超次元ゲイムネプテューヌ Origins Succession   作:シモツキ

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第十七話 失われた記録、失わせた記憶

 新たな国の守護女神となる(今はもうなった)イリゼから引き継ぐ形で、俺とうずめ、くろめは特務監査官になった。各国の教会、特に女神に対する監査を主な仕事とし、立場の関係上教会以外にも大きな力を有する役目…それは俺にとって明らかに分不相応な仕事であり、っていうか前任が女神で、同僚も女神な仕事なんて普通に考えて無理で、ぶっちゃけ俺は断る事も考えた。

 が、女神から直々に言われたんじゃ、一般人…や、今はもう一般どころか、人の枠に収まってるのか怪しいところだが…とにかく精神面は普通なつもりな俺としては、断るに断れない。同じ特務監査官、それも本命であろううずめとくろめの仲を取り持ち、更にくろめにとっての枷…引き留める存在として機能してほしいという意図を聞いてしまえば、尚更断れない。そして何より…今の俺は、完全なる無職。クエストで稼ぐとか、賃金に繋がる制度を活用させてもらうとか、他に選択肢がない訳じゃないが、こんなにも渡りに船且つ破格の待遇で職が見つかったとなれば、上二つとは違う意味で…逃してなるものかって意味で、断れない。断りたくない。だから俺は、熟考の末特務監査官の任を引き受け……現在、とても苦労しています。

 

「あー……駄目だ、全然進まん…」

 

 身体を仰け反らせ、椅子に背中を深く預け、脱力しながら俺は呻く。

 今俺がいるのはプラネタワーに設置された特務監査官用の部屋で、現在はデスクワーク中。監査を主にする仕事だからって、それだけが業務な訳じゃない。…まぁ、当たり前だわな…。

 

「全くだ…やってもやっても終わらねぇし、一つの事柄を進めるのに色んなところから情報引っ張ってこなきゃいけねぇとか、細々とした事まで一々やる必要があるとか、勘弁してくれっての……」

 

 大変だ、けどやらない訳にもいかねぇんだよなぁ…とか思ってる中で聞こえたのは、うずめの声。身体を起こせばうずめも今さっきの俺みたいな格好をしていて…続けざまに、冷ややかな声も聞こえてきた。

 

「遊びじゃないんだ、楽な訳ない事位考えなくても分かるだろう。後、監査の情報をほいほい他人に見せる訳にはいかない以上、細々とした事もオレ達でやらなきゃいけないのは当然の事だ」

「うぐっ…わ、分かってるよそんな事は…!」

「なら、文句言わずにやる事だね。ウィードは全くの未経験からやっているのに、曲がりなりにも女神の《俺》がウィードと同じような事を言ってるんじゃ、情けないとは思わないのかい?」

「ぐ、ぐぐぐ…ここぞとばかりに言いやがって…!こっちは記憶がねぇんだから…って言うとむしろ言い訳っぽくなるんだよな、くそぅ…!」

 

 テキパキと作業を進めつつ、余裕綽々の様子で言うくろめに対し、うずめは悔しそうに顔を歪める。普段は互角の言い合いをする二人だけど、今回は状況と発言の内容的にうずめが言い返せず、くろめが一方的に追い詰める形となっていた。…わー、くろめ気分良さそうな顔してるよ……。

 

「…って、うん?そういや、くろめって前からデスクワーク得意だっけ?俺、あんまりそんな印象ないんだが……」

「あぁ…確かに昔は得意じゃなかったね。恐らく『天王星うずめ』の要素が、オレと《俺》にそれぞれ分かれた事で、ものによっては元々より向上してる…って事なんだろう。言うなれば、足して二で割るの逆、引いて二を掛けた状態…かな」

 

 まあ尤も、その場合はリソースの分配先が減り、残った要素へより多く注げるようになったってだけで、素質や才能そのものが伸びてる訳じゃないだろうけどね。…そんな言い方でくろめは締め括り、視線を俺から仕事へと戻した。今言った推測が正しいかどうかなんて、俺には知る由もないが…それを語るくろめの言い方や雰囲気が、その内容へと説得力を持たせていた。うずめより、分かり易く『知的』って感じだった。…も、勿論うずめは知的じゃないとか、そういう事を言いたい訳じゃないぞ…?……ごほん。

…本当に、今のくろめと昔のくろめ…嘗てのうずめとは、抱く印象がまるで違う。根っこの部分は同じって事は分かってるが…それでも、変わったなぁと常々感じる。

 

(変わったからこうなったのか、こうなったから変わったのか…なんてのは、今更な話かな……)

 

 俺の覚えている、俺がまだ普通の人間だった頃のくろめは、今のうずめと同じ…とまでは言えないが、かなり近いものだった。今思えば、その頃の時点で、俺が知り合いになったばかりの頃のくろめとほんの少し違っていた…変わりつつあった気もするが、ここまでの大きな変化じゃなかった。

 本来国を守る筈の女神が、理由や心情はどうあれ、別次元も巻き込んで信次元に災厄をもたらした…その行いをする中でくろめも変わっていってしまったのか、変わった事で過激過ぎる行いをするに至ったのか、今更考えても仕方ないのに考えてしまう。けど、考えたところで答えが出る筈もなく…代わりに頭へ浮かんできたのは、新たな疑問。

 

「…そういえば…どうしてくろめの事を、っていうか『天王星うずめ』って女神の事を、誰も気付かなかったんだろうな…。一般人だった俺はともかく、女神だったら歴史に詳しい人や、それなりの立場にある人だったら知識として知っててもおかしくないだろうし…ってか、イストワールさんまで気付かなかったのは流石にちょっと変なんだよな……」

「…………」

「あ、言われてみればそうだな。俺も昔の女神だ、って気付かれた事なんてなかったし…俺ってもしや、滅茶苦茶不人気だったとか、無茶苦茶任期が短かったとかなのか…?」

「いや、そんな事は……くろめ?」

 

 特別頭が良い訳でも歴史好きという訳でもない俺でも、歴代の女神の名前を挙げろと言われたらちょっとは出てくるし、うずめっていう女神を知っている人が現代にいたって何もおかしな事はない。というか、誰も知らないんだとしたら、むしろそっちの方が不自然で…だが実際のところ、今までうずめやくろめに対して『昔の女神』と気付いた相手に俺は出会った事がない。イストワールさんですら、全く分かっていなかった。それがどうにも不可解で、うずめの言うような事はなかった筈だと俺は返し…そこで、気付く。くろめが、酷く暗い表情をしている事に。

 

「…大丈夫か?」

「その顔…誰にも知られてなくてショックだったとか、そういう感じの表情じゃねぇよな…?」

「…そこまで察するなら、俺の心情まで察してくれればいいのに…」

「…そりゃ悪かったな。けど、同じ『うずめ』でも、何でも感じ取れる訳じゃねぇよ」

「……悪い、今のは軽率な発言だった…撤回するよ、《俺》」

「あ、お、おぅ…ほんとに大丈夫か…?」

 

 普段言い争いになると、お互い中々非を認めないのがうずめとくろめ。にも関わらず、すぐ謝ったくろめの様子に、うずめまでもが心配そうな顔になり…くろめは吐息を漏らす。ゆっくりと、心の中に溜めたものを吐き出すように。

 

「…大丈夫さ。自分なりに、もう受け止めてはいるんだ。受け止めるしか、ないんだからね」

「…って、事は…くろめは誰にも気付かれていない理由が、分かってると…?」

「あぁ。…恐らく、忘れさせたのさ。オレが…本来の、『天王星うずめ』が」

「それは、どういう……」

 

 自分が忘れさせた。くろめが発したその答えに、俺は困惑する。何せ、どういう事か全く分からないから。そして困惑したまま俺が訊き返せば、くろめは続ける。

 

「オレにもはっきりした事は分からない。忘れさせる事で復活した際、また行動を邪魔されたりしないようにする為か、オレに賛同してくれていた人達を不安がらせない為か、他に理由があったのか…とにかく封印される中で、きっとオレが記憶からも、記録からも『天王星うずめ』を消したんだ。…確かめようがないから、そうだと思うの域は出ないけど、ね」

「…そんな事まで…出来る、のか……」

 

 疑問形になりかけたところから、声のトーンを落とす。普通に考えたら「そんな馬鹿な」って思うが…妄想能力の非常識さを考えれば、あり得なくはない。

 

「…解除は、出来ないのか?忘れさせる事が出来るなら、その逆も……」

「いいや。多分それは、無理な話だ。記憶も、存在したという形跡も丸ごと消すイメージと、それが復元されるイメージ…それも長い時が経った分の積み重ねの整合性も踏まえて復元するイメージじゃ、難易度がまるで違うから…ね。それに……」

「それに?」

「オレも《俺》も、本来のオレから分化したような存在なんだ。オリジナルが施したものを、分化の片割れが覆すなんて、土台無理な話という訳さ」

 

 語り終え、くろめは小さく肩を竦める。その口振りや雰囲気から感じるのは…ある種の諦観。何とかしよう、何とかしたい…そんな思いは既になく、今ある現実を受け入れている…そんな風に、感じられた。

 けど、確かにくろめはさっき、暗い表情をしていた。ならくろめは、受け入れてはいても飲み込み切れてはいないという事か、それとも…純粋に、後悔しているのか。

 

「…記憶、か…俺にゃ過去の記憶がなくて、信次元には『俺』の記憶がなくて…記憶って、案外脆いもんなんだな…ウィードも記憶喪失だったし、ねぷっちは今もそうだし、いりっちも記憶喪失だと思ってた時期がある訳だし……」

「…信次元の事はともかく…やっぱ安売りかよって位、ここ周辺に記憶喪失多いな……」

「…そういえばオレも、目覚めた直後は記憶があやふやだったな……」

「えぇ…?《オレ》まで記憶喪失だったってのか…?じゃあ特務監査官、記憶喪失関連度100%じゃねぇか…」

「別に記憶喪失じゃない、あやふやだっただけだ。…と、いうか…《俺》はいつまで休んでいる気だい?」

「うっ……」

 

 話を切り替える…というか、本来していた事にくろめが戻せば、今度はうずめが表情を曇らせる。…と言っても、うずめに関しては単に「仕事が難しくて気が重い」ってだけだろうけど。てか、俺も同じ気持ちだけど。

 

「全く…そんなに嫌なら、この件を片付けにでも行けばいいさ。その方が、ここで唸っているより余程時間を有益に使えるだろう」

「信国連関係の監査?…確かにこれなら、書類や画面と睨めっこしてるよりはずっと良いかもな…珍しく気が利くじゃねぇかよ、《オレ》」

「何、気にする事はないよ。その間にオレはウィードへ色々と指南を…『二人で』指南をしているから、《俺》はのんびり行ってくるといい」

「あいよ……っておいこら《オレ》!それ、体良くウィードと二人になろうとしてるだけじゃねぇか!」

 

 多分策略じゃなくて、うずめを煽っているだけなんだろう。そう思わせる、わざとらしい表情でくろめは言い、すぐにうずめも切り返す。さっきまでの重めな空気はどこへやら、二人のやり取りは完全にいつも通りで…俺もまた、いつものように苦笑いを漏らす。

 

(…けど、ほんとにくろめは諦めてるのか…?仕方ないって、思えてるのか……?)

 

 いつも通りの、二人の言い争い。だが俺の心の中には、一抹の不安が残る。

 自分で決めて諦めるのと、諦めざるを得ないのは違う。昔俺が、誕生日にくろめと会えなかった時の様に、後者だったらずっと無念や後悔が後を引く。それに、今はもう善良な…俺の知っている『うずめ』に戻ったとはいえ、元々くろめは自分なりの大望があって、その為に行動してたんだ。その大望は正面から打ち砕かれたとはいえ…そっちも、本当に諦めや割り切りが付いたんだろうか。付いてたとしても、付いてないとしても…今のくろめは、幸せなのだろうか。

 

「ほら、《俺》向けの仕事は他にもあるよ。飛竜の卵を運んでくる仕事や、ちょっと最新の機体を乗り回してる無法者を倒してくる仕事、どっちでも好きなのをやるといい」

「それどっちも事前情報無しだとびびるやつじゃねぇか!《オレ》こそ…えーっと、あれだ。正解率1%にでも挑めばいいじゃねぇか」

「苦し紛れに何を言っているのやら…」

「おかしな事言ってんのはお互い様だろーが…!」

 

……まぁ、今のふざけたやり取りを聞く限り、しかもそれをうずめとしている辺り、思い詰めてるって事はないんだろうが…いや、ほんとどうなんだろうな…。俺の知ってるうずめは、割と気分屋っていうか、単純なところもあるし、案外俺の杞憂なだけかも…?

 

 

 

 

 充実した日々を送れている。そう感じられるのは、いつぶりだろうか。オレがまだ、守護女神だった頃か。それとも、彼女と…今はもういない、オレを慕ってくれたあの少女との日々以来か。どちらにせよ…随分と長い間、この感覚をオレは忘れていた。

 今のオレは、叩きのめされ、大望も果たせず、とことんまで無様を晒した末にここにいる。特務監査官…というのも、少なくとも守護女神より上の地位って事はないだろう。今ここにいるオレが、オレの望んだ姿ではない事は間違いない。…それでも…確かにオレは、感じている。ウィードとの…皆との日々に、充実を。

 

「ふぅ……」

 

 仕事机の上を片付け、小さく吐息を吐く。今日も仕事は疲れた。内容的にも楽なものじゃないが…疲れる要素は、他にもある。というか、ぐてーっとしている同僚二人が、それだ。

 ウィードはいい。全くの未経験、それも元々は普通の人として暮らしてたウィードがいきなりこんな仕事をする事になっても、上手くいかないのは当然の事だ。むしろ上手くいかないなりに努力しているんだから、そこは流石ウィードというもの。なんだかんだ昔は思い付きもしなかった、ウィードと同じ仕事を共にするっていうのは……正直、悪くない。凄く…悪く、ない。

 だから、問題はもう片方だ。もう一人のオレ、《俺》の方だ。ほんと、なんなんだ《俺》は。百歩譲って、記憶がない分それを活用出来ないのは仕方ないとしよう。だが、こう…もうちょっと何とかなるだろう。オレから見てもオレより《俺》の方が、本来の『天王星うずめ』らしい性格をしてるんだから、デスクワークももう少しマシになってほしいとしか言いようがない。……昔のオレもデスクワークは得意じゃなかったんじゃないのか、って?あぁそうだね、今日ウィードに言った通りだ。けど、限度というものがあるだろう、限度というものが。

 

「はー…俺、体力には自信があるんだけどなぁ…」

「苦手な事なら疲れるのも仕方ねぇよ。俺だってまだまだだし、お互い頑張ろうぜ?」

「お互い頑張ろう、か…ま、そうだな。ウィードにそう言われちゃ、情けない事なんて言ってらんないよな」

 

 にっ、と笑ったウィードの言葉で、《俺》は元気を取り戻す。…不服だ。何がとは言わないが、苦手だから疲労してるだけの《俺》が特別頑張ってるみたいに言われてるのは非常に不服……

 

「くろめもお疲れ。今日も色々と気を遣ってくれてありがとな。やっぱ…昔から、くろめは頼りになるよ」

「…ま、まあウィードが努力しているのは明白だからね。頑張っている相手に力を貸すのは、女神として当然の事さ」

 

……前言撤回、別に不服じゃなかった。…うん、これからもウィードには最大限力を貸そう。…め、女神としてだ。あくまで女神としてであって、別にまたありがとうとか頼りになるとか言われたいからじゃ…ご、ごほんっ。

 

「…さて、オレはこれから少しイストワールに用事があるんだ。ここの戸締りは任せるよ」

「あー、あいよ」

 

 頷くウィードと、手をひらひらさせつつ軽い調子で答える《俺》。片付けのし忘れがないか最後に一度確認をし、それから俺は部屋を出る。廊下を進み、イストワールの執務室へ向かう。

 

「イストワール。…イストワール?」

 

 到着し、扉をノックして呼び掛ける。…が、無反応。もう一度呼び掛けるが、やはり反応がない。

 

(空いている?という事は、席を外しているのか…)

 

 数秒考え、中で待たせてもらう事にするオレ。倒れている…という可能性は考えなかった。しっかり者且つ記録者であるイストワールが自身の体調不良に気付かないなんて事はないだろうし、基本戦場に立つ事はないとはいえ、イストワールは十分な強さを有しているのだから、その線は…まぁ、ゼロではないにしろ極めて低いというもの。

 そうして入って見たものの、やはりイストワールはいない。…に、しても……

 

「…ふふっ。前より小さくなってるじゃないか」

 

 部屋に並ぶ、ミニチュア家具。ドールハウスのグッズの様なそれ等が、全て実際に使われてるというというのは、何度見ても不思議な感覚を抱かされる。

 それに、今のイストワールは、昔のイストワールより小さくなっている。身体が小さくなったのなら、家具や日用品も更に小さい物が必要になる訳で…やたら凝った子供が玩具を出しっ放しにした、と言われたら納得出来なくもなさそうな光景を目にすれば、思わず笑みが溢れてしまう。

 

「…………」

 

 部屋には普通のソファもある。急用でもないのだから、とオレはそこに座って暫し待ち…仕事中の、あのやり取りを思い出す。

 信次元から消えた、オレに纏わる記憶と記録。それは、ウィードを除けば、多分唯一嘗てのオレと『同じ時代』にいたイストワールも例外じゃない。そしてイストワールは、オレの時も教祖…つまり、ずっとオレを支えてくれていた訳で……寂しさがないと言えば、嘘になる。

 けど、それは自業自得だ。その時は無意識だったとしても、オレの力で消したというなら、責任はオレにある。オレにしかない。

 

「…話して、みるか…?…いや、でも……」

 

 オレからは、オレが守護女神だった頃の話をしていない。だが過去の女神である事はオレが皆と敵対していた時から明かしているし、記録者として正確且つ膨大な知識を、記録を有しているイストワールならば、過去を洗い直し、その中で改変された記録に違和感を持っていてもおかしくはない。

 なら、話してみるか。もし話す事で、イストワールが思い出してくれたのなら…嬉しい。嬉しいし、謝りたい。……けれど、そうならなかったとしたら、むしろイストワールに申し訳なく思わせてしまうだろう。それはオレの望むところじゃないし…少し、怖くもある。思い出してもらえない…そうなった時の事を思うと、心が二の足を踏んでしまう。

 今だって、別に悪い関係じゃないんだ、ならそれでも良いじゃないか。…そんな、言い訳のような思考にオレは流され……

 

「……うん…?」

 

 そこでふと、そこで不意に、オレの目に留まったある空間。それは一見すると、なんて事ない本棚で…けれど妙に、壁から離れている。離れているといっても人が通れる程じゃない、少々前に置き過ぎたという程度の位置で…でも、イストワールがそれをそのままにするだろうか。…いいや、しない。通常サイズの本棚故に、自力で移動させられないとしても、イストワールなら誰かしらへ「手の空いた時に手伝ってほしい」と言うに違いない。

 にも関わらず、そのままというのはどうにも変で…つい、調べてしまった。本棚をもっと前に出し、ぐるりと一周回って見て、触れてみて……指が、引っかかる。オレからすれば僅かな、されどイストワールからすれば、十分であろう引っ掛かりに。

 本棚の裏側にあった、指を引っ掛ける場所。更によく見る事で、オレはそれが引き戸である事を認識し、動かし……見つけた。見つけてしまった。裏側にある、もう一つの本棚と、そこにあった多くの本に。

 

「これは…日記帳……?」

 

 豆本の様なそれを、一冊手に取る。日記帳だとすれば、勝手に読むのはマナー違反もいいところ。…分かっている、分かっているのに…つい、オレは開いてしまう。まるで心が引き付けられるかのように、半ば無意識的に。

 

【──今日は休日。いつもの通り食堂で朝食を取り、予定通り彼女と出掛けた。新たな女神として生まれたばかりの彼女は、少々内気ながらも真面目で、どこに行くかもきっちり決めていた。…これに対し、「彼女も歴代の女神と同じような、困った一面が段々出てくるのだろうか…」と思ってしまった事が悲しい。】

 

「……間違いない、イストワールの文体だ…年代は…オレが生まれるよりも前か…。…けど、どうしてイストワールが日記なんか…」

 

 湧き上がるのは、興味にも似た疑問。もう一部とはいえ読んでしまったのだから、と躊躇いが薄れ、オレは飛び飛びで日記帳を手にしてはぺらぺらと軽く開いてみる。

 相当昔から書いているらしく、日記帳の数は膨大。一冊一冊が小さい分、まだ本棚には余裕があるものの、一体何冊あるのかぱっと見じゃまるで分からない。

 

(…段々と内容が日記らしくなっている…心境の変化?それとも……)

 

 比較的昔の日記は、ただ朝から順にあった事を書いているだけの、味気のない内容になっている。それが時代を重ねるにつれ、日記らしく…感想や余談やらが書き加えられるようになっていき、自然と情景も思い浮かぶ。普段は良識的でふざける事のないイストワールも、現代に近付けば近付く程砕けた文体を見せるようになって……って、何を読み耽っているんだ、オレは…。冷静に考えたら、これはさっさと日記帳も本棚も元に戻すべき状況じゃないか…。正直に話すにしても、読んでいる最中に見つかるのと、戻した上で自分から言うのとじゃ、イストワールからの印象もまるで違……

 

「……──っ!」

 

 もう止めよう。まるでそう思っていたオレを引き止めるように、パラパラと開いていたページの中で、ある単語を見つけてしまう。…うずめという、本来のオレを指す単語を。

 それはつまり、オレが守護女神として生まれた時代に入ったという事。それだけでも気を引かれるが…オレは気付く。ここになら、オレが封印された後の事も…その後の日々も、綴られているんじゃないかと。改変の影響は当然ある筈だが…それでも、何かが残っているんじゃないかと。そして……

 

【──止める事が、出来なかった。結局、言葉でも、思いのぶつけ合いでもなく、一方的に彼女の…うずめさんの道を閉ざす事しか、自分は出来なかった。それも最後は、お三人任せになってしまった。

間違った事をしたとは思っていない。何としても、こんな形ではない解決方法を、違う道をわたしは見つける意思もある。…それでも……ごめんなさい、うずめさん】

 

……オレは、見つけた。オレが封印された日の…その日の、日記を。そこにある、悲痛な後悔を。

 

「……っ…イスト、ワール……」

 

 違う、そうじゃない。イストワールも皆も、何も悪くない。…そう、言いたかった。伝えたかった。

 ページを、捲る。読み進めたところで、重なるのはきっと悔やむ思いだけ。それでも、手は止められない。

 

【──国民には、語れない事情があるとしか言いようがない。そして当然、納得しない者や不信感を抱く者も少なからずいるものの、全体としては一定の理解を得られた事からも、うずめさんが良い女神であったと痛感する。…そのうずめさんを、わたしは止められなかった】

 

【──うずめさんの力は、うずめさんに結び付いたもの。一時的に抑制するだけならともかく、長期的に封じ込める事など、それこそうずめさん自身を封印する以外にないのかもしれない。…けれど、それが諦める理由にはならない。諦めて、なるものか】

 

【──今のところ、国の運営は何とかなっている。あまり考えたくはないものの、新たな女神が望まれ、生まれれば、そのまま緩やかに移行していく…そんな未来も、あり得る。それを国民が望むというなら、国としては、それも恐らく悪くない。けれど…そこには、そうなった未来には、うずめさんとの日々はない。時に困らされ、時に苦労し…それでも頼れる女神であった、うずめさんとの日々は】

 

 毎日の様に綴られる、オレがいなくなった後の日々。後悔、哀惜、焦燥…あれからイストワールは、そんな思いを常に抱えていたのだと思い知らされる。

 ただ…それと同時に、気になる事もある。まず第一に、日記の中でオレの名前だけが、酷く薄い。それにこの日記を読む限り、イストワールはオレの事を忘れていない。この日記自体、オレの情報が残っている。これはどういう事なのか、本当は覚えているままなのか、現状と日記との齟齬をオレは飲み込み切れず……けれどすぐに、その疑問は解消される。…オレにとって、望まない形で。

 

【──最近、うずめさんを思い出せない事がある。これはわたしにとって、異常としか言いようのない状態だ。全てを記録するわたしにとって、忘れるという事はあり得ない筈なのに、確かに忘れてしまっている瞬間がある。…原因は、調べないといけない】

 

(…思い出せない…忘れている…これは、まさか……)

 

【──うずめさんを思い出せない時も、忘れたままでいる時も、日に日に増えている。一切の不調がない筈なのに、うずめさんの事だけが記憶から抜け落ちている。

…恐ろしい。このまま記憶から抜け落ち続けるのかと思うと、怖くてたまらない。忘れてしまってはうずめさんを目覚めさせる事も出来なくなるし…何より、忘れたくない。わたしにとって信頼する相手であり、友の様でも…家族の様でもあった、うずめさんを】

 

 すぐに、分かった。オレが存在した形跡の消滅は、一瞬で行われたのではなく、少しずつ進んでいたのだと。全ての人や物に対してそうなのか、イストワールが特別なのかは分からないが…それは、間違いない。

 だが、この段階ではまだ忘れ切ってはいない。まだこの頃のイストワールは、オレを覚えてくれている。…だから、怖い。この先を見るのが、この先を知るのが。結末が分かっていても、それでもその瞬間を目の当たりにするのは、恐ろしさがこみ上げてくる。そして……

 

【──うずめ。これは一体、何を指す言葉だろうか。文字としても薄い事からして、書き間違えた部分を消しただけとも思えるが、書き間違えた覚えもない。…どういう、事だろう】

「あ…あぁ……」

 

──それが、イストワールの記憶から完全に、オレの存在が消えた瞬間だった。オレの力の影響か、文体からは疑問にこそ思っていても、深く調べようとしているような雰囲気はなく…そこから先で、オレの名前が出る事はなかった。それ以降で綴られているのは、まるで最初からオレなんていなかったかのような日々だけだった。

 

(…分かって、いたさ…分かっていた、事じゃないか……)

 

 全て、分かっていた事。ウィードに語った通りの結果。結論は知っている前提なのに…なのにどうして、こんなにも辛いのか。

……いや、分かってる。辛い理由なんて、考えるまでもない。だって、だって…オレは、うずめは……

 

「──くろめ、さん?(´・ω・`)」

「……ッ!!」

 

 次の瞬間、不意に聞こえたオレを呼ぶ声。反射的に、オレは肩が震えるのを感じながら振り向き……目にする。いつの間にか部屋へと戻っていた、イストワールを。

 

「…あー…遂に見つかってしまいましたか…。やはり、確実に隠しておきたいのなら、毎回きっちりと移動させるべきでしたね……(;´д`)」

「あ…いや、これは……」

「大丈夫ですよ。…あ、いえ、大丈夫じゃないです…普通に恥ずかしいので、取り敢えずは直して頂けると助かります…(><)」

 

 茫然としてしまったオレに、ほんのりと頬を赤らめたイストワールが言う。至極当然なその返しでオレは我に返り、即座に日記帳を本棚へと戻す。それから引き戸を閉め、表側に回り、本棚を元の位置に……

 

「…くろめさん…?」

「なにかな、イストワール。…そうだ、謝るのが先だったね。すまない、イストワール。君のプライベートを覗き見るような事を……」

「い、いえ、そうではなく──どうして、泣いているんですか…?」

「え……?」

 

 ぴたり、と止まる。イストワールの言葉で、オレは一瞬思考が停止し…半ば無意識的に、頬に触れる。そして…感じる。頬を伝い、指先を濡らした、一筋の涙を。

 

「…これは…オレは……」

「…もしや…何か、見つけたんですか…?わたしの、日記の中で……」

「……あぁ、見つけたよ…オレがどれだけ、オレを支えてくれていた相手に思われていて…その相手に、どれ程の悔やみと重荷を負わせてしまっていたのかを…」

 

 手を頬から降ろし、答える。自分でも分かる程に、オレの声は力ないものだった。

 自分の愚かさが、嫌になる。確かに昔、イストワールはオレの事を、オレの望みを理解してくれなかったが…それ以上に、オレがイストワールの思いを理解していなかった。話す機会は何度もあって、何回も話していたのに…オレはイストワールへ「理解してくれない」と決め付けていたから、伝わる筈の思いを何一つ感じられていなかった。…それに、きっと…オレが理解していなかったのは、イストワールの事だけじゃない。

 

「…ごめん…ごめん、イストワール…。オレは何も分かっていなかった…ずっと、ずっとオレは……」

「…落ち着いて下さい、くろめさん。そちらに、どうぞ」

 

 口調から顔文字の消えたイストワールに促され、オレは再びソファに座る。オレが俯く中、イストワールは通常サイズのカップを用いて、オレにお茶を淹れてくれる。

 

「…見つかってしまいましたし、話しましょうか」

「話…?」

「日記の事です。くろめさんは聡明ですし、わたしが日記を付けている事に疑問を抱いたのでは?」

「…そうだ…イストワール、君は日記なんて…記録を外部に残す必要なんてない筈…。なのに、どうして……」

 

 テーブルの上、カップが置かれたのとは反対側へと降りたイストワールは、静かな声でオレに言う。向けられたその問いに、オレは小さく頷きを返す。

 

「その通りです。わたしは凡ゆる情報を記録し、調べる事が出来ます。わたしも力の根源はシェアエナジーである以上、シェアが絡むとその限りではなくなりますが…日常においてあった事を、わざわざ何かに書き残す必要は、少なくとも自分用としてはありません」

「…なら、何故……」

「…だからこそ、ですよ。随分と昔の事ですが、わたしは…いえ、『その頃のわたし』は、ふと思ったのです。全てを知り、記録出来る自分にとって、記録と記憶…記録者として知り得た事と、一人の人として見聞きした事との境界は、酷く曖昧なものではないか、と」

 

 その頃のわたし…そんな言い回しを用いて、イストワールは話してくれる。

 もしかするとこれは、これまで誰にも話してこなかった事なのかもしれない。慣れない様子で、ほんの少し照れるような顔で言葉を紡ぐイストワールからは、そんな風に感じられる。

 

「実際に、記録と記憶が混同していた訳ではありません。ただ、わたしは…女神とはまた違った意味で特殊な存在あるが故に、その時の、その一日の『自分』がしてきた事、体験してきたものを、何かに残したいという思いを抱き…それから、日記を始めたんです」

「…じゃあ、始めの方の日記が、ただ出来事を記録しているだけの内容だったのは……」

「始めはそれで十分だと思っていたから、ですね。勿論日記に慣れていなかったから、というのもありますが。…けれど、読んだのであれば分かる通り…ただ記録するだけでは、味気ないんですよね。書いていても、読み返しても、何も響くものがない日記…そう気付いてからは、少しずつ記録以外のものも混ざるようにしていったんです。…と、いうか…その頃の日記まで読んだんですね…」

 

 イストワールの語る内容に、共感は出来ない。共感出来るのは、きっと同じ力を持つ者…即ち別次元のイストワール位だろう。…けど、大事なのはそこじゃない。大事なのは、それをイストワールが教えてくれた事であり…オレを気遣い、秘密を明かしてくれたという事。

 

「元々はそのような動機で始めた事ですが、今となっては趣味の様なものです。書いていると、一日の中であった事だけでなく、その時々の感情も思い出して、中々面白いものですよ。…まぁ、胃が痛くなる事もありますが」

「……すまない、イストワール…オレの為に、そこまで話してくれて…」

「いえいえ。あぁでも、日記の事は秘密にして下さいね?…別に、恥ずかしい趣味だとは思っていませんが…何となく、知られてしまうのは照れ臭いので……(//∇//)」

 

 それは勿論、とオレは返す。勝手に部屋を漁り、日記を読んだ挙句、その事を口外するなんて、控えめに言っても最低な行為だ。……そう、最低な…行為なんだ…。

 

「…一つ、訊いても…いいだろうか……」

「はい、なんでしょう?(・・?)」

「イストワールは、オレの事を覚えていないんだろう…?なら…ここにある日記から、オレの事を調べようとはしなかったのかい…?」

 

 後悔や失意で心が沈んでいく中、イストワールに問う。深い意味なんてない、ただ引っ掛かるからという理由で、イストワールに尋ねる。それを聞いたイストワールは、一瞬考える様な表情をし…けれどそこから続く反応は、オレが想像しなかったもの。

 

「それは……あ、あれ?…言われてみれば、確かにそうですね…どうして、わたしはそれを思い付かなかったのでしょう…」

「…思い、付かなかった…?日記は、毎日付けているんじゃ…?」

「は、はい。ですからそれを思い至らないなんて事は……」

「…イストワール……?」

「あ…す、すみません…。…えぇ、と…確認、ですけど…くろめさんが…いえ、うずめさんが守護女神だったのは、いつの時代…でしたっけ…?」

「……っ…!」

 

 明らかにおかしい、イストワールの反応。再び口調からは顔文字が消えており、動揺も見て取れる。そして、オレが女神だった時代はいつか、と訊かれた事で、オレは確信する。

 まだ、オレの能力による忘却は続いているんだ。少なくともイストワールにはその影響があって、記憶にも認識にも、思い出せないように力が作用しているんだ。それでも完全に思考が止まるような事はないのは、イストワールの記録者としての能力があるからかもしれない。オレの名前が薄くなっていながらも、日記の内容そのものは消えていないのも、ひょっとすると書いたのがイストワールだからなのかもしれない。

 段々と、イストワールの表情が曇っていく。思い出せない事に、きっと焦りや不安を感じている。…なら、オレは……

 

「…まぁ、別にいいよイストワール。オレはもう、『暗黒星くろめ』であって、『天王星うずめ』じゃない。ここにいるのは、愚かで、身勝手で、自分がどれだけ友や仲間に恵まれていたのかを気付きもしなかった…どうしようもない、女神崩れなんだから…ね」

 

 オレは選ぶ。イストワールに思い出させない選択を。オレは被る。皮肉屋で自虐的な、きっと「くろめらしい」と思われる仮面を。…あぁ、そうだ。これでいい。イストワールは既に、思い出せない事でも苦しんだんだ。辛い思いを、オレがさせたんだ。なら、もう同じ事は繰り返しちゃいけない。思い出してもらえないのだとしたら……それはオレにとって、当然の報いなんだ。

 

「くろめさん…そんな、自分を貶めるような事を言う必要は……」

「間違っているよ、イストワール。オレは自分を貶めたんじゃない、事実を述べたまでだ。それよりも…というか今更だけど、オレは君に用があって……」

 

 全てが因果応報、自業自得。そう思うと、気が楽になる。誰も悪くなくて、全てオレが悪い…そう思ってしまえば楽で、しかも完全にその通りなんだから、間違いなんてない。

 ならばもう、この話はいいだろう。これで終わりにして、当初の目的を果たして、オレも戻るのが一番だ。そう自分の中で結論付けて、オレは話を切り替えようとして……雫が、零れ落ちた。ぽたり、とオレのスカートに、オレの頬を伝って、雫が…涙が。

 

「……っ、ぅ…なんで、また…」

「…本当に、いいんですか…?くろめさん…本当は、貴女は……」

「いい、いいんだイストワール…!今は少し、調子が…悪い、だけで……」

 

 目元を拭い、半ば自分に言い聞かせるようにオレは言う。もういいんだと、自業自得で飲み込むつもりだったじゃないかと。

 なのに、涙は止まらない。止まってくれない。……分かってる、分かっている。飲み込もうったって、そう簡単に飲み込めない事は。だって…皆、俺にとって大切な人達だったんだ。分かってほしくて、分かってもらいたくて…なのにオレは、その為に言葉や思いを尽くすのではなく、実力で証明すれば理解を得られる筈だと、最後まで一方的な考え方を変えなかった。だから、あまりにも多くのものを失ってしまった。

 そして…この後悔は、もうどれだけしても戻らない。どんなに悔やんでも、あの日々は戻ってくれない。確かにこの時代にも、ねぷっち達が…オレを友達と言ってくれる人はいる。ウィードとも、また居られるようにもなった。…それでも、それでも…うずめは……っ!

 

「……くろめさん。くろめさんが守護女神だった頃の…同じ代の、三ヶ国の女神の方々のお名前を、聞かせてもらえませんか?」

「…イスト、ワール……?」

 

 止まるどころか、どんどん込み上げてくる涙をオレが必死に拭おうとする中、静かな声音でイストワールは問い掛けてくる。その、普段とは違うものを感じる声にオレが顔を上げれば、イストワールはオレを見ている。真摯な瞳で、真剣な表情で、オレを見つめている。

 そんなイストワールに引き出されるように、オレは三人の名前を伝えていた。理由も分からないまま…けどきっと、大事な事なんだろうという事だけははっきり感じて。

 聞いたイストワールは、少しの間黙り込む。目を閉じ、そう長くはない、短い時間無言となり…それからまた、オレを見つめる。そうして、イストワールは……言った。

 

「──会いたい、ですか?そのお三人に、会えるとしたら……くろめさんは、どうしますか?」




今回のパロディ解説

・「〜〜飛竜の卵を運んでくる仕事〜〜」
モンハンシリーズに登場するクエストの一つ、潜入!飛竜の巣!の事。無論、他にも同系統のクエストはありますが、直後のうずめの発言に当たるのはやはりこれですね。

・「ちょっと最新の〜〜仕事」
マクロス30における、サブクエストの一部の事。普及してる主力量産機や旧式の機体ならともかく、YF-24系列の機体にそこらの無法者が乗ってるのは無茶苦茶ですよね。

・正解率1%
ひぐらしのなく頃にのキャッチコピーの事。…シリーズ最新作のキャラクターの話ではないですよ?彼女のキャッチコピーは…可愛いもの好きお姉さん、ですかね。
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