超次元ゲイムネプテューヌ Origins Succession   作:シモツキ

69 / 94
10.23 神生オデッセフィアドーム大会 IWNPインターコンチネプタル王座戦

(実況)さぁ、先週に引き続き始まりましたディメンションプロレスリング!読んだタイミングによっては先週ではないのかもしれませんが、それはもう仕方ありません!別の媒体であろうと、それこそ元ネタであろうと見る側のタイミング次第で変わるものです!

 

(解説)まぁ、それはそうですね。常に最新を追うのも一つの楽しみ方、のんびり後追いするのも一つの楽しみ方、詰まる所楽しむ事が出来ればタイミングは問わないというものです( ̄▽ ̄)

 

(I&F)綺麗な纏め方をして下さりありがとうございます!と、いう訳で実況は私I&F、解説はヒストリーさんでお送りする本日のゲストは……なんと、新女神プロレスの創始者にして、蘇りし伝説そのもの!レジェンダリー・ジ・オリジン選手です!

 

(レジェンダリー・ジ・オリジン)紹介に感謝するよ、I&F君。そして私がこの席に座る事を受け入れてくれた観客の皆にも、心からの謝意を示させてほしい。

 

(I&F)いえいえ、こちらこそ来て下さりありがとうございます。本日のメインイベントにぴったりなゲストといえば、ジ・オリジンさんしかいませんからね。これから始まるメインイベント…IWNPインターコンチネプタル王座戦に臨む、二人の選手の事を考えれば!

 

(ヒストリー)IWNPインターコンチネプタル、IWNPヴィーナス級王座と双璧を成す、新女神プロレスの至宝の一つですね。IWNPヴィーナスを最強の証とするなら、インターコンチネプタルは最高の証と称される…その意味は、これからの一戦で伝わる事でしょう(´∀`*)

 

(オリジン)むしろ、それを伝える事が出来なければ、挑戦する資格も、女王である資格もないというものだ。王座には、タイトルマッチには、それだけの重みがあるのだから。

 

(I&F)タイトルの重み…確かに王座戦には独特の雰囲気がありますもんね。それでは、そんなIWNPインターコンチネプタル王座を争う二人のレスラー、チャンピオンと挑戦者の登場です!

 

 

(入場曲)〜♪〜〜♪

 

(I&F)最強の対となる最高!強さだけでは辿り着けない高み!それをかの者が望むのは何故か。それは愛故、ファンを、自身を支えてくれる者全てに応え、思いを届ける為!果てなき高みへ至る為、その翼は舞い上がる!新女神本隊・コアハーツ所属、166㎝体重非公開、チャレンジャー、サンライズルネートゥル・ルーラードオリジぃぃぃぃンッ!

 

(ヒストリー)惜しげなく観客に手を振り、声援に応えながらの登場…良いですね、応援が力になっているのだと伝わってくる立ち振る舞いですd(^_^o)

 

(L(レジェンダリー・ザ・)オリジン)ルーラードオリジンは先日ゲストで出た際、戴冠宣言を挙げていたな。あの言葉が虚勢ではなかったと、この試合で証明してくれる事に期待しよう。

 

(I&F)えぇ、チャレンジャーには期待大です!しかし、応援を、期待を力に変えて舞う事において、やはり忘れてはいけないのはチャンピオンの存在!

 

 

(入場曲)〜♪〜〜♪

 

(I&F)チャンピオンは言う!全ての人を愛していると!凡ゆる思いが自分の力になってくれると!その在り方は正しくインターコンチネプタルそのもの!最高の意味を、最高の在り方を体現せし女王!アナザーディメンジョナル所属、166㎝体重非公開、IWNPインターコンチネプタルチャンピオン、スターティングリベレイター・ガハナディアレジストぉぉぉぉッ!

 

(ヒストリー)こちらも手を振り、ハイタッチし、サービス満載で花道を進んでいますね。会場の皆さんは勿論ですが、ガバナディアレジスト選手自身も心から楽しんでいるようです(о´∀`о)

 

(Lオリジン)選手が心踊っている、自分達の思いで心を躍らせてくれている…そう感じる事が出来たのなら、そこには確かな幸せがある。そして、そう感じさせる事こそ、女王にとって相応しい立ち振る舞いと言える。…流石だ、ガバナディアレジスト。

 

(I&F)リングイン語のアピールもばっちり、両者共に余念がありません!それではレフェリー及びリングナース、とーはいるさんによるチェックの間に、インターコンチネプタル王座戦についてヒストリーさんから説明を頂きましょう!ヒストリーさん、お願いします!

 

(ヒストリー)はい。インターコンチネプタル王座は他の王座同様、勝者が戴冠…即ち新たなチャンピオンとなる訳ですが、大きく違うのは試合方法です。他の王座は通常一本勝負なのに対し、インターコンチネプタルは別条件での三番勝負で勝敗を決める事になります(´・∀・`)

 

(Lオリジン)一本目はランダムに選択された技をそれぞれ五分、計十分で掛け合い判定を受ける特殊ルール、二本目は同じくランダムで選択された人数で行う二十分のタッグマッチ、そして三番目はチャレンジャーとチャンピオンによる三十分のシングルマッチ…この内一本目と二本目は勝ち点1、三本目は勝ち点2となり、この勝ち点によって勝者が決まるのだ。

 

(I&F)おおっと、何故か途中からLオリジンさんによる解説となりましたが、とにかくお二人共ありがとうございます!つまり、一本目二本目を連続で取られても、三本目で勝つ事が出来れば引き分けに持ち込める訳ですね!

 

(ヒストリー)その通りです。今の形で、或いは三番目が時間切れとなった場合は、四本目としてシングルマッチを行う訳です。試合毎に形式が変わり、それ故に個人としての純粋な強さだけでは勝つ事が出来ない…それがこの王座の厳しいところであり、毎回変わるという魅力を引き出しながらも勝てる者こそ、女王に相応しいとも言えますね(`・ω・´)

 

(I&F)だからこその、最高のインターコンチネプタル!そしてその座を競う両者のチェックが完了したようです!

 

 

(ルーラードオリジン)ガバナディアレジスト…私は貴女を、君を、レスラーとしてもチャンピオンとしても尊敬している。だが…その上で、証明させてもらおう。君と共に、今日この試合を見ている全ての者を心から楽しませた上で…真にインターコンチネプタル女王に相応しいのは、私であると。

 

(ガバナディアレジスト)ふふふっ、大きく出たわねルーラードオリジン。確かに貴女となら、誰もが釘付けになる試合が出来るって思えるわ。でも…残念だけど、譲る気はないわよ?この王座も…最高の称号も、ね。

 

 

(I&F)いいですねぇ、インターコンチネプタルならではの闘志がリング上で燃え上がっています!新女神の至宝の一つ、IWNPインターコンチネプタル王座に輝くのは、チャレンジャーかチャンピオンか!ベルトと称号を掛けた一戦が、これより始まりますっ!

 

 

 

 

 三番勝負の一本目、技の掛け合い。そのお題となる技が、会場の大型モニターに高速で表示されていき…チャレンジャーであるルーラード(R)オリジンの声で、回転がストップ。そうして選択された技は…ハーフネルソン・スープレックス。

 

I&F「出ました、ハーフネルソン・スープレックス!片手でフルネルソン…所謂羽交い締めの形を取り、逆の手で相手のタイツを掴んで後方に投げる、フルネルソン・スープレックスの派生技です!」

ヒストリー「見た目的にはそこまで複雑ではない、しかし投げる上ではそれなり以上の技術が必要となる技です。魅せる勝負である一本目のお題には、ぴったりな技と言えるでしょう( ̄∀ ̄)」

 

 表示された技の説明が終わったところで、会場に響くのは開始のゴング。モニターには制限時間とそのカウントダウンが表示される。

 先攻はRオリジン、後攻はガバナディア(G)レジスト。技を確認した両者は正対し…Rオリジンのターンが始まった。

 

Gレジスト「さぁ、どこからでも掛かってくるといいわ」

Rオリジン「ではチャレンジャーらしく、そうさせてもらうとしよう…!」

 

 言うが早いか、低い姿勢でRオリジンは突進。そこからGレジストに触れる寸前で、Rオリジンはターンを掛け、背後を取ると同時に両手を腕と脚に掛ける。

 

I&F「Rオリジン選手、素早く背後を取って仕掛けにかかるー!しかしGレジスト選手もそう簡単にはやらせない!しっかりと堪え、背後を取り返したー!」

ヒストリー「一本目は技の掛け合いですが、制限時間がある事からも分かる通り、試合形式の中で行う事になります。それ故に『技を掛けられる状態を作る』事も求められますし、判定員…と言っても本部席にいるわたし達ですが…は、制限時間の間を総合的に見てどちらが良かったか判断しますので、五分間の間に何度掛けても良し、五分間をじっくり使って一発放つという形でも良し、という訳です( ̄^ ̄)」

Lオリジン「当然、二本目以降を見据えて体力温存を意識した立ち回りをするのも戦術の一つだ。そして、判定するのは何も技だけではない。掛けられた側の受け身やキックアウトも評価される以上、最後まで相手に技を掛けさせない…というのは大きなマイナス要因となるのだ」

 

 バックの取り合いを両者が繰り広げる中、本部席では一本目の詳細について語られる。しかし当然、意識や視線がリング上から離れる事はなく…幾度目かの取り合いが行われたところで、一度Rオリジンは姿勢を崩してGレジストから離れる。

 

I&F「おや?Rオリジン選手、組み合った状態から離れました。これはどういう事でしょうか」

ヒストリー「仕切り直し、という事かもしれません。まだ時間は半分以上残っていますし、焦って仕掛ける必要は……」

 

 必要はない。ヒストリーがそう言おうとした瞬間、一旦離れて観客に視線を送っていたRオリジンが再び動いた。離れていた状態から一気に近付き、勢いそのままにエルボー。速度の乗った一撃でGレジストが蹌踉めくと、Rオリジンは腕を掴み、ロープへと振り、直後に自身も追い掛ける。そしてGレジストがロープで跳ね返った瞬間に組み付き、身体を反らせてハーフネルソン・スープレックスを叩き込んだ。

 

I&F「決めたー!仕切り直しと思わせてからの、電光石火のハーフネルソンー!」

Lオリジン「上手いな。じっくりとした背後の取り合いから、大きく違う攻め方へ移行した事でGレジストの意表を突いたのは勿論、緩急ある試合運びというのは、見ている者を飽きさせない」

ヒストリー「あ、しかもRオリジン選手、フォールに入りましたね。本来は必要のない事ですが…これも、観客を飽きさせない為の事なのでしょう(*´∀`*)」

 

 投げ飛ばしたRオリジンは回転と共に立ち上がり、アピールした後Gレジストをエビ固め。ピンフォールを狙われたGレジストはカウント2の時点で大きく身体を躍動させ、フォールを弾くと同時にハンドスプリングへ移行する事によって立ち上がる。

 残る時間は約二分。一見今の一撃は綺麗に決まっており、Rオリジンには体力の回復と温存に努める選択肢も十分にある状況。しかしRオリジンはそれを選ばず、残りの時間も勝負を続けた。そして、本部席は気付いていた。それが二発目以降を狙う為のものではなく、最後の一秒まで観客を楽しませる為の行動である事に。

 

Rオリジン「…ふぅ。どうだったかな、現チャンピオン」

Gレジスト「さっきのはしてやられたわ、それにこの王座への熱意も十分に伝わってきた。だから…ここからは見せてあげるわ。インターコンチネプタルの、女王の立ち回りをね!」

 

 そうして五分の時間が終わり、攻守交代。満足のいく結果となったRオリジンは勿論、してやられたと言いつつGレジストもまた余裕があり、Gレジストのターンが始まった……が、Gレジストは動かない。

 

Rオリジン「…Gレジスト?」

Gレジスト「何故動かないの、かしら?ふふ、別に焦る事はないでしょう?折角の大舞台なんだから、じっくりといくのも一興よ?」

 

 近付く事も立ち位置を変える事もなく、優雅に髪を掻きあげるGレジスト。全く策を感じないその姿にRオリジンは怪訝な表情を浮かべるも、Gレジストは和やかな雰囲気を見せたまま。

 更に数秒後、Gレジストはリング中央に移動すると両手を挙げ、小気味良く回る。まるで試合後のパフォーマンスの様な、無防備そのものの行動を前に、Rオリジンは動かず…しかしその顔には、緊張が浮かぶ。

 

I&F「この一本目は先程のRオリジン選手の様に、指定された技以外を使う事も出来ます。通常の試合の様に様々な技を使って繋げるのも、防御側が攻撃する事で相手を削り、技の精度を落とすのも作戦の内…ですが、後攻のGレジスト選手だけでなく、削るチャンスであるRオリジン選手も動きません!」

Lオリジン「…動かない、ではなく動けない、だろうな」

ヒストリー「そうですね。五分という決して長くない時間の中で、初手から大きな隙を晒す…これは下手な攻撃や駆け引きよりも、余程Rオリジン選手にとってのプレッシャーとなるでしょう(・・;)」

 

 一切の衝突なく、物理的にはただ時間が過ぎるだけのリング上。しかしヒストリーの見立て通り、Rオリジンは動くに動けず…観客もまた、緊張していく。

 何故ならこれは、五分間の勝負である為。制限時間があり、既に先攻のRオリジンが技をきっちりと決めている以上、どこかで仕掛けなければ勝てない。故に、Gレジストはいつ仕掛けるのかと緊張し…そんな中で、Rオリジンは動く。…攻撃ではなく、妨害でもなく…自らもまた、パフォーマンスを行う為に。

 

Gレジスト「仕掛けてこないの?Rオリジン」

Rオリジン「じっくりいくのも一興、なのだろう?それに、試合中に敢えて行うというのも…悪くない」

 

 同じ土俵に上がってきたRオリジンに対し、今度はGレジストが問う。Rオリジンはトップロープにもたれかかり、どこか気怠げな…それでいて絢爛さも感じさせる雰囲気を醸し出しながら、訊き返すと共に手を差し出す。

 それを受けたGレジストはくすりと笑い、Gレジストもまたロープを使う。背中から身体を倒しながら、トップロープに手を、セカンドロープに脚を絡め、流し目を返す。

 緊迫の会場内に生まれる、濃艶な気配。通常ならばあり得ない展開に、会場は静まり返り…残り時間は、一分を切る。

 

Rオリジン(ここまで何もしなかったとなると、仕掛けるのは恐らく時間ギリギリのタイミング。けれど、ギリギリになればなる程、一秒辺りの重みが、残り何秒で仕掛けるかの意味が変わってくる。だとしたら、Gレジストが動くのは……)

I&F「さぁ、Gレジスト選手はいつ仕掛けるのか!Gレジストが見据える瞬間は、一体どこなのか!残り時間は四十秒を切り、高まる緊張は天井知らず──」

Gレジスト「……ふッ」

Rオリジン「な……ッ!?」

 

 Rオリジンが幾つもの可能性を思案する最中、I&Fが静寂の会場へ響く実況を行う最中、観客が次のパフォーマンスを想像する最中…誰も予想しなかったタイミングで、Gレジストは動いた。一気に距離を詰め、背後を取り、素早くハーフネルソンを放った。

 あまりにも予想外の展開に、一層静まり返る会場。だが、次の瞬間…会場から上がるのは大歓声。

 

I&F「Gレジスト選手も決めたぁぁぁぁ!全くもって予想外の瞬間に、一切の無駄がない動きでハーフネルソンを叩き込んだGレジスト選手!これぞ裏切り!女王によるサプライズだぁぁぁぁッ!」

Lオリジン「普通、このタイミングでは仕掛けない。ここまで焦らしておきながら、後一歩を待たずに仕掛けるなど、普通は期待外れで終わるのだから。だが、Rオリジンはチャンピオンの演出に乗った。それにより、誰もが制限時間一杯まで伸ばすだろうと予想し…だからこそ、中途半端なタイミングは最高の瞬間へと反転したのだ」

 

 技を決め終えたGレジストは、今度こそ本来のタイミングでのアピールを行う。大したものだとばかりに、Lオリジンが今の瞬間を選んだその意味を見抜いて語る。そして…本部席の三人による、判定が下される。

 

I&F「はい!私とLオリジンさんはGレジスト選手、ヒストリーさんはRオリジン選手、よって一本目の勝者はチャンピオン、Gレジスト選手です!」

Rオリジン「…やはり、か。悔しいが、空気は完全に君のものとなっていた。ならばこれは、当然の結果だろう」

Gレジスト「そういう割には冷静ね。けど…伝わってくるわ。貴女の言葉以上の悔しさと…ここから逆転勝利してやろうっていう、貴女らしい気概が、ね」

 

 静かに呟くRオリジンに対し、Gレジストは胸を揺らしながら言葉を返す。その返しに、Rオリジンはぴくりと肩を震わせ…真正面から瞳を向ける。Gレジストの言葉通り、逆転への意思が籠もった瞳を。

 

Lオリジン「Rオリジンも技の精度自体は良かった。意表の突き方も申し分ない。だが、より観客の予想を超え、心を震わせたのは…インターコンチネプタルの本質を掴んでいるのは、チャンピオンだったと言えるだろう」

ヒストリー「えぇ、一本目は技の掛け合いですが、技や駆け引きを通じて観客を沸かせる事もまた重要な事ですからね。そしてその点においてチャンピオンは流石ですが…一方で、パフォーマンスがあったとはいえ、長い溜めの時間を冗長に感じた方も多少ながら居たのではないかと、わたしは思います(´-ω-`)」

I&F「だからこそ、ヒストリーさんはRオリジン選手に票を入れたんですね。さあ、それではこれより二本目、ランダムタッグマッチを開始します!そしてタッグの人数は……六人!三対三の、六人タッグマッチに決定しました!」

 

 一本目が終わり、試合は二本目のタッグマッチへ。負けているRオリジンが再び停止の掛け声を上げ、六人タッグマッチに決定。それを受け、入場門へとライトが当たり……現れるのは、控えていたタッグメンバー。

 

I&F「人数の決定を受け、まずはチャレンジャーチームが入場だー!現れたのは同じく新女神本隊・コアハーツ所属のモナークリッドグリーン選手とマジェスティックホワイト選手!両者共に一線級の実力者、これは強力なタッグチームになりそうです!」

ヒストリー「同じコアハーツのメンバーから来る事は予想出来ていましたが、この二人が…というのは少し驚きですね。対立している…という訳ではありませんが、多人数戦以外でタッグを組む機会はあまりなかった訳ですし(´・ω・`)」

I&F「それも作戦の内かもしれませんね!そんなチャレンジャーチームを迎え撃つチャンピオンチームのメンバーは、プレジデットアイリス選手とサヴァランスイエロー選手!片や悠然と、片や天真爛漫に花道を進み、リングへと上がっていきます!」

Lオリジン「こちらも同じ、アナザーディメンジョナル所属のメンバーという事か。であればこれは擬似的な、ユニット同士の対決でもある訳だ」

 

 順に現れた二組は、それぞれRオリジンとGレジストの左右へ立つ。M(モナークリッド)グリーンとM(マジェスティック)ホワイト…両者は勝ち点で先行されている側に立つ身ながら、その立ち姿に一切の焦燥はなく…P(プレジデット)アイリスとS(サヴァランス)イエローもまた、チャンピオンのメンバー…自身はそのタイトルを冠していないながらも、このタイトルマッチにおいてベルトの重みの一端を背負う者としての気負いなど微塵もなく、両陣共に万全の状態。

 そして、チャンピオンとチャレンジャーを残す形で、二組はリングのエプロンへ。残るとGレジストとRオリジンは構え合い…二本目の勝負が、始まった。

 

 

 

 

Gレジスト「これならどうかし、らッ!」

Rオリジン「ぐぁっ…!……だが…ッ!」

 

 試合の場と観客席を仕切る、安全の為の鉄柵。しかし本来安全の為に設置されているそれも、場外戦においては凶器となる。今この瞬間、腕を掴んで振られたRオリジンが、背面から腰を鉄柵へと打ち付けたように。

 そのRオリジンに対し、追撃するべく走るGレジスト。しかし衝突の直前、Rオリジンは右足を突き出し、そこへ突っ込む形となったGレジストを迎撃。距離が開いた隙に、Rオリジンは視線を巡らせ…リング内外で行われる、もう二つの攻防戦を視界に捉える。

 

Mホワイト「そらよッ!」

Sイエロー「おかえしだよーッ!」

Mグリーン「く、ぅッ…相変わらず、このような勝負はお得意ですわね…!」

Pアイリス「勿論。だってこういうの、だぁい好きだもの。けどぉ、貴女も中々やるじゃない…!」

 

 リング内では、SイエローとMホワイトによる、ノーガードの打撃戦。Mホワイトがエルボーを喰らわせれば、Sイエローはナックル・パート。反撃受けたMホワイトは踏み留まり、逆に上体が後ろに逸れた事を利用して突き上げるような膝蹴りを放てば、Sイエローはよろけた状態から強引に飛んで頭からタックル。一歩も引かない、一見すれば荒々しい…しかし瞬時に相手の防御の薄い場所を見抜いては打ち込まれる打撃の応酬に、観客は大きな歓声を上げる。

 チャンピオンとチャレンジャーの激突する向かい側では、PアイリスとMグリーンが関節技で絡み合う。Pアイリスは首を絞めるスリーパー・ホールドを、Mグリーンは胴…特に肋骨を攻めるコブラ・ツイストをそれぞれ狙い、一瞬の隙を突いては相手の技を崩して自分の技の形を決める。互いが互いを少しずつ、しかし着実に削る勝負でありながら、PアイリスとMグリーンは薄い笑みを浮かべ合い…両者が新女神の中でも特に目を惹くスタイルである事もあってか、観客は固唾を飲んで見つめてきた。

 

Rオリジン(今のところは互角、けどこれ以上長引けば、間違いなく三本目の勝負に響く……)

Gレジスト(だからこそ、全員が消耗しつつある今…勝負を、決める…ッ!)

 

 戦況を見た、GレジストとRオリジンの判断は同じ。両者は勝負を決めるべく…Gレジストは更に勝ち点を重ねるべく、Rオリジンは五分五分に変えるべく、リングへ飛び込む。

 

I&F「チャンピオンとチャレンジャー、同時にリングインだー!試合権のない両者はどう動くのかー!」

 

 サードロープとリングの間を通って飛び込んだRオリジンは、その勢いのままSイエローへ低空ドロップキック。それを跳んで避けるSイエローだったが、そこを狙う形でMホワイトがラリアットを叩き込み空中から落とす。しかしその直後、GレジストがMホワイトを抱え上げてブレーンバスター。

 更にそこへ、同じく場外にいたPアイリスとMグリーンも参入。コーナーから飛び行ったMグリーンは高角度のミサイルキックで投げ終えたGレジストを跳ね飛ばし、着地し立ち上がろうとしたMグリーンの胸元をPアイリスがペナルティ・キック。尚且つPアイリスは試合権のあるMホワイトに関節技を決めようとするも、そこを狙ったRオリジンからのフライング・エルボーで迎撃され、片膝を突いてリングに降りた直後のRオリジンへSイエローがランニング・ボディ・プレスで飛び込み……リング内は、参戦している六人のレスラー全員が横たわるという壮絶な状況に。

 

I&F「な、なんと総倒れ!両軍の入り乱れての激しい攻撃により、全員がリングに倒れ伏すぅぅぅぅ!」

ヒストリー「このような状況では、最後に立っていたレスラーの陣営に大きな流れが来ますからね。その流れを掴む為、相手に掴ませない為、意地でも仕掛けるという訳です( ̄∀ ̄)」

Lオリジン「そして、既に盛り上がりは十分。二本目の決着も目前だろう」

 

 壮絶なぶつかり合いで会場が湧く中、Lオリジンは二本目の終局を予期。そしてその時は、すぐに訪れる。

 

Gレジスト「Pアイリス、わたしがサポートするわ!だから貴女が……」

Pアイリス「えぇ、任せて頂戴。さ、遊びましょMホワイトちゃん…!」

 

 一歩先に立ち上がったのは、チャンピオンチーム。Gレジスト、Pアイリスの二人は頷き合うと、立ち上がりつつあるMホワイトを強襲。先のペナルティ・キックを思わせるローキックをGレジストが打ち込み、背後からそれを受けたMホワイトは、何とか堪えて立ち上がろうとする…が、そこにPアイリスが絡み付く。勢いを乗せて体重を掛ける事により、再びMホワイトをうつ伏せで倒し、そこから脚を取って逆エビ固めに移行する。

 Gレジストが布石を打ち込んだ事によって、完全に決まった逆エビ固め。掴んだ脚を両脇に抱え、腰を落とし、Pアイリスはより深く、より脱出困難な形へ逆エビ固めを決めていく。

 

Pアイリス「ほぉら、無理せずタップしてもいいのよぉ?尤もあたしには試合権がないから、シングルマッチの様にはいかないんだけど」

Mホワイト「はっ…いいのかよ、わたしの事ばっかり見てて…。今この時も、こっちは作戦を進めてる最中、かも…しれねぇぜ…?」

Pアイリス「あら、強がりかしら?それならそれで、ここから先に勝つだけよ?」

 

 ルールの穴を突いた、徹底的なダメージの蓄積。更にPアイリスはGレジストと連携し、腕力だけでMホワイトがロープまで辿り着こうとする度に一度離してはGレジストに攻撃の為の空間を作る。Gレジストの攻撃でロープから離し、再度関節技を掛け直すという形で容赦無く攻め上げる。

 試合権がない選手による長時間の関節技と、散発的に途切れる関節技であれば、気持ち程度ながら後者の方が反則裁定を受け辛い。加えて試合権のある相手を捕らえる事が出来れば、試合権を持つ選手同士での判定で負ける可能性は一気に下がる。そこまで踏まえての策であり、実際追い詰められるMホワイトだったが…Gレジスト達は二つ、見誤っていた。

 一つは、Mホワイトの飛び抜けたタフさ。そして、もう一つは……

 

Mグリーン「さぁ、いきますわよッ!」

Sイエロー「わっ、わわっ、わぁああぁっ!?」

Gレジスト「……!?これは、まさか……!」

 

 リング内の反対側から聞こえてきた声と、直後に響く大きな振動。その衝撃に、Gレジストは目を見開き、振り返る。

 そこにいたのは、リングに叩き付けられた状態のSイエローと、二人で肩に担いでの合体技、マジックキラーを放った直後の体勢をしたRオリジンとMグリーンだった。

──チャンピオン側が見誤っていた、もう一つの点。それは…チャレンジャーチームもまた、同じ策を講じていた事。そして策は同じでも、耐える事に関して言えば…Mホワイトの方が長けていた事。

 

Gレジスト「Mホワイトが言っていたのは本当の事だったのね…!でも、それならフォローに……」

Rオリジン「いいや、そうは…させないッ!」

Lオリジン「ほぅ、カウンターの形でのツイスト・アンド・シャウトとは…考えたな、Rオリジン」

 

 やられた、と思いながらもすぐにGレジストは意識を切り替え、Sイエローへ加勢に入ろうとする。しかし突っ込むように走り出していたところを狙われRオリジンに首元を抱えられると、そこからRオリジンは横回転しネック・ブリーカー。続けてRオリジンは遠心力で立ち上がり、肩からタックルを仕掛けて逆エビ固めごとPアイリスを跳ね飛ばす。

 Rオリジンが蹴散らしている間に、Mホワイトへと駆け寄ったのはMグリーン。タッチによる試合権の交代を考えての行動だったが、Mホワイトは強く首を横に振り…Mグリーンは、その反応にくすりと笑う。

 

Mグリーン「全く、相変わらず頑固ですわねぇ」

Mホワイト「まだやれるってだけだ、そっちこそわたしが耐えるのを見越してフォローしに来なかったんだろ?」

Mグリーン「流石、よく分かっていますわね。…ならば…フィニッシュは任せましたわよッ!」

 

 手を握り、Mホワイトを引き上げたMグリーンは、そのまま身体を回転させ、任せた、とMホワイトを投げる。脚にもダメージが残るMホワイトだったが、推力を得た事で力強く駆け寄り、立ち上がって頭を振っていた…気合いを入れ直そうとしていたSイエローを足場にサマーソルト。その衝撃でSイエローの体勢を崩しながらも直上に上がり……そして、真上からのダブル・ニー・ドロップ。落下の勢いを乗せた膝蹴りは、Sイエローの頭を強かに打ち付け……Mホワイトは、半ば倒れ込むようにしてSイエローをフォール。

 

レフェリー「1!2!…3!」

I&F「入ったー!入ったー!Mホワイト選手がSイエロー選手からピンフォールを取った事により、チャレンジャーチームが勝利!二本目はRオリジン選手の勝利です!」

 

 3カウントが入り、会場からチャレンジャーチームの勝利を喜ぶ声と、チャンピオンチームの敗北を残念がる声が同時に上がる。その中で、離れたSイエローとMホワイトはそれぞれPアイリス、Mグリーンに支えられ、青赤それぞれのコーナーへ。

 

Sイエロー「うぅ、ごめんねGれじすと…」

Gレジスト「大丈夫よ。というかむしろ、ここで勝ってたら三番目は制限時間一杯まで耐えるだけで勝てちゃうし、仮に負けても四本目があるっていう、緊張感のない状況になるもの。わたしとしてはむしろそっちの方が困るし、だから何も気にしてないわ」

Pアイリス「そんな事言いつつ、あっさり三本目に負けたら赤っ恥よ?…だから、きっちり決めなさい、チャンピオン」

Mホワイト「ふぅ…勝ってやったぜ、Rオリジン」

Mグリーン「とはいえまだ一勝一敗、ここからが正念場ですわよ?」

Rオリジン「うん、勿論だよ。そして…三本目も勝ち、私が新たなるインターコンチネプタルの女王になると約束しよう、我が親愛なる盟友達よ」

 

 言葉を交わし合い、タッグを組んだ二人組はリングから降りる。しかしそのまま退場する事はなく、セカンドとして…仲間として、試合の行く末を見守る事を選択する。

 その間に、深呼吸をし息を整える両者。二本の勝負を行った後であり、どちらも万全の状態とは言えないが…闘志は十分。勝利への思いは十二分。

 

Lオリジン「時間切れでの引き分け、或いはリングアウトによる両者失格にでもならない限り、次の勝負で決着となる。二本目勝利の流れにRオリジンが乗るか、それともGレジストが女王の貫禄を見せるか…見物だな」

I&F「えぇ、これは最後まで見逃せません!では…IWNPインターコンチネプタル王座戦、三本目…三十分一本勝負、開始ですッ!」

 

 実況の声とゴングの音により、幕が上がる一対一の第三戦。どちらも勝利を、栄冠を目指し…チャンピオンとチャレンジャーは、激突する。

 

 

 

 

 三本目、女王と挑戦者によるシングルマッチは、序盤から一進一退の攻防戦となった。瞬間的に一方が有利になろうとも、必ずもう一方が盛り返し、互角の状態に引き戻す…そんな戦いが、繰り広げられる。

 

Rオリジン「せぇいッ!」

Gレジスト「ふふ、まだまだッ!」

 

 リングの中央、会場の中心で行われる、エルボー合戦。左右の腕で一発ずつ、何度も交互に打撃が放たれ、受けては返す。返しては受ける。

 しかしお互い、このままでは決まらない事など百も承知。故にエルボーを放ちつつも双方チャンスを伺っており…先に動いたのは、Gレジスト。

 

Gレジスト「隙有りッ!」

Rオリジン「その程度想定済…(いや、違う…!?)」

 

 幾度目かのエルボーがRオリジンより放たれた瞬間、Gレジストは身を屈め、斜め前に飛び出る事によって回避しつつも素早く背後へ。そこからスープレックスの動きを見せるも、即座にRオリジンはバック・エルボーを用いて迎撃……したが、分かっていたとばかりに再度Gレジストは身を屈めて回避。直後、すぐに姿勢を戻す事によって振られた後の右腕を巻き込み、Rオリジンを掴み直してリバース・パワースラムを無防備なRオリジンに叩き込む。

 リングへと打ち付けられる、Rオリジンの身体。そこからフォールするべくGレジストは振り向こうとする……が、次の瞬間倒されたRオリジンはそのまま腕をGレジストの股に通し、身体を回転させる事でGレジストを丸め込む。

 

レフェリー「1!2……」

Gレジスト「つぁ……ッ!」

I&F「危なーい!リバース・パワースラムで叩き付けられたRオリジン選手でしたが、そこから速攻の横入り式エビ固めでフォールを狙ったー!正に奇策、投げられ結果的に背後に回る形となった事を利用した、瞬時の閃きだー!」

ヒストリー「今のはクラッチやクイックと呼ばれる、意表を突いたフォールですね。削り切って3カウントを取るのではなく、相手が状況を飲み込み切れない内に決める事を図るという意味では、格上相手にも通用する戦法と言えますが、瞬時の判断と素早い行動、そしてそれを実行する反射神経が必要な以上、通常のフォールとは別の技術や鍛錬が求められる戦法でもあります( ̄^ ̄)」

Lオリジン「今の丸め込みは、カウント2の直後で返されたとはいえ、チャンピオンのペースを崩す事が目的であったのなら、その目論見は十分果たせたと言えるだろう」

 

 跳ね飛ばす形で丸め込みを返したGレジストだが、表情には焦りが浮かんでいた。してやられた、と言いたげな顔だった。

 とはいえ、Rオリジンもダメージを受けた直後に、無理して丸め込みに入ったが為に余裕のある表情ではない。その上で、両者は立ち上がり…再び衝突。またも打撃合戦に入ると思いきや、先程の意趣返しが如くRオリジンは放ったエルボーを直前で止め、Gレジストが目を見開いた隙に背後を奪う。

 

Rオリジン「ふ……ッ!」

I&F「Rオリジン選手、Gレジスト選手をフルネルソンの体勢で捉えて打ち付けるー!」

ヒストリー「今のはフルネルソン・スープレックス、或いはドラゴン・スープレックスと呼ばれる技です。それも投げ放たない通常型、良い角度で決まりましたね

(´・∀・`)」

 

 身体を反らせ、ブリッジの体勢を作りながら打ち付けるスープレックス・ホールド。つまさきをのばし、綺麗なアーチを描いてのホールドによりカウントが始まり…しかしGレジストは返す。ホールドを跳ね返し、立ち上がると共に凛とした声を上げ…背後からRオリジンの両腕を掴むと、Gレジストもまたスープレックス。

 

I&F「た、タイガー・スープレックスだぁぁっ!背後へ相手の肘を突き出し、手を下に向けた状態で拘束して投げるスープレックス、タイガー・スープレックス・ホールドを返したぁッ!」

Lオリジン「ドラゴン・スープレックスへの返しとしてタイガー・スープレックスを選んだか。やはり、女王の座は伊達ではないなGレジスト…!」

 

 再び始まるフォールのカウント。だがRオリジンもまた返し、二人は正対する形で立ち上がる。

 

Rオリジン「やってくれる…いいや、魅せてくれるなGレジスト…!」

Gレジスト「ふ、ふふっ…そうでしょ、そうでしょう…?あぁ、ああ…やっぱり良いわ、タイトルマッチって…。普段の試合も興奮するけど、タイトルマッチは格別だわ!観客の歓声も、本部席の熱意も、味方の闘志も…何より戦う相手の思いも、全部が全部わたしの心に響き渡るんだもの!もう、素敵過ぎて今は貴女を抱き締めたいわ、Rオリジンっ!」

Rオリジン「…全く、いつも途中までしか抑えられないんだから…けれど今は同感だ、チャンピオン。皆の声が、思いが私を奮い立たせてくれる。君の意思すら、私の心を熱くしてくれる。だからこそ、ここにいる者全員への感謝を込めて…女王の座は、私が掴むッ!」

Gレジスト「いいや、勝つのはわたしよ。だってそれが女王、それが皆の思いへのお礼なんだものッ!」

 

 正対したまま、小さな声で…互いにのみ聞こえる声量で言葉を交わすチャンピオンとチャレンジャー。そうして両者は笑みを浮かべ、リングを蹴る。手と手で掴み合い、押し合い、離れてそれぞれ次の動きへ。

 

I&F「Gレジスト選手とRオリジン選手、次々と技を放つ攻撃合戦だー!これは熱い、三本勝負の締めに相応しい激闘です!」

ヒストリー「どちらも基本はテクニカルに攻めるタイプですが、今は闘志全開ですね。互いに応援を、思いを背負っているが故、でしょうか(`・ω・´)」

Lオリジン「勿論そうだ、そうに決まっている。ここまで来て、燃えない訳がない。自らが勝ち、自身と、自身を応援してくれた者こそが栄光を掴むのだと、レスラーならばそう思わない筈がない…!」

 

 逆水平チョップを躱しての、Rオリジンの顎への掌底。それに数歩下がりながらもGレジストは脚を振り抜き、Rオリジンの腿へと蹴撃を浴びせる。続けてGレジストは投げ技を仕掛けようとするも、Rオリジンは下がると同時に袈裟斬りチョップ。迎撃を受けたGレジストは止まり、しかし追撃はさせまいと倒れ込むような動きでヘッドバット。威力自体は大した事なかったものの、狙い通りにRオリジンの次の一手を潰す事には成功し、尚且つ大きく足を踏み出す事で転倒を避けつつロープへ走る。

 

I&F「ロープの反動を活かして戻ってきたGレジスト選手、そのままRオリジン選手の頭を掴み、自身の体重で前に倒して…コード・ブレイカー!頭から膝に突っ込む形となったRオリジン選手はひっくり返るーッ!」

 

 弾かれるように後ろへ倒れたRオリジンに対し、Gレジストの攻撃は続く。ストンピングでもう一撃を与えた後に、ほんの少し間合いを取り、Rオリジンが上体を起こした瞬間に胸元へキック。その蹴りはRオリジンの胸部を強かに打ち付け…されど、Gレジストは止まる。引こうとした脚を掴まれ、Rオリジンに捕らえられる。

 右脚を左脇に抱え、両腕でホールドしながら立ち上がるRオリジン。片脚で立つGレジストは首筋を狙った打撃で振り払おうとするも、それを制したのはRオリジンの鮮烈な張り手。打った直後にその手でも再び脚を掴み、リングを踏み締め、そしてRオリジンはドラゴン・スクリュー。

 

I&F「ドラゴン式張り手からのドラゴン・スクリュー!ドラゴンが続く!先のスープレックス、張り手、そしてスクリューだぁぁぁぁッ!」

ヒストリー「たった一発の張り手でも、片脚状態で踏ん張りが効かないGレジスト選手には効果的だったのでしょう。上手い繋ぎ方です…!(๑`^´๑)」

 

 脚を起点に回転させられ、Gレジストはリングへと叩き付けられる。そこからRオリジンはフォールを仕掛けるも、コード・ブレイカーからの連撃のダメージにより固めが甘く、カウント1の時点で返される。

 しかし、単に甘かっただけではない。チャンピオンの闘志が、まだ終わる事を許さない。

 

Gレジスト「もっと、もっとよ…!もっとわたしに見せて頂戴!わたしと一緒に、もっと皆の心を震わせて頂戴ッ!」

I&F「跳ね起きRオリジン選手を前屈みにさせたGレジスト選手、再び両腕を背中側でホールドし、持ち上げ…タイガー・ドライバーッ!ドラゴンにはタイガーだ!チャレンジャーによる龍の連撃に対して、チャンピオンからの答えは虎の猛攻だぁああぁッ!」

Lオリジン「ふふ、素晴らしい…!こうも次々と魅せられては、心が熱くなると言わざるを得ないなヒストリー…!」

ヒストリー「き、気持ちは分かりますが飛び出さないで下さいね…?( ̄◇ ̄;)」

 

 背中からRオリジンを落とし、そのまま体重を掛けてフォール。のし掛かる形でのフォールだったが、カウント2.9でRオリジンは跳ね除ける。

 終わらない、終わらせないという思いはRオリジンも同じ。ぶつかり合うのは力だけ、身体だけではない。心も、闘志もまた、真正面からぶつかり合う。

 

Rオリジン「負ける、ものか…私が勝つ!勝つのは私だッ!」

Gレジスト「そうはさせないわ、勝つのはわたしよッ!」

Rオリジン「私だッ!」

Gレジスト「わたしよッ!」

 

 声を張り上げ、両者は衝突。技でも何でもなく、ただ前に、相手に向けて進み、胸が、額同士が中央で打ち合う。

 そこから更に、打撃の応酬。手、脚、肘、肩、単発から連撃まで次々と行われ、打ち合い削り合い…上回るのはGレジスト。しかしRオリジンも後ろへは倒れず、転倒すれども前のめり。

 

Rオリジン「G、レジストぉ…ッ!」

Gレジスト「これで、終わらせるわ…!最高の相手だからこそ、最高最大の一撃で…決めるッ!」

 

 拳を握り、その手でリングを叩きながら起き上がるRオリジンを、ふらつきながらもGレジストが見据える。Gレジストは下がり、赤コーナーのマットを背にし…見得を切る。

 それはGレジストのフィニッシュ・ホールド宣言。それを行った瞬間、歓声が上がり、その声を受けてGレジストは全身に力を漲らせ…走る。真っ直ぐにRオリジンへ、信頼する好敵手へ突っ走り……膝を、振り抜く。

 

I&F「決まったぁぁぁぁッ!Gレジスト選手の切り札、ボセイェだぁああああッ!吹っ飛んだRオリジン選手は動けない!これは決まった、決まったぁあぁぁッ!」

 

 勢い余って自身も転んでしまう程の、助走を付けての鋭い膝蹴り。倒れたRオリジンに這い寄ったGレジストは、体固めでフォールに掛かる。

 カウント1。Rオリジンは動かない。カウント2。応援する声が聞こえてか、Rオリジンは動くも跳ね除けるには至らない。そして最後のカウント、カウント3が宣言され……

 

Lオリジン「──違う、まだだッ!」

I&F「あ、っと…はい、そうです!確かにそうです!レフェリーがロープを…そこに掛かったRオリジン選手の指を指し示しています!これはフォールになりません!ロープ外に手足が出ている、或いはロープに触れている場合、ピンフォールは無効となります!」

 

 辛うじて、3カウントの寸前でRオリジンの伸ばした手の先がロープにかかり、決着は流れる。それに、フィニッシュ・ホールドを返された事にGレジストは目を見開き…だが笑う。返された事への驚きや悔しさは勿論あるものの、それを含めて喜びが湧き上がる。

 その上で、再度Gレジストは離れて今一度見得を切る。今度こそ決める為に、次で本当に終わりとする為に。

 

Gレジスト「貴女がわたしの切り札を超えてくるなら、更にわたしは貴女を超えるわッ!Rオリジン!貴女は、わたしが──」

Rオリジン「……っ…Gレジストぉぉぉぉおおおおおおッ!」

 

 今更小技で追撃をするつもりなどない。もう一度切り札で、全身全霊で上回るのみ。その思いで、Gレジストは走り出した。走り出し、迫り……次の瞬間、それまでは上半身を起こすので精一杯に見えたRオリジンが立ち、跳ね上がり、全力で迫るGレジストの横を駆け抜ける。その動きに、再び輝くRオリジンの力にGレジストの攻撃は空振り、駆け抜けたRオリジンはロープに突っ込む事で勢いを増し…振り向いたGレジストへ肉薄。左腕を伸ばして飛び掛かり、Gレジストの首に引っ掛けながら半回転し、離すと同時に身体をスピン。半ばラリアットの様に今度は右腕を引っ掛け…ネックブリーカー・ドロップを決める。更に片膝立ちの体勢で着地し、そこからその場跳びでのムーンサルト・プレスを放つ。

 

I&F「なッ、す、スリング・バスタードだぁぁッ!絶体絶命のRオリジン選手、なんと寸前で二発目のボセイェを躱した直後、スリング・バスタードを放ったーッ!しかもフォールしない、フォールをせずにロープを飛び越えコーナーに登る!これはまさか、まさかぁぁああ!」

 

 二連撃を諸に受け、倒れたままのGレジスト。そのGレジストの前で叫びを上げたRオリジンはコーナーに登り、トップロープの上に立ち、両手を広げる。Gレジストを見据え、残る力の全てを懸ける。

 そして、Rオリジンはリングの宙へと舞い上がる。舞い上がり、宙からGレジストのいるリングへと駆け…両手脚を広げる。広げ、その身の全てを以って、最大の一撃を叩き込む。

 決められる、片エビ固め。駆け寄ったレフェリーが行う3カウント。Gレジストは身体を震わせ、一瞬返すか、と会場中に思わせ…しかし負けを、新たな女王の誕生を認めるように、脱力。次の瞬間、三つ目のカウントが叩かれる。

 

レフェリー「1!2!……3!」

I&F「決まった…今度こそ、本当に、決まったぁああああぁッ!ハイフライオリジンが決め手となってRオリジン選手が勝利だ、Rオリジン選手がIWNPインターコンチネプタルの新女王となったぁああああああッ!」

Lオリジン「Rオリジン、Gレジスト…両者共、よくやった。素晴らしい、至上の戦いだった」

ヒストリー「えぇ、えぇ…最初から最後まで、これがインターコンチネプタルの戦いだという事を、惜しみなく両者は見せてくれました…!( ;∀;)」

 

 決着の瞬間から鳴り響く、歓声と拍手。本部席ではLオリジンがゆっくりと、しかし深く頷き、ヒストリーも拍手を送る。

 その中で、ピンフォールを取られたGレジストは勿論、Rオリジンもまた倒れ伏していた。どちらも大の字で荒い呼吸を漏らし、見守っていた仲間に介抱され…その状態で視線を交わすと、どちらからともなく笑い合う。

 

Gレジスト「…ありがとう、Rオリジン。最高の…最高の、試合だった」

Rオリジン「こちらこそ、ありがとう。君がチャンピオンだったからこそ…最高の、試合になった」

 

 そうしてRオリジンは支えられながらも立ち、新女王としてベルトを受け取る瞬間となる。介抱から離れ、自らの力で立ったRオリジンは、IWNPインターコンチネプタル王座のベルトを受け取ると掲げ…逆の腕を、Gレジストが掴む。掴んで持ち上げ、前女王が新たなる女王を祝福する。

 

ヒストリー「恨む事も腐る事もなく、勝者を讃える…最後まで、良いものを見せてくれますね(*^▽^*)」

Lオリジン「認め合った相手と、力を尽くし、思いの限りに戦い抜いたからこその光景だろう。善悪に分かれる対立構造がプロレスの王道だが、これも一つの王道であると、私は思う」

 

 続く拍手は、勝者と敗者、この一戦を作り上げた双方へと送られるもの。そんな拍手に包まれながら、Gレジスト達はリングを後にし…新女王は、マイクを取る。

 

Rオリジン「今日は、こうして会場に来てくれて、或いは視聴をしてくれて、ありがとう!そしてまず、Gレジスト!私と戦ってくれたGレジストは、正しく女王だった!このベルトに、王座に相応しいレスラーだった!Gレジストも、共に戦ったPアイリスやSイエローも強く…何か一つでも違っていれば、ここに立っているのは私ではなかっただろう!」

 

 感謝に続いての、相手への称賛。そこにも感謝の思いは込められており…もう一度、去っていくGレジスト達への拍手が送られる。

 

Rオリジン「次に、MグリーンとMホワイト!二本目は、君達がいたから勝てた!君達と共に戦い、勝てたおかげで、三本目も勝てたとすら私は思っている!故に、君達にも感謝と…そして、この言葉を送ろう!君達は仲間であると同時に、ライバルでもあると!」

 

 向けられた言葉に対して、MグリーンとMホワイトは揃って口角を上げる。それは感謝へと返す笑みであると同時に…受託でもあった。Rオリジンからの、この王座に挑戦するなら受けて立つという、メッセージに対しての。

 

Rオリジン「最後に、本部席を始めこの試合を作り上げてくれた者達と、見てくれた君達にも改めて感謝を!君達がいてくれたから、応援があったから、私はGレジストと共にこの試合をする事が出来た!この感謝は、今回の試合だけでは伝えきれない!だからこそ…これからの防衛戦で、これからの試合で、感謝を示そう!その為に、私は誰からの挑戦も受けよう!最高の名に恥じない勝負が出来ると思うのなら、誰であろうとかかってくるといいッ!」

 

 Rオリジンらしい、惜しみない感謝の数々と、女王らしい、威風と自信に満ちた発言。そこまで言ったRオリジンは、ゆっくりと会場を、観客を見回し…大型モニターを背にする形で、締め括る。

 

Rオリジン「本当に、本当に今日はありがとう!…じゃあ、最後に……会場の皆ーっ!愛してるーっ!」

 

 最後に放ったのは、これ以上なく思いの詰まった言葉。それを合図に紙吹雪が放たれ、舞い、もう一度歓声と拍手が響き渡る。

 IWNPインターコンチネプタル王座。特殊な試合形式故に、純粋な強さを測るのは難しく、ともすれば色物の王座ともなりかねない存在。だが、今日この日に行われた試合は、色物などでは決してなく…大満足の、最高の試合であったと、見届けた者達は思うのだった。

 

Lオリジン「良い試合というものは、レスラーだけで作るものではない。会場にいる者、運営に関わる者、それ等全ての要素によって作られるものであり…やはり、良いな。こうして座って見ているだけでは勿体ないと思わせてくれる」

ヒストリー「一つ一つの試合がレスラー全体を奮起させ、それが新女神全体を高めていく…そうなると良いですね。いえ…今も、そしてこれからも、そうなっている事でしょう(*´ω`*)」

I&F「その為に、我々も頑張らなくてはいけませんね!では、今回の放送もこれにて終了となります!選手達の激闘をお送りする、ディメンションプロレスリング…次また目にする事がありましたら、その時もまた是非お付き合い下さいっ!」

 

 

(エンディング曲)〜♪〜〜♪

 

 この作品は、

『シモツキのやる気』

『シモツキの趣味』

『ネプテューヌシリーズと新日本プロレスへのエール』

『偉大な方々への敬意』

 で、お送りしました。




今回の技解説

・ハーフネルソン・スープレックス
相手の背後から片腕を羽交い締めのようにし、逆の腕で腰やタイツを掴んで投げる技。投げ方の性質上、スープレックス系だが基本的にフォールに移行する形はない。

・フルネルソン・スープレックス
相手を羽交い締めの形で捉えて投げる技。別名ドラゴン・スープレックス。首と頭を固めた状態で投げる為、スープレックスの中では比較的危険性が高い。

・ナックル・パート
拳の第二関節から第三関節までを使うのではなく、そこより第一関節(掌側)を使う殴打の事。プロレスにおいて通常のパンチは反則となる為、主に代用として使われる。

・スリーパー・ホールド
片腕を相手の首に巻き付け、逆の腕でロックし締め上げる絞め技。絞める技としては最も基本的だが、無理も無駄もない形である為、単純故の強力さを持つ。

・コブラ・ツイスト
背後から自分の片脚を相手の片脚に絡め、片腕の下を潜って腕を相手の首に巻き付け、その状態で身体を伸ばして背筋を引き延ばす技。肋骨狙いの絞め技となっている。

・ブレーンバスター
向かい合う相手を逆さまに持ち上げ、肩越しに後方へ投げ飛ばす技。スープレックス系同様多種多様な派生技があるが、こちらはフォールに直接移行する事は出来ない。

・ミサイルキック
コーナー上から跳んで放つドロップキックの事。高さがある分威力は増すが、その場で即座に放つ事は出来ない為、主に止まった相手への追撃として使われる。

・ペナルティ・キック
その名の通り、サッカーのPKの様に走りこんで放つ蹴り技。走る必要がある為、その場で即座に使う事は出来ず、リングに座った状態の相手へ使われる事が多い。

・ランニング・ボディ・プレス
助走を付けて行う、ボディ・プレス技の一つ。ボディ・プレスは基本的に自身の重量を武器にするものだが、跳躍力や助走の勢いを威力に変えて放つ事も出来る。

・逆エビ固め
仰向けとなった相手の両脚を脇に挟み、相手を跨いで腰を落として背中と腰を絞める技。腰を落とせば落とす程崩れ辛くなり、逆に落とす前であれば振り解きも比較的容易。

・マジックキラー
一人が相手の頭を脇に、もう一人が両脚を抱える形で持ち上げ、二人同時に捻りを加えて横に落とす合体技。二人で行う為に安定性が高く、強かに相手を打ち付けられる。

・ツイスト・アンド・シャウト
ブレーンバスターの様な形で相手の首を脇に捉えた状態から、身体を捻って相手をマットへ叩き付ける技。外見的には、首へ向けたドラゴン・スクリューとも言える。

・ダブル・ニー・ドロップ
所謂、両脚での膝蹴り。Mホワイトはここからフォールに移行したが、実はここからもう一段階攻撃を加える自身の技があるらしい。

・バック・エルボー
自身の後方に向けた肘打ちの事。主に背後を取られた際に使われる…というより、背後へ向けた技である為、自分から迫ってこの技を使う、という事は基本的にない。

・リバース・パワースラム
背後から相手の肩と股間を抱え込む形で持ち上げ、身体を捻りながら倒れ込んで相手を叩き付ける技。パワースラムは背面から落ちるが、この技は前面(顔)から落ちる。

・横入り式エビ固め
背後から股間に手を回し、片脚に絡めて倒れ込ませた直後にエビ固め(ピンフォール)を狙う技。不意打ちとしての毛色が強く、相手の隙を突いて狙う必要がある。

・タイガー・スープレックス
相手の腕を、後方に肘を突き出した形で拘束し行うスープレックスの一つ。こちらも腕が拘束されている分危険であり、更に衝撃は肩に対しても大きく入る。

・コード・ブレイカー
飛び掛かり、相手の頭を掴んで倒れ、落ちてきた相手の頭に膝を突き立てる技。頭を掴まれた時点で回避は困難なものの、放つ側も自ら背中をリングに打ち付ける事となる。

・ストンピング
所謂踏み付け。踏んでから押し付けるよりも、連続でぶつける事の方が多い。そもそも踏める状態でなければ使えない為、倒れた相手への追撃専用の技とも言える。

・ドラゴン式張り手
通常よりもモーションが小さい張り手(ビンタ)の事。動きが小さい分遠心力は乗り辛いが、逆に小さいが故の加速性を利用し威力を補う事も可能。

・ドラゴン・スクリュー
相手の片脚を脇に抱え、身体を捻りながら倒れ込む事で相手を横から叩き付ける技。単純に相手の脚を持ち上げて放つ形の他、蹴り込まれた脚を捕まえて行う形もある。

・タイガー・ドライバー
前傾姿勢の相手の腕をフルネルソンの形で捉えて持ち上げ、そこから手を離してパワーボムに移行する技。ドライバー、とはあるが、パイルドライバー系とは別。

・ボセイェ
助走を付け、相手に膝蹴りを打ち込む技。攻撃としてはそれだけだが、この技の前にコーナーで独特のポーズを取るのが特徴的。とあるトップレスラーの技と似ているが、こちらは奇妙さよりも艶かしさ重視との事。また、ポーズ状態から戻る勢いを、走り出しの加速に利用しているという説もある。

・スリング・バスタード
相手の首に左腕を引っ掛け、首を軸に約270°回った後、腕を離して右腕をラリアットの様に打ち付ける技。とあるトップレスラーの技と似ているが、あちらと違い、片膝立ちての着地が出来るような動作になっている。その為追撃に移行し易い反面、この技自体の威力は一歩劣っている。

・ハイフライオリジン
コーナー上から跳び上がり、空中で四肢を開いて放つボディ・プレス技。とあるトップレスラーの技と似ているが、こちらは四肢を開くタイミングが当たる直前であり、その分より落ちる勢いの乗る技となっているが、一方で速度が出る分勢い余って位置がズレる危険性も高い。


 先日投稿しました活動報告、『OS合同コラボ計画中(アンケート)』の内容を更新しました。参加して下さる作者の皆様は、一度ご確認下さい。
 そして次話より、OSにおいて二つ目、シリーズ(私が書くもの)としては二度目の合同コラボストーリーを開始します。概要については活動報告に書いてありますので、気になる方はそちらをどうぞ。そしてコラボストーリーも、是非読んでみて下さい。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。