自身でその返しを撤回する事となっていた。

 

「どうしました?イヴさん」

「らしくない声が出てたッスねぇ」

「こ、声については気にしないで頂戴……そうじゃなくて、確かに何か…うぁっ、また…!?」

 

 なんだなんだと寄ってくるビッキィとアイ。聞かれて恥ずかしそうなイヴは、それより、と話を戻そうとして…だけどまた、何かが触れた様子。うーん…ディーちゃんのと含めればこれで三度目だし、流石に気のせいとか、木の葉が触れただけとかじゃなさそうよね…けど、なら何…?

 

「えぇと、何かに触られてると?…まさか、モンスター…?」

「それはないんじゃないかしら、ビッキィ。だってこれだけ人がいて、女神だって何人もいるんだから、モンスターなら誰も気付かないなんて事…ひゃんっ!?」

 

 その可能性は低い。そう言い切ろうとしたところで、脇腹に感じたのはつつかれるような…痛くはないけど、ちょっぴりくすぐったいような感覚。分かっていれば「あ、くすぐったいかも?」って感じる程度だとは思うけど、今のは完全に不意打ちで…わたしまで、ちょっと恥ずかしいような声を出してしまった。

 しかも、それだけじゃない。この感覚を味わったのは、わたし達三人だけに留まらない。

 

「ふわっ!?い、今太腿の辺りに何か……」

「エストさんにアイさんまで…?ならやっぱ…うひっ!?」

「皆もなのね…やっぱり何かが…ひぁっ…!?ちょ、わ、私だけなんで三度目…!?」

 

 次々上がる被害の声。今さっきわたしは、モンスターはないと言おうとしたけど…ここまでなればもう、『何か』がいるのは間違いない。この温泉の中に…何かが、いる。

 

「こ、これ透明人間の仕業とか、そういう事じゃ…あぅっ…!」

「お、温泉で透明人間って、もしそうなら禄でもない…うぁまたわたしにも来た…!って、いうかこれ…単独じゃない…!?」

「皆、さっきから何を…ひゃうっ!?な、なんか来た!?え、何これ何これ!?」

「……?…何かに、吸われた……?」

 

 わたしとディーちゃんがやり取りをした直後、ルナとイリスちゃんまで何かに襲われる。襲われるって言っても痛みがあったりはしないけど…とにかく襲われてはいる。…こういう時でもイリスちゃんは表情変わらないのね…普通に悲鳴とか上げちゃった自分が少し悔しい……って、そんな事考えてる場合じゃない…!

 

「あぁ、もう!さっきから何度も一体何よ…!」

「……!アイさんエストさん、今そこに何か影が…!」

『そこ(ね・か)ッ!』

 

 フラストレーションが溜まる中、ビッキィが『何か』の影を目で捉える。その声に弾かれるように、フラストレーションをぶつけるように、わたしは手刀を、アイは温泉の中から振り出すような蹴りを示された位置へと放ち……攻撃が当たった感触はない。無かったけど…水飛沫と共に、それは飛んだ。小さな、一見無害そうな…一匹の魚が。

 

「…え、これって……」

『まさか……』

 

 目を丸くするルナに続いて、わたし達の声が重なる。顔を温泉のすれすれまで下げて、湯の中を覗いて……同じような魚の姿が無数にある事で、気付く。

 

(ど…ドクターフィッシュ!?)

 

 それは確か、人の古い角質を食べてくれる…だから美容に良いって事で有名な魚。詳しい事は知らないから、絶対そうだとは言えないけど…ドクターフィッシュかそれに近い魚なら、ここまでの事も理解出来る。理解は出来るけど……ちょっ、斜め上の展開過ぎない…!?

 

「迂闊だった…エストの言う通り、モンスターはないと思ってたから、それより弱い存在もやっぱりないって根拠もないのに思い込んでたわ…!あ、ちょっと…わ、腋にまで……っ!」

「ぴゃっ…!い、今お尻のところに…!(びくびく)」

「……?魚、あんまり来なくなった…魚はイリスに、興味なし…?」

 

 次から次へと、小魚はわたし達を突っついてくる。一匹二匹ならどうとでもなる…っていうか無視出来そうなものだけど、あんまりにも多いせいで処理なんて出来そうな気がしない。…まぁ、温泉ごと凍結させるとか、電撃を流すとかすれば簡単に殲滅出来るけども、流石にそれは気が乗らないっていうか、心苦しい。だって、元からこの辺りに住んでた魚だって事なら、テリトリーに侵入したのはこっちな訳だし……。

 

(…そういえば、イリゼおねーさん達は……?)

 

 どうしたものかと考える中、そういえば…と思い出すわたし。ちょっと離れてるとはいえ同じ所にいる訳だし、おねーさん達も群がられてる筈。そうじゃないなら、むしろその理由を知りたい。

 と、思って見てみれば…やっぱりおねーさん達も襲われていた。でもわたし達程は大変そうじゃなくて…って事は、もしや……!

 

「…やっぱり……!」

「ど、どうしたのエス…くふっ、お、お腹は駄目だってぇ……!」

 

 ばっとわたしが目を向けたのは、イリゼおねーさん達がいるのとは逆側。わたし達を挟んだ反対側になる辺りへ視線を走らせて…わたしは泡が浮き上がるように、魚がこの温泉に現れる場所を発見した。

 って事はつまり、あの辺りから魚は出てきて、まず近い方にあるわたし達に群がってるって事になる。…んだけど、それは正直分かってもあんまり意味がない。今必要なのは、その状況から脱する手段や作戦で……

 

…………。

 

……いや、別に難しく考えなくて良くない…?脱する方法も何も…普通に温泉から出れば良くない…?どっちにしろ、もう出ようって流れだったんだし…。

 

「はは……」

 

 物凄く単純な解決策があったのに、それを思い付かなかったなんて…とわたしは自嘲。それからこの変な体験から一抜けすべく、わたしは立ち上がって……

 

「うひゃあ!?」

 

……コケた。つるーんと。それはもう、さっきのネプテューヌちゃんばりに、つっるーんと。

 

「え、エスちゃん!?」

「…ぷはっ!な…何これ!?なんか下…というか、お湯がぬるっとしてるんだけど!?」

「ぬるっと?エストさん、急に何を言って…いやほんとですね!?い、いつの間にこんな……」

「…あ、イリゼ達も転んだ」

 

 顔に感じる、ぬるりとした感覚。べたべたねとねとって程じゃないけど、明らかにお湯の状態が変わっている。

 そしてこちらに流れてくるのは、ぷかーっと浮いたイリゼおねーさん達。後頭部、背中、それにお尻を晒しながら流れてくる五人は…え、揃って転んだの…?

 

「うぅ、本日二度目の温泉転倒…これは二度ある事は三度あるのパターンで、その内またコケるとか…?」

「いやそれは知りませんが…な、何故湯がぬるぬるに…?」

「……あっ…もしや…」

「何か知っているんッスか、茜!」

「知ってるっていうか…確か、身を守る為にぬるぬるした粘液を出す魚っていたよね…?」

 

 ぬめる粘液を出す魚。名前は覚えてないけど、それも聞いた事がある。警戒してるのかは分からないけど、数え切れない程いる魚が粘液を出してるなら、一匹一匹は小さくても、温泉全体が滑り易い状態になっていてもおかしくない。

 

「ぅひゃ…!…こ、こんな魚がいるなんて、思いもしなかったわ…。けど、まだぬめりがあるって程度だし、落ち着いて動けば滑りなんてしない筈……!」

「セイツさん、それはフラグ──」

「おぉ、一杯出てきた」

『もうフラグ成立したぁ!?』

 

 ピーシェが制止するように突っ込むけど、時既に遅し。イリスちゃんの言葉に「まさか」と思いながら振り向けば、そこには群れの本隊が到着したとばかりに押し寄せてくる小魚の姿があって……

 

「あははははははっ!だ、駄目!駄目だって!駄目だってばぁぁっ!」

「な、何なのよこれぇ!ただの小魚なのにっ、こんな…あははははっ!」

 

 笑いながら身を捩って、笑顔で苦しそうな顔をするイリゼおねーさん。多分おんなじ顔をしているわたし。押し寄せる大群から逃げる事の出来なかったわたし達は今…くすぐりぬるぬる地獄の真っ只中だった。

 

「くぁふふっ、こ、このっ…うおわっ!?」

「び、ビッキィ下手に動くと……ふぁぁっ!む、胸の谷間にまで入ってきたぁ…!?」

「ぎ、義手のっ、付け根に…ばっか、り……っ、ぅ…あははははふふふふっ!」

 

 殺到する小魚を振り払おうとして、ビッキィは転倒。ひっくり返ったビッキィを引っ張り上げようとしたピーシェは声が裏返り…これまで笑うのを耐えていたイヴも、我慢の限界だって言うように大きな笑いを上げてしまう。

 洒落に、ならない。最初はちょっとくすぐったいかも位だった小魚の突っつきも、四方八方からずーっとされ続けたら…くすぐったくて、仕方がない。

 

「ひゃぁあははははっ!こ、こんな魚にモテたってわたしは嬉しくないぃぃいいいいっ!」

「私もえー君以外はのーせんきゅーぅうふふふふふふふふっ!ふーっ、ふーぅぅ!」

「うひゃははははっ!ふふふっ、あははははっ!む、無理ぃ!これ以上は無理だよぉぉぉぉっ!」

 

 笑いながらの悲鳴を上げるルナ。それは他人事じゃない。痛くなくても、くすぐったいだけでも、笑い続けてたら体力を持っていかれる。酷くならば、呼吸だって厳しくなる。

 

「あひっ!?あ、足の指の間って、そんなとこまでっぉははははははっ!う、恨むッスよイリゼぇぇえぇっ!」

「わ、私だって今膝の裏に殺到されてるんだからぁ!な、なんかこの魚変なとこばっかりに来てない!?脚とか胸とかお臍とか……って思ったけど普通に全身来てるねっ!変なとこだと余計気になるだけでそこのみ来てる訳じゃぉひひひひひひっ」

「い、イリゼさん長々と何を……ぴゃあぅっ!う、うなじにっ、までっ…うひゃっ、ふふっ、んぁぁ……っ!」

 

 頬を赤くして、もどかしそうに身体をくねらせるディーちゃん。ぬるりとしたお湯に濡れた状態で、そんな声を出すものだから…なんていうか、如何わしい。普段だったら「わー、ディーちゃんってばえっちぃ〜」とか言ってからかうところだけど……わたしだって同じ状態なんだからそんな余裕はない。ああぁもぉっ!どうしてこうなるのよぉぉぉぉっ!

 

「あっははははははっ!わ、わたしのお尻を狙うとは、この小魚達見る目があるね!けどここまでされたらもう容赦しないよっ!く、くふっ…このわたしをおそそそそそそそそ……」

「ネプテューヌちゃん!?ぐ、ぬぬっ…でもわたしだって…ひははっ!うひゃ、あはっ!…こうもされて、黙ってなんて……」

「ちょおっ!?え、エストさん何を…ひぁうんっ!くひゅ、ぅああ…うふはは…っ!」

 

 ついカッとなった(勿論皆の被害無視して爆破しよう的な事は考えてないけど)わたしを止めようとしたピーシェの、可愛い悲鳴。同じような笑い声が、似たような悲鳴が、粘液混じりで艶めく温泉で濡れた表情と一緒に流れっ放しで……

 

「…魚は、冷たい水の中で生活する生き物。でも、ここは熱い。つまり、これは魚ではない…?」

((……あれ…?))

 

 小魚に襲われている。皆が皆、ドクターフィッシュ…っぽい魚に殺到されている。…そう思っていた中で、一人だけ…イリスちゃんだけは、よくよく見れば違っていた。同じように突っつかれてはいるけど…執拗に襲われている感じはないというか、イリスちゃんにだけは魚の反応が淡白だった。

 

「…い、イリスちゃんだけ、どうし…うわわたしのうなじにも来た!?ちょぉっ、だからっ…くすぐったい、ってぇ…!」

「……?…魚、めっ」

「そんな事言っても魚には通じな……。…あ、そういう事!?」

『どういう事…!?』

 

 ディーちゃんので味を占めたのか、魚はわたしのうなじにまで突っついてくる。そんな中で、イリゼおねーさんはイリスちゃんの言葉に反応し……いきなりやり取りが何個か飛んだみたいな事を言い出した。多分、おねーさんの悪癖が発動したんだと思うけど…おねーさん視点じゃないと、訳が分からない…!

 

「い、イリスちゃん…今はイリスちゃんが、イリスちゃんだけはがきぼあははははははっ!」

「イリゼさんそれだと吹き出してるみたぃひひひひははははははっ!」

「…皆、楽しそう…では、ない?…救援が、必要?」

『……!』

 

 爆笑するイリゼおねーさんとビッキィを見て、わたし達の事も見て、小首を傾げながらイリスちゃんは訊いてくる。その言葉に、わたし達は思い切り、ぶんぶんぶんぶん!…と首を縦に振った。

 理由は分からないけど、イリスちゃんはわたし達程襲われていない。そんなイリスちゃんが、わたし達にとっては本当に唯一の…そして、最大の希望。

 

「分かった、イリス頑張る」

「あ、ありがとうイリスちゃん…!ま、まずは…ぁふ、くくっ…た、立てる…かな…?」

 

 こくん、とルナの言葉に頷いて、イリスちゃんは立ち上がる。っていっても、ぬめる温泉のせいでかなりふらふらしていて、立ち上がるまでには少し時間がかかっていた。

 それでも、これまで立とうとした他の人よりは早い。やっぱり魚の突っつきが苛烈じゃない分、イリスちゃんには余裕がある。

 

「イリス、立った。次はどうすればいい、ルナ」

「つ、次は…どうすればいいのかな…!?」

「くぁ、ふふっ…と、取り敢えず外に出るッスイリス…!何をするにも、温泉の中にいたんじゃ……」

 

 温泉から出るよう伝えるアイ。その判断にはわたしも同意で、太腿を抓ってくすぐったさに耐えながら、視線でそうして、とイリスちゃんに伝え……ようとしたけど、アイの言葉は、途中で途切れる。

 笑いそうになるのを堪えているのか。初めわたしはそう思った。でも、違う。言葉の途切れたアイは、笑いとくすぐったさで真っ赤になった顔とは別に、血の気が引いたような表情をしていて…わたし達も、理解する。血の気が引いた、その意味を。

 

「…は、はは……」

 

 これまでの激しい笑いとは違う、乾いた笑い声。わたしかもしれないしわたしじゃないかもしれない、誰かの…茫然としたような、そんな笑い。

 理由は簡単、考えるまでもない。先行部隊に対する本隊の様な、一気に大量に現れた小魚達。さっきのそれに匹敵するような大群が、また……駄目押しみたいに、現れ押し寄せてきたんだから。

 

『あ、あ…あぁ……──もうやだぁあぁぁぁぁあははははははははははっ!!』

 

 もう探す必要もない位の、どこを見てもひしめいている、夥しい数の小魚達。わたし達は囲まれて、完全に包囲されて、一斉に襲われて……そこから先は、思い出したくない。…いや、うん、ほんとに…思い出したく、ない…。

 

 

 

 

「…っていう事が、あってだね……」

 

 随分と…それはもう随分と男性陣を待たせてしまった私達は、やっとの事で合流し…何があったのかを、掻い摘んで説明した。細かく説明するのは、色々と恥ずかしかったから、起こった事だけを端的に伝えた。

 

「それはまた、大変だったな……」

「ドクターフィッシュはリラクゼーション効果もあると言いますが…全身襲われたとなれば、確かにリラックスどころではありませんね…」

「…ドクターフィッシュ?魚のお医者さん…?」

「バナナフィッシュの親戚みたいなものかなー」

「いや親戚どころか対極の存在じゃないそれ…」

 

 私の説明に、男性陣は皆が苦笑い。カイト君やワイト君は、同情するような事を言ってくれて…一方ネプテューヌは、ドクターフィッシュを知らないらしいイリスちゃんに適当な事を言っていた。それをイヴが半眼で突っ込んでいた。

 

「そんな事があったのなら、さぞ苦労したのだろう。大した疲労回復にはならないかもしれないが、これを食べるといいよ」

「あぁ、ありがとうございますズェピアさん…。…お、美味しい…凄まじく疲れた分、温泉卵が凄く美味しい…!」

「空腹は最高のスパイスなんて言うけど、こんな形でのスパイスは美味しくても全然嬉しくないわ……」

 

 差し出された温泉卵を、皆で食する。ビッキィの言う通り、笑い過ぎて疲れた分温泉卵はやたら美味しくて…でも、これまたセイツの言う通り、美味しくても全然気分は晴れなかった。折角用意してくれたのにごめんね、ズェピア君…。

 

「ところで、その魚は結局ドクターフィッシュだったのか?数はともかく、ドクターフィッシュだったら温泉的にはプラスの要素だよな?…ほんと、数はともかく……」

「どうなのかしらね…なんか粘液も出してたし……」

「粘液…なんか皆肌がつやつやしてるけど、それも粘液のせいか?」

『あー、それは……』

 

 なんとも言えない顔で締めたウィード君の発言に、エストちゃんが返して、続くグレイブ君も私達へと質問をしてくる。それを受けた私達は、顔を見合わせ…肩を、竦める。

 実際、私も皆もいつの間にか肌がつやつやしていた。ハリが凄く良くなっていた。それ自体は、普通にありがたい事だけど…どう、なんだろう…。

 

「粘液にそういう性質があるなら、角質食べてくれるのも含めてほんとに女の子の味方の魚な筈なんだけどねぇ…あ、えー君的には今の私どう?」

「どうも何も、確かにさっきより肌の艶は良さそうだが…評価ががらっと変わる程じゃないだろうに」

「…こーいうところは、ほんと直してほしいんだけどね……」

「茜…影君良くない、良くないよそういうの」

『うんうん』

「…そんな悪かったか…?」

「良くないね、影君。確かに推測する為の情報を殆ど開示せずに『どう?』と訊いたのなら、相手も理解してもらう努力に欠けているところだが…答えがほぼ出ている状況でのその返しは、デリカシーがないと言わざるを得ないよ」

 

 分かってた、分かってたけどさ…と肩を落とす茜の肩に手を置きながら、私は影君に良くないと返す。流石に全員ではないけど同性の皆からも首肯が続く。

 そして締めは、ズェピア君の指摘。良くないと言いつつも、伝わってほしいなら伝わる努力もしなければいけない、と先に言っている辺り…ほんと、紳士だと思う。

 

「…なんかよく分からんが、難しそうだな」

「だね…元から皆綺麗なんだし、そこまで気にしなくても良いと思うけど……」

「女心は難しいんだよ〜、二人共。でも、そういう言い方は悪くないよっ、愛月君」

「え、わわっ!?きゅ、急に撫でないでよぉ〜!」

 

 うんうん、と頷きながらネプテューヌは愛月君の頭をわしゃわしゃ〜、と撫でる。人前で恥ずかしいって事なのか、愛月君はびっくりした顔であたふたとした様子を見せる。さっきまでとは真逆のほっこりした展開に、私達も表情が緩み…セイツがぱん、と手を叩く。

 

「さ、それじゃ戻るとしましょ。折角温まったのに、いつまでもここにいたら湯冷めしちゃうし…温泉卵だけじゃ、お腹一杯にはならないもの」

「帰りもまた徒歩なんですか?わたしは別に構いませんが、今から徒歩は少し大変なのでは?」

「だよね。だから女神化して、空から一気に森を抜けようと思ってるんだけど…皆、協力してくれる?」

「がってんッス」

「えぇ、それは勿論。小さい子達にまた歩かせるのは気乗りしませんからね」

「それは、わたし達も入ってるんです…?…まぁとにかく、これだけ女神がいれば、人数が多くても問題なさそうですね」

 

 女神の皆の同意を得た事で、早速私達は女神の姿となり、皆(といっても、女神以外でも飛べたり飛ぶ手段を用意出来たりする人もいるけど)を抱えて森を抜ける。私達自身、温泉で予想外のハプニングを受けた訳だから、寄り道とかは考えないで真っ直ぐ教会への帰路に着く。

 

「…っと、そうだ。今日までの三日間は、基本皆で行動してたけど、明日からはどうする?私としては、多少なりとも神生オデッセフィアの事を知ってもらえたと思うし、皆も各々見たいものとかやりたい事があるだろうから、明日からは自由行動でも良いと思うんだけど…」

「私はそれで良いと思うな。皆で一緒に何かするのも楽しいけど、やっぱり個人的に気になるものがあるって人には、自由行動の時間もほしいだろうし」

「自由行動…それはやっぱり、神生オデッセフィア内でって事かしら?」

「遠出とか、他の国に行きたいとかならわたし達が付き添うわよ?あ、何ならそこでそのままデートしても……」

「そういう事なら、こっちのルウィーに行ってみるのもいいかもね。こっちのお姉ちゃん達は会った事あるけど、国の方は全然知らないし」

 

 そうして教会に戻り、着地して女神化も解いたところで、私は明日以降の話をする。ルナを皮切りに、皆自由行動には賛成の様で、これなら明日からも各々楽しんでくれると思う。

 

「やりたい事、か…こういう時だからこそ出来る事って思えば、色々楽しみだ」

「お、気が合うなカイト。俺も楽しみにしてた事が出来そうで、今からわくわくするぜ」

「イリスも楽しみ。でも、ここで過ごすのも悪くなさそう」

「あはは、勿論うちでまったりするのも良いよ?やりたい事をしてもらうのが一番だからね。…あ、それとまだいつの何時からってところは決まってないけど、面白い体験の準備も進めてる…というか、進めてもらってるから、それもお楽しみにね」

 

 何をするの?なんて事は訊かない。訊かずとも、それぞれにしたい事、やりたい事をしてくれるのは間違いないし、私達の付き添いが必要な事なら、皆だったらちゃんと言ってくれる筈。そう思いながら、私は皆と共に教会の建物の中へと入った。

 ここまでの三日間、皆には楽しんでもらえたと思う。ちょっとやらかした部分もあるけど、反省はしても引き摺りはしない。招いた私自身がうじうじしてたら、皆も素直に楽しめないだろうから。それにまだまだ、皆との時間は続く。続くんだから、皆にはもっと楽しんでもらって……私は作りたい。ここまでの三日間と同じように、皆との楽しい時間を、思い出を。

 

 

 

 

「……と、いう訳で新年一発目、元旦にお送りするお話もコラボとなった訳ですが…皆、どうだったかな?楽しんでもらえたかな?」

「うん、何最後の最後でとびきりのメタ発言をしてるのかなぁ!?というか、その和装どうしたの!?ネプテューヌはどっからそれを用意したの!?」

「ふふん、わたしの世界の友達にはこういう服装を普段からしてる子もいるんだよね〜」

「全く説明になってない…!こっちのネプテューヌならともかく、流石にコラボ先のネプテューヌが新年の挨拶やって締めるとかにはさせないよ!?元からこういうのほぼやってなかったんだから!」

「まあまあ落ち着いてってイリゼ。あ、因みにコラボはもうちびっとだけ続くんじゃよ」

「落ち着いてと言いつつ更にメタとパロを組み合わせたボケするのも止めてくれないかなぁ!?あぁもう、今年も宜しくお願いします!後、もうちびっとっていうかまだ結構続くからね、このコラボ!」




今回のパロディ解説

・「何か知っているんッスか、茜!」
魁!!男塾に登場するキャラの一人、雷電の台詞…ではなく、彼に質問を行う際の台詞のパロディ。これ単体だと、やはりパロディっぽく見えないですね。

・「〜〜このわたしをおそそそそそそそそ……」
ポケモンシリーズに登場するキャラの一人、アカギの台詞の一つのパロディ。ギラティナに破れた世界へ引き込まれる際の、何とも特徴的なシーンのパロディです。

・バナナフィッシュ
BANANA FISHに登場する、特殊な薬物の事。ドクターフィッシュとバナナフィッシュ…まあ、わざわざ説明するまでもなく、普通に違いますね。

・「〜〜もうちびっとだけ続くんじゃよ」
DRAGON BALLに登場するキャラの一人、亀仙人の台詞の一つのパロディ。代名詞とまでは言わずとも、割と有名な台詞ですね。前にもパロった気がしないでもないです。
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