ウマ娘界のナルシストとサーフ系ボディビルダー界のナルシストが出会う話です。

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テイエムオペラオーと雨の中で歌ったあと

 

ウリの仕事を長い間やっているとオレみたいな鋼の意志を持ったタフマンでもめげそうになる瞬間ってあるんだよね。

 

その日なんかまさにソレで、朝から合ドラ仕込まれてクチマンケツマンさんざ犯され、全身マ○コ状態になるまで狂いまくり喘ぎまくり白眼剥いて吠えまくり!

 

「おい拓也、今日はオマエのマ○コが壊れるまで掘ってやるからな」

 

なんて言われながら延々掘られまくって最後の方は意識がぶっ飛びながら絶頂!の連続。拓也じゃなかったら死んでたな。

 

目が覚めて気づけばSタチくんはいなくなってて、なんか音が外から聞こえたのでふと窓を見るとビックリ!

 

今日の朝テレビで天気予報を見たときは晴れのち曇りだったのに、まるでバケツひっくり返したような土砂降りじゃん!

 

傘を持ってきてない時に限って予想大外れなんて気象予報士くんも水の滴る激エロモロホストな拓也が見たかったのかな(笑)

 

で、自腹覚悟でタクシー呼ぶか歩いて戻れる距離だし近くのコンビニでビニール傘でも買うかすればよかったんだけど激しいセ○クスと合ドラの余韻で変なテンションになって

 

(上等だぜ!淫獣拓也の火照ったガタイを冷ますのにはグッドタイミングだな!)

 

なんて思いながら降りしきる雨の中を飛び出しちゃったんだ。

 

10分後、火照った体と頭は完全に冷やされ、土砂降りの中を憂鬱な気持ちで走る拓也がいた。

合ドラなんかとっくに抜け切って、水を吸った服がガタイに纏わりつく感覚に気分は激↓。

 

チクショー!後先考えないのはウリの時には大事かもしれないけどこんな時には損するだけだぜ!

気づけば傘売ってそうな店は全然見当たらないし、グラサンに打ち付ける雨粒が容赦なく視界を犯してくる。

 

ヤケクソになって走る速度を上げたんだけど、前をほとんど見てなかったせいで人にぶつかってしまった!

 

「ウッス!?」

 

「うわあっ!?」

 

ぶつかった反動で濡れた地面に身が投げ出される。

なんてこった!オレのパンパンにパンプされた筋肉の肉弾戦車を喰らわせてしまうなんて、相手はタダじゃ済んでないぜ!

 

「大丈夫かい、君?」

 

と思ったんだけど、相手の方は倒れてないしオレに手を差し伸べてくれている。ハードS相手だったら蝋燭プレイ、マサヒコさんなら水没プレイ確定だってのに優しい人もいるもんだ。

 

「ウッス、ありがとうございます。あとぶつかってすいません」

 

助け起こしてくれた相手を観察すると、小柄だけど拓也のモロ好みのジャニ系イケメンくん!

着ているジャージはずぶ濡れで、跳ね気味のキレイな茶髪が雨に濡れてマジエロ!

 

王冠みたいな変なアクセは趣味に合わないし妙な違和感はあるけど、雨の日は10年に一度の恋人に会えるなんていう話はまんざら嘘じゃなかったみたいだぜ♪

 

「あの、オレが言うのもなんですけどどこかで雨宿りしませんか?これ以上濡れたら風邪ひきますよ」

 

「そうだね…では小休止といこうか」

 

オレは下心が態度に出ないよう気をつけながらジャニ系くんと近くの建物の軒下に避難した。

 

グラサンの雨粒を拭い、さりげなく横の相手を観察する。

マジで背小さいけど学生かな、ていうか全然筋肉ないな、手足細くて女の子みたいだな…なんて分析していた拓也のガタイに瞬間、電撃走る!

 

チクショー!やっちまったぜ!コイツはジャニ系のイケメンくんじゃない、ヅカ系のカワイコちゃんだ!

 

「ふう、それにしても驚いたよ…」

 

驚いたのはこっちだよ、とは流石に失礼なので態度に出さず何がっすか?と聞くと、ヅカ系ちゃんはよくぞ聞いてくれたとばかりにこっちを向いた。

 

「だって!トレーナー君が送り出してくれた走り込みの最中、突如涙に暮れる空!」

「その悲しみを癒さんと雨の中唄い踊る美しいボク!なんて素敵な気分、ああ幸せがこみ上げる…」

「しかしそこに飛び込んできた闖入者はファントムかと思いきや逞しき…うむ…まあ上半分は逞しき肉体のヘラクレスの如き君!こんなにも驚くべきシチュエーションがあるだろうか!?」

 

…とかなんとか言いながらコイツ、目はキラキラに輝いている。

やべー、世の中顔かガタイが良ければ大抵のことは許されるけど、これはかなりギリギリのラインだぜ。でもヘラクレスなんて言われたのは嬉しいかも。

 

「しかし、嗚呼ヘラクレスよ…ボクには見える、そのはち切れんばかりの大胸筋に隠された心が…」

「降りしきる雨の中、傘もささず、ボクの美しい姿に目もくれず走るとは…君の背負う運命はそれほどまでに悲しく、痛ましいんだね…」

 

「……違いまっす」

 

日本語の筈なのに半分くらいしか理解できないけど、どうやらヅカ系ちゃんはオレが雨の中走ってたのは嫌なことがあったからだと思ってるみたいだ。

 

クスリ仕込まれて掘られた勢いで雨の中に飛び出したなんて言えるわけないし適当に相槌を打っていると、それが逆にヅカ系ちゃんの琴線に触れたらしい。

 

「ヘラクレス君、この出会いは運命だ!ここからは気分屋の空ではなく君の為に歌おう!」

「ボクの美しさで乾いた心を癒すといい!差し当たって服の方が乾くまではね!」

 

言うやいなや、ヅカ系ちゃんは雨の中に躍り出て歌い出した!

 

「何やってんですか!本当に風邪ひきますよ!」

 

「いずれ花と散る私の生命~♪」

 

叫んだ声は雨音にかき消されて届かない。いや、歌うのに熱中し過ぎて聞いてないんだ。いくら見ず知らずの相手とはいえ、これ以上は見てられないぜ。

強引に引き戻そうと一歩踏み出そうとした瞬間、気づいた。

 

「泣かないで~♪」

 

雨音にも負けていないヅカ系ちゃんの歌声、雨に煙る視界の中でなお輝くその一挙手、一投足。

その全ては今、オレ一人に向けられていた。

あんな細い体でしんどいだろうに、彼女は全力で拓也を元気付けようとしてくれているんだ。

 

「涙はお前にゃ似合わない~♪ 」

 

女の姿にこんな感想を抱くなんて、いつぶりだろう。

美しい。

下手をすれば道化芝居にしか思えないその姿が、今この場に限ってはどんな男のガタイよりも美しく思えて目頭が熱くなる。

 

溢れる涙を誤魔化そうと思ったのか、それともヅカ系ちゃんの楽しそうな様子が羨ましくなったのかわからないが、気がつくとオレは全身を雨粒に犯されながら曇天に向かい声を張り上げていた。

 

「ウルトラマンが拉致されて~腹筋ボコボコにパンチ喰らって~♪」

 

「さらば~思い出達よ~♪」

 

お互いに即興で歌を絞り出し、互いを見ることもなく歌い続ける。

デュエットの体なんて成していないめちゃくちゃなステージだったが、オレ達の間には何かが繋がっていた。

 

雨の中傘をささずに踊る人間がいてもいい、自由とはそういうことだとゲーテが言ったらしいが、本当だぜ。今この瞬間、オレ達は世界で一番自由だった。

 

「やっと見つけた!おーいオペラオー!!」

 

大声に振り向くと、傘をさした今度は正真正銘のジャニ系イケメンくんが息を切らせながら走ってくる。

マジ?これってオレへのお迎え?と思ったらジャニ系くんはオレを無視してヅカ系ちゃんにタオルを被せている。そっちかあ。

 

「やあトレーナーくん。今こちらの四捨五入すればヘラクレスと言えなくもない彼をボクの美しさで導いていたところさ」

 

「駄目だろ一般の人に迷惑かけちゃ…申し訳ありませんでしたうちのオペラオーが」

 

「ウッス!大丈夫でっす!」

 

得意げなヅカ系ちゃんを尻目に平謝りするジャニ系くん。本当ならお詫びとして拓也を買ってもらいたいくらいだけど、今回はヅカ系ちゃんに免じて許してあげるぜ!

 

なんて思ってるとジャニ系くんはお詫びということで、もう一本持ってきた傘を差し出してきた。

ヅカ系ちゃんはジャニ系くんと相合傘で帰るということで遠慮なく頂戴する。大変な目にあったけどつくづく人の優しさがガタイに沁みる日だぜ。

 

「それではさらばだヘラクレス君!風邪をひかないように帰ったらシャワーを浴びて温かくして寝たまえよ!」

 

「こっちの台詞だよ…すいません、これで失礼します」

 

去っていくヅカ系ちゃん達を見送り、貰った傘を開く。

散々雨に打たれたし、シャワーは浴びなくても平気そうだな。しっかり眠って次のウリに備えるぜ!

 

根性が10上がった

「雨の日◯」のヒントLvが1上がった

 

 

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