超次元ゲイムネプテューヌ Origins Succession   作:シモツキ

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コラボエピソード あとがき

 え…っと、うん。読んでいる皆さん、初めまして…じゃ、ないよね。余程の物好きか適当に押した人でもない限り、シリーズ六作目の合同コラボのあとがきを初Originsシリーズとして読み始める人なんていないもんね。

 普通あとがきは作者さんがするもの…というか、作者さん以外する訳がないものだけど、敢えて…そしてインパクトを出す為だけに、このあとがきは私、イリゼがやる事になったんだ。いや、びっくりだよね。前代未聞だし、それで面白くなるなら良いけど、出オチになりそうな雰囲気が凄いんだもんね。

 まあ、前置きはこの位にして、早速今回のコラボの事を…皆と過ごした日々のあれこれを話していこっか。途中からは私以外も話してくれるから、期待しててね!

 

 

 

 

 

 

 はい、嘘です。あのアスキーアートが出てきそうな位に大嘘です。ごめんなさい、なんと今回はイリゼが語る形であとがきをやるよ!…というだけのネタでした。出オチでした。

 いやほら、毎回最初はよく分からないネタから始めてるじゃないですか。で、今回はどうしようかな、と考えたところ、このネタが浮かんだという…そしてこのネタでいこうかどうか迷ったものの、他のネタが思い浮かばなかったので、これにしようかな、と思ってやった…というのが事の次第です。別にネタから始めなくても良いのでは?普通に始めても良いのでは?…と思うかもしれませんし、実際それはそうなのですが…シモツキは、「これまでやってきた事」を止めるのが凄く苦手なんですよね。いざ止めてしまえば、或いは止めざるを得ない状況になれば、割とすんなりいけちゃうんですけとも。

 

 

 こほん。では、今度こそ内容に入っていきましょう。今一瞬、「内容?ないよー」というしょーもない駄洒落が浮かびましたが、それは放っておいて合同コラボの話に入っていきます。

 今回のコラボは、シリーズで二度目となる合同コラボであり、これまでの意図せず飛ばされた…という形ではなく、イリゼ達が意図して信次元に招き、問題なく全員訪れ、神生オデッセフィアを中心に濃ゆくも愉快な日々を過ごすという、かなり違うコンセプトでの話となりました。もうかなりの回数コラボをしていますが、こういう「予定通りに来て、予定通りに帰る」というのは初めてなんですよね。まぁ、途中…というか後半では結局騒動が起きている訳ですが、騒動無しだとどうしてもバトルやシリアス展開が限定的なものになってしまうので…。

 そして今回の合同コラボは、コラボとしては前回の合同コラボと似ている点が幾つかあったかな、と思います。皆で愉快に遊んだり、実は命の危機が無かったり(今回のコラボ終盤は、それはそれで危険な訳ですが)、作品としての観点でいえばメインストーリー終了後に番外編が複数あったり、この通りコラボのあとがきを一つの話として書いていたりと、今思い付くだけでもこの位はありますね。同じ合同コラボ形式で書いたから、という点も勿論ありますが。

 

 で、その合同コラボ第二弾が、結局何話かかったのかというと…本編四十六話、番外編六話、計五十二話ですね。…多い、多いよぉ…開始前の活動報告の時点で、凄く長くなるんだろうなぁとは思ってましたけど、五十話オーバーは流石に予想外ですよ…。これはもう、余裕で一つの作品として成立しますって……。…そうしたのもそうなったのも、全部私のせいですけども。

 けどじゃあ後悔してるかといえば、これまでと同じく今回も全く後悔してませんし、何ならもっと色々書きたかった位ですね。書こうと思えば書けます、でも長くなってばっかりの私でも、どこかで歯止めをかけて、そこまでにする…って事位は出来ます。その止める部分が、やたら遠いだけで。

 あ、ORを読んで下さった方なら分かると思いますが、コラボストーリーそのものは終わりでも、近い内に書く予定の作品情報(人物紹介やスキル集など)では、コラボの事も載せます。どうぞお楽しみに。

 

 さて、そんな長くなる事間違いなしだった、結果その予想以上に長くなった合同コラボを何故書いたかというと、まぁ書きたかったからですね。書きたいから企画し、書きたいから書く…当たり前ですね。これで関わってきた色んなキャラとの絡みをまた書きたい、楽しく愉快に過ごす姿を描きたい…そんな感じでございます。

 更にそこへ、OE終盤でやったあるシーンの続き…ではないですが、理由はどうあれ騒動に巻き込みっ放しで何もなし、というのは良くないよなぁと思ったり、ORの合同コラボ絡みでやっておきたい話もあったり、セイツやウィード、それに信次元のキャラ達との交流も…と色々考えて、書くに至った訳です。

 そして、もう一つの目的…或いは狙いとして、コラボキャラ達に仮想世界形成装置を使ってもらう、というのもありました。どういう事かというと、

 

1.装置を使ってもらう事で、装置に各キャラのデータが残る

2.仮想世界形成装置には、蓄積されたデータを基にシミュレーションを行う機能がある

3.今回のコラボ時のデータがある為に、2のシミュレーションにコラボキャラも登場させる事が出来る

4.1〜3より、「蓄積データからのシミュレーション」という設定(装置の設定ではなく、メタ的な意味での設定)にすれば、今後はOriginsシリーズ側、コラボ相手側それぞれの事情に縛られる事なく、好きな時、好きなようにコラボストーリーを展開出来る

 

…という、非常に都合の良い、それでいて設定上の無理もない状態を作り上げる目論見があったんです。何なら仮想世界形成装置自体が、上記の事を実現する為にOSにて先行登場させた…みたいなところありますからね。勿論好きなようにといっても今後もしその設定でやる場合は、当然相手の方の了承を受けてからやろうと思っていますし、OSの合同コラボ時のデータを基に、という設定なので、その時いなかったキャラや、その段階では無かった要素なんかは出せない訳ですが、それでもこういう設定があるのとないのとじゃ、今後の自由度が全然違いますから。…OVという、別の方向性から自由度を確保している前例もありますし。

 詰まるところ、今回の合同コラボは、これまでのコラボのエピローグ的な要素と、これから先でまたコラボをやろうと思った際の布石的な要素の両方があったとも言えます。…まぁ…仮想世界形成装置は蓄積データだけじゃなく、接続している人物の記憶から読み取る事でデータにない人物を登場させたりも出来る、という設定ですが…だったらイリゼの記憶から読み取れば、今回のコラボ無しでも上記の狙いを果たせるとも言える訳ですが…設定上は問題なくとも、それじゃあちょっと味気ない、ですもんね。

 

 

 とまあ、コラボをやろうと思った理由はこの辺りにするとして、次は恒例のキャラ語りをしましょうか。

 ですが今回、コラボキャラが十六人もいますからね。全員語っているとそれだけでどれだけ長くなるのか分からないので、今回は今回のコラボで初めて私が動かしたキャラを中心に書こうかな、と思います。

 

 まずは、ピーシェからいきましょう。原作シリーズにいるキャラであり、しかし原作そのままではない…原作では設定上有り得ない『大人になったピーシェ』ですが、彼女は後述のビッキィ同様、書くのに少し苦労しました。それは単純に、参考となる原作(いや二次創作ですけど)の問題もあるのですが、それを抜きにしても、『ピーシェだけどピーシェではない』『クールだし冷めてるけど、冷たい訳じゃない…と思いきや、そういう部分もなくはない』という、キャラクターとしての塩梅が難しかったからです。ここに更に、(殆ど登場しませんでしたが)Originsシリーズとしての『大人ピーシェ』との差を表現する必要性が出てきたりもしたので、大変でした。でも、大変だからこそピーシェの柔らかな、優しい部分を描写出来たり、逆に大人であり、クールな思考も備えているからこそ出来る(=原作ピーシェでは出来ない)戦闘での判断、みたいなのが書けた時には、その分充実感がありました。イリゼとの独特な距離感も書くのが楽しかったですね。

 

 上で名前を出しましたし、次はビッキィ・ガングニルといきましょう。彼女もピーシェと共通する、書く上での難しさはありましたが、彼女の場合はピーシェよりネタ(ギャグ)に走り易い分助かっていた感じもありますね。やはりボケを積極的に出来たり、ネタ発言(や行動)を不自然にならずに出来るキャラは助かります。その上でビッキィは元アサシン(の筈)、クールに見えて実はクールぶってるだけ、身体能力が一部ギャグめいている等、基本的な性格よりも個性の部分を主軸に言動を考えていったかな…と振り返った今は思います。ビッキィは作者さん達からの要望もあり、ピーシェと行動を共にする事が多かった訳ですが、その中でピーシェとの絡みばかりではなく、如何にして他のキャラも絡めていくか、その時ビッキィはどういう部分が前面に出るのか、そういう事も考えて書きましたね。ピーシェの部下としてのビッキィは勿論ですが、そうではない、一人の人としてのビッキィの方向でも色々やってみた…いえ、やってみようとしていた、そんな感想です。

 

 更にお次はネプテューヌ、勿論信次元の…ではなく冥次元(というか別世界)のネプテューヌです。ネプテューヌもピーシェ同様原作にあるキャラだけど、原作そのものではないキャラ…設定の話をすれば原作とはかなり違うキャラですが、彼女はすんなり書けました。何せ違う部分もあるとはいえ、基本的なキャラ…いえ、ノリはネプテューヌそのものですし。けど内面、特に本質の部分はかなり違うので、そこが難しくもありました。内面表現が難しいというより、なまじ基本的なキャラは原作ネプテューヌと同じな分、ついつい内面もそっちに引っ張られがちなんですよね。これがまたコラボの難所で、『作者本人のイメージ』と、『コラボとしてお借りした側のイメージ』には、どうしても差があって、その差は指摘されないと気付けないんですよね。だからこそ、ネプテューヌを書く事は私の中で学びもあったと思います。ORの合同コラボの時も学びがありましたし、多くのキャラをお借りする場は、普通のコラボ以上に学びも反省も多いですね。

 

 さあ、最後はズェピア・エルトナムです。何せルナ、グレイブ、愛月の三人は以前にも私の手で書かせて頂きましたからね。彼はネプテューヌとは別の意味で表面的な部分…いえ、外側と内側が大きく違うキャラであり、そこははっきりしていたので難しくはなかったのですが、逆にどれだけ差を出すかで迷いましたね。しっかり違うと分かり易い分、「やり過ぎかな?むしろ、もっと差を出した方が良いのかな?」と、それはそれで悩む訳です。外面と内面が違うといっても別々に動いている訳じゃないが為に、差が曖昧なキャラの方が誤魔化しが効き易い面がある…と思う私です。そしてズェピアは、ワイトや影…特にワイトとはまた違った方向性、違う趣での『大人の男性』らしさを出して描きました。大人の男性三人は全員達観した目線なのですが、今思えばズェピアが一番その方向性が強い…言ってしまえば達観が一周回ってる状態として書いてたかな、という感じです。その上でちょいちょいボケも挟めてい…ましたよね?挟めていた…筈です。

 

 ではここからは、上で語っていない、そしてORの合同コラボでは登場していないキャラを軽く話しますねー。話すというか、書くですが。

 一人目はエスト!彼女はOPのコラボ以来ですね。ボケも突っ込みもムードメーカーもシリアスも出来る、今思うとエストの対応力は凄まじいです。でもって、そのエストはディールと共に、イリスとの絡みが多かったですね。これはイリスの側が積極的に二人に同行していたというのもありますが、二人の側も気に掛けていた…というか、妹分的な感じにお世話していた、って感じです。

 二人目は凍結影!私が彼を書いたのは、今回のコラボ以前だと実は一話だけなんですよね。それもあってか、彼の描写は色々頑張りました。それぞれの世界観(次元観?)もあり、シリアス方面でやりたい事が沢山ありました。そういう意味では特に書くのが楽しかったとも言えますし、イリゼ以外の絡みでは、大人だけど大人らしい経験を重ねている訳じゃない、だからこその人物…ってのを表現出来たかなと思います。

 三人目は、グレイブ!コラボキャラの男性陣の中で最も常識に囚われない、ギャグにしろ話の起点にしろ自由にやってくれるキャラですね。それでいてチャンピオンという設定から冷静な思考をさせる事も出来たり、年少組らしい展開も出来たりと、かなり彼には助けられました。やはり自由奔放で無茶苦茶なキャラって、話を滑らかに動かしてくれたりボケ不足を回避してくれたりでほんと頼りになるんですよね。

 四人目は、愛月!グレイブとは対照的に、基本は常識的で子供らしい彼は、グレイブと一緒に行動してストッパー…というか突っ込み役をしていた事が多かったですが、それ以外の面では今書いた通り子供らしさ(と、それに対する周りの言動)に重点を置いていたかな、と思います。女神含め年少組はそこそこいますが、精神面含めて純粋に子供っぽく動いてくれるのは、やっぱり彼だけですし。

 五人目は、イリス!純真ながらも言動共にかなり独特なイリスは、日常パートではその独特さを活かしてボケ…というか、話に起伏を起こす(時に他のキャラが訊けない、思い付かない話の起点になる)キャラとして活躍してくれました。一方でバトルパートではまだ色々と未熟な分、そして皆が苦戦するような戦いで普通に活躍させるのは厳しい分、強さとは別の方向から出来る事はないかと模索しました。

 

…はふぅ、一気に語りました。一気に語ろうとすると疲れちゃいますね。……いや、活字ですし実際には一気に語ろうが、一人一人じっくり語ろうがそんなに変わりませんが。後、今回私、普段よりボケが少ないかもですね。これはいけない、巻き返さないと…!……という、ネタ発側を挟んだところで、もう一人語りましょう。そうです、まだ一人語っていないのです。って訳で…イヴの話を致しましょう。

 

 イヴことイヴォンヌ・ユリアンティラ。彼女は今回のコラボで唯一の、初登場のキャラです。それ故に信次元に来た目的も他の面々とは違っていて、当然イリゼ達との関係性も違う訳ですが…これ、コラボなら当たり前の事なんですよね。当たり前ですが、今回は彼女だけがそのポジション、謂わば特別な状態だった訳です。で、そのイヴですが…実のところ、彼女をどう描くかには悩みました。というのも、彼女は主人公を務めていただけあり、どういう性格で、どういう背景を持っているのかは把握出来ているのですが、イヴは物語開始時点で戦いの中且つのんびり出来ない環境におり、その後も基本騒動の渦中にいた事と、戦闘時以外も技術者としての作業をしていた事が多かったので、今回のコラボ、その前半の中心となった日常パートでイヴはどんな事をするんだろう…となった訳です。で、その結果どうなったかというと…仮想空間での、妙な噂ですね。もっとちゃんと言うなら、イヴの方からどうこうではなく、温泉での質問責めだったり、やたら可愛いが付く噂だったりに対する反応の中で、イヴの描写を作っていった感じです。

 もう一つイヴに関して語っておきたいのは、シリアス面…ですね。これはもうコラボ云々というより、私が書きたかった、見たかった事(まあ、そもそもそれをやるのがコラボですが)として、イヴがメインとなるシリアスパートを幾つか書きました。日常パートにしろシリアスにしろ、これで良かったのか、イヴの在り方的にどうなのかというのは、不安が残りますが…悪くはなかったんだろう、と信じたいです。

 

 

 では、キャラ語りはこの辺りで締めるとしましょう。まだまだ書きたい事は沢山ありますからね。もうこれは断定しちゃっていいと思うんですが、今回も絶対あとがき長くなりますよ?絶対です、間違いないです。長くなる、に賭ければ勝利間違いないですよ?賭けられたって私が出せるものは、それこそ作品位なもんですが。

 って訳で、ここからはストーリーについて書きましょう。番外編含め五十話以上ある訳ですから、ある程度取捨選択して書かないと、キリがないですね!……その取捨選択が苦手なせいで、作品が長くなる一方の私な訳ですけど。

 

 既に少し書いていますが、今回のコラボはやる事そのものに意味があるというか、『やりたい』というより『やっておきたい』という側面が多かったんです。でも勿論、やりたい、という気持ちもしっかりあって…というより、その気持ちがなければコラボで一年間近くも書いたりしませんよね。

 で、前半は主に日常でした。これまでのコラボは毎度多かれ少なかれ大変だっただろうから、今回は皆シンプルに楽しんでよ!…的な感じで、それプラス信次元と神生オデッセフィアを見てってね!…みたいな気持ちもあって、連日愉快に賑やかに過ごしてもらいました。面子が面子なので、そして人数が人数なので、すぐに収拾が付かなくなりそうでしたね。…いや、多分収拾は付いてると思います…付けられたと思います…多分……。

 こほん。そこから打って変わって後半は仮想空間での活動。仮想空間自体は最初から考えていた事なのですが、仮想空間での活動に関しては、ある方からの「バトルロイヤル形式での稼ぎ合い勝負(拾って稼ぐのも良し、別のキャラを攻撃して奪うのも良し)を見てみたい」というリクエストを受け、それを元に考えていったものです。恐らくその方が思っていたのとはかなり違う内容となってしまったと思うのですが…その方のリクエストがなければ、後半の展開は結構違ったものになっていた可能性があります。ほんとこれは感謝しないとですね。リクエストして下さり、ありがとうございました。

…因みに、仮想空間なんだからって事で、ORの合同コラボにおける試練リベンジ、みたいな感じで、今回の面子で試練の再現バージョンに挑む…的なのも考えたりはしました。あの時よりも更に実力を付けた今なら、とOR時はいなかったメンバーとも共に滑る坂を駆け上がってみるも、後一歩のところでやっぱり滑り落ち、なまじ後一歩まで登ったが為に前回以上の勢いで滑り落ちた結果、壁に跡が残るどころか上半身がぶっ刺さって大変な事になるイリゼ達…みたいなのを書くのも面白かったかもです。

 

 そして、仮想空間編の後編、後編の後編であるバトルパートは、このコラボに不足していた…というより日常パート主体ではどうしても描き切れない戦闘シーンを描く為に、コラボストーリーとしての山場を作る為にやりました。相手に関しては、味方側の戦力が整い過ぎていて普通にやるとOriginsシリーズ本編のラスボス級でも相手になるか怪しいので、各作品(コラボストーリー含む)のラスボスやラスボス級を融合させる…言うなれば相手側もコラボによって戦力増強する事で、加えてラストバトル以外はチームを分ける事で、一筋縄ではいかない戦いを作り上げました。当然ですよね、十三作品から十八人、それも本編完結後のキャラも複数いて…って形のコラボなんですから、普通のラスボス級程度じゃ敵わないってものです。

……え、ラスボスじゃなくて、主人公もいた?いたというか、その存在がこのコラボのラスボスを務めていた?…いやぁ、ある意味彼等もラスボスみたいな存在ですし。

 

 そのバトルパートに関しては、色々語りたい事があるんですよね。例えば第三十六〜第三十七話はボスにしても味方側の合体技にしても、我ながら滅茶苦茶良いの思い付いた!私冴えてるぅ!…と自画自賛したかったり、ラストバトルのロボット関連(改竄からの再構築と、そこからの各機能や武装をフル活用しての活躍)は書いててほんと燃えたり、義手の貸し渡しは仮想空間である事含めてコラボならではでは?…とまた自画自賛したり、メガマックスも仮想空間ならではでしょう?…なんて思ったり、ここだけで語りまくれます。語りまくりたいです。でもキリがないので我慢するとして…でも突っ込んでもらいたい!訊かれたいしそれに対してがっつり話したいぃぃ!誰かに訊いてほしいです、語りたいんですーっ!

 

 でも、一番語りたいのは、イリスとイヴ…ラストバトルの初めと終わり、ですかね。コラボを最後まで読んで下さった方ならお分かりの通り、ラストバトルはイリスの行動が最初にして最大の危機を覆し、亡霊の様になっても尚倒れないラスボス(闇)に対し、イヴが借りた義手の一撃で以って引導を渡す事で終わりました。

 そうです。この戦いは初めも終わりも、女神以外の存在によって決着となったのです。単なるモンスターではなく、モンスターの中でも異質な存在であるイリスが初めに道を切り開き、特異な存在でも、(技術者として優秀とはいえ)超常の力を持つ訳でもない人間のイヴが締め括る…これに伝えたいテーマがあるとかではないですが、そういうストーリーもまた良いんじゃないかな、という思いが私の中にはあったんです。そういう事が出来たバトルパートは、本当に満足です。

 

 まだまだ語りますよー。お次は…今回のコラボから誕生した、次元を超えたアイドルユニット、可憐な過激に咲き誇る華・ヴィオレンスブルームについてです!ここからはインタビュー形式で、ユニットの三人に色々と話を聞いて……は、いきません。あとがき冒頭のネタと被ってますし、普通に書きます。

 元々Originsシリーズでは時々アイドルネタをやっていましたが、結論から言えばこれもその一環ですね。コラボでもやりたいな、と思って考案しました。で、何故イリゼ、茜、アイの三人なのかというと、ヴィオレンス『ブルーム』というユニット名の通り、コンセプトは花…より正確に言うと、三人共技の名前に花を取り入れているからです。番外編でディールとエストが「withグリモアシスターズ」として一緒に舞台に立ったのも、花要素がなくもないからです。…え、いやありますよ?作者的に。作者の名前的に。

 更にはネタ程度で留まっていましたが、花というコンセプトなので、セイツも加入条件は満たしてるんですよね。セイツの技の名前には、花言葉が使われていますから。

 

 やりたいからやった、それまでだと言えばそれまでですし、他の話も結局のところ全部そうなのですが、アイドルという方向での話を行う事で、普段は見せないような、あまり見られないような姿も出せた…のかな、と思います。

 これは、カジノ回でも言える事ですね。ドレスを着たり、バニーガールになったりのシーン自体も良い…というか、それを見たくて(書きたくて)やった部分も大きいのですが、アイとズェピアのポーカーならではの駆け引きだったり、珍しくちゃんとしてる(?)グレイブだったり、ウェイトレス役を選び、その中でカジノや賭け事に対する思いを語るピーシェだったり、ORの合同コラボ同様今回も凄まじい幸運を発揮したルナだったり…そんな風に、特別な展開だからこそ描けるものも沢山あると私は思っています。

 

 では、話を戻すとして…このヴィオレンスブルームネタは、機会があればまたやりたいですね。折角設定なんかもそれなりに凝って考えたので、今回限りのネタとして終わらせるのは惜しいものです。…惜しいといえば、ブランシュネージュ・ミラージュに関する設定も実はがっつり作ってあって、それは今後書くであろうOSの機体解説で公開する予定ですが…更に作中におけるこの時の選択、行った事が、今後の信次元の軍事技術関連に少なからず影響を与えたりもするんですが…まあそれはまた、別のお話…というやつですね。

 歌って踊るのがアイドルのメインとはいえ、この面々なら他の事も出来ると思います。というより、それだけだとやる事に幅が出ませんし…身も蓋もない事を言うと、ライブシーンの描写は私としても大変ですからね…。バラエティ、ラジオ、取材に撮影、握手会……まで手を出すと、逆にどこまでやるのよ、って感じにもなりそうですが。

 何にせよ、これは私的に夢の広がるユニットですね。可愛くて魅力なんですから、OVに出張させて……というのは、流石に即決でやったりはしませんが。書いてみたい気持ちがあるのは事実ですが、流石に独断で進めたりはしません。

 

 

 それでは次は、今回のコラボで全体として意識していた事を一つ語りましょう。全体として意識していた事、それは「出来るだけ全員が集まる状況は作らない」です。これだけだと、何を伝えたいのかよく分かりませんよね。具体的な話をしていきますので、皆さんメモするように。…冗談です、メモはしなくていいです。してくれても良いですけど。

 改めまして、何故そんな事を意識したかと言うと…理由は至って単純、人数が多過ぎるからです。フルメンバーだと十八人(ウィードも含めると十九人)もいる訳ですから、全員集まったら誰が喋っているかを分かるようにするだけで一苦労な上、一人につき一回しか喋っていない(むしろ一人一回でも精一杯)みたいな状況にもなってしまうので、全員いる必要がある、集まってるに決まってる状況以外は極力面子を分散させて、一人一人をちゃんと描写出来るようにした…という事です。これに関してはOAのあとがき辺りでも触れた事がありますね。活字媒体だと、どうしても「今誰が喋っているのか(その台詞は誰のものか)」が分かり辛くなりがちな為、人数が多いというのはそれだけで執筆の難易度が上がっちゃう訳ですよ。漫画やアニメの場合は、人数が多いと作画の負担が増える訳ですし、活字媒体だから難しいんじゃなく、どの媒体でも難しい…ってところだとは思いますが。

 先程バトルパートでのチーム分けを「味方側が強過ぎる」という状況に対する対処の一つとして挙げましたが、チーム分けは各バトルに登場するキャラを四〜五人に絞る事で、個々の描写をしっかりとする、どのキャラも活躍出来るようにする…という目的もあった訳でございます。上では台詞の問題に触れましたが、動き(やっている事)についても人数が多いとその分地の文説明する事が多くなる(から地の文がやたら長く、そして説明ばかりになってしまう)か、又は説明なしで話が進む(何をしてるか分からないor何もしていない)かという、どちらにせよ作品として良くない状態になってしまうんですよね。「私が○○で△△をする!」とか、「◇◇、まさか□□を!?」…みたいに台詞で分かるようにする手もありますが、それだと細かい部分までは表現出来ませんし、地の文と違ってそういう台詞ばっかりだと違和感が凄くなりますし。

 これはコラボ関係ない、執筆全般に言える事ですが…ま、別に良いですよね。脱線したりしながらまだ続くあとがき、もう暫く付き合って下さいな。

 

 よし、バトルパートの話に戻りましたし、今さっき挙げた『キャラの活躍』についてももっと触れましょう。

 お分かりの通り、今回のコラボに登場したキャラ達の戦闘能力は、人数の多さもあってかなりばらけています。それ自体は至って当たり前の事なのですが、これの問題は、戦闘能力下位のキャラでも普通に戦える相手や状況だと、上位のキャラが本気を出せば簡単に終わってしまう(そして簡単に終わらない場合、上位のキャラは何してるんだって話になる)一方、上位のキャラでも全力を出さなきゃならないような相手や状況だと、下位のキャラは見ている事しか出来なくなる事です。当然どっちにする訳にもいきませんが、それはそうとして相手の強さ、状況の厳しさはきちんと決めなきゃいけない以上、どうするべきか……それに対する答えが、『純粋な戦闘能力以外での見せ場を作る』です。あーでも、そこまで考えた結果この答えに至ったか、と言われると微妙なところですけどね。頭の中でのみ考えて決めていった事なので、間違いなくそうだ、と言い切れる訳ではない事柄もそこそこあったりするんです。

 こほん。話を戻すとして、純粋な戦闘能力以外で…の代表例がイリスですね。ゲハバーンと闇自体の能力により全員が戦闘不能になる中、別次元のモンスター故に唯一どちらの影響も受けなかったイリスが一撃与える事で、闇自身の能力を打破し、危機を脱する…これは戦闘能力はほぼ関係ないながら、イリスにしか出来なかった、大が付くレベルの活躍ですし、それ以前のオムニバス戦でも、モンスターの言葉が分かるからこその活躍をイリスにはさせる事が出来ました。

 勿論、彼女だけではありません。弱くはないにしても、上位陣には一歩劣るであろうイヴの場合は、ズェピアと協同でシェアリングフィールドを展開する事により、ゲハバーンの影響を相殺しイリゼ達を復活させるという、これまた欠かせない活躍もしていましたし、最終盤…味方も闇もボロボロという中で戦線復帰する事により、戦闘能力の差を無くすという形も取りました。というかイヴの場合、ラストの展開(活躍)を先に決めていたが為に、戦闘能力面での活躍に悩む必要がなかった…という面もありますね。

 

 更に、上では戦闘能力以外で…と書いていますが、戦闘能力でも差別化はしていたりします。その代表がルナで、彼女は常に前に出てぶつかる(引き付ける)事や、後方から高火力の援護や治癒による支援等の、高い能力があってこその活躍はしていませんが、要所要所で瞬間的な活躍を、ルナでなければ出来ない訳ではないけど、確かな意味のある活躍をしていた…と思っています。自分にしか出来ない事ではないかもしれないけど、今自分が出来る精一杯を尽くす…それもまた、格好良い姿ではないでしょうか。それに単独での活躍は瞬間的ですが、ORの合同コラボでも行った雷炎や、イリゼ、セイツと共に同系統の技を三方向から同時に叩き付ける等、連携面ではかなり光ってくれました。

 

 さて、ここまでは戦闘能力においては決して上位ではないキャラの活躍について書きましたが、これは何も、上位ではないキャラのみに行った事ではありません。戦闘…いえ、能力全般が高いキャラを、逆に戦闘能力以外の面で活躍させたパターンもあります。それが影とズェピアですね。

 彼等は今回のコラボに参加したキャラの中で、かなり上位の能力を持っていると思います。戦闘能力以外でも色々強いキャラです。だからこそ、敢えてこの二人には直接戦闘以外の…後方から戦況を変える、変える為の準備や布石を打っていく方面での活躍に重点をおきました。そういう活躍をするキャラがいた方が展開に幅が出来ますし、キャラクター的にもそういう活躍が似合いますし、何より女神を始め、純粋な戦闘能力で活躍する予定のキャラは十分いますからね。そこが謂わば渋滞しちゃってる以上、他で活躍出来そうなキャラは、そっちに回ってほしい…みたいな部分もあった訳です。後はまぁ…この二人の場合、設定やら原作での活躍を考えると、前に出てガンガン戦われると他のキャラの見せ場を奪う可能性が…あるのかも?…というのもなくはなかった、気がします。

 

 戦闘に関して、もう少し語らせて下さいな。これは意識した事ではないのですが、コラボならではの連携が色々出来たのが楽しかったですね。上でも触れたグリモアキュレムは本当に自分で思い付いて(気付いて)テンションが上がりましたし、炎や氷など同系統属性の連携もある意味コラボならでは(基本創作って仲間同士では属性が被らないようにするものですからね)ですし、「アイが蹴りで砲弾を放つ→バックスことエースバーンが砲弾(球)を蹴って軌道を変える」という、蹴りを主体にする者同士の連携みたいな、大きな活躍にはなってはいないけど気に入っている展開…みたいなのも沢山ありました。義手の貸し渡しもそうですし、信次元の機体を駆るワイトや、うちのキャラではない、コラボキャラ同士の連携技を勝手に考える(その中でキャラ同士の共通点を探す)、設定としてはあるけど作中では使った事のないらしい技をこのコラボで使わせてもらう…今思い出しても、ここの部分は本当に色々ありますね。これもコラボの醍醐味です。

 尚且つこれは、コラボキャラと信次元のキャラでも言える事です。イヴと信次元のくろめのやり取りがその最たるものですが、他にも今回のコラボで何気に初めてディールとエストは信次元のロムやラムと一緒に遊んでいたり、冥次元のネプテューヌ、信次元のネプテューヌ、大きいネプテューヌ、ミラテューヌでネプテューヌが四人も集まった状態が生まれていたり、ネプギアを友達(対等の関係)と思っているルナと、ルナをイリゼの友達(目上の人)と思っているネプギアというやり取り及び、そこから仲良くなる流れを出来たり、この方面でも大小様々なネタや絡みを、繋がりの広がりを描けたんじゃないかと思っています。

…だから、コラボは面白いんですよね。だからコラボが好きなんですよね、私。読んだ作品、好きな作品、コラボしたいと思えた作品に対する想像や妄想、こういう事をしてみてほしい、こういう姿を見てみたい…それが叶えられたり、進める中で自分でも思ってもみなかった展開や交流が生まれたりするから、コラボは止められないんです。

 

 

 ちょっと良い事っぽいのが出たので、そろそろ締めに入るとしましょうか。

 あ、でもその前にもう一つだけ。番外編の最後(今後またリクエストが来て追加する、とかがない限り)にして、今回コラボの最後にもなったお祭り回ですが、これは最後という事で、バトルで沢山苦労して沢山頑張ってくれた皆にもう一度、愉快で賑やかな時間を過ごしてもらいたい、皆で楽しんでもらいたい、信次元での最後の思い出を明るいものにさせてあげたいという思いで書きました。最後らしい話を入れたい、という思いも勿論ありましたけどね。

 

 それでは、改めて…今回の合同コラボはこれまでコラボした全作品のキャラに参加してもらった、最大規模のものでした。当然その分大変でしたし、見ての通り一年近く掛かってしまいましたし、やっと終わった、漸く完結させられた…と思っている部分も確かにあります。

 ただこれまでと同じように、今回もまた後悔はありません。凄い疲れたけど、もっと楽に出来たら良かったのになぁとも思うけど、やって良かった、やれて良かったと断言出来るコラボでした。…いつも、そうなんですけどね。どのコラボもそうですし、本編シリーズ(というか、私の書いた全ての作品)も完結する度に思っていますし…いやぁ、ほんと私は創作活動が好きみたいですね!執筆も好きですし、時間さえあればイラストの練習がしたい私です。でもその時間がない、他でもない執筆があるから時間が取れない私です。…他にも色々やってるから時間がない、がより正確ですけども。

 

 そんな今回の合同コラボを、参加して下さった作者の皆様や、読んで下さった皆様はどう感じたでしょうか。参加して良かった、今回もまぁ面白かった…そう思ってもらえたのなら、幸いです。作品として作る以上は読んでもらいたい、それを良い、面白いと思ってもらえたいのは当然ですよね。その為に私は頑張ってますし、だから書き続けてる部分もあったりします。

 今回の合同コラボも、満足です。でも書きたかったけど書けなかった話はありますし、新たに書きたくなった話があったりもします。だからまた、コラボをしたいものですね。流石に次やるとしても暫く先…暫くの間はOriginsシリーズ本編を頑張りたいですが、いつかまたやりたいです。やりたいですし……なんならもう、本当に一つの作品として、コラボキャラの登場を前提とした本編シリーズの一つを書いてみたくもありますね。その場合も色々考えなくちゃいけないですし、これまでコラボした全作品のキャラを出すの?…と訊かれたら、その方向で物語を作るのは大変そう(私の事なので、話数が凄まじくなりそう)なので、どうしましょ…という感じですが。まあこれは、いつかやってみたいなぁ…位の話です。

 

 では、最後にご挨拶を……の前に、お知らせです。コラボ終了後も、OSは続きます。続きますが…恐らく設定集以外の話は数話程度で、その後はまた新作に移るかな…と思います。まだ断定は出来ませんけどね。そして新作に関する話はまた、OSも取り敢えずは終わらせるよ〜、という段階まで行ってからしようと思います。

 

 今回のコラボに参加して下さった皆様…いえ、きちんと全員名前を上げましょう!橘 雪華さん、Feldeltさん、S・TOMさん、ほのりんさん、ジマリスさん、Skyjack02さん、愛月 花屋敷さん、エクソダスさん、ロザミアさん、ノイズシーザー(旧ノイズスピリッツ)さん、本当にありがとうございました!皆様のおかけで、今回も私は楽しいコラボを書く事が出来ました!でも皆様に色々質問したり、意見を求めたりは人数が人数なので、今後はもっと上手くやる方法を用意したいものですね。…えぇはい、私はまだまだコラボに意欲的です。いつかまた、是非コラボしましょうね!

 一年近いコラボに付き合って下さった読者の皆様にも感謝を申し上げます!私はコラボであっても、本編でなくとも『Originsシリーズ』として楽しめるように頑張ってきたつもりですが、それでも長いなぁ…と感じた方はいると思います。上記の通り、OS自体はもうそんな長く書かないかもですが、originsシリーズはこれからも書き続けたいと思っていますので、ご期待下さい!

 

 さぁ、次話からはコラボではないOSの話に戻ります!約一年振りですが、ブランク…は当然ある訳ないので、普通に書いていきます!皆様、これからも応援して下さいねっ!

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