超次元ゲイムネプテューヌ Origins Succession 作:シモツキ
第一話 もしもの世界、もしもの時
──もしも。それは、きっと誰もが一度は思う事。もしも、○○をしていたら。もしも、△△を選んでいたら。もしも、自分が□□だったら。日常のちょっとした…次の日になれば、どうでも良いと思えてしまうような些細な事から、自分の未来を左右するような、もしそうなっていたら今いるのはまるで違う自分だったと言っても過言じゃないような事まで、誰もが自然に想像をする。想像し、期待し、夢を見て…でもそれが、現実となる事はない。時間を巻き戻す事も、違う道を選んだ可能性の世界を創り出す事も、普通の人には……女神であっても、まず出来ないのだから。
なら、もしもに思いを馳せるのは無駄な事?無意味な事?…それは違う。叶わぬ事だと、時に虚しくなるとしても、そのもしもを現実にしようと…現実を覆す事は出来なくても、次の選択の時には選ばなかった方を選べるようにしたり、現実には出来なくても架空の世界で再現する…その為の活力になるのもまた、もしもと思う気持ちだから。そして、もしも…もしも、もしもをどんな姿であろうと、形にする事が出来たのなら……それは夢のある話だって、私は思う。
*
「今日も宜しくお願いしますね、イリゼさん」
プラネタワーに訪れた私を迎えてくれたのは、ネプギア。迎えに出てくれたのは、手が空いていたから…とかではなく、元々私はネプギアに呼ばれてプラネテューヌを訪れたから。
「進捗状況はどう?順調?」
「はい!まだまだ発展途上、少しずつデータを蓄積させている段階ですけど、だからこそ一歩一歩進んでる実感があるというか……って、あれ…?進捗については、定期報告として送ってますよね…?」
「うん、それは確認してるよ。だから情報を得たかったんじゃなくて、今のはただ話を振ってみただけ」
そんな会話をしながら、プラネタワーの中を進む。エレベーターである程度登り、目的の階で降り、そこから廊下を歩いて…入ったのは、大型の機械と複数のカプセル状の機材が設置された部屋。
「さぁて、それじゃあ頑張るよ!…なんて、ね」
軽くガッツポーズをした後、私は頬を緩めてネプギアを見やる。私の冗談に、ネプギアはくすりと笑みを漏らす。ウケた…というか、笑ってくれた事に内心私はほっとして、それから設置されている機材の一つへ。
これは、先日プラネテューヌ国防軍とのシミュレーター模擬戦を行った際にも使った、仮想世界形成装置。プラネテューヌ主導で、五国家全ての協力の下進められているこの研究開発は、さっきネプギアが言った通り、今もデータ蓄積を重ねていて…試作のマシンである事や、まだ頭や精神への負荷が少なくない事から、データの蓄積は基本女神が担当する事になっていた。
因みに稼働テストやデータ収集の管理は、ネプギアが行っている。理由は勿論、ネプギア自身がやりたいからであり…他の皆にとっては大きなプロジェクトでも、ネプギアにとっては楽しい開発なんだろうね。
「今回は昨日言った通り、無意識下でのデータ収集をしたいと思ってるんですが、大丈夫ですか?」
「大丈夫だよ。ネプギア、何かあったらその時は頼むね?」
「勿論です!例え人工知能を狙う民間軍事会社の部隊が襲撃してきても、わたしに全て解決してみせます!」
「い、いや、流石にそんな事はないと思うけど…」
機械絡みという事もあってか、やけにテンションの高いネプギアに苦笑した後、私は機材の中へと身体を寝かせる。
無意識下のデータ収集。こう表現すると仰々しいけど、要は寝ているような状態で意識を仮想世界に飛ばすという事。模擬戦の時みたいな記憶の引き継ぎは出来ないけど、それも夢を見ているようなものと思えば、そうは気にならない。
(今回は、どんな仮想世界になるのかな…)
まだ発展途上なこの機械では、シミュレーターに同期させる事は出来ても、任意の仮想世界を作る事は出来ない。設定入力である程度の方向性を決められるのがせいぜいで…だからこそ、どんな世界になるのか少しだけ楽しみでもある。…ま、忘れちゃう訳だからログデータで、情報として確認する事しか出来ないんだけどね。
「では、始めます。力を抜いて、楽にしていて下さいね」
ネプギアの言葉に返事をしたところで、機材の可動部…蓋に当たる部位が降りる。ゆっくりと息を吐き、閉まったところで私も瞼を閉じる。
これから始まるのは、現実じゃない世界の体験。実体のない、架空の…だけど根底には現実がある──もしもの世界。
*
…………。
………………。
……………………。
「…イリゼちゃん?」
「…うぇ……?」
呼び掛けられる。名前を、呼ばれる。はっとした直後、何だろうと思って声のした方向を見ると、四つの顔が、四人の顔が、私を見ていた。
「…え、と…どうか、した…?」
「どう、っていうか…イリゼちゃんが、何だかぼーっとしてるみたいだったから…」
「歩きながらぼーっとするとか、危ないから止めなさいよね」
「…イリゼちゃん、つかれてるの…?(じー)」
「あ、わかった!おなかすいたなぁ、ごはん食べたいなぁ…って思ってたんでしょ〜」
何だろうかと思って訊き返すと、三者三様ならぬ、四者四様の反応が返ってくる。
大丈夫?と言うように私を気にかける声と、軽く呆れている声と、不思議そうにしている声と、ちょっぴり笑いが混じった声。どの声も、私を見るどの表情も、ぼーっとしていた(らしい)私への怪訝さはあっても、警戒心や不信感は浮かんでいなくて……
「……ネプギア、ユニ、ロム、ラム…」
『……?』
「…私達って、何をしてたんだっけ…?」
「え…?な、何って……」
「お姉ちゃん達を助ける為の、最後の作戦会議をしたところでしょ?…ほんとに大丈夫…?」
声に出す事で、はっきりと認識する。私を見る、四人の女の子が誰なのかを。問いに対する答えを受ける事で、しっかりと思い出す。自分がこれまでしてきた事を。
そうだ。さっきまで私は、皆の姉を…この信次元に存在する四大国家、その守護女神を助け、取り戻す作戦の話をしていたんだ。守護女神の妹、女神候補生である四人や、守護女神の皆さんの仲間、皆としてきた旅で得た仲間、それに国防軍を始めとする各国の人達と共に行う、守護女神の奪還であり犯罪組織を壊滅に追い込む為の、作戦の話を。
そして…私はイリゼ。記憶のない、守護する国家もない……ネプギア達と出会うまで、ずっと地下で眠り続けていた女神。
「あ、あはは…大丈夫だとは思うけど、何だろうね…ラムの言う通り、お腹空いてるのかな…」
「ふふん、やっぱりね!このめいたんていラムちゃんの目はごまかせないのよ!」
「…ラムちゃんも、おなか空いてるの?」
「うんっ!…あ……」
自分はそんな食いしん坊キャラじゃなかった筈なんだけどなぁと思いつつ、お茶を濁すように答えると、自分の思った通りだとばかりにラムが胸を張る。でもどうやら、推理や推測ではなく、自分もお腹が空いていたから、というのが真実らしくて…双子の姉にそれを見抜かれたラムは、普通に返してしまってからはっとした顔をしていた。
何とも子供らしいラムの反応に、私はネプギア、ユニと共に苦笑い。同じ女神候補生でも、ネプギアやユニと、ロムラムとは見た目も中身も年齢差が(女神に年齢、っていうのも変だけど)あって…そんな二人より、更に私は背が高い。…精神?精神もまぁ…この中じゃ、一番大人ではあるかなぁ。……多分。
「んー…今日はもうゆっくりして、英気を養ってほしいっていーすんさんに言われてるし、ちょっとお出掛けして外で何か食べる?」
「あ、いいね。私は賛成だよ」
「わたしも、さんせー(こくこく)」
私やラムの発言を受けて、ネプギアが軽いお出掛けを提案。何だかほんとにお腹が空いてきた気がする私がまず賛成すると、ラムの事を思ってかロムも賛成し、そのままユニとラムも賛成した事で外に行ってみる事に決定。早速私達は今いる場所、プラネタワーからプラネテューヌの街へと出る。
「なんか、こうして普通に街を歩くのも久し振りだなぁ…」
「ま、そうよね。お姉ちゃん達に逃がしてもらってからはずっと、それが心に残ってた訳だし。勿論今も、まだ助けられた訳じゃないけど……」
「きっと助けられる、絶対お姉ちゃん達を取り戻せる…そう思えるもんね」
先頭を歩くネプギアは、後ろで軽く指を絡ませながらぽつりと呟く。すると斜め後ろのユニが、同意を示すように言葉を紡ぎ…それを受けたネプギアは、くるりと振り向いてユニに微笑む。
不意打ちのような、ネプギアの笑顔。あ、可愛いと感じる私だけど、ユニはその笑顔に照れてしまったみたいで、ちょっと顔を赤くしながらそっぽを向く。…普通に頷けば良いのに、ユニってば素直じゃないなぁ。
「ネプギアちゃん、どこに行くの?」
「行こうと思ってるのは、行きつけ…って程じゃないけど、何回か行った事のある喫茶店だよ。皆はここが良いって所ある?」
「え、どこに何のおみせがあるか知らないんだけど」
「あっ…だ、だよね…あはは……」
さらっと返したラムの言葉に、しまったとばかりの苦笑いをするネプギア。普段は幼さ故に的外れな事を言ったりもするラムだけど、今回は100%ご尤もな発言。
「ふふっ。ネプギアって、しっかりしてるっぽいのにちょっと抜けてる…っていうか、うっかり屋なところあるよね」
「うぅ…それは言わないで……」
「でも、そんなところも可愛いって私は思うよ。そこがネプギアの親しみ易さにも繋がってるんだしさ」
「…そう、かな?」
「そうだよ。そういうネプギアだから、私は友達になりたいって思ったし、支えたいとも思ったんだから」
普段は真面目で、ちゃんと考えて行動出来るネプギアだけど、こんな感じで時々うっかり屋さんな面が出てくる。それは女神…国を治める存在としては、欠点なのかもしれないけど……私はそれを、悪いとは思わない。むしろこれも、魅力の一つだって私は思う。
今でもよく覚えている。目覚めた後すぐ戦いになって、一先ずネプギア…それにコンパさん、アイエフさんと共闘した後、記憶のない私は皆の厚意でプラネタワーに招待された。それから私は記憶の手掛かりを探す為に、ネプギア達の旅に協力を申し出た。それは記憶の為だけじゃなく、今の信次元に起きている事を知らんぷりなんて出来なかったから…多分女神としての私が、放っておいちゃ駄目だと感じたからっていうのもあるんだけど、同意にネプギアの存在も大きかった…って、そう思ってる。優しくて、頑張り屋で…でもどこか自信なさげで、不安げな…良い意味で国の長っぽくない、身近に感じられるネプギアだったからこそ、私は共に行きたいと…側にいてあげたいと、感じたんだから。
そしてその思いを表現するように、私は笑う。さっきまでは恥ずかしそうにしていたネプギアも、私の思いが伝わったようで、少しずつ表情が緩んでいき……
「……しっかりしてそうだけど、実はうっかりって、イリゼもそうじゃない?」
「イリゼもっていうか、イリゼの方がそのイメージあるわね…話の序盤がすっぽ抜けたまま、その続きをいきなり言い始める事が時々あるし、リーンボックスの時なんか意気揚々とステージに向かったと思ったら、記憶喪失で歌なんてほぼ覚えてない事に失念していたなんていう、びっくりな出来事があったりもしたし……」
「ぐふっ……」
「わぁぁ!い、イリゼちゃん大丈夫!?」
……そんなタイミングで交わされたユニとラムのやり取りが、私の心に突き刺さった。…聞こえてるよ…ひそひそ話が思いっ切り聞こえちゃってるよぉぉ…!
「イリゼちゃん、よしよし」
「うぅぅ…ありがとねロム…(でも、これはこれで複雑ぅ…)」
背伸びをし、慰めるように頭を撫でてくれるロムの手。ネプギアに負けず劣らずロムも優しくて、無垢なロムの言動は常日頃から私達を癒してくれる…んだけど、自分よりも30㎝近く背の低い子に…それも友達に撫でられるというのは、中々に複雑なものがあった。…うぅ、ほんとに私は傷心だよ…早く、早く甘いものか何か食べたい……。
「あぁ、イリゼちゃんがどよーんとしちゃった…もう、駄目だよ皆。イリゼちゃんは軽く受け流すのが苦手なんだから」
「…ネプギア、アンタイリゼを気遣ってるつもりなんだろうけど、それトドメにしかなってないからね…」
「え?…あ"…イリゼちゃんが感情のない目で、何もない方向見てる……」
…………。
…あ、小鳥飛んでる…小鳥可愛いなぁ…。…「ことり」って、それ自体に意味がある言葉としては割とキャラクターの名前に使われてるよね…炎の精霊とか、スクールアイドルとか、アイドル事務所の事務員とか…。
とかなんとか思っていたら、気付いた時にはもう喫茶店の前にいた。あれ?…と思った私だけど、まぁ元々来るつもりだったし…と思い直して、皆と共に喫茶店の中へ。
「なーにっにしよっかな〜」
「ネプギアちゃんは、どれにするの?」
「わたしは…うん、ショートケーキにしよっと」
椅子に座り、ぱたぱたと脚を揺らすラムと、メニューをテーブル上に開いたままネプギアへと訊くロム。私は…ミルクレープにしようかな。
「…あ、そういえば…旅の中でも思ってたんだけど、候補生、って言っても女神な訳だし、生活環境としては最上位に位置してるよね。だったらこういう普通のお店って、物珍しかったり、物足りなく感じたりするんじゃないの?」
「…そんなこと、ないよ?(ふるふる)」
「アタシもないわね。というか多分、どの国もだと思うけど、女神はそんな豪勢な暮らしはしてないのよ。自分の国の『普通』が分からなくならないように、ってね」
勿論、生活環境は別だけどね、とユニは付け加える。だから物珍しさ、物足りなさは特に感じないのだと、私に説明してくれる。
それは、納得のいく理由だった。皆が街の人達と自然に話していたり、その街の人達と同じ物を活用する時も不満を持たないどころか、それを当たり前の事のようにしていたのも、それを『普通』と思うような生活を普段からしてるって事なら、そうだよね、と頷ける。
「そっかぁ…。…私、やっぱり全然知らないんだな…私も一応、女神なのに……」
国民の意識との乖離が起こらないよう生活を自制するなんて、立派な心掛けだなぁと感心する一方、少しだけ私は情けなさのような、虚しさのような感情を抱く。
私は自分を、女神だと思っている。女神化出来たり、武器やプロセッサユニットがシェアエナジーで構成されている事からして、多分これは間違いない。でも世界の記録者でもあるプラネテューヌの教祖、イストワールさんが私の事については上手く調べられないというのと、私自身が記憶喪失で確かな事は何も分からないせいで、女神であると確信が持てない。それに…もし本当に女神だったとしても、私は何も知らない。女神の在り方も、国の長としての意識も、何気ない普段の生活も…何一つ知らないのが、私。記憶喪失なんだから仕方ない、ネプギア達女神候補生とも、そのお姉さん達守護女神とも違う立場なんだから、分からないのも当然の事…そう思えばきっと楽だけど、そんな風に思う事も私には出来なくて……
「もー、なんでこれからケーキ食べるのに、そんなかおしてるのよ」
「うぇっ!?りゃ、りゃむ…!?」
そんな風に私が思っている中、不意に頬に感じた刺激。突然過ぎる事にびっくりする中、ラムの声が聞こえて…そのラムが、私の両頬をむにむにと引っ張っていた。不意打ちほっぺむにむにだった。
「わっ、イリゼのほっぺすごくぷにぷに…ねね、ロムちゃんもさわってみて!」
「すごくぷにぷに…?…わぁ……!(つんつん)」
「ひょ、ひょっとぉ……!」
むにむにし始めるや否やラムは目を丸くし、ロムを呼ぶ。するとぷにぷに、という言葉に心惹かれた様子のロムまで私の側に来て、興味津々な顔で私の頬を突っついてきた。
むにむに、つんつん。つんつん、むにむに。痛くはないけど、左右から頬を弄られまくるなんて…こう…「むぅぅ…!」…ってなる。しかも助けを求めてネプギアとユニを見たのに、二人はのんびりした雰囲気でこっちを見ていて…むぅ、むぅぅぅぅ…!
「はー、たのしかった〜」
「うん、たのしかった(ほっこり)」
「無許可で人の頬を玩具にしないでよ……。ネプギアとユニも見てるだけだし…なんか私、不当に弄られてる気がする…」
「あはは…ごめんね、和む光景だったからつい……」
「不当に弄られるって…なんかそれだと、正当な弄りもあるみたいになるわね…」
「そんな言葉尻を捉えなくていいから……」
今の姿も、女神の姿も私が一番大人な筈なのに…と口を尖らせる私。でもすぐに、ここで見た目を誇示しても虚しいだけだと気付いて、がっくりと肩を落とす。
…とまぁ、そんなこんなでやり取りをしていたところで、私達の頼んでいた注文が運ばれてくる。私はミルクレープでネプギアはショートケーキ、ユニはガトーショコラで、ロムもラムはそれぞれバニラアイスとストロベリーアイス。色とりどりのスイーツがテーブルに並んでいるのは、それだけで何だか良い気分。
「それじゃあ皆、食べよっか」
「だね。頂きまーす」
ネプギアの呼び掛けに応じる形で、私は手を合わせる。フォークでミルクレープで一口分切り、それを口に運び…次の瞬間、口の中で広がっていくのはクリームの甘さ。
濃厚な甘みと、生地の心地良い食感。まだ一口目なのに、もう心は満たされるようで…自然と頬も緩んでいく。
「んっ…やっぱりガトーショコラは、甘さの中にちょっぴりほろ苦さがあるのが良いのよね」
「ラムちゃん、バニラも一口食べてみる…?」
「食べるー!ロムちゃんも、ストロベリー一口どーぞっ」
皆も自分の…更にはあげっこしたスイーツに舌鼓。国の長で、女神でもある皆だけど、こうして食べる姿は見た目相応の女の子で…ミルクレープを食べながら、私は思い出す。
今でこそ友達になれている皆だけど、その道のりは大変だった。ユニはネプギアと衝突し、最終的には決闘をするまでになっちゃったし、ロムとラムも出会って(ネプギア達は元々面識があった訳だけど)早々に仕掛けてくるしで、何度「君達仲間なんだよね!?四ヶ国って友好条約結んでるんだよねぇ!?」と思った事か分からない。
(…それでも、今はこうして、仲良くスイーツを囲める仲になったんだもんね)
間違いなく、それぞれの国に行った時点でのネプギア達は、良好な関係じゃなかった。知らない事ばっかりな私は、仲を取り持つなんて器用な真似は出来なかった。
でも、ネプギアは諦めなかった。姉を助ける為に、皆の協力は欠かせないっていう事情や、コンパさんやアイエフさん、旅に同行してくれる事になった皆の支えがあった上での事でもあるんだろうけど…だとしても、ネプギアが諦めてしまっていたら、今ここにある光景はきっと生まれていなかった。
そして、ネプギアだけじゃなく、三人もまた歩み寄ったから、ネプギアの思いに応えたから、皆は信頼し合える関係に、友達になれた。ユニはちょっと皮肉屋の面があって、ラムも変にネプギアやユニと張り合ったり、そのユニがラムを軽く煽り、ラムもユニに突っかかって…なんていう事も時々あるけど、それをひっくるめて皆は友達だって、私は思う。
「あ、今度はさっきよりいいかおね。もう一回むにむにする?」
「なんで!?い、良い顔ならむにむにしなくて良いじゃん!…いや良い顔じゃなくてもむにむにはしないでよね!?」
さも当然のように出てきた「またむにむにする?」に、私は思わず全力突っ込み。私としては抗議の意図も込めた突っ込みだったけど、ラムはむしろ愉快そうで…なんでラムは、こんなに私にばっかりからかってくるの…。
「そりゃさっきネプギアも言ってたけど、イリゼは反応が面白…こほん。反応に手抜きがないからじゃない?」
「今面白いって言いかけたよね…!?しかも地の文まで読んでない…!?」
「…ね?こんな反応してくれるなら、ラムがからかいたくなるのも分かるでしょ」
「うぐっ……」
確かにそうかも…なんて思ってしまったものだから、私は言い返せない。それに今の口振りからして、ユニは私の反応を完全に予想していた。つまり、それ位私は分かり易いって訳で…うぅ、流石に凹みそうだよ……。
「…ま、でも無愛想な性格よりはずっと良いって思うわ。女神としても、接し易いのは大事だろうし」
「良くない性格よりはマシって…そんな弱いフォローで気分が好転する程、私は単純じゃないからね…?」
「あ、あはははは……でも、わたしはイリゼちゃんの性格、好きだよ?ちょっとした話でも最後までしっかり聞いてくれるし、いつも目の前の事に手を抜かないのって、格好良いなと思うもん」
「ネプギア…うぅ、私もネプギアの優しくて誠実なところ、大好きだよ…!」
ダメージを負った私の心は、ネプギアの優しさ溢れる言葉に救われる。たかが言葉、されど言葉。ちょっとした一言で傷付く事もあれば、何気ない発言が心を癒してくれる事もあるんだよ…!
……まぁ、それはともかく、ミルクレープ食べて一回落ち着こうかな。なんかさっきから、精神状態が右往左往してるし。
「はふぅ…そういえば、皆知ってる?クレープって、薄いパンケーキの事なんだよ?」
「ほぇ?じゃあ、イリゼちゃんは今、パンケーキを食べてるの…?(ぱちくり)」
「言われてみると、クレープとパンケーキって、見た目も作り方も似てるわね…」
「でしょ?ミルクレープにしたのも、最近それを知ったからなんだよね」
「…って事は、ホットケーキミックスでクレープ作る事も出来るのかな?」
「出来るみたいだよ。でも、クレープっていうとお店とか屋台で買うイメージあるし、印象として難しそうだよねぇ…」
フォークで刺した一口分のミルクレープを持ち上げながら、調べようと思った訳じゃなく、偶々知った知識を披露する私。偶々知っただけなんだから、別に凄くも何ともないけど、皆の「へぇ〜」って顔を見るとなんだか鼻高々な気分になる。でもほんと、買って食べるしかないと思ってた物が、実は家(私達の場合はプラネタワーとか教会だけど)で作れるなんて、ちょっと夢のある話だよね。まあ、私は料理なんて全然した事ないし、そんな私が上手く作れるとは思わないけど…。
「…おうちで作れるなら…おねえちゃんといっしょに、作ってみたいな……」
「…わたしも。おねえちゃんと、いっぱい色んなことしたい……」
「…うん、そうだね。その為にも、頑張らなくっちゃ」
「その為に、お姉ちゃん達を助ける為に、アタシ達は進んできたんだものね。諦めなんて、しないわ」
数秒間の沈黙と、呟くように漏れたロムの言葉。その言葉に続くように、ラムやネプギア、ユニも思いを口にし…頷き合う。それはただの願いじゃないと、自分達で叶えるんだと、そんな意思を瞳に浮かべて。
「私も、力になるよ。私だって、このままで良いとは思わないし…皆は私の、友達だから」
皆と私じゃ、抱く思いは違う。同じ女神でも、立場や境遇が異なっているんだから、当たり前で…だけど友情は、友達だって思いは同じ。だから、力になりたいんだって…私も皆に、頷いた。
「…って、喫茶店で、ケーキやアイス食べながらする会話じゃないわね」
「じゃ、どこで何しながらならいいわけ?」
「何やその返し…そういうのを、揚げ足を取るっていうのよ」
「あげあし…フライドチキン?」
「あ、上手いねロムちゃん。…あっ、わたしも上手いと美味いを掛けてて中々「いやネプギアはそんな上手くないから」「うん、うまくないわね」がーん!ユニちゃんもラムちゃんも厳しい……」
「わ…私は上手いと思うよ、ネプギア…!ネプギアは美味いじゃなくて、美味しいって言うイメージだけど…」
「イリゼちゃん…前半は嬉しいけど、後半は何かズレてる気が……」
ミスマッチ甚だしい、と苦笑しながら肩を竦めたユニを皮切りに、これまでとは一転して和やかな、緩い…とも違う、でも賑やかな会話が始まる。ラムがちょっとユニに突っかかって、ユニはそれに余裕を残したまま返して、ロムは何とも純粋そうな発想をして、ネプギアは…こう、ちょっとズレた発言をするという、これまでの旅の中でも見てきた光景、やり取りが今日も繰り広げられる。そしてその中には私もいて、私も私で微妙に的外れな事を……
「…って、自分で的外れって認めちゃ駄目じゃん…!虚しいだけだよ…!?」
『……?』
「あ……こ、こほん。もう少ししたら、お店出ようか。もう皆、残り少しだしさ」
思わずやってしまった恥ずかしいミスを誤魔化すように咳払いした私は、もう少ししたら出ようかと皆に伝える。咳払いは誤魔化しの為だけど、出ようというのは別に誤魔化しじゃなく、粘るようにお店に留まるのは悪いかなって思ったから。皆にもそれは伝わったらしく、私は最後の一口を、皆も残りを口へと運び、最後までそれぞれが求めた甘さを味わい…私達は、お会計してお店を出る。
「今の喫茶店、良かったね。広いしプラネタワーからも近いから、今度はパーティーの皆と来るのも良いかも」
「ふふっ。実はあそこ、お姉ちゃんに教えてもらったんだけど、お姉ちゃん達も皆で来たりするお店なんだよ?」
「と、いう事は…女神一行御用達のお店になるのかな?」
確かにそうかも、と歩きながら私達は笑う。私の事は勿論、ネプギア達の事も今は人の姿だからかお店の人は気付いてなかったし、となるとあのお店は、店員さん達が知らぬ間に女神御用達の店舗となっている可能性がある。で、もしも何かのタイミングで知ったとしたら…まあ、物凄く驚くのは間違いないだろうね。
「この後は、どうするの…?もう、かえる…?」
「そうだねぇ…体調は万全にしておきたいし、どこかで疲れちゃったりしないよう帰ろっか。プラネタワーの中でも、遊べるしさ」
「あ、わたしゲームやりたい!ネプギアとユニ、イリゼにわたしのすごさを見せてあげるわ!」
「はいはい、けど自分が得意なゲームがなくても知らないわよ」
軽いやり取りを交わして、私達はプラネタワーへと戻っていく。
各国を回る旅は、同じ女神候補生の皆に協力を求める事が理由だった訳だけど、同時に各国で女神候補生が活躍し、その姿を見てもらう事で、それぞれの国の人を元気付けるという目的もあった。守護女神の皆さんがした旅を再現する側面もあったのが、私の同行した旅であり…その甲斐あってか、目覚めた後に連れてきてもらった時よりも、プラネテューヌの街は活気がある…ような、気もする。
…なんて事を思いながら、歩く道中。プラネタワーが近くなってきたところで、ふと思い出したようにネプギアが言う。
「…そうだ。イリゼちゃん、記憶の方はどう?何か、思い出せた?」
軽い気持ち…ではないだろうけど、あくまでただ訊いてみただけのような、ネプギアの声音。単に、本当にただ気になっただけかもしれないし、私を気遣い敢えて軽めに訊いてくれたのかもしれない。
そんなネプギアの問いに対し、私は首を横に振る。まだ何も思い出せていないのだと動きで示す。
「こう、知識の面は問題ないし、戦闘技能なんかも覚えてる…覚えてる?で、いいのかなこれは…覚えてるっていうか、『分かる』って感覚もするし…まあとにかく、そっち方面はしっかりしてるのに…駄目だね。記憶…思い出は、今も全然思い出せない」
「そっ、か…ごめんね、全然力になれなくて……」
「ううん、気にしないで。…と、いうか…コンパさんも言ってたけど、記憶喪失は『こうすれば治る』って明確に言えるものがないらしいんだから、気にする事なんてないよ」
申し訳なさそうにするネプギアに、もう一度私は首を振る。ネプギアは私の記憶喪失に一切関わっていないんだから、負い目を感じる事なんて微塵もない。
「記憶…イリゼって、地下で眠ってたんでしょ?アタシ達の周りでも、イリゼを知ってる人は誰もいなかった訳だし、かなり昔の時代の女神だったりするのかしら…」
「ってことは…イリゼはおばーちゃん?」
「うん、止めて…仮にその通りだとしても、お婆ちゃん呼ばわりは辛いから……」
ユニの言う通り、これまで私の事を知っているという人には出会えていない。女神であるなら、教祖の皆さんを初めとする教会の人達は詳しい筈だけど、それでも誰も知らないという事は、何代も前の女神…って事かもしれない。でも仮にそうだとしても、あんな場所で眠っていた理由がよく分からないし、何よりそうなると今の時代に私の知り合いは、記憶を失う前の私と繋がりを持つ人はいないって事にもなる訳で……辛い。記憶が戻らないのも辛いけど、私は本来いた時代から取り残されて、たった一人なんだって思えてしまうのは凄く辛くて……
「…イリゼちゃん、だいじょうぶ…?」
「あ……」
気付けばロムが、心配そうに私を見ていた。ロムだけじゃなく、ネプギアやユニ、ラムも私の事を案じるような顔をしていて…あはは、駄目だな…自分から落ち込んで、それで皆に心配させるんじゃ…。
「ご、ごめんね皆。えと…でも、大丈夫!記憶は戻ってないけど、体調が悪い訳じゃないし、記憶が戻らないからって皆への協力を止めるつもりは……」
「…無理、しなくていいからね」
「え…?」
これ以上心配かけまいと声のトーンを上げ、大丈夫だと私は返す。けどそんな私の前に出て、ネプギアは私の手を握る。両手で両手を握って、無理しないでと私に言う。
「わたしは記憶喪失じゃないし、お姉ちゃんも記憶喪失に対しては前向きなスタンスだから、感じる事しか出来ないけど…それでも、イリゼちゃんの辛い気持ちは分かるから。一緒に旅をしてきて、一緒に色んな事をして、一緒に悩んだり笑ったりもして…イリゼちゃんの過去は分からなくても、今のイリゼちゃんの事は知ってるから」
「……っ…ネプ、ギア…」
「…そうね。お姉ちゃん達がそうだったように、今はアタシ達も仲間として、同じものを目指して力を合わせてるの。…イリゼだって、仲間でしょ?だから、何でもかんでも話せとは言わないけど…無理に隠す必要なんてないわ」
「うん。イリゼちゃんは、いつものやさしい顔をしてたほうが…ずっと、いいよ」
「じゃないと、またむにむにしちゃうわよ?…くらーい顔してたって、いいことなんて何もないんだから」
じっと私の目を見つめた、心からのものだと分かるネプギアの言葉。分かる事は出来なくても、感じる事は出来るって…記憶喪失の、一緒に日々を重ねてきた私の事は知っているって、ネプギアは言う。私に、言ってくれる。
それだけじゃない。一つ頷いたユニは腕を組みつつも柔らかな顔で、ロムは静かに…でも優しい声で、ラムはちょっと笑った後に真剣な表情を浮かべて、三人も私に声を掛けてくれた。…皆、私を見ている。私を見つめてくれている。今ここにいる…皆の仲間で、友達の私を。
「…み、皆…皆ぁ……!」
「うわわっ!?い、イリゼちゃん泣きそうなの!?じゃ、じゃあハンカチ……」
「うぅ…だ、大丈夫…流石に往来で泣き出す事はしないから…」
感極まる思いに、私は目頭が熱くなる。でもここで泣くのは幾ら何でも恥ずかしい、と何とか堪え、ぴっとネプギアに右掌を軽く突き出す。
あぁ、そうだ。記憶が戻る気配はない。私を知る人もいない。でも…私は一人じゃない。記憶の事を考えると凄く辛いし、このまま戻らないままだったらと思うと怖くて仕方ないけど、私には私を思ってくれる皆がいる。…それは、どんなに嬉しい事か。それが、どんなに心強い事か。
「そうだよね…ありがとう皆、私無理はしないから。悩んだ時は、ちゃんと話すから」
「うん。話を聞いたり、一緒に考える事なら、わたしにだって力になれるからね!」
そう言って、ネプギアは右腕で力瘤を作るようなジェスチャーをし、左手をその二の腕へと乗せる。ネプギアの服装は袖に余裕のあるものだから、どの位の力瘤が出来ているか以前に、力瘤が出来てるかどうかも分からないものだったけど…その分(?)ネプギアのジェスチャーは可愛らしく見えた。
そして気付けばもう、私達はプラネタワーの前。この後は…あ、ゲームの話が出てたね。
「…ね、皆。さっきも話したけど…これからの為にも、これからしたい事の為にも、負けられないよね」
「負けられない、じゃなくて勝つ、でしょ?」
「ラムちゃん、ネプギアちゃん、ユニちゃん、イリゼちゃん…がんばろう、ね(ぐっ)」
「わたしたちはあの時よりずっとつよくなってるんだから、ぜったいかつに決まってるわ!」
「それに、今は私も、他の皆もいるからね。…勝とう、勝ってまた…今度はもっと沢山人を呼んで、また食べに行こう」
まるで、これから決戦に向かうような私達のやり取り。それは皆意識してるのか、言い終わった後に肩を竦めて、皆同じ事考えてたんだって気付いて、くすくすと小さく笑い合う。
戦いは、何が起こるか分からない。未来と同じで、些細な事で変わってしまう。…だとしても、勝つんだって思いは、決意は、無駄じゃない。それは勇気に、底力に…諦めない意思に、なってくれる。私はそう信じている。
思いを固く決めながら、私達はプラネタワーの中に戻る。決めた思いは心の中に残しておきつつも、まずは目の前の戦い…ゲーム対決に闘志を燃やす。皆との時間を、共に過ごす。それが私……記憶喪失の女神、女神候補生皆の友達…今ここにいる、イリゼだから。
*
…………。
………………。
……………………。
「…イリゼさん、お疲れです」
──目を開けた時、聞こえたのはネプギアの声。それと同時に蓋が開き、私は機材の中から身体を起こす。
「んー……ふぅ。いつも思うけど、なんか変な感じだね。寝てたような気がするのに、全然休めた感じはないっていうか…」
「あはは、実際寝てた訳じゃないですからね。感覚的には近くても、本当は仮想世界の中で意識が活動し続けてたんですし」
伸びをした後、何か違うんだよなぁ…と私は肩を竦める。ネプギアも肩を竦めて、尚且つ苦笑。
そう。今まで私は、仮想世界生成装置の中で、データ収集・蓄積の為の活動をしていた。それは、間違いない事だけど……
(…うー、ん…やっぱり何も覚えてないなぁ……)
意識を集中させても、頭を捻っても、まるで思い出せない。前の模擬戦の時みたいに記憶を持続させる仕様もあるけど、今回のは記憶が残らない仕様での活動であり、それを含めて仮想世界で活動してきたというより、眠っていたという感覚が近い。ほら、夢だって何か見ていた気はするけど思い出せなかったり、思い出せても部分的だったりするでしょ?あ…それに夢って、実は一度の睡眠で複数見てたりするらしいね。
「…って、私は誰に何の余談をしてるんだか……」
「…余談?」
「あ……こ、こほん。何でもないよ、何でも。…うん?」
ついやってしまった悪癖を誤魔化すように、私は咳払い……をしたところで、ふっと違和感…或いは既視感のようなものを覚える。何故かは分からない。でも、そんな感じがあって…むぅ、気になる…。
「イリゼさん、大丈夫ですか?もしかして、何か具合が悪かったり?」
「…っと、ううん。別にそういう訳じゃないの。ただちょっと、些細な事が気になって…」
「些細な事?…もしかして、仮想世界で体験してきた内容です?」
「それもそうだけど…って、ネプギア?なんかちょっと、楽しそうな顔してない?」
まだ試作機でありデータ収集中の機械を使った後なんだから、ネプギアが何か問題はなかったかと気にしているのは当然の事。そのタイミングで考え事をするのは良くないな、と思って言葉を返すと、ネプギアは安心したような表情をした後ちょっと顔を緩めて…何だろうかと問い掛けると、またネプギアは肩を竦める。それも今度は、何とも曖昧な笑みと共に。
「ふふっ、そうかもですね。今回は、色んな意味で貴重な…こんなのも良いなって思える仮想世界になりましたから」
「え、どういう事…?ログ見せてもらってもいい…?」
「それは勿論。あ、でもその前に…イリゼさん、今回の仮想世界はどうでした?」
「……?どうも何も、私は……」
覚えていない。そう返そうとしたところで、ネプギアはそれを踏まえた上で訊いているんだと私は気付いた。なんで覚えてない事を訊くのかは分からない。データ収集に必要な問いなのか、それとも個人的な興味から訊いているのかも分かりはしない。でも、私をじっと見つめる…プラネテューヌの女神候補生、ネプテューヌの姉妹であり、私の仲間でもあり、尚且つ一時は指導もしていた…友達の妹であるネプギアを見ていたら、ちゃんと返してあげたくなって……だから私は、覚えていなくても心に残る、心に残っている気がする感情を掬い上げて、答えた。
「…そうだね。覚えてはいないけど……素敵な体験が出来た、そんな気がするな」
今回のパロディ解説
・「〜〜人工知能を狙う民間軍事会社の部隊が襲撃〜〜」
ソードアート・オンラインのアリシゼーション編における展開の一つの事。まぁ実際、今回の話は仮想世界でのストーリーですしね。勿論目的は全然違いますが。
・炎の精霊
デート・ア・ライブに登場するヒロインの一人、五河琴里の事。初っ端から漢字(書き)は違いますが、「ことり」という名前のキャラといえば、まず彼女を連想します。
・スクールアイドル
ラブライブシリーズに登場するキャラの一人、南ことりの事。こちらは平仮名であり、「小鳥」ではないですね。小鳥の他には、林檎って名前のキャラも多い気がします。
・アイドル事務所の事務員
アイドルマスターシリーズに登場するキャラの一人、音無小鳥の事。彼女は完全に「小鳥」表記のキャラですし、他にも「ことり」ってキャラは色々といます。